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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

Kenan BurrowsKenan Burrows





 CD  百合の伝説 シモンとヴァリエ(カルチュア・パブリッシャーズ/CPC85033)録音1997年?

1.LIBERA ME
2.AVE VERUM CORPUS
3.KYRIE 1
4.KYRIE 2
5.GLORIA
6.LUX AETERNA
7.ALLELUIA,JUSUS GERMINABIT
8.SANCTUS 1
9.SANCTUS 2
10.BENEDICTUS 1
11.BENEDICTUS 2
12.LAMENTATIONS OF JEREMIAH
13.IN PARADISUM
14.DIES IRAE 1
15.DIES IRAE 2
16.PIE JESU
17.LIBERA ME
18.AGNUS DEI

treble soloist:Kenan Burrows(Winchester Cathedral Choir)(Track no.4)

映画「Lilies/百合の伝説 シモンとヴァリエ」のオリジナル・サウンドトラック。CDジャーナルの紹介文が内容を端的に説明しているのでちょっと拝借;「カナダの人気作家ミシェル・マーク・ブシャルドの書いた舞台劇をジョン・グレイソンが映画化。修道院に学ぶ美少年たちの甘くて残酷な青春悲劇。音楽は,カナダの映画音楽作曲家として活躍中のマイケル・ダンナ。今作では「ミサ曲を中心に神秘性を表現。」だそうである。私は映画自体は見ていないが、少年たちの三角関係を刑務所の囚人たちが演じるというもので、男性だけで演じられる異色作とのこと。ここだけ読むと同性愛映画的なイメージが強いが、解説によると、女人禁制だったシェイクスピア時代の演劇のようなものと捉える方が適切だとか。曲は、グレゴリア聖歌のような単旋律で、1曲を除いて全てヒリヤード・アンサンブルによる演奏。その1曲とは4曲目の「アヴェ・ヴェルム・コルプス」で、当時ウィンチェスターのトップソリストだったケナン・バローズがソロで歌う。フォーレのミサ・ブレヴィスのような悲哀を帯びた冴えざえとした旋律で、ケナンの透明な声が鋭く伸びていく。透明で物悲しい美しさはボーイソプラノならでは。映画の中の悲劇っぷりを増幅しそうだ。何はともあれ、ケナンの歌声をまた一つ残してくれたサントラの音楽監督さんに感謝。   (by Emu) 2004/01/25 up
     
     
     
     
     

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(お返事は出来ないと思います)