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Art of the treble〜sounds’Library

Choir of Magdalen College, Oxfordモードリン・カレッジ聖歌隊

1480年設立、500年の伝統を誇る聖歌隊。毎年5月1日にモードリン・カレッジのグレート・タワーで行われる伝統行事「May Morning」はオックスフォードの名物の一つ。メンバーは9〜13歳までの16人の少年と、16人の男性(カレッジの学生)から成る。1998年に2度目の来日をした。
指揮者年表
1957〜1981 Bernard Rose
1981〜1991 John Harper
1991〜 Grayston Ives
(by Emu) 2002/12/08 up
CD

2012 
  The Choir of Magdalen College, Oxford Archive Recordings 1906-60

1. A breif introduction by John Betjeman: 'Magdalen College and its Chapel'
2-3. She alone charmeth my sadness / Vulcan's Song
4-5. A Cradle-Song of the Blessed Virgin / In Excelsis Gloria
6. Hymnus Eucharisticus (Benjamin Rogers)
7-8. Magnificat & Nunc dimittis in G (Herbert Sumsion)
9. O let me at thy footstoole fall (Martin Peerson)
10. The Passion according to St Matthew (Richard Davy)
11. Almighty God, who hast me brought in safety to the present day (Thomas Ford)
12. Jesu, dulcis memoria (Richard Dering)
13. Haec Dies quam fecit Dominus (John Sheppard)
14. Thy word is a lantern(Henry Purcell)
15. Alleluia, laus et gloria(Orlande de Lassus)
16-17. Magnificat & Nunc dimittis from the First Service(Thomas Tomkins)
18. O God, when thou went'st before the people(Martin Peerson)
19. We will rejoice(Bernard Rose)
20-21. Magnificat & Nunc dimittis from the Magdalen Service(Kenneth Leighton)
22. Bring us, O Lord God(William Harris)

1.John Betjeman, 2-3.John Lomas, bass lay clerk, 4-5.Magdalen Glee Singers 6-22.Magdalen College Choir

モードリン歴史的録音集ということで、鑑賞用というよりはコレクターズアイテム。冒頭に、Betjemanによる語り。2-5曲目までが1906〜1907までの録音、但しレイクラーク(男声)と、4,5はグリークラブで、聖歌隊による演奏は6曲目から。6曲は1931年の録音で、May Morningのライブ。ニュースの録音リールが元音源のようだ。7曲以降は1957〜1960年にかけての録音で、若い年代の方はたまに雑音が入るが、後半は特に聞き苦しいところはない。13曲目のシェパードなどは、音は遠くに聞こえるが、トレブルの高らかな声が響いてくる。7番と8番は、判明している限りでは、この聖歌隊による礼拝堂内での最も古い録音とのことで、非売品の10インチレコードだったそうだ。10インチのほかに、保護者用に同じ録音の78回転SP盤も作成されたとのこと。(当時、LPを持っている人はほとんどいなかったため)。などなど、ブックレットには曲や録音や演奏者の由来が様々に解説されており、昔の写真も掲載されている。1940年の  May Morning での、時計塔にいる聖歌隊の近影など、貴重なものも多い。15曲目はBBCラジオのEvensongのもので、冒頭にアナウンサーの演奏紹介が入る。世界の名だたる少年合唱団や聖歌隊なら、商業レコードとして古くからの録音が残っているが、一歩下がった立ち位置にいるカレッジの聖歌隊の古い記録がこうして残っているのは感慨深い。(by Emu)2016/11/01 TUE UP 
 CD

P.2007
  The Golden Compass―Original Motion Picture Soundtrack(Decca/4780207)P.2007/Music by Alexandre Deplat/Choir of Magdalen College, Oxford(No.26)/The London Oratory,School Schola(No.11)

1.The Golden Compass
2.Sky Ferry
3.Letters From Bolvangar
4.Lyra, Roger & Billy
5.Mrs Coulter
6.Lyra Escapes
7.The Magisterium
8.Dust
9.Serafina Pekkala
10.Lee Scoresby's Airship
11.Iorek Byrnison
12.Lord Faa, King Of The Gyptians
13.The Golden Monkey
14.Riding Iorek
15.Samoyed Attack
16.Lord Asriel
17.Ragnar Sturlusson
18.Ice Bear Combat
19.Iorek's Victory
20.The Ice Bridge
21.Rescuing The Children
22.Intercision
23.Mother
24.Battle With The Tartars
25.Epilogue
26.Lyra

映画「ライラの冒険 黄金の羅針盤」のオリジナル・サウンドトラック。映画自体は、「ロード・オブ・ザ・リング」に続きニューラインシネマが超大作として配給したもので、ダニエル・クレイグ、ニコール・キッドマン等ビックスターが出演。3部作の第一作!と大々的な謳い文句で公開し、内容もよくできていたのですが、その後資金ぐりの関係で続編の作成は中止になったのだそうで。がくっ。さて、サントラの作曲はDeplatさんという人。ふつーにファンタジー映画用のサントラ。最後の曲だけKate Bushさんが歌っていて、そのバックコーラスがIves指揮のモードリン・カレッジです。ほかに、11曲目などでロンドン・オラトリー少年合唱団がやはりバックコーラスを歌っています。合唱団をあえて起用するほどのパーツではないと思うのですが、名門合唱団を使うというのは、制作側のこだわりでしょうか。(by Emu) 2010/1/30 up 
 CD

2004.3.24-26
   Listen Sweet Dove(harmonia mundi USA/HMU 907420)Recorded at the Magdalen College Chapel, Oxford, 2004.3.24-26/Choir of Magdalen College, Oxford/director Bill Ives

1.There is a land of pure delight
2.Ego sumo panis vivus
3.In pace
4.Lord, is it I?
5.A Song of Divine Love
6.Lullaby
MISSA BREVIS
7.Kyrie
8.Gloria
9.Sanctus and Benedictus
10.Agnus Dei
11.A Song of Christ's Glory
THE EDINGTON SERVICE
12.Magnificat
13.Nunc dimittis
14.Psalm 23
15.Processional
16.Listen sweet Dove
17.Nos autem gloriari oportet
18.Canterbury Te Deum

モードリンの指揮者であるIves氏が1973〜2000年にかけてこつこつ書いてきた作品集。アマチュア向けのものもあれば、プロフェッショナルな合唱団向けのものある。最後のカンタベリーテデウムは、103代カンタベリー大司教の就任式のために委嘱を受けたものだそうである。ブリテン風の楽曲は氏が並みならぬ才能の持ち主であることを物語っており、何よりトレブルを美しく聞かせることに長けているのは、自身もKing's Singersの出身であり、長年この聖歌隊に携わってきた同氏ならでは。ただ私はブリテンの、特に不協和音が苦手だったりするので、そういう意味では自分にとっては必ずしも取っつきやすいアルバムではない。演奏は、このシリーズの中では録音技術がよくなったとみえ、従来の素朴さに、いい意味で色気というか艶が出ていて、終始美しいトレブルの合唱が聞ける。         (by Emu) 2006/09/22(Friday)up
 CD

2003
GIBBONS:WITH A MERRIE NOYSE(Second Service & Consort Anthems)(harmonia mundi USA/HMU 907337)Recorded 2003.6.9-11/ Choir of Magdalen College, Oxford/Directed by Bill Ives

