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Art of the treble~sounds’Library (JAPAN)

リベラLibera / St.Philips Choir





CD

2017 
  LIBERA Hope (LIBE 6~7) 

CD
1.サルヴェ・レジナ solo:Rocco Tesei
2.サン・ダミアーノ
3.スマイル solos:Gabriel Collins & Alessandro Mackinnon-Botti
4.スターバド・マーテルsolo:Isaac London
5.故郷を夢見て~映画『戦場のアリア』 solo:Camden Stewart
6.天使のくれた奇跡 solo:Isaac London
7.フロム・ア・ディスタンス solo:Alexander Montoro
8.アンジェレ・ディ solo:Alexander Montoro
9.ベネディクトゥス・デウス solo:Thomas Delgado-Little
10.三羽の鴉 solo:Gregor Lumsden with Alessandro Mackinnon-Botti & Alexander Montoro
11.聖母マリアのための讃歌 solo:Isaac London
12.愛を誓えば solo:Merlin Brouwer
13.ホーム solo:Ciaran Bradbury-Hickey
Bonus Track
14.ジュピター~未来への光 solo:Isaac London & Taichi Shinokubo
DVD
*サルヴェ・レジナ music video
*スマイル music video

 さ~て、リベラは、この先、何処へ向かうのでしょうか?
 相変わらずの癒しサウンドの中、可能性を感じたのは、「10.三羽の鴉」でした。音楽劇・・・イケるかも、です。ドラマティック路線も、声の幅を拡げて(変声中や変声後の若い声をも加えて)・・・イケるかも、です。
 そして、Isaac London君の落ち着いた声を聴くことが出来たのも嬉しかったです。11.聖母マリアのための讃歌・・・しみじみと、良かったです。
 これから上り坂の声はMerlin 君やThomas君? 
 普通に考えるとタイトルHopeの意味は、広い意味における希望なのかもしれませんが、題材的にはクラシックですが曲そのものは新しいメロディの収録曲を聴いて、LIBERAメンバーの一人一人の声の中に未来への可能性と希望が内包されているように感じました。どのソリストの歌声にも、深い味がありました。
 DVDは、「見せるための聖歌隊」でしょうか? もっともっと見たかったです。映画の中のシーンのような映像美のサルヴェ・レジナでした。ラスト・シーンの子がRocco君?
 オリバー・ツイストを連想するスマイルの映像もかなり力が入っていました。できたら、曲ごとに、このような映像を撮ってくれたら、どんなにか素晴らしいことでしょう。そして、付属のDVDに、ストーリーを付けて撮影する余裕のあるLIBERAは、企画を通すことができる実力&人気だけではなくて、資金力もありそう・・・とか感じてしまいました。何でも出来てしまいそうな勢いのあるChoirですね。    (by Hetsuji) 2017/05/11 Thu UP
 CD

2015.11.11
   天使のくれた奇跡(LIBE-1~2)

CD
1.天使のくれた奇跡 Soloist-Isaac London
2.サンタ Soloist-Isaac London
3.キャロル・オブ・ザ・ベルズ Soloist-Lucas Wood, Alexander Montoro, Isaac London
4.荒野の果てに
5.天使のくれた奇跡

DVD
*Libera in UNIVERSAL STUDIOS JAPAN
*天使のくれた奇跡

 クリスマスを前に待望の1枚がリリースされました。コンサートもあるんですね。聴きたいなあ。せめてパンフが欲しい。コーラスが相変わらず麗しい。「世界一はかなく美しいエンジェル・ヴォイス」というキャッチ・フレーズ通りです。
 ん~細かいことなんですが、コーラスの声質にちょっとだけ「神秘性」が薄れて、人間っぽくなったような・・・。ずっと聴き続けていらっしゃるお詳しいファンの方、如何でしょうか?
№5.の方の「天使のくれた奇跡」はオーケストラ演奏でChoirは入りません。
 DVDの方はタイトル通りユニバーサルスタジオでの彼らの楽しげな様子が収録されています。ファンサービスでしょうか?
 天使の奇跡が映像で収録されているのは実に嬉しいところです。12月のコンサートDVDが出ると良いのですが。もしくはNHKのクラシック倶楽部あたりで放送してくれたら嬉しいのですが。歌っているのがIsaac Londonくんですか?
 天使のくれた奇跡に、「彼方の光」ほどのインパクトは感じませんでしたが、このやさしさはジワジワと侵入して来そうです。
 低くなりかけたIsaac Londonくんの声が活きているのは、「2.サンタ」の方だと思いました。今回のCDの中では一番好きな曲です。思春期の男の子のナイーヴな感じが繊細なリベラのコーラスと相まって、切ないほどにステキでした。(by Hetsuji) 2015/12/01 TUE UP
 BD

2014
ANGELS SING
LIBERA IN AMERICA 

Live from the Basilica of the National Shrine of the Immaculate Conception, Washington DC

Recorded live on 6th & 7th August 2014

1.Joyful, joyful, we adore thee
2.How can I keep from singing Solo:Isaac London
3.Morning has broken
4.America the beautiful
5.Wayfaring stringer Solo:Sam Wiggin
6.Amazing grace Solo:Ciaran Bradbury-Hickey
7.What a wonderful world Solo:Isaac London
8.The prayer Solo:Isaac London
9.Be still my soul
10.How great thou art Solo:Sam Wiggin
11.Rest in peace Solo:Thomas Delgado-Little
12.Sanctus Solo:Bertramo Smart
13.Song of life Solo:Isaac London
EXTRA FEATURES:
1.Ave Maria Solo:Thomas Delgado-Little
2.Voca me Solo:Thomas Delgado-Little & Ciaran Bradbury-Hickey
3.How shall I sing that majesty Solo:Lucas Wood & Alessandro Mackinnon-Botti
4.Libera in Washington-Behind the Scenes

 音楽を”聴く”なら、高音質のCDが良いのだろうとは思う。だが、私は映像もお奨めする。なぜなら、荘厳かつ壮麗な寺院(?)という背景や照明、観客のスタンディング・オベーションに至るまでが総合芸術として捉えられているかの出来栄えだからだ。それらの要素はパフォーマンスに力強く貢献している。
 アメリカの歌はアメリカのChoirで・・・ボーイズ・タウンやフィラデルフィア、コロンブス等のレコードのが最高の気持ちもあったし、あるが、今まで聴いてきたこれらの歌が、リベラ・サウンドで再現されたとき、その静けさや清らかさの際立ちに、じわ~っと感動してしまった。What a wonderful world がボーイ・ソロで聴くことができるなんて! 
 私は家族が寝室に引き上げてから居間の50型のTVでTVの下のスピーカーもONにして聴いた。映像と音の迫力にはのめり込んでしまったが、原稿を書きながら聴きなおしているとBlu-rayでも、どうしても音質そのものには物足りなさがあるような・・・。なので、高音質CDでも聴いてみたい。
 これ以上にないほどのやさしげなIsaacくんの透明な羽みたいにどこか希薄な声が記録されたステキな1枚でもある。クリアな声のThomasくんにも注目。
 St. Philips Choir以後、長い空白の時を経て、私は、今頃になって再びこのChoirに回帰している。(by Hetsuji)2015/04/01 WED UP
DVD

2013

 
  libera
Angels Sing
CHRISTMAS IN IRELAND (50999 4 0956509 0 5) 

Live from Armagh Cathedral

1.Joy to the Word
2.God rest you merry gentlemen
3.The Wexford Carol (Carúl Loch Garman)
4.In dulci jubilo
5.Angels we have heard on high
6.Sanctus
7.Danny Boy
8.Carol of the Bells
9.O Holy Night
10.Still, still, still
11.Gaudete
12.Away in a Manger
13.Silent Night
14.Have yourself a merry little Christmas

EXTRA FEATURES
1.Once in Royal David's City
2.Exsultate
3.What child is this
4.Libera in Armagh-Behind the Scenes
5.Libera on Christmas

