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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

ラングドック少年合唱団LES PETITS CHANTEURS DU LANGUEDOC





LP   MISSA ABBATIALIS / DU MONASTERE DE MONTSERRAT (Dom Anselme Ferrer O.S.B.)
(PHILIPS/6397 021)

LES PETITS CHANTEURS DU LANGUEDOC, Direction:Jose Guix-Busquet

Face 1
KYRIE - GLORIA - CREDO (1 partie)

Face 2
CREDO (2 partie) - SANCTUS - BENEDICTUS - AGNUS DEI

ジャケットにモンセラートという文字があって、のこぎり山が写っているので、モンセラートが歌っていると思い込んでいた。でも、コーラスがサラサラし過ぎているし、指揮もセガーラ氏じゃない。で、チンプンカンプンの仏語をながめてみたら、ラングドック少年合唱団がモンセラート所縁のアンセルム・ファーラーのミサ曲を歌っていた。ラングドックが地中海沿岸の中央部からスペイン国境までの地域らしいので、バルセロナと隣接するお隣さんといったところ。どうも指揮者のGuix-Busquet氏がモンセラート修道院に8年ほどいたようだ。盤は大雑把に'60年代〜'70年代のもののようで、フャーラー氏が1969年没という事から、Guix-Busquet氏との接触があったと考えても良いと思われる。(こういう妄想って好きだなー)
《MISSA ABBATIALIS》はメロディラインがとてもきれいで心洗われる曲。ラングドックは少し幼さの残る柔らかで滑らかな歌い方をしている。期待する音より若干遅れて聞こえるのは響き具合のせいか?ソプラノソリストは、正確に音をきざみながら少し鼻にかかる声でストレートに歌っている。コーラスのレベルからは一段抜きん出ており、その存在感は大きい。この曲、1982年録音のレコードでモンセラートがクレド抜きで歌っているけど、こちらは全編コーラス。ラングドックの真っ直ぐなソロと、モンセラートのまったりしたコーラス。楽譜上はどうだったのか、それぞれの事情があったのか、などと思い巡らせながら対比して聞くとおもしろい。
この合唱団への感情より、ファーラー氏とモンセラート繋がりという点で、思いっきり聞き込んでしまった。   (by Nao) 2006/05/19(Friday)up 
     
     
     
     
     

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(お返事は出来ないと思います)