1.This is the record of John
2.Almighty and everlasting God
3.A Voluntary
4.The Second Service (Morning)
5.Te Deum
6.Jubilate
7.Hymns and Songs for the Church (Song 1)
8.A Fancy for Double Organ
9.Hymns and Songs for the Church (Song 9)
10.The Second Service (Evening)
11.Magnificat
12.Nunc dimittis
13.O clap your hands together
14.Great King of Gods
15.See, see, the Word is incarnate

Soloiste:William Roome, Robi Bhattaacharya, William Harpin, Michael Hickman

脱マイナーレーベルし、メジャーレーベルであるHarmonia Mundiからの初のCDということで、正統派イギリス聖歌隊の基本っぽく、ギボンズの作品集。Winchester大聖堂(Neary指揮)の録音のような神々しさやクレオベリーの「グレート・サービス」のアルバムに見られるような神業的な絶妙な間はない。それなりに上手いけれど、ひたすら素朴で地味。木のきしみとか聞こえてきそうな感じ。(by Emu) 2007/07/30 up 
 CD

2002
  SONGS OF ANGELS(SIGNUM/SIGCD038)Recorded in Magdalen College Chapel,21-22 March 2002 and 1-3 July 2002/Choir of Magdalen College,Oxford/Bill Ives,director/duncan Furgeson,organ

1.Collaudemus Magdalene lachrymas(Anon.).....3:45       
2.Stabat Mater(Richard Davy).....15:10     
3.Quales sumus(John Mason).....11:34     
4.Aspice,Domine(Jacquet of Mantua).....5:56  
5.Resurrexi(Thomas Preston).....3:01
6.Inclita sancte Marie Magdalene(Anon.),Magnificat(Thomas Appleby),Inclita sancte Marie Magdalene(Anon.).....14:49
7.Confessio et pulchritudo(Thomas Preston).....4:11       
8.Dum transisset sabbatum(John Sheppard).....7:22     
9.The Lord'S Prayer(John Sheppard).....4:11
10.Libera nos(John Sheppard).....3:02

treble soloist:Michael Hickman(2)

聖マグダラのマリアについては古くからカルト信仰があり、その名前を冠したモードリン・カレッジでも、当然ながら彼女に因んだ曲が聖歌隊の歴代オルガニスト兼指揮者たちによって作られ、歌われてきたそうである。このアルバムでは、1480年から1560年にかけてモードリンで歌われるないし作曲されたそうした曲が集められており、アルバムタイトルは、マリアの身体が毎日天使たちの歌声に囲まれながら昇天(?)するという伝説から取られているとのこと。5,7曲目はオルガン独奏。時代的にルネッサンスポリフォニーで、シェッパードなどは有名どころ。声量豊かで、いかにもモードリンらしいシンプルで整ったハーモニーが文句なしに美しいのでよしとする。一番印象的なのは2曲目の「スタバト・マーテル」で、低音の二重唱による導入部分の後に、トレブル・ソロが「ク〜ユ〜ス、ア〜ニマ〜♪」と続き、「O quam〜」で乱れのない合唱がびしっと入ってくる。印象的なのは、アルバムで初めてトレブルパート(しかもソロあり)がお目見えする曲だからというのもあるかもしれないが、それにしても美しい。   (by Emu) 2004/02/01 up 
 CD

1999
   HOW SWEET THE SOUND−The English Choral Tradition(Debonair Records/CDDEB1012)Recorded at Magdalen College Chapel,Oxford during March and Augst 1999/ Choir of Magdalen College,Oxford/Director Bill Ives/Album produced by George Fenton

1.Jubilate Deo(Charles Stanford).....4:02
2.Sweet Nightingale(arr. Goff Richards).....3:11
3.The Silver Swan(arr. Orlando Gibbons).....1:43
4.De Profundis(Arvo Part).....4:53
5.By A Bank(Thomas Ravenscroft)...1:56
6. This Sweet and Merry Month (William Byrd).....2:22
7.Ah Robyn, Gentil Robyn(William Cornysh).....2:05
8.Ave Maris Stella(Edvard Grieg).....2:52
9.How Beauteous are their Feet(Charles Stanford).....3:45
10.Little Innocent Lamb(arr. Marshall Bartholomew).....2:22
11.The Turtle Dove(arr. Ralph Vaughan Williams).....2:56
12. Amazing Grace(arr. Grayston Ives).....3:12
13.View Me, Lord(Charles Wood).....3:47
14.Magnificat in C major(Charles Stanford).....4:35
15. Nunc Dimittis in C major(Charles Stanford).....3:16
16.Locus Iste(Anton Bruckner).....3:04
17. God Be In My Head(Walford Davies).....1:24

指揮者のBill IvesとGrayston Ivesは同一人物だそうな。名前をどう使い分けているのかは不明。ついでだが、彼は少年時代はElyのコリスターで、後キングスシンガーズのメンバーだったそうである。そしてこのアルバムは(映画音楽)作曲家のジョージ・フェントンによるプロデュース。どうりで構成も音色も垢抜けた感じがするわけだ。内容としてはイギリスのchoir+アルファのレパートリーであろう曲が入っており、クロスオーバーというほどではないが、純粋な宗教曲だけでなくコーラス的なものも含まれていて、来日コンサートのような曲目になっている。以前よりモードリンは素朴だ、シンプルだと書いてきたが、こうして聴いてみるとなかなかどうして、あくまでも正統派聖歌隊というスタンスを保ちながら、それでいてノリの良い華のある演奏である。変り種にチャレンジしてみても企画倒れに終わるchoirもあるだろうに、モードリンの場合はやはり、実力があるのはもちろんだがMay Morningの祭りで民謡や世俗歌を歌うことに慣れていることも関係しているのだろうか。これならポピュラー曲も入ったクリスマスものでもイケる。是非企画してみてほしいものだ。
アルバムは最初のパパパーッと歌われるスタンフォードから既に全体の上質な明るさを予感させる出来栄え。2曲目の民謡「Sweet Nightingale」には、一番このアルバムの特徴が出ていると思う。キングスシンガーズなどのコーラスグループのレパートリー的な(そして洗練された)編曲なのだが、トレブルが加わると聖歌の端整さが加わってまた雰囲気が違う。そしてまた彼らトレブルの声というのが、新緑のさわやかさをも併せ持っていて、歌い方もそうで、良い感じなのだ。花まる。
ということで通常の聖歌隊にはない、一味違うアルバムである。のだが、トレブルを格別に目立たせてはおらず、中盤には「Little Lamb」や「Turtle Dove」のような男声のみの曲も少なからず含まれているので、B-Sファン的な観点ではもうちょっとトレブルな曲がほしいところではある。   (by Emu) 2003/11/16 up
 CD

1998
Ever After: A Cinderella Story - Original Motion Picture Soundtrack(Polygram・298460581-2)1998/Choir of Magdalen College, Oxford, directed by Grayston Ives(No.18)

1.Ever After Main Title
2.Cinerella
3.Utopia
4.Girls, the Prince and the Painting
5.Rescuing Maurice
6.Homecoming
7.Walking on Water
8.Market
9.Trying to Relate
10.Your Highness-What a Surprise
11.First Kiss
12.Marguerite
13.Ruins
14.Going to the Ball
15.Prince's Decision
16.Danielle's Wings
17.Glass Slipper
18.Royal Wedding
19.Proposal
20.Sweet Revenge
21.Happily Ever After
22.Put Your Arms Around Me