 2013年8月8日と9日に Armagh Cathedral で行われたコンサートのライヴ録画らしいです。 Armagh Cathedralとは、Saint Patrick's Cathedral Armagh (Church of Ireland)でしょうか。
 いつものことですが今回もRobert Prizeman氏にぶらぼー!
 ロケーションがファンタスティック。ステージが歴史を感じさせる大聖堂ということも良いのですが、ライヴということで変化を出しにくい舞台設定を、舞台照明の色彩変化で、素晴らしい効果を上げています。プロの仕事を感じました。
 オーケストラも古楽っぽくてステキです。それに上手。こちらもプロの仕事でした。libera という合唱団の勢いを感じさせる今出来うる完璧な演出力で、やはりlibera は、トータルでは世界最高峰に属しているChoirだと感じました。言葉を変えると、リベラは、その演奏でお金を集めることが出来る世界的なトップChoirの一つであるということです。
 訓練が行き届いているこの合唱団の声の均し方ですが、ソロで聴くとそれぞれの声が微妙に違う(当然)のも面白いのです。クリスマス・キャロルなので退屈っちゃあ退屈なプログラムだと最初は聴いていたのですが、やはり6.Sanctusで泣けそうになりました。陰影のあるなんて美しいハーモニーなんでしょう。これはliberaだからこそ、の聴く人の魂の琴線に触れる音なのでしょうね。
 私好みのソロはIsaacくんですが、その他のソリストくんたちの声や演奏もみんなみんな魅力的。EXTRA FEATURESに収録されている団員くん一人一人の自然な表情もキュートでした。
 libera という合唱団を考えるとき、私の興味はRobert Prizeman氏へ行き着くのですが、今回も(?)ちらっと氏の背中と指揮する腕が見えただけ。DVDが作品として素晴らしければ素晴らしいほど、演奏者である合唱隊くんたちやオーケストラ、舞台装置を作る方々と同じかそれ以上に、Robert Prizeman氏を最大讃美したくなります。あまり表に出てこない奥ゆかしさもマル。余計なひと言ですが、boys air choirも氏にプロデュースして欲しかった。(by Hetsuji)2014/01/01 wed up
 CD リベラ|ピース(TOCP-70834)

1.サンクティッシマ
2.永遠の時
3.アヴェ・ヴィルゴ
4.誠実
5.ディープ・ピース
6.エクスルターテ
7.天使たちの歌
8.涙の日
9.アドロ・テ
10.優しい光
11.パニス・アンジェリクス
12.空を見上げて
13.生命の泉
日本語ボーナス・トラック
14.彼方の光
15.歌わずにはいられない
16.マリア

 なんつ~か、あどけない団員くんたちをカバーにしたのはマル。こういう写真、敵を作らないんですよね、たぶん。で、始まってしまえばリベラ・ワールド。「アヴェ・ヴィルゴ」みたいな曲をこんなふうに歌ってくれるところって、そうはないし。タイトルのpeaceは世の平和と同時に聴いている私の「心の平和」だな。「誠実」もすごく良い。リベラだからこその演奏。永遠のソリストのマイケル・ホーンキャッスルくんみたいなスターはいないような感じですが(なんつったって、ボーナス・トラックの彼方の光は今回もマイケルくん、だものね)、演奏も一定の水準は保ち、普通の合唱団以上にプロの仕事をしていると思う。
 今回のCD、いつもよりは、声が自然にとらえられているような気がする。
ただし、詩の心が入っている「歌」ではなくて、声を楽器として音で演奏している感じ。だから楽器のように心地良いのだけれど、伝わり方は歌心とは違うような気がした。
いきなりだけれど、リベラのスタッフで、ボーイズ・エア・クワイアの演奏を聴いてみたかったなあ~。 (by Hetsuji) 2010/3/28 up 
 CD リベラ|新しい夜明け(TOCP-70519)
New Dawn(新しい夜明け)/Libera
(EMI Records Ltd:TOCP-70519/ 録音2008年)

SOLO:2.Tom Cully 3.Joshuua Madine 4.Tom Cully,Edward day,Joshuua Madine&Liam Conney 6.Liam Conney 7.Tom Cully 8.Tom Cully&Joshuua Madine 9.Tom Cully
10.Joshuua Madine,Tom Cully&Joseph Snelling 11.Benedict Philipp 12.Edward Day 13.Benedict Philipp 14.Edward Day

1.オリノコ・フロウ
2.アヴェ・マリア
3.秘密
4.アリア~G線上のアリア
5.グロリア~オルガン交響曲
6.サンクテ
7.レスト・イン・ピース
8.ラヴ&マーシー
9.輝ける明日
10.ネヴァー・ビー・アローン
11.エルサレム
12.タリスのカノン
13.子羊
14.楽園にて
日本盤ボーナス・トラック
15.ヘヴン

今回復帰第一弾。リベラの新譜でやんす。一曲一曲丁寧に感想述べるっつう感じじゃないんでぇ~まぁ~その全体的な感想と言うかぁ。決して出来が悪いと言うわけではなくいんですが、耳の肥えてる皆さんご承知の通りの"アノ音”ですな。う~んなんつうだか~始めて聴いた方なら感激するのかもしれないけど、何かここん家の手の内を知ってしまってる(笑)者にとってはまたあれでこうでああまた高い声があってま~そんな感じの曲。音の作りが同じパターンなんだよな~。以前のアルバムでも歌われてる曲はソロの子も前回歌った子と同じような声質で歌いかたも似たりよったりだし。パターン化してもいいけど色々なその子の個性にあったアレンジで前回とは違う魅力を出して欲しいな~。勿論まるきり同じのコピーって訳ではなく、コーラスのアレンジを多少は変えてのはいますけどね。tadaの今後の希望としては曲にお子ちゃまを合わすんじゃなくてお子ちゃまの個性に曲を合わせてほしいかな~とぉ~っ。リベラの音、リベラらしさ、リベラのレベルを維持して行くには仕方ないのかな~とも思いますけどね。ソリストですがTom君(2.4.7.9.10.)はずいぶん以前から出番も多く今は中心的な役割を担っているようですが、YOU TUBEのLive画像を見るとう~ん音が安定してないような感じするなぁ~。"あ~~~”とか"う~~”のアノ高い声は声の伸びも良く上手いけどね~。たまたまなのか?それとも変声期が始まりかけているのか?ぽつちゃりのEdward君(4.12.14)は中々良いですな~声も安定してるし歌いかたもグ~です。確かwingさんが以前コンサートでまだ小さい頃の生Edward君の歌声を聞いて将来上手くなると言ってらしたですよね?さすがお目が高いっす!!笑顔の良い感じなJoshuua君(3.4.8.10)は容姿も歌い方も少年少年していてさぞかしフアンに人気があるんだろうな~と思いますが、Live(YOU TUBE)でもま~ま~のう歌いっぷりで悪くない感じですな。出番も多くTom君と同じく超中心メンバーってとこですか。やっぱソリストのレベルはそれなりに高い感じはします。有名所の聖歌隊に入っても十二分にやっていける子達もいるとは思いますが。プライズマンさんの手腕、指導方法だからこそ才能を発揮できる子達も多いのかもしれませんねぇ~。  (by tada) 2008/09/21 up 
 DVD  エンジェル・ヴォイセズ/リベラ・イン・コンサート(TOVW3598)

1.自由
2.ゴーイング・ホーム
3.彼方の光
4.祈り
5.リベラ
6.サンクトゥス
7.サルヴァ・メ
8.ラクリモサ(涙の日)
9.アバイド・ウィズ・ミー
10.誓い~ジュピター
11.ステイ・ウィズ・ミー
12.いつもあなたのそばにいるから(千の風になって)
13.生まれくる日
14.アヴェ・マリア (ボーナス・トラック)
15.オールウェイズ・ウィズ・ユー (ボーナス・トラック)
リベラ・インタヴュー (ボーナス・トラック)

SOLO:
2.Joshuua Madine、 Ben Philipp
3.Tom Cully
4.Tom Cully、Edward day
5.Liam Conne
6.Tom Cully、Edward day&Sam Leggett 
7.Joseph Snelling
8.Ben Phili 
9.Edward day
11.Edward day
12.Tom Cully
13.Joshuua Madine
14.Edward day
15.Tom Cully

