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Art of the treble〜sounds’Library

LES PETITS CHANTEURS DE SAINTE-CROIX DE
NEUILLY

info

ヌイイ聖十字架少年合唱団

 CD

2006
 CONCERT DU CINQUANTENAIRE/30 Septembre 2006/Les Petits Chanteurs de Sainte-Croix de Neuilly Avec la participation du Chouer des Anciens/direction Francois Polgar

1.Exultate Deo(Scarlatti)
2.En priere(Faure)
3.Cantique de Jean Racine(Faure)
4.Ave Maria(Bouzignac)
5.Petite priere de St Francois(Poulenc)
6.Ubi caritas(Durufle)
7.Si iniquitates(Wesley)
8.Ave Verum(Mozart)
9.Panis angelicus(Franck)
10.Pie Jesu(Saint-Saens)
11.Pater Noster(Kedroff)
12.Popule meus(Victoria)
13.Beati qui habitant(Rameau)
14.et misericordia("Magnifiat")(Bach)
15.Jesu bleibet meine Freude BWV147(Bach)
16.Minuit, Chretien(Adam)
17.Dio vi Salvi Regina(Traditionnel corse)
18-24.Extraits du "Messie" de Haendel
25.Komm susser Tod(Nystedt)
26.Salve Regina cistercien

ヌイイの創立50周年記念コンサートのライブ録音。ディスクのラベルの質感が手作り感たっぷり。録音も平べったく、ジャケットも紙一枚であるところを見ると、記録録音からおこしたまったくのプライベート盤なのだろう。フランスに転勤していた友人を通じて合唱団から直接購入したが、その後サイトの通販ラインナップから消えたところを見ると、限定版(作成)だったのかもしれない。音は前述のように録音からして平べったく、音が篭っているところへ、元来ヌイイは大雑把さを響きと雰囲気で補っていたところもあるので、生音になっていてまあなんというか、ざっくりした演奏。ヌイイらしいといえばらしいけれど。とはいえ、ヌイイの節目を記録する、貴重な盤ではある。(by Emu) 2008/11/23 up
 CD

2001
 PERGOLESI:STABAT MATER(Ades/222 232)enregistre les 10et11 avril 2001 en l'eglise San Lorenzo in Panisperna(Rome)/Les soloistes des Petits Chanteurs De Sainte-Croix De Neuilly/Ensemble Seicentonovecento/direction Francois Polgar

1.Stabat Mater Dolorosa.....4:40 
2.Dujus animan gementem.....2:20
3.O quam tristis.....2:18
4.Quae moerebat et dolebat.....1:58
5.Quis est homo.....3:06
6.Vidit suum dulcem natum.....3:32
7.Eia Mater.....2:20
8.Fac ut ardeat cor meum.....2:17
9.Sancta Mater.....5:31
10.Fac ut portem Christi mortem.....4:00 
11.Inflammatus et accensus.....1:56 
12.Quando corpus morietur.....5:06

Pierre Muzard:soprano,Hadrien Lefebvre:alto

全体の骨子を作っている安定感のあるアルトのHadrienと、たまに弱いけれど声そのもが美しく透明感のあるソプラノのPierre。しっかりしたアルトに細く高く儚げなソプラノがふわりと纏わりつき、二人が組み合わさって強過ぎず弱過ぎずの、硬質だが柔らかい、得も言われぬ風情が漂う演奏。その空気にスーッと引き込まれ、上手いとか下手を考える以前に、ボーイ・ソプラノだけが持つ清澄な美しさ、その響きこそが理屈抜きに魅力的なのだということを思い出させてくれる(もちろん技術的な面でも一定のレベルに達しているので、その点も聞いていて心配はない)。アルトが盛り上がり部分で盛り上がり過ぎる時があるのと、「A」の発音が時々鼻につくのはお愛嬌(フランス人だし)。11曲目の出だしでソプラノの声が一瞬詰まるのもお愛嬌。弦楽器の軋むような響きも演奏に渋い彩りを加えていて、こちらも魅力。(by Emu) 2003/02/23 up
 CD

2000
 Mozart:Requiem(M10/222132)2000.7録音/Les Petits Chanteurs De Sainte-Croix De Neuilly/Le College de Musique de Sacre/Direction:Francois Polgar

1.Requiem(Mozart)
2.Ave Verum(Mozart)
3.Pater Noster(Kedroff)