映画「エバー・アフター」のサントラ。おなじみのシンデレラの話だが、ドリュー・バリモア演じるシンデレラは元気いっぱいで自分の道は自分で切り開く前向きな現代的思考の少女。フェラガモのデザインによるガラスの靴なども話題になった。音楽はジョージ・フェントン作曲で、全体的に素直で明るいメロディーが展開する。そしてフェントン作曲ということで、常連のモードリンが登場する。モードリンが歌っているのは18曲目の「Royal Wedding」で、わずか1分40秒あまり。私はこの映画を公開時に映画館で見たきりで、この紹介文を書くにあたって見直していないので(面白いけれど、一度見ればいいやあ、なんて)、モードリンがどんな風に登場したのかあまり記憶にないが、遠めな感じで映っていたような気がする。歌は、少し哀調を帯びたキリエで、BSソロによる短い導入に続いて合唱が徐々に膨らんでいく。結婚式なのにどうして哀しげな旋律なのかなと、映画本編を見直していない頭では考えてしまうが、とりあえずモードリンの歌声は美しい。ただし、メロディーが一発勝負するほどのインパクトを持ち合わせていないので、ものすごーく印象に残るというほどではない。          (by Emu) 2006/11/24(Friday)up 
 CD

1998
 PRAISE HIM ALL YE ANGELS - EVENSONG FROM MAGDALEN COLLEGE,OXFORD(ISIS/CD034)1998/Choir of Magdalen College,Oxford/Informator Choristarum,Grayston Ives/Organ Scholar,Mathew Martin

EVENSONG 1.Preces(Bernard Rose)       
2.Psalm 99(Richard Woodward)       
3.Psalm 100(Grayston Ives)       
4.1st reading       
5.Magnificat(William Walton)       
6.2nd Reading       
7.Nunc Dimittis(William Walton)       
8.Responses,Lord's Prayer and Collects(Bernard Rose)       
9.Evening Hymn(Balfour Gardiner)       
10.Voluntary-Chorale Prelude on the ‘Old 104th’(Hubert H Parry)EVENING PRAYER
11.Preces(Bernard Rose)       
12.Psalm 148(Organ Scholar,Mathew Martin)
13.1st reading       
14.A song of the herald(chant)       
15.2nd Reading       
16.Magnificat(Grayston Ives)       
17.Lord's Prayer and Collect and Benedictus(Bernard Rose)       
18.Love bade me welcome(John Harper)
19.Voluntary(Arvo Part)

伝統ある聖歌隊はだいたいそうかもしれないが、モードリン・カレッジでも15世紀に創設者が定めたEvensongの形式を今も守り続けているという。このアルバムはそのEvnensongの式次第に則って構成されており、RoseやHarperらかつてのモードリンの指揮者の作品も含まれている。曲も演奏も録音も当然、反響のよいカレッジのチャペルの音響を考慮しているのだろう、一曲目の第一声からナチュラルで美しいアコースティックが楽しめる。選曲も演奏もいつもながら健やかで爽やか、いつもながらの安心の仕上がり。ところでアルバムのプロデューサーが元カレッジのオルガン・スコラーだったりもして、モードリンに関わってきた人々のモードリンへの愛着のほどを感じて何だか嬉しい。   (by Emu) 2004/02/15 up
 CD

1996
THE BLUE PLANET 〜music by George Fenton From The BBC TV Series (BBC/WMSF 6043-2) C.1996

The BBC Concert Orchestra/Conducted by George Fenton/The Choir of Magdalen College,Oxford,director Bil Ives(track 1)

1.The Blue Planet           
2.Sardine Run          
3.Spinning Dolphins          
4.Blue Whale          
5.thimble Jellyfish          
6.Surfing Snails          
7.Emperors          
8.Turtles           
9.Sharks           
10.Stingray           
11.Baitball           
12.The Deep Oceans           
13.Elephant Seal March          
14.Frozen Oceans           
15.Coral Wonders           
16.Killer Whale

BBCの海洋ネイチャー・ドキュメンタリー番組「The Blue Planet」のサントラ。タイトルが印字されたブルーの透明CDケースと、地球の形をした波の写真が表紙のブックレットを重ねて出来あがるアルバムカバーがお洒落です。作曲は映画音楽でも活躍のジョージ・フェントン。紺碧の大海原、クジラざっぱーんっっ、という感じのスケールの大きなダイナミックな音楽で、イージーリスニグ、BGMの雰囲気です。1曲目のテーマ曲で、モードリンがコーラスで参加。曲に占めるウェイトは大きく、少年合唱であることも十分認識できますが、それ以前に曲が格好良く、そのパーツとしてうまくトーンが合っています。フェントン氏は映画「エバー・アフター」「永遠の愛に生きて」でもモードリンを起用しているので、両者の間には何かコネクションがあるのでしょうね。資料がないので分かりませんが。(by Emu) 2002/05/26 up
Video

1996 


 
Carols for a Victoria Christmas(Isis Records/ISIS VC002)C.1996/Choir of Magdalen College Choir, Oxford/Directed by Grayston Ives/Recorded in Queen Victoria's parish church of St Mildred's, Whippingham, Isle of Wight

God Rest You Merry Gentlemen
Hark the Herald Angels Sing
Once in Royal David's City(treble solo Rupert Burley)
Interview(Rupert Burley)
The Holy and the Ivy(treble solo Philip English)
I saw three ships
The Wassail Song
Coventry Carol
Good King Wenceslas(treble solo Philip English)
See, Amid The Winter's Snow
Good Christian Men Rejoice
We Three Kings of Orient are
The Child Today
Reading(read by Philip English)
Away in a Manger
Reading
All this Night Bright Angels Sing
Silent Night
Reading
O Come All Ye Faithful

約1時間のビデオ。今時のデジタルテレビで見ると少々ぼけた映像になるが、音は問題なし。イギリスのクリスマスキャロルを大成したヴィクトリア朝時代の音楽家Steinerのキャロルを取り上げるというコンセプトのもと、ヴィクトリア女王の愛した避暑地、ホワイト島の小さな地区教会でモードリンがクリスマスキャロルを歌う。石造りの素朴な教会の祭壇で聴衆を前にこじんまりと歌う画がメインで、合間合間に隊員のインタビューが入る。「礼拝中、歌っていないときに眠くるなるのを阻止するために、メモを回したりする」という裏話が面白かった。歌声は、前述のようにシンプルで素朴。大聖堂の中で歌うような朗朗とした響きがない代わりに、温かみのある雰囲気になっている。 (by Emu)2015/04/01 WED UP 
 CD

1995
VICTORIAN CHRISTMAS(ISIS/CD016)C.1995/Recorded in the Chapel of Magdalen College/Choir of Magdalen College,Oxford/Directed by Grayston Ives

1.The firsth Nowell.....4:44       
2.Good Christian men rejoice.....1:38 
3.Good King Wenceslas.....2:15       
4.See amid the winter's snow.....4:37
5.Fantasy on two well-known Christmas Carols.....6:48       
6.The Wassail song.....3:28       
7.We three Kings of Orient are.....3:32
8.The Coventry carol.....2:44       
9.I saw three ships.....1:42       
10.A Christmas Pastoral on three old carols.....7:04       
11.What child is this.....1:55       
12.Cold was the day.....3:57       
13.The virgin stills the crying.....2:22
14.Sleepy holy babe.....3:18       
15.The seven joys of Mary.....2:40       
16.A child this day is born.....2:17       
17.Twas in the winter cold.....3:10       
18.All this night bright angels sing.....1:48 
19.God rest you,merry gentlemen