youtubeで配信されてる画像を見て何かどうしても見たくなりLIBERAのDVDを購入してしまった。不覚にも新鮮さを感じ見て入ってしまった。メンバーのレベルもまぁまぁと言うべきか普通の聖歌隊と基礎的な部分は同じかも知んないけど、ロバート・プライズマンさんのお子ちゃまの使い所をわきまえた組み合わせと言うかコーラスパターンと表現すれば良いのか、センスが良い。何かお子ちゃま達のハーモニーをパズルのように組み合わせてる感じでやんすね。長年セントフィリップだのエンジェルボイセズだのお子ちゃま達の歌声の魅力を最大限に知り尽くしてリベラに到達したっ熟練の技!!!匠の技の域ですな~ほんに計算され尽くしてるって感じ。とまぁ~褒めちぎった後は不満点ですぅ~これが又結構何やかんや、あるんだなぁ~これがぁ~。計算され過ぎて作られすぎっちゅう感じが否めない。音の加工はLIBERAじゃ当たり前で慣れたけど、生声じゃない、つまり明らかに口パクじゃ~と言うのがあったりして、どこまで生の声なのか?何処までステージで歌ってるのかと言う疑問も沸いてくる。んでもってこのDVDの構成上仕方ないのかも知んないけど、1曲1曲ぱっつんぱっつんに途切れてる感じ。ちょこっと通してやってるのもあるようだけど何か~悪い所は省いてますって感じする。ソリスト君に関してですがワシはやっぱトム君(Tom Cully)よりエド君派(Edward day)ですなぁ~はっきり言ってトム君ってもっと上手くなるかなぁ~と思ってたけど、繊細と言うよりちょっと神経質っぽい感じでやんすね~。エド君よ、君に物申す。こんなゆるゆるの歌、歌ってる場合じゃ~ないよぉ!!(失礼発言!!)B-Sの寿命は短いんだよ!!(すんげぇ~言い方!!)もっと正統的なコテコテの古典とかバッハとか歌うんじゃぁ!!ちみぃ~貴重な時間を無駄にするんじゃないよぉ~勿体無いっっ!!と叫びたい。有名聖歌隊の指揮者のおっさん達も指くわえてるだろうな~(ワシもくわえてる。。。)。続いて、リアム君(Liam Conne)う~んちょいと頼りげない感じするけど、LIBERAお得意の“あの”高音は結構出るんですぅ~系?そうそう、ミニ・ベン君(Ben Philipp)いいっすねぇ~。彼期待できますよ。ワシ好みの声だし(声は可憐な感じ)、表現力も豊かだし、今後どう成長していくかが、楽しみです。ジュルジュル~っ(よだれ~)旧メンバーで今は巨大化したベン君がビック・ベン(現在LIBERAのコンサートでお手伝い)で、んでぇ~今メンバーで歌ってるベン君はミニ・ベンとの事(昔からのおなじみファンさんにはわかり易いのかも)ジョシュ君(Joshuua Madine)あんた~笑いすぎ!!愛想が良いのもいいけどシリアスな曲でニャハハァ~な笑顔は無いだろう。笑ってる場合じゃないじょぉぉぉ!!口パクズレてるどぉ~っ。一応主力メンバーに入ってるようだからそれなりに実力(?)あるのかもしんないですけど、歌声聴く分には~まぁ~まぁ~ですかねぇ。ちゅうかぁ~顔がちょいと東洋系入ってる感じで欧米のお方には好みの顔(?)なのかも????後ですね~インタビュー映像、これは余計ですわ。ワシにしたら日常どうのなんて興味などない!!折角なので一応の感想とて、良く言えばこの歳の日本人のお子ちゃまから比べると照れることなく、自分の意見をはっきり言う事が出来しっかりしていますわねぇ~確かに。と言えますが、悪くいっちまうと小生意気な感じですな~こいつら擦れとる!!それとぉ~外国のコンサートに行かれるライターさんのお話しで、リベラに限らずB-S系の観客はじっちゃん、ば~ちゃん、おとっぁん、おっかさん+インテリ男性とかが多いと言う話しを伺いましたが、本当でやんすねぇ~コンサートに若い女の子居ないっすね~。皆無だよぉ~。若い女の子騒いでるの、日本と韓国だけ?やっぱ~。んだよなぁ~若い女の子聴いてうっとりする内容じゃないもんねぇ~。この歌詞聴いてキャーキャー言わないよなぁ~普通。確かに日本でもおばさんおじさん、年配の方が癒やされるって聴きに来ているみたいだけど、歴史的宗教的な違いがあるから、欧米の方々のそれとは格別に違うんでしょうなぁ~癒やされ方が。何だぁ~かんだぁ~うるさい紹介文になりましたが、最後に一言。まぁ~しばしLIBERAは存続しそうだし、気になるソリストもいるんでぇ~ちぃ~とばかし期待しても良いかなぁ~、ってな感想ですかねぇ~。(by tada) 2008/10/26 up
 CD libera - angel voices (東芝EMI TOCP-70100) (C)2006 / Directed&conducted by Robert Prizeman, Produced by Robert Prizeman & Ian Tilley

1.*Far away.....3:14 - solo: Michael Horncastle
2.*Sanctus.....3:07 - solo: Edward Day
3.*Ave Maria.....4:07 - solo: Conor O'Donnell
4.Going home(radio edit).....4:02 - solo: Michael Horncastle, Tom Cully
5.**Be Still My Soul.....3:57
6.*Salva me.....3:19 - solo: Tom Cully
7.*I Vow To Thee My Country.....3:19 - solo: Michael Horncastle, Edward Day, Joshua Madine
8.**Voca Me.....4:47 - solo: Joseph Platt, Christopher Robson, Anthony Chadney
9.*Always with you.....3:27 - solo: Tom Cully
10.***We are the lost.....4:22 - solo: Michael Horncastle, Tom Cully
11.*I am the Day.....4:43 - solo: Ben Crawley
12.***Recordare.....4:56 - solo: Conor O'Donnell, Joseph Sanders-Wilde
13.*Abide with me.....3:27 - solo: James Vereycken
14.Silent night.....3:20 - solo: Tom Cully, Edward Day
15.Going home.....4:29
(邦盤ボーナス)
プロモーション・クリップ: Far away (new version)

* New Version / ** from Album "free" / *** from Album "Visions"

 詳細な録音データの記載はありませんが、New Versionに関しては2006年ですかね。全てが新録音というわけではなく、「free」や「Visions」からも数曲ひっぱってきているようです。では、*印が全くついていないのは何だろう?? さて、まず何をおいても1曲目の”Far away”です。ドラマをずっと見ていたので背景に流れるK2の映像が浮かんでしまうこともありますが、本当に綺麗な曲だと思います。初めて聴いた時にもとても印象に残りましたが、聴けば聴くほど心に浸み入ってくるような感じです。今回のコンサート(2007年4月)でナマで聴いた時も理由もなく切なくなって思わず涙が出そうになりました。ソロを歌うMichael君のエアをたっぷり含んだ声と漂うような歌い方がまた良くって。彼は2005年4月の来日時からずっとお気に入り君だったので、この曲で彼のソロを堪能できるのは嬉しい限りです。残念ながら、今回のコンサートでは、変声してしまった彼に替わってTom君がソロを歌いました。Tom君も綺麗な声で良かったですが、この曲はやっぱりMichael君の歌とあの恍惚とした表情で聴きたかったですね。Michael君と言えば、10曲目の”We are the lost”も素敵です。「Visions」で聴いた時よりもこちらのアルバムの方が印象に残るのは、プログラムの構成の妙でしょうか。
 2曲目の”Sanctus”も大好きな曲です。出だしにいきなり迫力の和音(でいいのかな?)で入ってくるアレンジのものです。この曲は和音の響かせ方が絶妙でワクワクします。でもここで聴いてもらいたいのは、最後にEdward君がソロを歌うアレンジです。とってもとっても綺麗で、コンサートでもこれを期待していましたが、そこのフレーズはヴァイオリンでした・・・うーん残念。そして今回の来日メンバーはハーモニーがこれまでのメンバーに比べるとより軽い感じだったので、この曲はちょっと迫力に欠けていて物足りなかったです。5曲目の”Be Still My Soul”でオブリガードを歌う子の声、冷涼ですっごく綺麗なんですが、名前の記載が無いんですよね。この曲のオブリガートのアレンジ、ピリッと効いていて曲の美しさを際立たせているようで素敵です。リベラってオブリガートの使い方や和音の響かせ方が粋ですよね。 このアルバムは、以前のアルバムからひっぱってきたりしてコンピレーション的側面もありますが、曲の選択や配置の仕方なんかのプログラム構成が結構私のツボを突いていて、まとまりの良さを気に入っています。              (by Wing) 2007/04/27(Friday)up 
 CD LIBERA - VISIONS (東芝EMI TOCP-67788) rec.2005 / Directed&conducted by Robert Prizeman, Produced by Robert Prizeman & Ian Tilley

1.LOCUS ISTE (Sanctus).....3:50
2.ALWAYS WITH YOU.....3:54 - solo: Tom Cully
3.AVE MARIA.....4:05 - solo: Conor O'Donnell
4.LIBERA.....3:55 - solo: Michael Horncastle, Joseph Sanders-Wilde
5.SEMPITERNA.....4:24 - solo: Joseph Sanders-Wilde, Tom Cully
6.PRAYER.....3:38 - solo: Michael Horncastle, Callum Payne
7.RECORDARE.....4:54 - solo: Conor O'Donnell, Joseph Sanders-Wilde
8.WINGS OF A DOVE.....4:11
9.SOMETHING SINGS.....3:40 - solo: Michael Horncastle
10.NEW DAY.....2:22
11.WE AER THE LOST.....4:22 - solo: Michael Horncastle, Tom Cully
12.SING FOR EVER.....4:02 - solo: Michael Horncastle
13.ABIDE WITH ME.....3:24 - solo: James Vereycken
<日本盤ボーナス>
プロモーション・クリップ: LOCUS ISTE(Sanctus), STAY WITH ME