Solo:Lionel Robertet(Soprano), Sebastien Amadieu,Eric de Fontenay,Clement Gueugnier(Alto)

ヌイイだ、しかも少年のソロによるモツレクだ、わーい、と思っていたらとても危うい演奏だった。苦痛というほどではないんだけれど。曲に完全に負けている。合唱は録音場所の反響に手助けされているけれど、ゆっくりしたテンポがもたつき気味なのと、音を移り変わるときの発声がものすごくあぶなっかしい。それ以上にあわわ〜なのがソロ。特にソプラノがかぼそいというか、繊細を通り越して虚弱である。音程はともかく、空気に混じって声が出ているような声量。ホールで聞いたら、客が聞こえるのは前から5列目止まりだろうというぐらいである。そんな危なっかしい全体の中でも後半のOffertoireとSanctus勢いもあってそれなりに良かった。そしてなんだかんだといって崩壊はしておらず、あまり聴くつもりなくBGMっぽく流している分には何となく聴けてしまう。後に入っているアヴェ・ヴェルムと、ロシア人っぽい名前のKedroff氏の書いた主の祈りは、ぼわーんとした幻想的な響きが良かった。 (by Emu) 2007/08/05 up
 CD

1997
   SCHUBERT:MESSE ALLEMANDE(DEUTSCHE MESSE)/(Ades/AD750)1997年8月13−16日モンペリエのNotre-Dame des Tablesにて録音/Les Petits Chanteurs De Sainte-Croix De Neuilly/Direction:Francois Polgar

1-9.MESSE ALLEMANDE(DEUTSCHE MESSE)D.872(Schubert)
10.Ave Maria(Schubert) 
11.Cantique de Simeon(Mendelssohn) 
12.Choral Es ist ein Ros' entspurngen pour orgue(Brahms) SEPT CHANTS A MARIE(Marienlieder)(Brahms)  
13.Vidit suum dulcem natum
14.Maria va a l'eglise 
15.Le pelernage de Marie 
16.Le Chasseur
17.Priere a Marie
18.Madeleine
19.Louange a Marie 
20.Choral Schmucke dich pour Orgue(Brahms)
21.Chant spirituel(Geistliches Lied)(Brahms)

フランス語歌唱によるシューベルトの「ドイツミサ曲」とブラームスの「マリアの歌」。ふわっとした発音がおフランスらしい軽さを感じさせ、ちょっとお堅いイメージがある常のヌイイとは少し感じが違う。どの曲も流れがよく、少年たちもそこそこに歌っているので無難に聴けるが、録音した教会の残響が少し入りすぎなのと、そこはヘタウマ・ヌイイなので、語尾の切り上げが早く少々雑。ということで敢えてこれらの曲をこの演奏で聴く必要はないと思いうが、ドイツものを扱ったという試みを買うべし。    (by Emu) 2004/06/06 up
 CD

1993.9.17
-20
  LES PLUS BEAUX NOELS(M10/207092)Les Petits Chanteurs De Sainte-Croix De Neuilly/Direction,Francois Polgar/
1993.9.17-20 en Englise Evangelique allemande, a Paris

1.Venez Divin Messie
2.Douce Nuit
3.Allons Ouir Sur Nos Tetes
4.Le Bel Ange Du Ciel
5.Les Anges Dans Nos Campagnes
6.Musette
7.Il Est Ne Le Divin Enfant
8.Dans Une Etable Obscure
9.Entre Le Boeuf Et L'ane Gris
10.La Nuit
11.Cantate De Noel
12.Chanson Joyeuse De Noel
13.Noel Nouvelet
14.Minuit Chretien

Soloist...SOPRANOS:Edouard Braud(2,9,12),Thomas Langlois-Meurinne(4,7,13),Gabriel de Pimodan(8,11)/ALTOS:Charles-Antoine de Fontenay(2,8,10,12,13),Michel Grandchamp des Raux(4,7,11,12)