ヴィクトリア朝時代の1871年にジョン・スタイナーが編集した「Carols New and Old」が今日イギリスでクリスマス・キャロルが歌われる習慣の土台を作ったということはCD「Carols from Oxford」の所で書いたが、このアルバムは右記CDに一部が抜粋されているもののオリジナルで、全曲が同著に収められているものだそう。アレンジも全部が当時のままかは分からないが、少なくとも8,9,15,16,19曲目はスタイナー氏による編曲で、12曲目に至ってはスタイナー氏の作曲。メンデルスゾーンチックな旋律美の曲である。
モードリンの演奏はいつものシンプル美。チャペルの自然なアコースティックも相変わらず気持ちが良い。アレンジ自体も余り凝っていないものが多いから、飾り気のないモードリンの演奏が良い具合にぴたっとはまる。抜粋盤の「Carols from Oxford」で聞くよりも、こうしてオリジナル盤を通して聞くほうがしっくり来るので、やはりアルバム構成ってちゃんと練られたものなんだなと思う。11曲目は「グリーンスリーブス」の旋律。本来「Greensleeves〜」と歌うサビの部分も歌詞が置き換えられているが、高く上がるトレブルの声がきれいだ。 (by Emu) 2003/11/02 up 
 CD

1995?
  CAROLS FOR CHRISTMAS(ISIS/CD014)1995?/Choir of Magdalen College Oxford/Directed by Grayston Ives

1.O come all ye faithful       
2.Once in royal David's city       
3.This is the truth       
4.Away in a manger       
5.In dulci jubilo       
6.Unto us a son is born       
7.What sweeter music       
8.Silent night "holy night       
9.The Little road to Bethlehem       
10.There is no rose       
11.the crown of Roses       
12.Break forth oh beauteous       
13.The crown of Roses       
14.O little one sweet       
15.Es ist ein Ros entsprungen       
16.Angelus ad virginem       
17.Rise up shepherd       
18.In the bleak midwinter       
19.Ninna nanna       
20.Es ist ein Ros entsprungen       
21.Hark the herald angels sing       
22.In dulci jubilo

ポピュラー+アルファのクリマス・キャロル集で、モードリンのシンプルビューティーな合唱が楽しめる。数曲はオルガン・ソロ。これまた美しい。収録曲のうちスタンダードなもの(主にウィルコックス編曲による)はベスト盤ともいうべき「Carols from Oxford」に再録されているが、再録されなかったものも、余り耳にする機会がないだけで編曲者自体はよく聞く名。アレンジはナイスで、なかなかに楽しい。その一つが8曲目の「清しこの夜」。1番はノーマルだが、2番からは成人男声に主旋律をバックで歌わせておき、トレブル合唱が前面で編曲した旋律を歌っている。その旋律がいかにもラッターなメロディアスで楽しげなもので、確かに「清しこの夜」なのにすっかりラッターカラーに塗り替えられてしまった感じだ。もう一つが16曲目「Angelus ad virginem」で、編曲者はバリー・ローズ。最後にオルガンも合唱もフォルテとなってトレブルのデスカントが入るという王道を行くアレンジで、テンポよく生き生きと歌われるのが爽快。あと好きな曲なのでつい注目してしまうのが9曲目の「Little Road to Bethlehem(ベツレヘムへの小さな道)。トレブルのソロで歌われるケースが多いが、ここでは合唱。奇をてらわずシンプルに歌っているが、元の旋律が伸びやかで美しいので、却ってごてごてしなくて良い。  (by Emu) 2003/06/29 up 
 P.C.

1995
CAROLS FROM OXFORD (ISIS RECORDS/ISIS CD013) P.C.1995 Recorded in the Chapel of Magdalen College,Oxford/Choir of Magdalen College, Oxford/Directed by Grayston Ives/Organist David Davies

1.O Come All Ye Faithful       
2.Once In Royal David's City       
3.God Rest Ye Merry,Gentlemen       
4.Away In A Manger       
5.In Dulci Jubilo       
6.Unto Us Is Born A Son       
7.Silent Night       
8.O Little One Sweet       
9.In The Bleak Mid-Winter       
10.Good Chritian Men Rejoice       
11.The First Nowell       
12.Good King Wenceslas       
13.See Amid The Winter's Snow       
14.The Holy And The Ivy       
15.The Wassail Song       
16.We Three Kings Of Orient Are       
17.Coventry Carol       
18.I Saw Three Ships       
19.All this night bright angels sing       
20.Hark!The Herald Angels Sing

同ISISレーベルから出ているCD「Carols For Christmas」と「Victorian Christmas」からポピュラーなキャロルをセレクトしたアルバム。従って録音年にばらつきがあるはずですが、ブックレットにはP.C.マーク1995の記載しかありません。さて解説によると、19世紀後半、モードリン・カレッジのオルガニストであったJohn Stainer氏が「Carols New and Old」という本を出版したことにより、それまでイギリスでは廃れていたクリスマスにキャロルを歌うという習慣が、再び人々の間に広まったのだそうです。だから今日私たちが美し〜いクリスマス・キャロルの数々を耳にできるのは、Stainer氏のお陰。感謝あるのみです。
  本CDに収められているキャロルのうちno.3,10,11,12,15,17,18の編曲は、そのStainer氏の手によるもの。随分とシンプルなアレンジですが、これが19世紀当時、おそらくモードリン・カレッジ聖歌隊によって歌われていたままの形だと思うと感慨深いものがあります。で、本CDのモードリンの声というのがこれまた飾り気がなく実に地味。具体的に言うと、つや消ししたような歌声(そのため高音部で突っ張り気味)。下手というわけでは全くなく、音がきれいに重なる合唱技術は見事です。チャペルの荘厳な雰囲気でなく、居間の暖炉の前で聞くような身近な響き。とはいえやはり全体的には地味で少々面白みに欠ける感があるのですが、その中で「Wassail Song」は綺羅星のように光る一品といえるでしょう。明るく弾みのあるメロディー、演奏のテンポの良さ・品の良さで、抜群の印象と楽しさがあります。(by Emu) 2002/05/05 up 
 CD

1993
  SHADOWLANDS〜ORIGINAL FILM SOUNDTRACK(ANGEL RECORDS/CDD 72435 55093 2 1)C.1993/Music by George Fenton/The London Symphony Orchestra/The Choir of Magdalen College,Oxford directed by Grayston Ives

1.Veni Sancte Spiritus:Front Titles.....2:19    2.The Golden Valley.....1:58       
3.Quartet In D"The Randolph".....1:49 
4.The Wardrobe.....2:39       
5.The Plot Thickens.....2:33       
6.The Lake.....2:14       
7.O Little Town Of Bethlehem.....2:12
8.Once In Royal David's City.....1:37
9.The Friendship.....2:09       
10.The Wedding.....2:43       
11.Sumer Is Icumen In.....1:38       
12.The Drive To The Hotel.....1:31       
13.The Golden Valley Part Two.....1:58
14.Mrs.C.S.Lewis.....1:42       
15.Joy Goes Home.....2:33       
16.I'll Be Here Too.....1:56       
17.The Silence.....1:54       
18.As A Boy And As A Man.....3:26       
19.Sanctis Solemniis.....2:03       
20.Joy And Douglas.....3:55       
21.Shadowlands (End Credits).....3:35