 3作目「Free」から約1年後にリリースされたLiberaの4作目「VISIONS」。確かこのアルバムは「Free」とは逆にワールド発売に先行して日本で発売され、2005年春・秋2回の来日もあって世界中のリベラファンの間で日本ばっかり!というような物議を醸し出していましたっけ。そして邦盤には画質は良くないもののボーナスのプロモーションクリップが2つとトレーディングカードが付いていました。
 1曲目の”LOCUS ISTE”ですが、パッヘルベルのカノンをベースにアレンジされた”Sanctus”のNewバージョンです。1stの「libera」で初めて歌われ、2ndの「luminosa」に2つめのバージョンが入ってるので、これが3つめのバージョンですかね。今回のバージョンでは低音部が無くなり冒頭と最後にLOCUS ISTEの一節が加わっていて、また中間部の旋律が変化するところでBenedictus~と柔らかく歌うアレンジがとても素敵なのです。私はこのバージョンが一番好きですが、Sanctus~と絶妙なバランスのフルコーラスで歌い始められる前の2つのバージョンもとても格好良いと思います。TVで雪の白川郷の合掌造りをモーターパラグライダーで低空空撮した映像とともにこのリベラのSanctusがBGMに流れているのを聴いた時、躍動感のある美しい空撮映像に何てマッチした曲だろうと感動しました。TBSで放映されている世界遺産のような凝った映像を大画面で観つつ、Backにはリベラの音楽が素晴らしい音響で流れるというようなシアターはないかなぁ。あれば絶対に行くのに。
 また、今回のアルバムはいろいろなテイストが盛り込まれていて面白いです。LOCUS ISTEやSING FOR EVERなど過去のオリジナル曲の再アレンジや、ALWAYS WITH YOUやAVE MARIAのようにこのアルバムのためのオリジナル曲があるかと思えば、ヘンゼルとグレーテルからの眠りの精や賛美歌のABIDE WITH MEといった他の合唱団が歌うような曲もある。WINGS OF A DOVEやRECORDAREといった軽快な曲や高揚感溢れる壮麗な曲があるかと思えば、WE ARE THE LOSTのように切なくなるような詩を語りかけるようにソロで歌う曲もある。いわゆる少年合唱のジャンルからは外れているかもしれませんが、少年合唱をモチーフとして作り上げられたLiberaという独自の世界として私の中では位置を占めており、こうして紹介しようと真剣に聴けば聴くほど彼らの音楽世界にどんどん惹かれていく自分を再発見しました。他の合唱団との比較というのでなく、彼らの音楽が好きか嫌いかと問われれば今の私は即座に好きと答えるでしょう。次はどんなアルバムになるんだろうか、どんな進化をするのだろうかと楽しみです。         (by Wing) 2006/05/05(Friday)up 
 CD リベラ「彼方の光」 (PCD-3192)

Faraway 彼方の光 solo:マイケル・ホーンキャッスル

 作曲が日本人のようだが、メロディがなんとも美しい。訳詞が又、Hetsuji的感性ではイケている。この曲全体から、どんなときでも決して希望を見失ってはいけない、私(万物の創造主)は いつでもあなたを見護っている というメッセージが届いたような気がした。
 淡々として何処か希薄なソロも、無機質的なバックコーラスも、闇の中に差してくる薄い一筋の冷たい人工的な光のよう。どうしようもない絶望のさなかに、救いに見えるものが降りてくる。
 バックコーラスと近い比率を占める電子音が、コーラスを編み込み、ソロを包んで、世界を創っていく。たぶん、これがリベラ。だが、欲を言えば、もう少し、声に比重を置いて、声そのもので、リベラを、彼方の光を、聴いてみたい。その機械音を切り捨てた声こそが真の救いに思えるのだが。   (by Hetsuji) 2006/02/23(Thursday)up 
 CD LIBERA - free (東芝EMI TOCP-67495) rec.2004 / Producer: Robert Prizeman & Ian Tilley

1.I am the Day.....4:43 - solo: Ben Crawley
2.Stay With Me.....3:33 - solo: Joseph Platt
3.Voca Me.....4:48 - solo: Christopher Robson, Joseph Platt, Anthony Chadney
4.A Song of Enchantment.....4:33 - solo: Ben Crawley
5.Ave Verum.....4:21
6.Do Not Stand at My Grave and Weep.....2:40 - solo: Ben Crawley, Joseph Platt
7.When a Knight.....2:21 - solo: Joseph Platt
8.A New Heaven.....4:08 - solo: Anthony Chadney
9.I Vow To Thee My Country.....3:18 - solo: Ben Crawley
10.Lament.....4:17
11.Twilight.....4:18 - solo: Ben Crawley, Christopher Robson
12.Be Still My Soul.....3:59
13.Adoramus.....4:17 - solo: Raoul Neumann, Joseph Platt
14.(邦盤ボーナストラック)Sing the story.....3:40 - solo: Michael Horncastle

 ここで紹介のCDジャケットは邦盤のもので、洋盤は少年が天に手をかざしているものでした。さてこの邦盤ですが、発売されるまですご~く待ちました。海外では2004年の秋に発売されていたのに、日本発売は2005年2月!でもボーナストラックが付くと知ったので待ちましたとも。そして手に入れたCDを聴く準備をしつつブックレットをパラパラ・・・な、何だこれ?!St Philips~Angel Voices~Liberaへ対する増山氏の思いの丈が面々と綴られること7ページ。さらに曲の紹介も氏によって懇切丁寧に1曲ずつされていてそれが5ページ。計12ページ、いやぁすごい。。。日本発売がこれほど遅かったのはこの原稿があがるのを待っていたに違いないと思うのは私だけかしら?でもプライズマン氏へのインタビュー話なんかも交えてあるので、お陰さまでSt Philipsから現在までの流れがなんとなく掴めました。文章中で増山氏はAngel Voicesまでが聖歌隊としての活動と線引していますが、私は異なる見解を抱いています。最初のアルバム「SING FOR EVER」ですら"church"という言葉が一切ジャケットに記載されていないことから、邦訳に聖歌隊という単語を付け加えるのは不適切で、プライズマン氏はSt Philips時代からメンバーは同じであっても聖歌隊とは別のグループと認識し、新しい試みに着手したのではないかな~と思うのです。
 肝心の音楽はというと、黄リベラ(libera)CDがほとんどの曲をPrizeman氏が作曲し、電子楽器伴奏やエコーなどを駆使した音作りでAngel VoicesからLiberaへ脱皮した渾身のアルバムとしたら、青リベラ(luminosa)CDは音作りはLibera風だけれどクラシックの有名楽曲を洒落たアレンジで聴かせて、伝統的なクラシックの世界からまったく離れてしまってるわけではないんだよと聴き手に喚起した雰囲気がありました。そしてこのFreeは、ほとんどの作曲は1作目同様Prizeman氏によるものですが民謡や賛美歌風の馴染みやすい旋律になっているものが多く、また語りかけ風に歌われる曲がほとんどなので音作りはこれまで同様凝ってはいるものの私的には前2作より自然に受け入れることができ、「いつでも傍らにLiberaをどうぞ!」と言われているような気がしました。
 でも何を隠そう出だしの曲"I am the Day"はちょっと苦手です。暗~く始まって、私は生まれ変わりました~みたいな大きな盛り上がり、そして途中に入るささやき攻撃。いろいろと手の込んだツクリで高揚感を演出しようという雰囲気は認めますがその全てがどうも私にはいまだに馴染めません。これが1曲目なので聴くときはいつもちょっとドキドキします。次の”Stay With Me”はJoseph Plattの吐息を含んだ優しい声と曲調がよく合っていて、このアルバムの中でのお気に入りの1曲です。”Voca me”は物悲しさを漂わせた美しさが、映画の主人公が内に秘めた悲しみを抑えた演技で演じるような映像美を彷彿とさせられる曲です。オブリガートやハーモニーが涙を誘われるほど美しく、ちょっとペルゴレージのスタバトが脳裏をよぎるような旋律です。”A Song of Enchantment”は吟遊詩人の昔語りのような曲で、これを聴くとイングランドの荒涼としたムーアの景色がフッと広がります。”Do Not Stand at My Grave and Weep”は作者不詳の詩にPrizeman氏が曲をつけたもので、詩の方は天声人語で紹介されたり新井満という人が「千の風になって」として訳詩して日本でも結構知られているようです。私はここで初めてこの詩を知りましたが、『私のお墓の前で泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています(以下略)』と、後に残された愛する者を慰めるため?亡くなった愛する者を追悼するため?に書かれた短いけれどとても美しい詩です(参考までにhttp://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/prof/1000winds.html)。”When a Knight”はイギリス民謡の編曲で私のお気に入りの1曲。「むかしむかしね、こんなことがあったんだよ」と語りかけるような旋律で歌われ、暖炉の炉端でぬくぬくとしながら夢見心地で素敵なお話を聴いているようなそんな気分になります。紹介し切れなかった残りの曲もほんと美しい旋律やハーモニーなので、Liberaとしてのこれまでの3作品の中ではわたしはこのFreeが一番好きなんだなと紹介を書いていて実感しました。音の作りも細部までしっかり行き届いていているため、全体がとてもクリアに感じられました。また邦盤ボーナスの”Sing the story”でソロを歌うMichael Horncastleは、2005年4月のコンサートでソロを歌うのを聴いた瞬間に「おっ、いいな」って感じた子だったので、好きな声で好きな曲を聴けるのはとても嬉しいです。
 余談ですが、この「free」にはさらに台湾盤&韓国盤というものも存在しており、そちらはボーナストラックとして"God rest you merry gentlemen","Gaudete","When a Child is born"が加わった全16曲で、さらに5つのVideo Clipが入ったCVDが付属しています。私は台湾盤を持っていますが、ちょっと笑ってしまうのは増山氏の曲目紹介が訳されて使用されていること。さすがにエッセイの方は掲載されていませんでしたが。      (by Wing) 2006/04/27(Thursday)up 
 CD ルミノーサ~聖なる光 リベラ libera luminosa (WPCS-11100) (P)&(C) 2001