大好きなヌイイのクリスマスのアルバム。全体を通してアレンジがきれいで楽しく、ソロもいっぱい。イギリス系のように透明感があるのに、明るくきらきらしており、上品だけど華やかなところがおフランス的。そして石の壁も冬の寒さも吸収してしまいそうな温かい雰囲気。それに、フランス系はほとんど聞かないので私にとっては珍しい曲がいっぱい。
高らかなオルガンで始まる最初の曲「来たれ救い主よ」は、途中ですーっとひくように語りかけるように歌われる「おお、ベツレヘムよ」と入るところが好き。静かなサビといったところ。2曲目は「清しこの夜」。確かにフランス語だとこういうタイトルになるのだろうけれど、ドイツ語や英語で見慣れているから。なんとなくアルファベットの配列が不思議。2番はソプラノソロ2名とテノールソロの3人で歌われるが、品のよいとてもきれいな響き。3曲目はタイトルの意味が分からないのだが(「さあ、頭を(なんとか)」か?)、リズミカルな曲。tratratraという導入の後に順番にパートが加わっていきながらテンポのよいメロディーによる合唱が続いた後に、少しスローダウンしてその落ち着き部分でちょっと転調しながら締めるその、転調部分が好き(こんなのでわかってもらえるのだろうか・・・)。4曲目はソプラノソロ、アルトソロと男声ソロによる。ソプラノソロのThomasの声の美しいこと。伸びやかに、けれどふんわりと響いていく感じ。ちょっと乱暴なくくりではあるが、研ぎ澄まされたイギリス系やバロック的かストイックかのドイツ系には出ない響きだと思う。5曲目は「荒野のはてに」。この曲の演奏にしては「グローリア〜」の部分をさらりと流していく。実はこの曲、ほかの合唱団ではこの「グローリア」をじっくり歌われすぎて長くて聞いててじれったいのだが、ここでは軽やかに歌われて聞きやすい。オルガンの伴奏も軽快で、さすがフランス系(というのはやっぱり先入観なのか?)。7曲目は「今日こそキリストは生まれたまえり」。ノートルダム寺院のクリスマスイブのミサのアルバムで気に入っている曲。導入はまるで別の曲のような面白いアレンジのアカペラ合唱で歌われる。曲全体のアレンジも面白いが、その中に品良くソプラノやアルトのソロを織り交ぜているのが心憎い。10曲目は、映画「コーラス」で彼がソロを聞かせていた曲。ここではボーイアルト(といっても私にはソプラノにも聞こえる)のシャルル・アントワーヌのソロで歌われる。幾分控えめな感じが、逆に「夜」というタイトルのもつ静かな雰囲気には合っている感じがする。12曲はヌイイの別のアルバム「Tota Pulchra es」でも歌われている曲で、アレンジは同じだし、冒頭も同じようにソロで始まるが、こちらのアルバムの方が鋭さが減り、柔らかく温かい。14曲目は「O Holy Night」。曲を通じて合唱をバックに(高音がちょっときついが許容範囲)テノールのソロが主役だが、トリという意味では最後が引き締まっていいかもしれない。最初の曲といい、構成をきちんと配慮した作り手の丁寧さが感じられて好感が持てる。そして最後の方の大合唱の中で、ソロかと思しきソプラノのデスカントが何気に織り交ぜられているのがツボであったりもする。    (by Emu) 2006/01/12(Thursday)up 
 CD

1991
  UN NOEL BAROQUE FRANCAIS(Ades/201682)1991.4.19-20録音/Les Petits Chanteurs De Sainte-Croix De Neuilly/Le College de Musique Sacree/Francois Polgar,direction

Messe de Minuit(Charpentier)
Prelude Sur Une Basse Obligee Pour Magnificat A Trois Voix Sur La Meme Basse(Charpentier)
Quam Delicta(Rameau)
Oratorio Pour La Naissance De L'enfant Jesus(Lochon)

Soloist....Soprano:Florian Catillon(11,16)、Baudouin Corman(2,8,11,16,18)、Stanislas Houel(2)/alto:Geoffroy Lefevre(1,3),Gautier Strub(2), Antoine Valton(5,6)

フランスのバロック期のクリスマス曲ということで、シャルパンティエの「真夜中のミサ」とラモーの「なんと愛すべきか(でいいのか?)」と、一人よく分からないけれどLochonという人の「キリスト降誕のオラトリオ」が収録されている。アルバム「Tota pulchra es」の翌年の録音ということで、あの優しくもすばらしいデュエットを聞かせたのと同じソリストが登場し、ほくほくである。フランス系といってもかわいさに走らず、イギリスやドイツのようにキリリとした中に、ひそやかに匂うように華を漂わせるというのがヌイイの魅力。そうして歌われる合唱の中で、同じようにひっそりと光を放つソロが随所に登場して、全体と調和するのだが、その中でやっぱりはっと惹かれるのがBaudouin Corman。この頃のヌイイでも評価の高かったソリストだったのかこのアルバムでもソロ部分が多いが、特に8曲目。決して突出しすぎず、雰囲気に溶け込むような優しさを持ちながら、甘く、心惹かれる。いわゆる集団の中にいて光るタイプだが、私がいうヌイイが好きというのは、Baudouin Cormanがいるヌイイが好きということなのかもしれないと思った次第である。    (by Emu) 2006/02/23(Thursday)up 
 CD