Treble solo:Daniel Cochlin(1,8),Daren Geragthty(18)

「ナルニア国物語」の作者C.S.ルイスとその妻の愛を描いた映画「Shadowlands」(邦題「永遠の愛に生きて」)のサウンドトラック。ジョージ・フェントン作曲による穏やかで美しい旋律がGood。映画はルイスが教鞭を取っていたオックスフォード・モードリン・カレッジを舞台にしているが、四季折々のシーンで聖歌隊も映像ごとごく自然に登場するので、監督の感性に感じ入ると共に、カレッジライフにいかに礼拝と聖歌隊が密着している(た?)かを窺い知ることができる。冒頭のEvensongのシーンから始まり、クリスマス礼拝、モードリン名物の5月祭「May Morning」、そして歌はないが、聖歌隊の少年たちが練習のために礼拝堂に入っていく傍でルイスと同僚が会話しているシーンや階段で隊員たちとすれ違うシーンなど、盛りだくさん。映像的には、朝もやに包まれた中庭の回廊を隊員たちがカソックを翻しながら小走りに渡っていくのを遠望する情景が気に入っている。本CDでは1,7,8,11,19曲目が聖歌隊の歌唱によるもの。ソリストのDaniel Cochlinは「May Morning」のCDでもソリストを務めており、いかにもイギリスのトレブルらしい、よく通る伸びやかで落ち着いた知的な歌声が美しい。キャロルもいいが、この映画のテーマ曲を聖歌風に編曲した1曲目での高音域を含んだソロが特にいい。と、ストーリーと共に聖歌隊の起用法に感激していると、さらにダメ押しが。感動がピークに達っするラストシーンに、さらに煽るようにB-Sの歌声が思いきり被って、もう胸いっぱい。歌っているのはなぜか登場リベラのDaren Geragthty(by Emu) 2003/04/20 up 
 CD

1992
  MUSIC FOR A MAY MORNING (CANTORIS/CRCD2366) Recorded in Magdalen College Chapel,January 1992

The Choir of Magdalen College, Oxford/directed by Grayston Ives/treble soloists:Matthew O'Sullivan,Daniel Cochlin(track no.9)

1.Dawn chorus and College bells(Beginning of touch)          
2.O lusty May(Anon.)          
3.Contrapunto bestiale alla mente(Adriano Banchieri)           
4.Ah Robin(William Cornyshe)  
5.Summer is icumen in(Reading Rota) 
6.Watkin's Ale(Anon.)           
7.Since first I was your face(Thomas Ford)
8.The Fairy Round(Anthony Holborne)
9.Dindirin,dindirin(Anon.)
10.Now is the month of Maying(Thomas Morley)
11.A Gigge(John Bull)           
12.The Welsh Allemaine(Anon.)
13.Au joli jeu(Clement Janequin)
14.Tanzen und Springen(Hans Leo Hassler)
15.Sellinger's Round(William Byrd)
16.Who shall win my lady fair?(Robert de Pearsall)          
17.O mistress mine(Vaughan Williams)  
18.Begone,dull care!(Benjamin Britten)
19.Amo amas,I love a lass(Anon.)
20.The King's Hunt(John Bull)          
21.Foresters sound the cheerful horn(Sir Henry Bishop)           
22.When evening's twilight(John Hatton)
23.Paduana Lacrimae(Jan Sweelinck) 
24.Three Hungarian Folksong(Matyas Seiber)
25.Over hill,over dale(Vaughan Williams) 
26.She moved through the fair(arr.Daryl Runswick)           
27.Bobby Shaftoe(arr.Gordon Langford)  
28.The Lark(Richard Rodney Bennet)
29.How Shall I then describe my Love?(Thomas Ford)           
30.Lute Galliard no.17(Anthony Holborne)
31.Hymnus Eucharisticus(Benjamin Rogers)
32.The College bells(Conclusion of touch,and ringing down)

  「May Morning」は、モードリン・カレッジが毎年5月1日に行うオックスフォード名物の伝統行事。その起源は500年前に遡るとのこと。初夏の訪れを祝う行事の一種として始まったそうで、今日のスタイルになったのは19世紀後半のことである。当日朝6時、隊員たちはカレッジのグレート・タワーの上に登って「Hymnus Eucharisticus」をはじめとする数曲を歌い(歌われる歌は決まっているらしい)、塔の下では学生や観光客が何百人と集まりお祭り騒ぎを行う。なお、この様子はモードリン・カレッジを舞台にしたリチャード・アッテンボロー監督の映画「永遠の愛に生きて」(1993年)でもエピソードの一つとして登場した。
  本アルバムでは、May Morningで歌われる歌と、そのほか春や初夏にちなむ歌を集めている。ちなみに「Hymnus Eucharisticus」以外は世俗歌で、チャペル内で荘厳華麗な聖なる宇宙を形成するのでなく、爽やかな民謡集といった感じ。アカペラのほか、伴奏にピッコロ、マンドリンなどが用いられている。イギリスの聖歌隊が世俗歌を取り上げているのが、珍しくも嬉しい。Bobby shaftoeなんぞはナーサリー・ライム(マザーグース)である。
  さてモードリンの歌声はというと、飾り気がなく地味め。具体的に言うとつや消しをしたような飾り気がない声で、高音部がかすれるような発声。アマウエルスベルガーのクロイツやヴェロニゲローデを想起させる(ハスラーの曲も歌っているし)。しかし上手い。実力派。キングスやクライストチャーチあたりが華やかにエリートの座を競っているのとは無関係に、黙々と自分たちの伝統を培っている感じだ。各パートがきっちり重なって生み出される確かなハーモニーがとても気持ちいい。(by Emu) 2002/04/21 up 
 LP

1984
  THE ENGLISH ANTHEM Anthems by Byrd, Gibbons, Tomkins and Weelkes (alpha ACA 537)
THE CHOIR OF MAGDALEN COLLEGE, OXFORD
Directed by JOHN HARPER

SIDE ONE
WILLIAM BYRD
1.Sing joyfully
2.Praise our Lord, all ye gentiles
ORLAND GIBBONS
3.O Lord, in thy wrath rebuke me not
4.Almighty and everlasting God
5.O Lord, how do my woes increase
6.O Lord, I lift my heart to thee
7.O clap your hands together

SIDE TWO
THOMAS WEELKES
1.Hosanna to the son of David
2.Gloria in excelsis Deo
3.O Lord, arise into thy resting place
THOMAS TOMKINS
4.O God, the proud are risen against me
5.Then David mourned
6.O praise the Lord all ye heathen

 音量全開モードの合唱ですが、音そのものがクリアで美しい。単純で美しい旋律をゆったりとたっぷりの音量でぶれずに歌っていくなんざ、基本の基本がしっかりしているのだろうな、と思います。 
 特にトレブルパートが麗しいです。この合唱を聴いていると信者1人1人が心の中で神さまに向かい、自分の今を振り返るんじゃないですかね?
 O clap your hands togetherはキングスで初めて聴きましたが、ニューカレッジのは違います。
 ニューカレッジは、トレブルパートが前面に出てくる合唱のように感じました。ハイトーンも良いですが、それより下の音がトレブルで歌われるとその涼しさ清らかにゾクゾクします。結構、トレブルで勝負しているCHOIRなんじゃないかと感じました。
 Hosanna to the son of DavidのHosannaの言葉の繰り返しを聴いてほしい。洗練とは違ってちょっとネットリ系ですが、気持ちの良いクリアさです。収録曲の中では一番のお奨めです。 (by Hetsuji) 2013/02/01 fri up
 LP