1.夕べの祈り VESPERE Soloist:Steven Geraghty(13 years old) 
2.アヴェ・マリア AVE MARIA (based on AVE MARIA by Caccini) Soloist:Steven Geraghty         
3.ラクリモーサ<涙の日> LACRYMOSA (based on Aquarium from Carnival of the Animals by Saint Saens) Soloist:Ben Crawly(13 years old)          
4.サクリス・ソレムニス<聖なる儀式> Symphony No.7: Allegretto by Beethoven)          
5.神よ聞き給え ATTENDITE Soloist:Ben Crawly
6.喜び給え CAUDETE Soloist:Sam Coates(12 years old)
7.静謐 SILENCIUM
8.セメレ SEMELE (Where'Ere You Walk from Semere by Handel)Soloist:Ben Crawly
9.ルミノーサ<聖なる光> LUMINOSA(based on Clair de Lune by Debussy)
10.悲しき詩 STABAT Soloist:Steven Geraghty
11.ヴェニ・サンクテ<来れ、聖霊よ> VENI SANCTE Soloists:Steven Geraghty, Ben Crawley & Simon Beston
12.サンクトゥスII SANCTUS II (based on Canon by Pachelbel) 
13.サルヴァ・メ* SALVA ME (*ボーナス・トラック)

その1
ボーカルグループ『リベラ』としての第二弾『ルミノーサ』。全体的な感想としては前作よりも私は聞きやすかったように思います。クラシックの名曲もセンスのいいアレンジでお堅い曲が苦手な人にも聞ける、正に万人向といったところでしょうか?勿論、正統的な音楽を求める人にとっては「けしからん!」「邪道だ~!」(私も数年前迄ならそう言ったかも)と言われそうですが、ヒーリング音楽と表示されてるだけあって、結構ストレスにはいいのでは?私事で恐縮ですが、リストラに遭い十数年勤めた会社を退職し、や~~~~~っと見つけた臨時社員の仕事も合わず、神経すり減らし、ストレス・ストレスの毎日で仕事とりますか?命とりますか?の状態・・・。そんな日々の中で好きな音楽を聴く元気すらないとき、不思議と「リベラ」(エンジェル・ボイセス)だけは聞けて、ストレスを洗い流してくれるそんな感じかな?だからルミノーサが発売に成ると知って、真っ先に買いに行こうと、ちょっとした楽しみになっていました。所がその矢先入院。そしてルミノーサ発売の日になんと手術・・・・・ガ~ン(ストレスため過ぎたのかも?)。旦那に「ル・ルミノーサ買ってきておくれ~~」というベットでの悲痛な叫びも通じず、仕方なく退院して即買いに行きました。力一杯聞く!!と言う訳ではなくサラっと聞き流せるところが良いのかも。今仕事を辞めて精神的に安定しているせいかこのところ「リベラ」からも「ルミノーサ」からも遠ざかってるけど、ストレスが多い方には結構良く効く(聞く)お薬かも。
(by tada)2002/03/31 up

その2
リベラの第2弾「ルミノーサ」、今回は前回のグループ名と同じ「リベラ」のアルバムより聞き易い感じがしました。イギリス人は音楽のアレンジが上手いと昔聞いたことがあるけれど、その通りアレンジのセンスが良い。少年達個々のレベルの高さがあってこそ生かされる物だけど、なんとそのアレンジのアイデアは少年達からも起用れてると言うから驚き。日本の教育って大人に言われた事を忠実にやればいいとみたいな面が有るけど、子供の意見を聞いてそれを実践するところがすごい!!指導者のロバート・プライズマンは結構すごい人なのかも。今回クラシックの名曲をリベラ風にリニューアルしたような曲も数曲あり万人に受け入れられる曲ではないかと思います。聖歌隊としての技術をこのような形の音楽にしてしまうのは勿体無い!と最初は思ったけど、この頃こういった音楽もなかなか面白いと感じるように成ってきたのはsounds'Libraryのお陰かも?そう言えば聖歌隊大国英国ではクラシックのみならず、別の音楽シーンにも聖歌隊出身者が結構多いとか。大物歌手のミック・ジャガーやロッド・スチュワートも聖歌隊にいたと聞きましたが、前回の「リベラ」や今回の「ルミノーサ」に参加した子供達の中からそういった大物が出ちゃったりして。ルミノーサのジャケットデザインの白鳥の様に、クラシックの枠だけではなく色々な世界に飛び出して行きそうなそんな予感がする子供達の曲ではないでしょうか。
(by tada)2002/03/31 up

 初めて彼らの歌声に出会ったのは、10年とは言わないがかなり前。 St Philips Boys Choir のエコーで包まれた優しい歌声の虜になって来る日も来る日も毎日のように聞き続けていた。かなり気に入ってしまって、コピーしてくれた知人に、断られても断られてもCDを譲って欲しいと手紙を出し続けたことを思い出す。もちろん、CD番号を聞いて注文を出したが入荷せず。こちらも3ヶ月に1度くらいの割合で繰り返し注文し続けた。大袈裟に言うと、St Philips Boys Choir の、Sing Forever と New Dayの2枚のCDを手に入れることが当時の悲願だった。そして全集盤Angel VOICESを手に入れた今でも私の彼らの歌声に対する思いの原点はそこ、特にSing Forever のCDにある。
 luminosaを聴いて思うのは、ここはソロが魅力のCHOIRだが、さざ波のように波紋を描くたとえようもなく静かでやさしく繊細なコーラスに何処かなつかしさで心がかき乱されるような気がするということ。CD作成の発想はboys air choirにも共通するものを感じるが、完成度は比較できないほどこちらが高い。それ演奏者ではなくて(失礼な言い方だが)制作サイドの力量の差だろうと思う。お気に入りはアヴェ・マリア。曲も良いし、しなやかでつややかな少年の声の魅力を存分に魅せた1曲だから。この曲だけなら100回リピートしても私は集中して聞き続けることが出来る。・・・が、その他CDを順番に聴いていくに従って、飽きてしまって最初の1回は最後まで聴き遂げることが出来なかった。ヒーリング効果をねらったと思われる加工して平均化し起伏を極端に押さえた音楽の作りが生クリーム過多のお菓子みたいで、最初の一口は美味しかったが次第に口に入らなくなる感じ、になってしまったのだ。
 以前、この合唱団を映像で見せて貰ったことがある。確かに聖歌隊なのだが、いわゆる普通の聖歌隊とは違っている。聖歌隊のジャニーズ・ジュニアと言うべきか? 聖衣を着て祭壇に向かって歩きながら歌う。聖堂内で歌う。しかし、カメラのアングルが自在でアイドルを撮影して居るかのよう。ソリストたちの顔のアップの多さ。クリケットする。散歩する。ゲームする。等々・・・。音楽をどけても少女ファンは付くと思われた。同時に、この番組を見て、メンバーに入りたい子ども、入れたい親が出てくる、とも感じた。
 普通の発想で歌っていたら、今ほどには注目されなかっただろう。企画の勝利、である。もちろん、それだけではなくて、企画を実現させた「声」あってのことなのだが。
(by Hetsuji) 2002/03/31 up