1990
 TOTA PULCHRA ES(Ades/202772)Enregistrement realise a la Sainte-Chapelle de Chambery les 14,15 et 16 aout 1990/Les Petits Chanteurs De Sainte-Croix De Neuilly/Francois Polgar

1.Ave Maria(Bouzignac).....2:21       2.Ave Maria(Victoria).....1:56 
3.O Magnum Mysterium(Victoria).....3:13
4.O Vos Omnes(Victoria).....4:34
5.O Quam Pulchra(Monteverdi).....3:32 
6.Toccata e Recercare(Sancta Maria)(Frescovaldi).....3:32
7.Salve O Regina(Monteverdi).....3:32
8.Ave Maria(Mouton).....2:23
9.Ave Maria(Bruckner).....2:52
10.Chanson Joyeuse De Noel(Gevaert).....4:08 
11.Salve Regina Montserratina(Casals).....4:02 
12.Tota Pulchra es(Campra).....4:42 
13.Ave Maris Stella(Grigny).....10:15
14.Salve Regina Cistercien.....2:40

sopranos et alto du chour:Florian Catillon(1,10,12)/Baudouin Corman(12)/Geoffroy Lefevre(10)

アルバムの副題に「Musiques Sacrees pour Notre Dame」とあるように、聖母マリア関係の宗教曲を集めたCD。Florian CatillonB-Sソロが美しく、厳かで清澄な合唱も味わい深い、大のお気に入りの一枚である。まず、1曲目の「アヴェ・マリア」。「ノートルダム寺院のクリスマス」の最初で歌われるのと同じ曲。Florianのソロで「アーヴェーマーリアー」と始まるが、シンとした暗闇の中に「一本の」B-Sがロウソクの仄かな灯りと共に浮かびあがるようで、そのストイックで透明な声と静謐な雰囲気に、「ああ、これぞまさに百合の花を持って受胎告知をする聖画の大天使ガブリエルにアフレコしたものだ〜」と早くもくらくら。ソロに続く合唱も、その後のヴィクトリアの曲も、静まり返った石の聖堂に染み入るように、全体の静けさと清浄さを保ったまま歌っている。8曲目は何声かのポリフォニックな曲でわりとシンプルなのだが、B-Sを前面に持ってきていて、それを彩るように各パートが重なって万華鏡のように歌っている。10曲目はフランスものではよく聞くクリスマス曲。フランス語の軽やかな発音が少し弾むような旋律とよく合っている。Florianのアカペラソロで始まり、ひとしきり堪能。続いてGeoffroyとのデュエットとなるが、Florianの高音が何て美しく伸びて映えること(Geoffroyは引き立て役なのであった)。12曲「Tota Pulchrae」はFlorianとBaudouinによる5分間のデュエット曲で、「愛しい人よ、あなたは何と美しいのだろう」という意味のはずなので聖母関連の歌とはちょっと違うと思うのだが、それは置いておいて、演奏はアルバム一の秀逸な出来と自分は思っている(実のところ、自分の中では数あるB-Sの録音の中でも一ニを争う位置にある)。ここでもFlorianの少し翳りを帯びたストイックな声が美しく響きわたり、くらくらもの。Baudouinも頑張っているが。ハイライトは曲調が少し明るく変わる3分15分ぐらいの「Surge,propera,amica mea」の部分。うまく言えないのだが、空気を少し多めに含んで発せられる歌声の一つ一つに艶があって、ここで私はトドメを刺されたのであった。14曲目、Florianの声を集約したようなストイックなB-Sのアカペラ合唱でアルバム締めくくり。アコースティックも素晴らしい。    (by Emu) 2003/07/13 up
 CD