1983
The English Carol:An anthology from the 15th to the 20th Century (Alpha/ACA 527) Recorded in Magdalen College Chapel and Ante Chapel 15-16 December,1983/Magdalen College Choir, Oxford/Directed by John Harper

Side ONE
1.Come All You Worthy Gentlemen (Traditional)
Medieval Carols
2.Qui Creavit Caelum (Song Of The Nuns Of Chester)
3.Nova Nova, AVE fit Ex EVA (15th Century)
4.Goday Sir Cristemas (15th Century)
5.Ave Maria, Hail Blessed Flower (15th Century)
6.Nowell, Out Of Your Sleep Arise (15th Century)
16th-century Carols
7.Lully, Lulla Thou Little Tiny Child (Shearmen's and Tailors' Play)
8.Remember, O Thou Man (Ravenscroft)
9.This Day Christ Was Born (Byrd)
10.Lullaby, My Sweet Little Baby (Byrd)

Side TWO
19th-century Carols
11.Wassail Carol (Traditional)
12.The Lord At First Had Adam Made (Traditional)
13.See, Amid The Winter's Snow (Goss)
14.The Virgin Stills The Crying (Barnaby)
20th-century Carols
15.This Is The Truth Sent From Above (Traditional)
16.Adam Lay Y Bounden (Ord)
17.A New Year Carol (Britten)
18.I Sing Of A Maiden (Hadley)
19.Lullay My Liking (Holst)
20.Of One That Is So Fair And Bright (Holst)
21.This Have I Done For My True Love (Holst)

Treble Soloist:Robin Blaze(3,7,17),Nicolas Nelson(20),Nicholas Rae(3,13,19)

Harper指揮によるモードリンのクリスマスキャロル集で、最近RegisでCD化もされた。15〜20世紀のイギリスのクリスマス・キャロルが時系列に並んでいるが、どちらかというとマイナー系な曲が多く、いわゆる普通にイメージされるクリスマス・キャロルではなく、各作曲家のクリスマスに寄せて書かれた曲というラインナップ。A面の中世のキャロルなどは、男声のみで歌われるものもあるが、ハーモニーがとてもきれいだった。演奏全体は、80年代に入って録音技術が進化したせいもあるのだろうけれど、Harper氏に指揮下で、明るく溌剌としてキレのよい「現代的」な響き。ところでこのアルバムには、今もカウンターテナーとして活躍しているRobin Blazeがトレブルでソロをとっているのもポイント。一番長くその歌声が聴けるのはB面のA New Year Carol。なるほど、素直で伸びのある声。ただし、彼がソロアルバムを出すのはこの2年後で、このアルバムではまだ初々しく、これから、という印象を受ける。私はむしろNicholas Raeの声の美しさに惹かれた。              (by Emu) 2006/11/10(Friday)up 
 LP

1978
 LAUDATE DOMINUM:VENETIAN MUSIC BY THE BABRIELIS AND BASSANO((ARGO/ZRG-8570)P.C. 1978/CHOIR OF MAGDALEN COLLEGE, OXFORD/DIRECTED by DR. BERNARD ROSE

Side 1
1.Ave Regina (BASSANO)
2.Hodie Christus
2.Plaudite
4.Ricercar Arioso IV (organ)
5.Sancta et immaculata
6.3.Ego sum

Side 2
1.Ricercar Arioso II (organ)
2.Virtute magnam
3.Laudate Dominum
4.Heu mihi
5.Diligam te
6.Jubilemus
7.Ave Regina

モードリンとDr.Roseによる16-17世紀のヴェネチア音楽のアルバム。最初の一曲がバッサーノによるものである以外は、全てガブリエリによる。ベネチアン音楽というと、古楽器とあいまって妙に鄙びた感じになってしまうのと、華やかな雰囲気に演奏が二分化されるイメージがあるが、このアルバムは後者。トランペットの調べにのせて透明感のあるトレブルが高らかに響いていく。Rose氏は前年度に同じくガブリエリを中心としたヴェネチアン音楽集を録音しているが、その時の控えめさとは違って、華があり音量も豊かで心地よい。曲によるのだろうか。(by Emu) 2007/07/30 up
 LP

1978
  Thomas Tomkins:Music from Musica Deo Sacra(ARGO/ZRG 897)P.1978/Choir of Magdalen College, Oxford/Diretor, Bernard Rose

Side 1
1.Blessed be the Lord God of Israel
2.The Heavens declare
3.A verse of 3 parts (for organ)
4.O lord graciously accept
5.Put me not to rebuke
6.Then David Mourned
7.Glory be to God

Side 2
1.Withdraw not Thou thy mercy
2.Merciful Lord
3.Deal with me, O Lord
4.O Lord, grant the King
5.Blessed is He - A Fancy (for organ)
6.O God the proud are risen

Treble solo: Stuart Leask, Simon Stock

イギリス・ルネッサンス期の音楽家Tomkinsの曲を収録したアルバム。Bernard Rose氏指揮下のモードリンでは、Tomkinsのアルバムは2種類出されているが、そのうち最初のものは1960年代で、後者となる今回のアルバムは、Tomkinsが出版した「Musica Deo Sacra」(聖なる神の音楽)という曲集からの宗教合唱曲となる。ゆっくりとした美しい旋律に、モードリンの荘重で清澄な歌声がよく映える。なお、演奏も美しいが、ジャケットのデザインもかっこいい。        (by Emu) 2007/01/12(Friday)up 
 LP

1977
   MUSIC FROM VENICE(ARGO/ZRG 859)P.C.1977 Recorded in the Chapel of Merton College,Oxford/The Choir of Magdalen College,Oxford/Dr.Bernard Rose,director

Side One
1.Cantate Domino(G.Gabrieli)          
2.O Rex Gloriae (A.Gabrieli)         
3.Exultat Jam Angelica(G.Gabrieli)
4.Ave Virgo(G.Croce)         
5.Deus,Deus Meus(G.Gabrieli)          
6.Maria Stabat(A.Gabrieli)

Side Two
1.Egredimini Et Videte(A.Gabrieli)
2.Laudate Dominum(Monteverdi)
3.Te Deum Patrem Ingentium(A.Gabrieli)
4.Beata Es Virgo(G.Gabrieli)          
5.Dic Nobis Maria(G.Bassano)          
6.Jubilate Deo(A.Gabrieli)

Simon Cooper,Stuart Leask(treble soloists in‘Laudate Dominum’)

16世紀ごろのヴェネチア宗教音楽のアルバム。もっと色彩豊かでいいと思うのだが、そこは控えめモードリンなので、A面などは繊細にしずしずと歌われる。とうことで演奏全体のカラーとしてはそうだが、このアルバムはとにかくB面のモンテヴェルディのLaudate Dominumが魅力。これさえよければ全てよしというこのアルバム一番の注目ポイントは、かわいいトレブルのデュエット曲で、ほかの曲のしずしずさとは異なる可憐さと軽やかさで歌われる。モンテヴェルディの曲本来の鮮やかさが、音だけでなくまるで視覚として見えるよう。ソリストの一人は、MUSIC AT MAGDALEN:Early English MusicでもソロをとっているSimon Cooper           (by Emu) 2006/11/03(Friday)up
 LP

