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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

MORAY WESTMORAY WEST





CD

 
  Scotland Boy MORAY WEST&The Orchestra of Scottish Opera (CDITV824)

1.HIGHLAND CATHEDRAL
2.MISS YOU
3.QUEEN OF THE NIGHT
4.MUSIC FOR A WHILE
5.IONA BOAT SONG
6.THE LORD IS MY SHEPHERD
7.YOU RAISE ME UP
8.DOWN IN THE GLEN
9.REFUGE
10.BIST DU BEI MIR
11.IN DREAMS
12.HEAR YE ISRAEL
13.LAUDATE DOMINUM
14.OMBRA MAIFU
15.BELIEVE
16.WILL YE NO COME BACK AGAIN

 新しいCDラジオを買ったので(スピーカー一体型)嬉しくて聴きまくり。ヘニッヒのスタバトに始まり・・・彼、昨今のトレブルとは格が違っていますね〜。
 と言いつつ、TOPPINGくんのTHE CLASSICAL EPも良かったです。ライターさんの原稿を読む中からコレというCDは購入していたので色々と聴きました。CDラジオの特徴として音がジワンとにじむというか音の輪郭がソフトというか甘いのでもっとキリッと聴こえてほしかったELBOSCOもソフトナイズされてました。ガッカリ。BSを聴くには音がソフト過ぎるCDラジオかも。 溜まっていた未開封CDを心の赴くままに掛けては替え、掛けては替えしていた中で、ダントツに良くて最後まで聴き、更には繰返して聴いているのが、MORAY WESTくんのこのCDです。
 普通にイギリスのオーボエ・トレブル的な声で始まるので、インパクトは薄いし、夜の女王のアリアですら、ああ歌っているな〜とさらっと聞き流しそうになるのですが、気持ちが引っかからないで音楽が流れていくことが、プロ的に歌えているBSなのだと気が付きました。かなりの実力BSだと思います。イギリスの聖歌隊の蝋燭を吹き消すときのような繊細に消え入りそうなソフトな声ではあるのですが、全16曲をぶれないで歌いきっています。 「(ホントは楽々出せるのに)出にくい音を出しています的に歌うイギリス・トレブル」的歌い方をしていて、地味ですけれど彼のハートが歌にこもっているようで、聴きこんでいくほどに声に「華」も感じました。伸びた音なんかはツヤツヤです。声そのものに自己主張がないので逆になんでも歌えてしまうのだと感じました。共演の幼げな声のCHOIRも WESTくんとは対照的でお互いを引き立てあっているし、オーケストラの ときに地域的な音、古楽的な音も味わい深いです。 
 どの曲も偏ることなく歌ってくれていますけれど、ロード・オブ・ザ・リングが曲として印象的でした。声のツヤを楽しむならHEAR YE ISRAEL 定番トレブル名曲以外の名曲もさりげなく入っていて、しかもMORAY WESTくんがさりげなくもしっかりと、危なげなく歌いきっているお奨めCDです。(by Hetsuji) 2014/02/01 SAT UP

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(お返事は出来ないと思います)