1989
   GABRIEL FAURE:REQUIEM(Version de 1893) フォーレ:レクイエム(1893年版)(cybelia/CY 852)
1989年1月27〜30日、パリにて録音/Les Petits Chanteurs De Sainte-Croix De Neuilly ヌイイ聖十字架少年合唱団/Les Solistes de l'Opera de Paris レ・ソリスト・ドゥ・オペラ・ドゥ・パリ/Direction:Francois Polgar
指揮:フランソワ・ポルガー

1〜7.Requiem op.48 Version de 1893(Faure) レクイエム作品48 1893年版(フォーレ)
1)Introit et Kyrie 入祭唱とキリエ.....6:55
2)Offertoire 奉献文.....8:14
3)Sanctus 聖なるかな.....3:19
4)Pie Jesu ピエ・イエズス.....3:00
5)Agnus Dei 神羔誦(アニュス・デイ).....6:09
6)Libera me リベラ・メ.....5:16
7)In Paradisum イン・パラデイスム(天国にて).....3:33
8.Salve Regina(Faure) サルヴェ・レジナ作品67の1(フォーレ).....2:45
9.Ave Maria(Faure) アヴェ・マリア作品67の2(フォーレ).....2:45
10.Tantum Ergo(Faure) タントゥム・エルゴ作品65の2(フォーレ).....2:40
11.Ave Verum(Faure) アヴェ・ヴェルム・コルプス作品65の1(フォーレ).....3:40
12.Cantique de Jean Racine(Faure) ラシーヌ讃歌作品11.....4:24
13.Pie Jesu(Saint-Saens) ピエ・イエズス(サン・サーンス).....3:27
14.Ave Verum(Saint-Saens) アヴェ・ヴェルム・コルプス(サン・サーンス).....3:39

Soloists:Carlos Canet(カルロ・カネ),ボーイ・ソプラノ(4,19,11,13)/Thomas Lefebvre(トマス・ルフェビュール),ボーイ・アルト(10,11)/Nicolas Cambournac(カンブルナック),ボーイ・アルト(10)/Herve Lamy(エルベ・ラミー),テノール(2,6,8,9)

全編をボーイソプラノによる合唱とソロが彩る、フランスの作曲家ファーレとサン・サーンサスの宗教曲集。キングス・カレッジのものと並び、私が初期に入手したフォーレのレクイエムのアルバムである。温かみのあるラテン系の歌声で、ゆったりと流れるように優美。ソロのカルロ・カネの声もほんのりと柔らかい。気迫のある鋭さではなく、やさしく包み込むような安心感のある演奏である。一方でだが、少年の声の硬質感は失われておらず、ボーイソプラノを満喫できる。録音位置が近いのも音をぼかさずにいて幸いしているのだろう。サンサーンスのあまり見かけない曲が入っている点でも価値ある盤である。   (by Emu) 2005/10/28(Friday)up
 LP

1977
LES PETITS CHANTEURS DE SAINTE-CROIX DE NEUILLY - Xxeme anniversaire - 26 mai 1977(Voxigrave/V30 St 7200)1977/
Les Petits Chanteurs de Sainte-Croix de Neuilly/Direction : Louis Prudhomme/A L'orgue:Francois Polgar

Side A
Hodie Christus natus est(Clerambault)
Petite priere de St Francois d'Assise(Poulenc)
Pater noster(Kedroff)
Popule meus(Vitoria)
Victimae Paschali(Gregorien)
Choral de la Cantate 75(bach)
Christus vincit(Thaickowsky)

Side B
Prelude en Ut majeur(Bach)
Messe breve K 259 dite ≪ du solo d'orgue ≫(Mozart)

ヌイイ20周年記念アルバムかな?ライブ録音なのだろう、時々咳払いが聞こえて臨場感があり、拍手なども入る。今のヌイイってCD効果か、音ががちゃがちゃしているけれど、この時代は華があって、一番脂ののった最盛期だったかなと思う。しょっぱなのソロが古のときめきを思い出すようなワンダフルなボーイソプラノ。かわいく、でも高らかに響くタイプ。バッハのカンタータなども、突出した端麗さなんてものはないのだけど、オルガンも含め音の一つがきらきら輝いていている。
B面のモーツァルトのミサ曲は、ソプラノソロがボーイソプラノ。合唱は結構がちゃ・・・だったりするが、ソロはやはり魅力的。(by Emu) 2009/1/1 up

sounds’Library
 sounds.library@gmail.com

(お返事は出来ないと思います)