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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

ジミー・オズモンドJimmy Osmond





EP    ちっちゃな恋人(DENON CD-62) (C)70・3

SIDE 1:
ちっちゃな恋人 my little darling.......3'17" (なかやま・まり作詩/井上かつお作編曲)
SIDE 2:
私のペギー peg o' my heart.......2'27" (A.BRYAN作詩/なかにし礼訳詩/ F.FISHER作曲/森岡賢一郎編曲)

 これ(ちっちゃな恋人)、耳の奥に残っていた歌です。レコードは持っていなかったけれど、歌声を覚えているところをみると、当時、TVやラジオでかなり流れたんだろうと思います。歌っている姿は・・・記憶なし。
 今、改めて聴くと、耳に心地よいのですよね〜、自然で素直でクリアで細くて高い声で、リズム感も音程も発音もしっかりしている・・・。Violaさんが書いていたので、気が付きましたが、日本語はかなり上手です。バックコーラスの兄弟たちも安定した精神性(=普通の?良家のおぼっちゃま方)に裏打ちされたかのような本当に嫌みのない声なんです。精神的な健康さを感じさせる歌声というのがオズモンド家の基本路線という気がします。この頃の彼は声のシャープさも可愛いので、曲の内容がどうこうよりも、素材(ジミー本人のキャラクター)の良さで売れた感じがします。 (by Hetsuji) 2003/06/08 up 
EP    シャ・ラ・ラ SHA LA LA (DENON CD-77) (C)70・7 発売元・日本コロムビア株式会社

SIDE 1:
ヤング・ラヴ・スイング YOUNG LOVE SWING .......3'44" (麻生ひろし作詩/海野こうじ作曲/森岡賢一郎編曲)
オズモンド・ブラザーズ(ソロ)メリル

SIDE 2:
シャ・ラ・ラ SHA LA LA .......2'44" (郷伍郎 作詩・作曲/森岡賢一郎編曲)
ウェイン/ジミーとオズモンド・ブラザース

  基本的にオズモンド・ブラザーズの面々は、ソロでもコーラスでも見事なくらいに日本語が上手です。で、ソロもですが、特にもハーモニーが、「癖がない」という言葉だけでは片付けられないほどに、清潔です。完璧な清流系。或いは清涼系。今、聴いても気持ちが良いほど涼しいコーラスなのです。
  この「シャ・ラ・ラ」は、拡大解釈すると、自分が戻れる場所(家とか家族の絆)がある幸せを、季節の移り変わりによる無常観との対比で表現したもので、単純だけれどきれいで覚えやすい詩と旋律と、爽やかなハーモニーがとても良くて、子ども時代にずっと好きだった曲です。この頃、日本国内ではオズモンドブラザーズの方が知られていたと思いますが、ちょうど「ジャクソン5」と比較して、私は両者の雰囲気の違いをジャクソン5は「自分で光る感じ」オスモンド・ブラザーズは「輝く感じ」ととらえていました。今にして思えば、「直接照明」と「間接照明」の違い、或いは「太陽光」と「月光」との違い・・・。自己主張しない系というか、ひんやり癒し系というか奥ゆかしい系というか・・・。そして何と言ってもオズモンド・ブラザーズは、まさに歌声(コーラス)の温度が命、だったと思います。(湿度も低くてサラサラの高原系コーラスでした。)それと健康的なルックス。自然に家族や兄弟の素晴らしさみたいなものも体現していて、それもまんべんなく受け入れられた要因でもあったと思います。
  ちなみに、この「シャ・ラ・ラ」という曲ですが、メインがウェイン。ジミーは涼やかなコーラスの途中途中に「シャ・ラ・ラ」とアクセント的に歌っています。(by Hetsuji) 2003/06/15 up 
EP     ジミーのジングル・ベル (DENON CD-94) (C)70・10 発売元・日本コロムビア株式会社

SIDE 1:
ジミーのジングル・ベル JINGLE BELLS .......2'19" (トラディショナル+G.ワイル・服部克久 編曲)

SIDE 2:
ママがサンタにキッスした I SAW MAMMY KISSING SANTA CLAUS .......2'00" (T.コナー 作詩・作曲+G.ワイル・服部克久 編曲)

