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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

鈴木賢三郎Kenzaburou Suzuki





EP    星の王子さま (株式会社キャニオン・レコード CX-43)

星の王子さま プチ・プランス
星のサンバ

 私の中で、日本のボーイ・ソプラノに特にも大切な存在が3つあります。

1、村上友一
2、ビクター少年合唱隊の切手のカバーのアルバムでの歌い人知らずの「荒城の月」
3、鈴木賢三郎の「星の王子さま」


です。
 その中の1つである「プチ・フランス」は、1978年から79年まで朝日放送で放映されたアニメ「星の王子さま」のオープニングに使用された曲で、フレーベル少年合唱団の鈴木賢三郎くんが歌っています。残念ながら私が住まう地方で朝日系列が開局したのは1980年だったのでリアルタイムではこのBSを見落としました。だから初めて聴いたのは、80年代。私に日本のBSの素晴らしさを教えてくれたCHOIR友だちの一人からのコピーでした。 
 それはビクター少年合唱隊の燦然と輝く膨大なコレクションの中で、凛然と聴こえてきました。
 村上くんのは日本語に清涼な美しさを感じましたが、鈴木君には、一つ一つの音符に切ないような懐かしさを感じてしまうのです。音の一つ一つが丸く温かく美しく気高くやさしい。なんだかハスキーで鼻に詰まるような癖があって、思い切りが良くて、だけどだけど・・・近いようで、遥か遠くに存在する手の届かない「聖なる存在」。彼のボーイ・ソプラノからは、人間の存在を肯定する気持ちや「良心」の存在を信じたくなるような何かを感じました。
 数十年後、今世紀になってから、この「声」を持って居たくなってアニメのDVDを買ったり、レコードを手に入れたり・・・。でも、アニメのDVDには歌はフル・バージョンでは入っていないし、USEDで入手したEPは傷だらけ・・・。
 私って抜けている。間抜け・・・。
 You Tube でナレーション入りで聴けますのでぜひにどうぞ。 鈴木賢三郎さんの「星の王子さま」の演奏には命の永遠があります。今更ながらですが、詩も曲も良いですね。(by Hetsuji) 2010/9/26 up 
CD

2018 
  Disc 2-8 収録されています。

感想はEPと重複します。

  「プチ・フランス」は、1978年から79年まで朝日放送で放映されたアニメ「星の王子さま」のオープニングに使用された曲で、フレーベル少年合唱団の鈴木賢三郎くんが歌っています。残念ながら私が住まう地方で朝日系列が開局したのは1980年だったのでリアルタイムではこのBSを見落としました。だから初めて聴いたのは、80年代。私に日本のBSの素晴らしさを教えてくれたCHOIR友だちの一人からのコピーでした。
 鈴木君には、一つ一つの音符に切ないような懐かしさを感じてしまうのです。音の一つ一つが丸く温かく美しく気高くやさしい。なんだかハスキーで鼻に詰まるような癖があって、思い切りが良くて、だけどだけど・・・近いようで、遥か遠くに存在する手の届かない「聖なる存在」。彼のボーイ・ソプラノからは、人間の存在を肯定する気持ちや「良心」の存在を信じたくなるような何かを感じました。
 数十年後、今世紀になってから、この「声」を持って居たくなってアニメのDVDを買ったり、レコードを手に入れたり・・・。でも、アニメのDVDには歌はフル・バージョンでは入っていないし、USEDで入手したEPは傷だらけ・・・。それがCDで無傷の音源入手。嬉しくてDISC2-8のみリピートして聴いています。ちょっとCDっぽい平坦な音に聴こえるような気もするけれど気のせいでしょう。
 鈴木賢三郎さんの「星の王子さま」の演奏には命の永遠が宿っていると感じます。CDにしてその命を再販してくれてどうもありがとう。感謝です。
(by Hetsuji 2019.2.20 MON up)

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(お返事は出来ないと思います)