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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

ハーレム少年合唱団THE BOYS CHOIR OF HARLEM





CD    The Boys Choir of Harlem sings Hope and Happyness /believe/we shall overcome(P)(C)2001

1.You'll Never Walk Alone Vocal Solo: Randall Gregoire(Br)      
2.Let There Be Peace on Earth      
3.Children of The World Vocal Solo by Alex Ortiz(B-S)  
4.Amazing Grace Vocal Solos by Terrance Wright and Darren Bailey      
5.My Shepherd Will Supply My Need      
6.United We Stand Vocal Solos:Yolanda Payne Tynesha Hill, Jasmine Elliott      
7.We Shall Overcome Vocal Solo by Terrance Wright  
8.Oh Freedom      
9.Kumbaya My Lord      
10.Lift Every Voice and Sing       
11.God of Our Fathers      
12.Precious Lord      
13.Man in the Mirror/I Believe I Can Fly Vocal Solo:Samuel Jordan

下のアルバムと同時期に出たCDだと思うのだけれど、完成度の高い1枚である。合唱にも伴奏にもそれは言える。ハーレムは、ボーイズ・クワイアと表記されているが、歌声は、ユース・クワイアの域に達している。大好きな曲「2.Let There Be Peace on Earth」が混声で歌われているが、ボーイ・ソロとは別の感動を覚えた。BOYS TOWN CHOIRでも感じた「アメリカの良識」「ひたむきさ」「誠実」を若さに溢れた清々しい歌声で体現している。下のsings Americaが愛国心を直接的に表現した1枚なら、sings Hope and Happynessは愛国心を根底のモチーフにとどめたもの。ハーレム少年合唱団を語るときに避けては通れない1枚のCD、になるかもしれない。(by Hetsuji) 2002/10/06 up 
CD     The Boys Choir of Harlem sings America(P)(C)2001

1.Star-Spangled Banner      
2.Another Step in Time      
3.Give Me Your Tired, Your Poor      
4.Battle Hymn of the Republic      
5.Stand Up for the Flag      
6.America the Beautiful      
7.God of Our Fathers      
8.United We Stand      
9.God Bless America      
10.Lift Every Voice and Sing      
11.America

  誤解をおそれず言えば、CDを聞く限りでは、ハーレム少年合唱団の雰囲気は、ドラケンスバーク少年合唱団に似ている。イギリス系の合唱団を聴くときに感じる息詰まるような統制感がなくて、ザワザワした開放感があるところが。ソリストたちの自由なテイストがPopシンガーっぽいところが。加えて伴奏者を合唱団内で調達しているらしいところが。ザワザワ感は変声中の少年や変声直後の少年も混じっているらしいことにもよるかもしれない。(私の耳にはそう聞こえる)高音が聞きようによっては濁って粗雑にも聞こえてしまうのが気になるが、これも、変声前や後、少女と、いろいろな条件の子どもたちを集めているからだろう。少年合唱というよりも、高校生くらいの男女の若々しい合唱、といった感じだ。実際、CDのタイトルはハーレム少年合唱団ではあるが、少女合唱団も曲によっては共演している。不思議だが時に、彼らの声に、哀愁も感じてしまう。
  曲名を見て欲しい。9月の飛行機を使ったテロ事件(?)の影響があるのかどうかはわからないが、全ての曲がアメリカ国粋主義的である。「なりきって歌っているなあ」という気がしないわけでもないが、大人の混声や逆に少年聖歌隊風の合唱よりは、ずっと素直に曲そのものを受け止めることが出来る感じがする。変声が始まっているような男の子のナレーションがあったり、ソプラノのソロがあったり(女の子のソロだったりするのが看板に偽りあり、だと少年合唱ファンHetsujiは一瞬思ったが)甘いテノールもあるし、曲調も明るかったり、真摯になったり・・・と、次々と趣向が変わる。国粋主義曲を集めてなお外国人Hetsujiを飽きさせない。これぞ、エンターティナー。そこにもドラケンスバークに通じる心意気を感じる。(by Hetsuji) 2002/10/06 up
CD     Attitude of an everyday man-James Williams / ハーレム・ボーイズ・クワイアの夜 (TOCJ-5741)
Recorded at( Studio A) Clinton Recording Studio, New York City on March 16, 17& April 18, 1991 James Williams And The Boys Choir Of Harlem
ジェームス・ウィリアムス(ピアノ)& ハーレム少年合唱団 (1,2,3,5,6,7)

1.A Certain Attitude (5:38)       
2.Take Time for Love (6:16)       
3.Nobldy Knows the Trouble I've Seen(6:35)       
4.Will-Power(7:36)        
5.Blesses assurance (3:50)       
6.Self Esteem(7:29)        
7.Mulgrew's Motif(8/389 8.Doxology(5:21)
CD     The Boys Choir of Harlem-Schubert & Spirituals (TUE 0001-00)

Franz Schubert(1797-1827):Mass in GD.167
1.Kyrie      
2.Gloria      
3.Credo      
4.Sanctus      
5.Benedictus      
6.Agnus Dei 
Featuring alumni soloist:Jeryl Cunnungham, soprano (GCH 98)Michael McDonald, tenor (BCH?)Daniel Billings, Baritone (BCH 97’)