"Angel Voice" もリベラも聴いていなかった私は、シンセで加工された音に、妙に不安感をあおられて、ちょっと船酔い状態。が、聴き返すにつれて「少年合唱」という枠から踏み出した独特のムードが心地良くなってきた。クラシックをモチーフにした曲が織り込まれ、センス良くまとまっているのも好感が持てる。そのまま、いろんなメディアのBGMに使える完成度も、総合プロデュース力も大したものだ。このグループのコンサートなんぞがあれば、是非聴いてみたい。「少年合唱」や「教会音楽」を聴いた事のない人達にも、流行の癒し系CDとして受け入れらるのも分かる。しかし、デス。少年合唱に逸物のこだわりを持つ私としては、ここまで手を加えられると、本来の興味の範疇からは外れてしまう。手を加える前の、生の声はどんなだったろうと想像する方が、ワクワクする。そして、普段聖歌隊で歌っているのなら、そちらを聴いてみたい。どんな形であれ、少年合唱が認められるのは喜ばしい事だが、チャペルで培われたクワイアの在り様に、改めて回帰する想いを深くしている。(by Nao)2002/03/31 up

B-Sファン以外の一般層にも対象を広げたヒーリングミュージック系の企画もの。曲目もクラシックの名曲をアレンジしたものが入っており、親しみやすい内容。編曲もの好きの私としても嬉しい。音作りについては、伴奏にはシンセサイザーが多用され、エコーも自然のホールの残響でなく機械によって作り出されたもので、極度に加工された作りになっている。B-Sというより、陶器のような光沢を帯びた無機質な材質の声のようにも思える。歌声の背景に、息遣いや礼拝堂の残響から読み取れる歌い手の内面性や合唱団の雰囲気・伝統などを感じたい場合、純粋なB-Sを楽しみたい場合など、聴く人の嗜好によっては受けつけないかもしれない。天然がいいか、人工的なもの(悪く言い方をすると受け狙い)も許容範囲かといったところ。しかし好みや得て不得手を別にすれば、完成度の高い演奏といえ、声自体も美しい。合唱でもソロでも、出だしでも高音部でも乱れがなく、息継ぎも感じさせず、それ自体何か一つの楽器のようである。そんな中で、ソロがメインの8曲目の「セメレ」は、もともとアリアだけあって、本来の(?)B-Sらしいソリストの個性がここそこに感じられる。最後の方(3分40秒)の、一呼吸置いてから少し力を入れて「♪shall grant~」と入るところなどが、クライマックスらしくソリストの力量最大限に発揮という感じで特にいい。あと、余計かもしれないが、12曲目のアレンジには何かの終曲のような安堵感や解放感があるので、13曲でなくこちらがアルバムの最後に来た方が、フィナーレらしくて良かったのにと思う。(by Emu) 2002/03/31 up
  CD リベラ (WPCR-19023)Erato 1999年

(1) Salva Me (2) Sanctus (3) Agnus Dei (4) LIBERA(5) Mysterium (6) Jubilate (7) Beata Lux (8) Dies Irae(9) Te Lucis (10) Sancta (11) Angelis (12) Lux Aeterna

(1)(3)(6)(7)(10) -Liam O'Kane(4)(12) -Adam Harris (9) -Alex Baron
 
CD

1997
1996
1993 
   

CD1
1.SAVIOUR'S DAY,
2.WALKING IN THE AIR,
3.IN DULCI JUBILO,
4.WHITE CHRISTMAS,
5.O COME All YE FAITHFUL,
6.AWAY IN A MANGER,
7.GOD REST YOU MERRY GENTLEMEN,
8.IN THE BLEAK MID WINTER,
9.MISTLETOE AND WINE,
10.O LITTELE TOWN OF BETHLEHEM,
11.THE HOLY AND THE IVY,
12.ONCE IN ROYAL DAVID'S CITY
13.THE CHRISTMAS SONG,
14.THE FIRST NOEL,
15.SILENT NIGHT,
16.WHILE SHEPHERDS WATCHED THEIR FLOCKS BY NIGHT,
17.MARY'S BOY CHILD,
18.GAUDETE,
19.WHEN A CHILD IS BORN,
20.DO YOU HEAR WHAT I HEAR?

CD2
1. SONG OF JOY,    
2. PIE JESU,   
3. FOR THE BEAUTY OF THE EARTH,    
4. I HAVE A DREAM,    
5. O FOR THE WINGS OF A DOVE,    
6. SAN DAMIANO,     
7. BE STILL FOR THE PRESENCE OF THE LORD,
8. ALWAYS THERE,     
9. GLORY TO THEE MY GOD THIS TONIGHT,     
10. ONE VOICE,
11. HOW CAN I KEEP FROM SINGING,
12. PRAISE TO THE LORD THE ALMIGHTY,     
13. PANIS ANGELISUS,
14. ADORAMUS TE,    
15. MORNING HAS BROKEN,     
16. SALING,     
17. SING FOREVER,    
18. ORINOCO FLOW,
19. BE STILL MY SOUL,

CD3
1.THE LORD'S MY SHEPHERD
2.ALL THINGS BRIGHT AND BEAUTIFUL
3.AMAGING GRACE
4.NUNC SIMITTIS
5.ONWARD CHRISTIAN SOLIDIERS
6.EVENING FALLS
7.O HOLY NIGHT
8.BRIGHT EYES
9.CLOSE EVERY DOOR
10.PRAISE MY SOUL,THE KING OF HEAVEN
11.ABIDE WITH ME
12.JERUSALEM
13.I VOW TO THEE MY COUNTRY (WORLD IN UNION)
14.ALL THROUGH THE NIGHT
15.YOU ARE THE NEW DAY
16.BAILERO
17.JESUS BIDS US SHINE/JESUSbWONTS ME FOR A SUNBEAM
18.LIGHT THE CANDLES ROUND THE WORLD


  CD ANGEL VOICES 3/The St Philips Boy's Choir(MCCDX 019, Music Collection International Ltd.)1997年

1.SAVIOUR'S DAY,
2.WALKING IN THE AIR,
3.IN DULCI JUBILO,
4.WHITE CHRISTMAS,
5.O COME All YE FAITHFUL,
6.AWAY IN A MANGER,
7.GOD REST YOU MERRY GENTLEMEN,
8.IN THE BLEAK MID WINTER,
9.MISTLETOE AND WINE,
10.O LITTELE TOWN OF BETHLEHEM,
11.THE HOLY AND THE IVY,
12.ONCE IN ROYAL DAVID'S CITY
13.THE CHRISTMAS SONG,
14.THE FIRST NOEL,
15.SILENT NIGHT,
16.WHILE SHEPHERDS WATCHED THEIR FLOCKS BY NIGHT,
17.MARY'S BOY CHILD,
18.GAUDETE,
19.WHEN A CHILD IS BORN,
20.DO YOU HEAR WHAT I HEAR?

ANGEL VOICESシリーズの第3弾。クリスマスソング・バージョンである。最初のシリーズから3年を経て録音されたこの盤は、まるみと柔らかさがより色濃くなって、シリーズ中、私には一番聴きやすい。
2.「WALKING IN THE AIR」は、レイモンド・ブリッグス原作のアニメ「スノーマン」で歌われ、大ヒットした曲。ソフトで伸びやかなソリストの声。本当に安心して聴いていられる。4.「WHITE CHRISTMAS」も、同じソリストだろうか。イントロ部分のソロ・・・雪が積もる北の地方への夢が膨らむ感じが良く出ている。そしてアレンジは、ソロと合唱のバランスがすごく良い。アメリカの合唱団やパリ木のイメージが強いこの曲だが、イギリスの少年が歌うのもすごく乙な感じがする。6.「AWAY IN A MANGER」では、この曲の中で最も純粋な内容を歌う3番の歌詞を、すごく幼い声のソリストが丁寧に歌っている。あどけない声が歌詞の内容をより純真で美しく効かせている。8.「IN THE BLEAK MID WINTER」・・・オーケストラで始まるイントロ部分は、まるで壮大な物語の始まりのよう。昔々のクリスマスの物語を優しい歌声がふんわりと歌ってゆく。13.「THE CHRISTMAS SONG」・・・楽しく温かなクリスマスの光景が目に浮かぶ。何だか今から今年のクリスマスが待ち遠しくなってしまう。
全般に、昔ながらのキャロルと呼ばれる曲は、より現代の感覚にマッチさせた雰囲気で、また、クリスマスに歌われるポピュラーミュージックの部類に入る曲は、大人が歌うよりもより、純粋に、素朴に聴かせてくれる。どの曲もセント・フィリップス・マジック?によって、統一した柔らかなベールに包まれている。(by Rise) 2000/04/16 up 
  CD Angel Voices 2 / The St Philips Boy's Choir(MCCD 259 Music Collection International) 1996年