  クククク・・・カワユイ。ジミーのジングル・ベル。トナカイさんのリン・リン・リン・リンと早く鳴る鈴の音も心をウキウキさせる。最後の「メリー・クリスマス!」の生き生きとした挨拶も、聴いている大人(Hetsuji)を、と〜っても幸せにしてくれる。
  「ママがサンタにキッスした」については、その昔、リトル・マイケルの強靱かつ芸術的な歌声を聴いているので、比較すると、あまりにもジミーのは子ども過ぎる?のだけれど、幼いソプラノを張り上げて最後の音までしっかり歌うジミーって、ホントにカワユイ・・・。思い出したようにときどき繰り返して聴くならマイケルじゃなくて、線の細いジミーの方だわな、私の場合。曲ラストの街の鐘の音も異国情緒たっぷりでクリスマスっぽい。そして結局は、この子を取り巻く健康な家族関係を感じてしまうのだなあ、私。  (by Hetsuji) 2003/06/22 up
EP     ジミーの陽気な盗賊たち (DENON CD-103) (C)71・2 発売元・日本コロムビア株式会社

SIDE 1:
ジミーの陽気な盗賊たち JIMMY'S THE HAPPY ROBBERS .......2'27" (麻生ひろし 作詩/馬飼野俊一 作曲/東海林修 編曲)

SIDE 2:
みつけた幸せ I FOUND A LITTLE HAPPINESS .......3'30" (麻生ひろし 作詩/三月はじめ 作曲/東海林修 編曲)

  ものすご〜く、くっだらな〜い内容の歌なのだ、「ジミーの陽気な盗賊たち」。でも主人公の、山賊さん、海賊さん、盗賊さんたちの脳天気具合と、歌の中の、リトル・ジミーの演技力ある「ハ・ハ・ハ・ハ」の高笑いがGood!!!で、メロディも自然だし、今聴いても又々、ニマァ〜としてしまうくらい、大好きな歌。関係ないけれど、右下の盗賊さんたち、イラストが人間なんだけれど、何故か、ウィーン少年合唱団の3000円のクマちゃんたちに見えてしまう。曲のアレンジもウキウキで、機嫌の良いときなんか「ナポリィ〜の山賊はぁ〜陽気なもんだよ〜」って歌っちゃうもんね、私。しっかし、な〜んで、こんな歌を歌った(作った)んだろう?
  「みつけた幸せ」は、朝の光、花、星、小鳥・・・と、リトル・ジミーをとりまく自然や生活の中にある、「日常のしあわせ」に気が付いたことをしみじみと歌ったもの。彼がブレイクしていた当時、TV等で歌われたものを聴いた記憶がないが、恋がどうのこうのの歌よりも、なかなかの名作だと思う。 (by Hetsuji) 2003/06/29 up
EP    サインはピース (DENON CD-1001) (P)71・7 発売元・日本コロムビア株式会社

SIDE 1:
サインはピース PUT YOUR HAND IN THE HAND .......2'58" (ジミー・オズモンドとオズモンズ 歌)

SIDE 2:
フラーティン FLIRTIN' .......2'55" (オズモンズ 歌)

  こちらは本国でリリースしたものの日本盤か? で、どこからそうなったのかはわからないが「サインはピース」なんていう邦題が付けられている。ジミーは、鼻にかかる幼い声だが、高い声でリズム感良く元気に歌っている。
  フラーティンはオズモンズ担当。メイン・ソロは低く落ち着き始めたお兄ちゃんたちのうちの誰かの声だが、折々のダニーの鋼鉄のソプラノが目立つアクセントになって聞こえてくる。・・・もったいなかったなぁ〜、ダニーのボーイ・ソプラノ。1枚くらいクラシック・クリスマスをソロでレコーディングしておいてくれたら、クラシックとかポップスとかのジャンルの垣根を越えて、彼の声の艶の素晴らしさを残すことが出来たのに。売れたグループなので、録音はたくさん残っているようだけれど、ダニーのボーイ・ソプラノの本当の美しさ(と勝手に私が思っている声)そのものは、現存していないような気がする。  (by Hetsuji) 2003/07/06 up 
EP    涙くん さよなら (DENON CD-1014-IN) (P)72・2 発売元・日本コロムビア株式会社 ジミー・オズモンド 歌 JIMMY OSMOND

SIDE 1:
涙くん さよなら GOOD-BYE MR. TEARS .......2'40" (浜口庫之助 作詩・作曲/森岡賢一郎 編曲)

SIDE 2:
秘密の花園 UTOPIA .......2'08" (山上路夫 作詩/井上忠夫 作曲/森岡賢一郎 編曲)