1976
  MUSIC AT MAGDALEN:Early English Music(ARGO/ZRG 846)P.C.1976/Choir of Magdalen College, Oxford/Director:Bernard Rose/Organ:Ian Crabbe

Side One
1.Magnificat(Appleby)
2.Quales Sumus(Mason)

Side Two
1.Ah mine Heart(Davey)
2.Beatus Laurentius(Preston)
3.Vae nobis miserere(Mason)

Trebele:Simon Cooper(1-2,2-1),James Senior(1-2),David Wightman(1-2,2-1), Colin Wilson(1-2,2-1)

Bernard Rose指揮のモードリンはARGOでMusic at Magdalenと題する録音を数枚残しているが、これはその最後、「初期英国教会音楽集」。インパクトあるジャケットのイラストはElizabeth Chiltonという(現代の)人によって描かれたもので、ジャケットの裏に数行解説が載っていた。それによると、古代エジプトを起源とする逸話にペリカンが子供にえさをやるのに自分の胸の肉を啄ばむというものがあり、中世キリスト教ではそれがキリストの自己犠牲を象徴するようになったとのことで、16世紀ごろの建物にはペリカンを意匠とする彫刻が多々見受けられるとか。イラストのペリカンは、モードリンカレッジ・チャペル付属の回廊にある24の動物の彫刻の一つをモデルとしているのだそうで、そうえいばペリカンの後ろは、チャペルの祭壇背後の彫刻郡を描いたものだ。また、足元の白い百合はモードリンのカレッジ・エンブレムである。
さて曲だが、同じくジャケット裏にRose氏の詳しい解説が載っていた。4人の作曲者はいずれもInformator Choristarum=モードリン聖歌隊の音楽監督の経験者で、CD「SONGS OF ANGELS」で聞いた名前も出てくる。いずれも15〜16世紀ごろの、Gibbonsの少し前だったりTavernerと同時代だったりとあの辺りの人。曲はGibbonsのようにメロディーに言葉を載せて説く感じではなく、グレゴリア聖歌風の単旋律からVictoriaのようなポリフォニーへと繋がっていく曲調で、多彩に展開するというよりは有機的なものを配した荘厳なハーモニーが神の恩寵を感じさせる世界。そしてモードリンの演奏は素晴らしく、淀みなく紡ぎだされる音は神々しいばかりである。あの時代のポリフォニーが好きならば、聞いて損はないアルバム。    (by Emu) 2006/10/27(Friday)up 
 LP

1975
 MUSIC AT MAGDALEN:John Stainer(ARGO/ZRG 811)1975/Choir of Magdalen College, Oxford/Director, Bernard Rose

Side One
1.Lead kindly light
2.On a Bass
3.Magnificat and Nunc Dimittis in B flat

Side Two
1.I saw the Lord
2.Let Christ the King
3.Drop down ye Heavens
4.Prelude & Fughetta

Soloist:Colin Wilson David Wightman

英国らしい品格と穏やかさを併せ持つStainerの作品集。押し付けがましさのない、柔らかく透明感のあるモードリンの合唱がぴったり合っていて気持ちがいい。きばらずに、落ち着いて聞ける良質な演奏。オルガンの独創曲も美しく、聞き逃せない。              (by Emu) 2007/02/09(Friday)up
 LP

1972
MUSIC AT MAGDALEN Record 2 The ]] Century(ARGO/ZRG 722)1972頃/Choir of Magdalen College, Oxford/Director, Dr. Bernard Rose

Side 1
1.Magnificat(Bush)
2.Nunc Dimittis(Cole)
3.God's strange ways(Gregory Rose)
4.Let my prayer come up(Wulstan)
5.We will rejoice(Bernard Rose)
6.Nunc Dimittis(Kenneth Leighton)

Side 2
1.Magnificat(Hewitt-Jones)
2.Veni Sancte Spiritus(Stewart)
3.Incarnatio(Johnson)
4.Magnificat & Nunc Dimittis(Bernard Rose)
5.We wait for thy loving kindness(MacKie)
6.Nunc Dimittis(Howells)

Treble solos:Andrew Read, Trevor Blease, Paul Elliott, Malcom Griggs, Peter Hall

Music at Magdalen 17世紀と20世紀と出されたレコードのうち、後者の20世紀の方。タイトルのとおり、何かしらモードリンに関係のある作曲者の曲を取り上げていて、大概は男声パートに所属したことがあるとかそんな感じ。20世紀としているだけあって、A面は実験音楽のような前衛的不協和音の連続でまじめに聞こうと思うと結構きつい。ただし、乱れずに歌えているモードリンはすごい。トレブルの高音パートとか、きれいで、見事。B面は不協和音ぶりは大分緩和され、Howellsなどのように音の境目なく滑るような、この頃のイギリス教会音楽の特徴が伺える(実際Howellsも収録されているわけだが)。         (by Emu) 2006/11/17(Friday)up 
 LP

1972
   MUSIC AT MAGDALEN Record 1 The XVII Century(ARGO/ZRG 693)C.1972/Choir of Magdalen College, Oxford/Direcotr, Bernard Rose

Side 1
1.Cantate Domino
2.O Lord, consider my distress(Nicolson)
3.Come Holy Ghost(Nicolson)
4.O Lord on whom I do depend(Nicolson)
5.O Lord, turn not away(Preston)
6.Voluntary(Rogers)
7.No more, good herdsman(Nicolson)
8.In a merry May morn(Nicolson)
9.Sing Shepherds all(Nicolson)

Side 2
1.Cease now, vain thoughts(Rogers)
2.Nunc Dimittis(Rogers)
3.God Who At This Time(Giles)
4.When jesus sat at meat(Nicolson)
5.Out of the deep(Giles)
6.Te Deum Patrem(Rogers)

Trebel Solos:Andrew Clarke Malcom Griggs Peter Hall Andrew Mayor Timothy Pegler Leslie Robertson

20世紀とセットのシリーズのもので、17世紀のモードリンゆかりの作曲者の作品を集めている。17世紀だが、曲調はあかぬけたチューダー朝の音楽(イギリス・ルネッサンス期の音楽)という感じがする。マンネリな表現で申し訳ないが、B-Sを主体においた合唱、そしてソロとも、清澄で透明感のある歌声が美しい。最後のTe DeumはTe Deumなのに派手ではなく悲しげなメロディーのように私には感じられる。ちなみにMay Morningのレパートリーの一つ。            (by Emu) 2007/02/02(Friday)up
 EP

1967
 May Morning at Magdalen College, Oxford(Abbey/E7610 mono) P.1967Magdalen College Choir, directed by Bernard Rose

Side 1
1.Introduction by Bernard Rose
2.Hymnus Eucharisticus(Benjamin Rogers)
3.Now is the month of maying(Thomas Morley)

Side 2
1.See,see the shepherd's queen(Thomas Tomkins)
2.In the pride of May(Thomas Weelkes)