1.THE LORD'S MY SHEPHERD,
2.PIE JESU,
3.ALL THINGS BRIGHT AND BEAUTIFUL,
4.AMAGING GRACE,
5.NUNC SIMITTIS,
6.ONWARD CHRISTIAN SOLIDIERS,
7.EVENING FALLS,
8.O HOLY NIGHT,
9.BRIGHT EYES,
10.CLOSE EVERY DOOR TO ME,
11.PRAISE MY SOUL,
12.ABIDE WITH ME,
13.JERUSALEM,
14.I VOW TO THEE MY COUNTRY,
15.ALL THROUGH THE NIGHT,
16.YOU ARE THE NEW DAY,
17.BAILERO,
18.JESUS BIDS US SHINE,
19.LIGHT THE CANDLES ROUND THE WORLD,    20.GAUDETE

Angel Voicesシリーズの第2弾。構成は「Angel Voices」とほぼ同様で、トラディショナルな讃美歌からポピュラーミュージックまでが収録されている。全曲オーケストラ、ピアノ等の伴奏にのって歌われる(部分的にアカペラもあり)。前回同様、優しくてソフトな歌声が心に染みる。が、音色は若干丸く滑らかになったかも。ソリストも、前作は、少しかすれ気味のところをエコーで整えた感もあったのだが、今作は前よりもクリアーに聞こえる。
この盤のおすすめは、まずは、4.「AMAGING GRACE」。この曲はゴスペルっぽく歌われたり、とかく絶唱という形で表現されるイメージがあるのだが、セント・フィリップスの演奏は本当に愛らしく優しい。しっとりとして、温かく、どことなく懐かしさも漂う。メロディーも少し編曲気味(こちらがオリジナルということもあるかも?)で、聴いていただくと分かるが、一般に知られているこの曲の旋律よりも明るく柔らかい感じがする。10.「CLOSE EVERY DOOR TO ME」は、ソリストの声のあどけなさが、寂しげなメロディーラインをより切なく聴かせる。11.「PRAISE MY SOUL」、12.「ABIDE WITH ME」も良い。讃美歌はやはりパイプオルガンでなくては・・・と考えるファンも多いだろうが、控えめなオーケストラとそよ風のような彼らの音色が何とも合う。讃美歌はもともと、キャッチーで誰が聞いてもきれいなメロディーが多いが、彼らが歌うと、さらに、ポピュラーミュージックを聞くときのように、ごく日常的に、耳に、体に、そして心に馴染む。14.「I VOW TO THEE MY COUNTRY」は、いかにもイングランドという感じの曲で、やはり彼らの歌声がよく映える。芽を閉じて聴くと、緩やかな緑の丘がどこまでも続いているような風景が目に浮かぶ。(by Rise) 2000/04/09 up 
  CD  Angel VOICES/The St Philips Boy's Choir (MCCDX 001, Music Collection International)1993年

1. SONG OF JOY,    
2. PIE JESU,   
3. FOR THE BEAUTY OF THE EARTH,    
4. I HAVE A DREAM,    
5. O FOR THE WINGS OF A DOVE,    
6. SAN DAMIANO,     
7. BE STILL FOR THE PRESENCE OF THE LORD,
8. ALWAYS THERE,     
9. GLORY TO THEE MY GOD THIS TONIGHT,     
10. ONE VOICE,
11. HOW CAN I KEEP FROM SINGING,
12. PRAISE TO THE LORD THE ALMIGHTY,     
13. PANIS ANGELISUS,
14. ADORAMUS TE,    
15. MORNING HAS BROKEN,     
16. SALING,     
17. SING FOREVER,    
18. ORINOCO FLOW,
19. BE STILL MY SOUL,
20. SILENT NIGHT

トレブルのみでトラディショナルからポピュラーソングまで幅広い選曲を歌っている。英国では,ソリストのアルバムはさておき,トレブルだけの合唱が録音されているアルバムは貴重ではないだろうか。しかし,エコーかけ等,かなり音を加工してあるので好みは別れるところだ。よって聖歌隊のトレブルというよりは,少年の歌声によるムード音楽をお楽しみ下さいといった感じのする一枚だ。ムードが強調されているので,全般に甘く柔らかく聴き心地の良いことはこの上ない。2. 「PIE JESU」などは,聴いている私がふにゃふにゃっと溶けてどこかに飛んでいってしまいそうなほど,柔らかく歌っている(そういう狙いで加工もされている)。発声するときの空気の使い方が上手いのだ。歌い方も,部分的にエンターテナーっぽいというか,少年歌手グループの演奏という雰囲気がある。11. 「HOW CAN I KEEP FROM SINGING」などは,その面が強く出ていて粋である。音色は私がイメージする一般的英国聖歌隊のトレブルよりも明るく可愛い。加工のせいもあるだろうが,一瞬少女も混じっているのではとも思わせるほのぼのした歌声だ。万人向きというのだろうか,BSに全く興味のない人にも紹介できるCDだと思う。ソロはふんだんに使われ,合唱とのバランスも良い。ただ,合唱といっても,主旋律組みはマイク近くで歌い,ハモっている他のパートはかなり遠くから聞こえてくるように録音されている曲が多い。つまり普通の合唱ではないので,ストレートな合唱を聴きたいファンは物足りないかも…。これからこういうCDも増えていくのだろうか。(by Rise) 2000/04/02 up
  LP St. Philips Choir - Sing For Ever (BBC REB 692) (P)1988 / Produced by Robert Prizeman

<SIDE ONE>
1 Morning Has Broken - solo:Jaymi Bandtock
2 Sing the Story - solo:Jonathan Arthey
3 Deep Peace (A Gaelic Blessing) - solo:Jaymi Bandtock
4 San Damiano - solo:Jaymi Bandtock
5 The Lord's My Shepherd - solo:Ian Grimley
6 Footprints - solo:Jaymi Bandtock
7 All Through the Night - solo:Sam Harper
<SIDE TWO>
8 Sing For Ever - solo:Sam Harper & Jaymi Bandtock
9 I Have a Dream - solo:Jaymi Bandtock
10 Pie Jesu
11 For the Beauty of the Earth
12 Panis Angelicus - solo:Sam Harper & Jaymi Bandtock
13 Light the Candles - solo:Gareth Lowman & Matthew Arthey
14 Be Still My Soul

 私がこのアルバムの存在を知ったのは、どこでかは忘れましたがジャケ写真付きで紹介されていた増山氏の文章を読んだ時でした。詳しい内容はすでに忘却の彼方となり「聖歌隊が教会を飛び出してポピュラーソング歌う」みたいなことが書かれていて、いったいどんな風な音なんだろうと胸をときめかせたことだけは覚えています。けれど当時はインターネットなど無く、時たま見かける雑誌等のこういった記事が唯一の情報源であったため、音への想像を巡らせることくらいしかできませんでした。そしていつか聴いてみたいものだと思いつつ、帰省の度に巡っていた中古屋ではいつも気にかけていました。そんなある日、奇跡的にこのアルバムとの出会いが訪れたのです。「あ~!!このジャケットは!!!」と心臓が早鐘を打ちました。針を落とす瞬間のワクワク感、そして聴いた時の感激。それは私の膨れ上がった期待をまったく裏切らない内容でした。
 A面に針を落とすと、シンセサイザーの伴奏とハミングの柔らかい前奏の後に入るJaymy君の”Morning has broken~”というソロ。吐息を含んだちょっとハスキーで優しく透き通った声です。彼はこのアルバムで数多くのソロをとっていますが、アルバムのつくりにピッタリの声と歌い方をしています。そして続くコーラスの響きがこれまたどこまでも優しい。「Sing the Story」では、Jonathan君の幼さをちょっと残しつつも優しく透明感のある印象的なソロで始まり、喜びがこみ上げてくるようなメロディが続きます。うわ~っこの曲は何?初めて聴いたゾ。でもすっごくいい!とすでにその時点でSt.Philipsの虜に。「San Damiano」のようなアップテンポの軽快な曲もうるさいということは全く無く意外なほど柔らかく優しいし、「Footprints」では軽快なリズムに乗ってJaymi君が”I had a dream~”と歌い出して思わず一緒に口ずさみたくなります。今まで少年合唱のアルバムで耳にしたことの無かったこういうポップス調の曲がものすごく耳に新鮮に響きました。そして増山氏が言いたかったことはこれなのね~と実感したのでした。どの曲もほんとに大好きなのですが、特にと言えば「For the Beauty of the Earth」ですね。楽しげな流れるようなメロディと心に染み入ってくるような歌詞がとても魅力的です。
 ハーモニーやソリスト達の声がどこまでも優しく、加えて選曲やアレンジも良くて、フワフワの柔らかいリネンにくるまれて眠るような何ともいえない暖かい穏やかな音の世界に浸りこみつつ繰り返し繰り返し聴き続けてしまうアルバムです。そして聴いた後には心がほっこりとします。この時代は今のLiberaのような電子感覚は薄く、エコーもほとんど無いため人の声の暖かさをストレートに感じることができるのも嬉しい魅力。B面が所々ビビつくのですが、自分の思い出に残るベスト10に入る1枚でもあり、またいつまでも大切にしたい1枚でもあります。      (by Wing) 2006/03/16(Thursday)up 
  CD ICO(イコ)~霧の中の旋律~ (SME visual works Inc./SVWC7117) 2002年