「涙くん さよなら」 は子どもの細くシャープな声で歌われていると、歌い手の声や姿そのももの可愛さだけが目立って、曲そのものの持つおおらかさが聞こえてこないかも。
「秘密の花園」は、昔のアイドル風或いはグループサウンズ系味付け。秘密の花園で愛する人と暮らしたいという歌なので、子どもが歌うには無理があるなあ。彼に合った歌を作れなかったのかね?
どちらかといえば、曲自体の無難さで、「涙くん さよなら」の方が聴きやすい。   (by Hetsuji) 2003/07/13 up 
EP    デイトはだめよ (DENON CD-1019-IN) (P)72・4 発売元・日本コロムビア株式会社 リトル・ジミー 歌 JIMMY OSMOND

SIDE 1:
デイトはだめよ SHE IS GOOD LOOD .......2'43" (なかやま・まり 作詩/井上かつお 作曲/横内章次 編曲)

SIDE 2:
バイ・バイ・スザンヌ BYE BYE SUSANNE .......2'58" (片桐和子 作詩/都倉俊一 作曲/横内章次 編曲)

聴いている分には普通のしょうもないアイドルふうなんですが、よっく聴くと?「デイトはだめよ」も「バイ・バイ・スザンヌ」も、旋律の動きとか音の高さが微妙に難しいんですよね〜。だから、曲に対して、ありふれたアイドルふうのこの詩ではもったいなかったと思う。ジミーは良く歌っています。   (by Hetsuji) 2003/07/20 up 
EP    ママに捧げる詩 (DENON CD-1020-IN) (P)72・5 発売元・日本コロムビア株式会社
リトル・ジミー/JIMMY OSMOND

SIDE 1:
ママに捧げる詩 MOTHER OF MINE .......2'26"

SIDE 2:
リヴァプールから来た恋人 LONG HAIRED LOVER FROM LIVERPOOL .......2'15"

 ニール・リードがヒットさせた「ママに捧げる詩」をジミーが歌ったEP。さらっと癖のない聞きやすい可愛い声で、ジミーには似合っている曲。とても一生懸命歌っていて、けなげさが伝わってくる。たぶん、曲そのものも、子どもが歌う歌としては、名曲だろうな。日本語でも聴いた記憶があるんだけれど誰が歌っていたのか思い出せない。
 雰囲気のガラッと変わる「リヴァプールから来た恋人」は、ジミーが世界的にヒットさせた曲。明るくて健康的で、幼さがやはり、可愛い。 幼さにいろいろなものが隠れてしまっているけれど、表現力はかなりある。 (by Hetsuji) 2003/07/27 up 
EP    陽気なジミー (MGM DM 1240) MGMレコード 発売元・ポリドール株式会社 KI 7302 ジミー・オズモンド(歌)

SIDE 1:
陽気なジミー TWEEDLEE DEE .......3'34"

SIDE 2:
キラー・ジョー KILLER JOE .......2'36"

お兄ちゃんたちのバックに乗ってリズム感良く歌う「陽気なジミー TWEEDLEE DEE .......3'34" 」。日本国内での可愛いイメージを越えて、本国でしっかりと実力派アイドルへの道を歩んでいるといったところ。「キラー・ジョー KILLER JOE .......2'36"」も同じ路線。曲想も似ている。この時代はアイドルをこんなふうにイメージしていたんだろうなあ。と振り返ってしまった。 (by Hetsuji) 2003/08/03 up 
EP  マミー・ソング (MGM DM 1252) MGMレコード 発売元・ポリドール株式会社 KI 7404 ジミー・オズモンド(歌)

SIDE 1:
マミー・ソング GIVE ME A GOOD OLD MAMMY SONG .......2'56"

SIDE 2:
恋の売り込み I'M GONNA KNOCK ON YOUR DOOR .......2'05"

「マミー・ソング GIVE ME A GOOD OLD MAMMY SONG 」は まだ年相応のおませ止まりにも思えるが(切れはとってもGood!!!)、「恋の売り込み I'M GONNA KNOCK ON YOUR DOOR」は、アイドル路線拡大ソング。なかなかさまになっているが、声が幼いので、聴いていて、大人びるのは早いような気がしたなあ。子ども時代はあっという間なんだから。それにしても、この子は、歌うのがとっても上手です。クラシック・クリスマスを録音しておいて欲しかったなあ。 (by Hetsuji) 2003/08/10 up 

sounds’Library
 sounds.library@gmail.com

(お返事は出来ないと思います)