ディスコグラフィーで見て以来、コレクションとしてずっと欲しかったレコード。オックスフォードの5月の風物詩、モードリン・カレッジの「May Morning」を紹介したアルバムである。May Morning についてはCD「MUSIC FOR A MAY MORNING (CANTORIS/CRCD2366)」に書いているので、そちらを参照されたい。A面の最初では、まず指揮者のBernard Roseによってこの行事のことが語られる。続く2曲は1966年5月1日の同行事のライブ録音。屋外で催されるため音が外に向かって逃げていく(響きがない)が、周りのざわめきや衣擦れの音などが臨場感に溢れ、その場の雰囲気が伝わってくる。B面はこの行事のレパートリーとなる2曲が歌われる。そんなものすごくうまいとか天上的に美しい調べとかそんなことは全然ないが、モードリンといったらMay Morningだし、あまり出回っていなさそうなので自分にとっては大変貴重な一枚。なお、カバーの絵はバーミンガム市立美術館にあるらしい。いつか実物を見てみたいものである。   (by Emu) 2006/02/09(Thursday)up
 CD

1963-1964
 Stanford and Wood Church Music(OxRecs/OXCD-5368)1963-1964録音/The Choir of Magdalen College, Oxford/directed by Bernard Rose,assisted by David Wulstan

1.Magnificat in C(Stanford)       
2.Nunc Dimittis in C(Stanford)       
3.Justorum animae(Stanford)       
4.Coelos ascendit hodie(Stanford)       
5.Beati quorum via(Stanford)       
6.The Lord is my Shepherd(Stanford)
7.Magnificat in F(Collegium Regale)(Wood)
8.Nunc Dimittis in F (Collegium Regale)(Wood) 
9.Hail,gladdening light(Wood)       
10.Glory and honour and laud(Wood)
11.'Tis the Day of Resurrection (Wood)

もう一枚のEnglish Polyphonic Church Musicとセット。たぶん音源にノイズがあるんだろう、高音が時々割れてしまうのがたまにキズだが、レコード時代の録音であることを差し引いてもソフトで美しい演奏である。スタンフォードのMagnificat in Cは、演奏によっては派手派手派手で通すのだが、ここでは押さえ気味に柔らかく歌っている。「Glory be to the Father〜」の部分も強めに歌っているのに、徒に声を大きくしているわけでなく、うるさくない。熟練Bernard Roseさんならではの技。「The Lord is my Shepherd」はウィンチェスターやニュー・カレッジなど名だたる合唱団が演奏しているが、この演奏が一番繊細さが際立っていて好きだ。5分ぐらいして曲調が変わり低音部の合唱によって歌われる「Thou shall prepare〜」の後に続く、トレブル合唱の「I shall in dwell in the David」(6分40秒のところ)が絶品。   (by Emu) 2006/02/09(Thursday)up
 LP

1963-1964
Church Music of Stanford and Wood(SAGA5368)1963-1964録音/The Choir of Magdalen College, Oxford/directed by Bernard Rose,assisted by David Wulstan

Side A
1.Magnificat in C(Stanford)       
2.Nunc Dimittis in C(Stanford)       
3.Justorum animae(Stanford)       
4.Coelos ascendit hodie(Stanford)       
5.Beati quorum via(Stanford)       
6.The Lord is my Shepherd(Stanford)

Side B
7.Magnificat in F(Collegium Regale)(Wood)
8.Nunc Dimittis in F (Collegium Regale)(Wood) 
9.Hail,gladdening light(Wood)       
10.Glory and honour and laud(Wood)       
11.'Tis the Day of Resurrection (Wood)

CD(OxRecs/OXCD-5368)のレコード盤。そもそもの原盤はAlphaから出ている、たぶんCDと同じ表紙のものだが、この盤は1973年頃に出されたその再盤。レコードで聞くとさらに柔らかく、逆に少し控えめすぎるように聞こえてしまうぐらいだ。にしても美しいのは変わらず。(by Emu) 2007/06/17 up
 CD

1963
English Polyphonic Church Music(OxRecs/OXCD-5287)1963?録音/The Choir of Magdalen College, Oxford/directed by Bernard Rose,assisted by David Wulstan

1.A Verse 'for two to play on one Virginal or Organ'(Carlton)       
2.O pray for the peace of Jerusalem(Nicolson) 
3.Reges Tharsis et insulae(Sheppard) 
4.Hodie beata Virgo Maria(Byrd)       
5.O clap your hands together(Gibbons) 
6.Ex more docti mistico(Tallis)       
7.Fantasia in A minor(Gibbons)       
8.Almighty God, the fountain of all wisdom(Tomkins)       
9.Let thy merciful ears, O Lord(Mudd) 
10.Jesu, dulcis memoria(Dering)       
11.Rejoice in the Lord alway(Redford) 
12.Pavan(Tomkins)

バーナード・ローズ氏指揮によるイギリス・ルネッサンスのポリフォニー集。オリジナル音源のLPはもう一つの「スタンフォード・ウッド作品集」と共に最初ALPHAから発売され、その後SAGAで再販となり、同時に版権も移ったそうである。指揮者のローズ氏はこの録音の再販を切望していたのだが、許可が下りないまま1996年に他界。本CDは2000年になって、ようやく適った待望の再販ということになる。デジタルリマスターされたとはいえレコード時代の柔らかさは失われておらず、それでいてローズ氏指揮下のモードリンはため息が出るほど端整。そしてシャープな響きがあるのだが、たぶん単語をはっきり発音するようにしているからかもしれない。特に2曲目「O pray for the peace of Jerusalem」が気に入っている。作曲者のNicolsonはかつてモードリンのオルガニストだった人物で、作曲家としては世俗歌の方が有名だそうだが、優しい旋律のこの曲だけでも十分宗教曲での実績ありと言ってしまおう。そして5曲目のGibbons「O Clap your hands」。弾みのある曲なので、演奏のシャープさがぴったりとして気持ちいい。1960年代といえばケンブリッジでセント・ジョンズのゲスト氏とキングスのウィルコックス氏が活躍していた時代。オックスフォードでは(ニューカレッジにラムズデン氏もいたけど)ローズ氏が、恐らく露出が少ないからか目立ってはいなかったとは思うが、確実にモードリンにとっての一つの黄金時代を築いていたことを実感できるアルバムである。     (by Emu) 2004/02/29 up 
 LP

1963
English Polyphonic Church Music(SAGA5287)1963?録音/The Choir of Magdalen College, Oxford/directed by Bernard Rose,assisted by David Wulstan

SIDE 1
1.A Verse 'for two to play on one Virginal or Organ'(Carlton)
2.O pray for the peace of Jerusalem(Nicolson)
3.Reges Tharsis et insulae(Sheppard)
4.Hodie beata Virgo Maria(Byrd)
5.O clap your hands together(Gibbons)
6.Ex more docti mistico(Tallis)

7.Fantasia in A minor(Gibbons)
8.Almighty God, the fountain of all wisdom(Tomkins)
9.Let thy merciful ears, O Lord(Mudd)
10.Jesu, dulcis memoria(Dering)
11.Rejoice in the Lord alway(Redford)
12.Pavan(Tomkins)

同名のCDの元となるレコードのうち、オリジナルのALPHA盤でなく、1970年代にSAGAから出た再盤の方。ジャケットは、元がオレンジの縁の中にモードリン・カレッジの建物の絵を配置しているのに対し(CDも同じ)、こちらは同じアングルで撮った写真。配色や写真の質がいかにも70年代という感じでレイアウトのセンスもどうだろうと思われるものだが、その当時の雰囲気が出ていてこれはこれでいいかも。演奏についてはCDのところで語ったので割愛。         (by Emu) 2006/12/01(Friday)up 

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