1.prologue       
2.coffin       
3.impression       
4.Castle in the Mist       
5.beginning       
6.Who are you?       
7.darkness       
8.heal       
9.The Gate       
10.Queen       
11.continue       
12.deja vu       
13.Shadow       
14.Entity       
15.collapse       
16.ICO-You were there(Steven Garaghty)

少年と少女が古城から脱出するという物語のPS2ゲーム「ICO」のサウンドトラック。作曲は大島ミチルとPentagon。私はゲーム自体はやっていませんが、話によると、光と陰をモチーフにした映像が美しいらしく、音楽だけ聴いていてもその哀愁漂う繊細な旋律から、主人公二人が手に手をとって廃墟のような城の中をさ迷う様子が想像できます。エンディングに流れるという16曲目のYou are thereは、透明感がある、とてもきれいな曲。そしてそれを歌っているSteven Garagthy(「リベラ」「ルミノーサ」のソリスト)が、これまた線の細い可憐な声で、曲との相性もぴったりです。ほんと、きれいな曲だな~。この曲が映像にどのように被るのか、実際にゲームをプレイして確認したい!
スティーブン抜擢までの逸話:「You are there」を作曲し終えて、要となるボーカルを捜していた大島ミチルは、たまたま聞いた聖歌隊のCD(セント・フィリップスかリベラですね)のソリストの声に惚れてロンドンまで足を運んだのですが、その隊員はもう声変わりをしていたため、別の隊員3人それぞれに実際に曲を歌わせてみて、イメージどおりのスティーブンを選んだのだそうです。なるほど、納得。(by Emu) 2002/08/04 up 
  CD HANNIBAL original motion picure soundtrack(ユニバーサル・クラシックス&ジャズ、ビクター・エンタテインメント株式会社/UCCL1006)2001年
映画『ハンニバル』オリジナル・サウンドトラック
Music composed by Hans Zimmer 音楽:ハンス・ジマー
Libera in track no.1,9,10,12

1.Dear Claris 親愛なるクラリス       
2.Aria Da Capo from the Goldberg Variations,BWV988(J.S.Bach) アリア・ダ・カーポ(バッハ:ゴルドベルグ変奏曲から)     
3.The Capponi Library カッポーニ宮の図書室       
4.Gourmet Valse Tartare グルメ・ワルツ・タルタール     
5.Avarice 食欲       
6.For A Small Stipened ささいな棒給のために       
7.Firenze Di Notte フィレンツェの夜       
8.Virtue 美徳       
9.Let My Home Be My Gallows 絞首台
10.The Burning Heart 燃える心       
11.To Every Captive Soul すべての捕らわれた魂へ
12.Vide Cor Meum ヴィードゥ・コル・メウム

リドリー・スコット監督「ハンニバル」のサントラCD。アルバム・カバーからして怖いです。曲も、弦の細い調べを多用したクラシック調できれいですが、どことなく不気味で怖い~。リベラはオケと一緒にコーラスで参加。最初に主人公クラリスがレクター博士から手紙を受け取るシーンほか何ヶ所かでバックに流れます。歌声はというと、リベラのCDのイメージで。きれいです。極度に加工された音作りですが、美術畑出身のリドリー・スコット監督の作品自体ビジュアルを追求した舞台美術のようなので、その美的要素の一つとなって映像に溶けこんでいます。というより映画を見ている時はハラハラドキドキして音楽の美しさに注目している余裕はないので、怖さを盛り上げる効果音と化していたりして…。(by Emu) 2002/04/28 up 
  CD Soprani / hard romantic with Liam O'kane(ポリスター PSCR-5756)1999年6月23日

1, All The Love In The World   
2, Moonlight Lullaby   
3, The Lark In The Clear Air   
4, Time
5, After The Storm   
6, Blue Tide   
7, In Trutina   
8, Morgen   
9, Silent Love   
10, you're The One
  CD  THE MIGHTY music form the Miramax motion picture 「マイ・フレンド・メモリー・オリジナル・サウンドトラック」 (東芝 EMI/TOCP-65082) P.1998 Original Score By Trevor Jones

1.The Mighty           
2.Past Times           
3.Dreaming Clouds           
4.First Flight          
5.Life's Rough          
6.Danger By The Lake          
7.City Walkers          
8.The Mighty Quest           
9.My Noble Night(Boy soprano solo:Chris Baron from St.Philips Boyschoir)          
10.Free To Fly           
11.Future Times           
12.Parting Request           
13.Let The Good Times Roll          
14.The Mighty/Remix

頭はいいけれど身体に障害のあるケビンと、体は大きいが少々鈍くさいマックスの、二人の少年の友情物語。ストーリーはよくありがちなお涙頂戴ものですが、単純な私はツボにはまってしっかり涙ボロボロでした。音楽担当は、「ブラス」「ノッティング・ヒルの恋人」などで地味に活躍しているトレバー・ジョーンズ。表情豊かで美しいスコアが良いです。主題歌「The Mighty」はスティングが歌っています。ボーイ・ソプラノの登場する9曲目は、サントラのメイン旋律を編曲したもので、作品のクライマックスであるマックスが雪の中を走るシーンで小5分間流れます。オケとヴァイオリン独奏をバックに、人工的なエコーでぼわんと膨らむ透明な声が、暖かな雪のように優しく降り注ぎ、CDだけ聞いても十分に癒し系ですが、映画を見た後にはもう涙なしでは聴けません。今も思い出しては涙。ソリストのクリス・バロンはセント・フィリップス合唱団(現リベラ)のメンバーでもあり、私はまだ未聴なのですが「Angel Voice3」の「Once in Royal David's City」のソロも歌っているようです。(by Emu) 2002/06/02 up
  CD Splendore / Hard Romantic (PSCR-5717) ポリスター1998年

1.Blue Interlude     
2.Piercing The Clouds-splendid version    
3.Come Lavandare     
4.Hungarian Love Song-angel version "Brahms: Zigeunerlieder op.103"( featuring Liam O'kane)     
5.Ein Xavante     
6.Oranger    
7.Frantic Blue     
8.Hungarian Love Song -vervet piano version     
9.Piercing The Clouds-ambient version (featuring Liam O'kane )
10.Em Xavante-water piano version 
  CD JOE HISAISHI/WORKS・Ⅰ (ポリドール株式会社/POCH-1652)1997年8月録音

All composed and arranged by Joe Hisaishi(except 2:arranged by Nick Ingman)
久石譲(ピアノ)/ニック・イングマン指揮ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団/リアム・オッケーン(ボーイ・ソプラノ)-track no.1

1.『風の谷のナウシカ』(1984)より~Symphonic Poem“NAUSICAA”PartⅠ~Ⅲ       
2.『水の旅人-侍kids』(1993)より~FOR YOU
3.『Sonatine』(1993)より~SONATINE       
4.『はるか、ノスタルジィ』(1992)より~TANGO X.T.C.
5.『ふたり』(1991)より~TWO OF US
6.『紅の豚』(1992)より~MADNESS       
7.『あの夏、いちばん静かな海』(1991)より~SILENT LOVE 

久石譲が手がけた映画音楽いろいろを集めてオケ用にアレンジしたアルバム。イージーリスニング風。1曲目の「風の谷のナウシカ」に、リベラのリアム・オッケーンが参加しており、映画本編では幼い女の子が口ずさむように歌う「ラン、ランララランランラン」の短いフレーズを歌っています。少女のように可愛らしい声で難なく歌いきります。何度かに分けて録音したものを重ねた、声が重なる部分もきれい。でも、彼の声がこの曲の中で生かされているかというと、そうではないように思えます。リアムではなく、起用の仕方の問題で。リベラ独特の中性的で神秘的な響きも感じれらないし、ボーイ・ソプラノの透明な特性が出ているわけでもない。極端に言うと、単なるゲスト出演。オリジナルの、女の子のたどたどしい声の方がよほど曲の中で雰囲気があり、ちょっとボーイ・ソプラノというものを使ってみたかったんですね、久石さん、という印象に終わりました。久石譲の曲はいいのだけれど。ボーイ・ソプラノというので、私の方で過剰に期待してしまったのかもしれません。(by Emu) 2002/07/21 up

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(お返事は出来ないと思います)

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