Sing Unto The Lord A New Song:Srul Irving Glick(Sheeru Ladonye Sheer Chadash)      
7.I. Oh Lord, Open Our Lips(Adonye S’ Fatye Tiftach)  
8.II. Come Let Us Sing Unto The Lord(L’Chu N’ Ran’ na) 
9.III. Let Our Enemies Be As Chaff       
10.IV. Sing Unto The Lord A New Song(Sheeru Ladonge Sheer Chadash)

SPIRTUALS
11.Every Time I Feel The Spirit Daniel Billings, Baritone (BCH 97’)      
12.Go Down Moses Charles Thomas, Tenor (BCH 00)  
13.Children Go Where I Send Thee      
14.Little David, Play On Your Harp      
15.Ride On, King Jesus William Byrd,Tenor (BCH 86’)

ハーレムには、ハーレム少年合唱団とハーレム少女合唱団があるもよう。シューベルト演奏のソプラノソリストには、少女合唱団から起用した。ソプラノに限らず、他のソリストも団員から起用し録音してしまうのは、イギリスやドイツの聖歌隊がソリストを外注することを考えるとすごいことだと思う。ハーレム少年合唱団の作り出す音は、例えば、小学生、中学生、高校生の男子だけを集めたらこんな合唱になるかなあ、という感じ。一生懸命で、元気があって、非常に親しみやすい合唱に思える。そしてさすがジャズの国。ピアノが自在だ。伴奏が良い。最後の曲「15.Ride On, King Jesus」にも、この合唱団のfの魅力がバッチリと出た。(by Hetsuji) 2001/08/19 up 
CD     Christmas with The Boys Choir of Harlem(unencumbered 2301-2)

1.Oh Come All Ye Faithful treble solo      
2.Carol Of The Bells      
3.The Christmas Song      
4.Silent Night (Heavenly Night)      
5.Have Yourself A Merry Little Christmas  treble solo  
6.O Holy Night      
7.Hark The Herald Angels Sing      
8.Joy To The World      
9.Little Drummer Boy      
10.Let It Snow, Let It Snow      
11.This Christmas      
12.Back To You (Christmas Reprise)

決めるところはしっかりと決め、決して素人ではないのだけれど、素人っぽさがとても光るアルバム。今の時代に等身大のクリスマス。ソロの子も普通っぽいところがいじらしい。この合唱団は、プロデュースがとても上手。おしゃれな都会に暮らす少年たちのおしゃれな日常のワン・シーンが歌声から想像できる。こんを詰めて必死で聴くタイプの合唱団ではなく、映画音楽のように、例えば超高層マンションの窓の下、宝石箱をひっくり返したような都会の光の洪水を眺めながらゆったりと聴きたい。リズムが違うので、一瞬、ジャクソン5(古いが)を聴いているような錯覚におちいった。そんな感じの演出も光る。ホント、昔のマイケルが歌っているかのような「5.Have Yourself A Merry Little Christmas」。録音風景の写真が掲載されているので、うちマイクの前のメガネ少年がソリストか?とも思うが名前はない。あちこちで、アクセント的に高い声を出しているので名前が出ていないのは残念。それより年上のソリストの変声前後の声も、とてもきれい。合唱にゴスペルほどのボリューム感はないが、もっと清々しく若々しい。かと思えばイギリスの聖歌隊風アレンジもさまになっている。ドラマ仕立てのセリフ回しも堂に入ったものだ。構成と演出の妙で、ハーレム少年合唱団のいろいろな魅力が詰まった1枚になった。(by Hetsuji) 2001/08/19 up 
CD      THE BOYS CHOIR OF HARLEM(unencumbered 2300-2)

1.Up in Harlem      
2.Now You Know      
3.Back To You      
4.Overjoyed      
5.Love A Little Harder       
6.Rough Crossing      
7.Hold On      
8.Heroes      
9.Power      
10.Up In Harlem (subtonic mix)

アルバムカバーが表も中も裏も相当におしゃれ。今までいくつか聴いたアメリカの少年合唱団の中で、ここの歌の作りが一番粋な感じがする。「姿勢」なのか、カッコ良さは、歌声だけに留まらない。アルバムカバーを含めて、ビジュアルにも気を遣っている。ただし合唱に関して言えば、このアルバムでは、ソロやデュエットと同じくらいの比重かまたはバックコーラスという趣。合唱団というよりは少年グループ的な作りになっている曲もある。無名なシンガーのCDにしては、バックコーラスが超豪華・・・という雰囲気。バックコーラスかもしれないけれども、それがビシッと決まっている。コーラスから溢れるスピード感もGood!!(by Hetsuji) 2001/08/19 up
CD     CELEBRATE

1.Sir Duke      
2.God Bless the Child      
3.Straighten Up and Fly Right      
4.Nobody Knows the Trouble I've Seen      
5.Ezekial Saw the Wheel      
6.Behold the Star      
7.Precious Lord      
8.Glorify the Lord      
9.He'll Be There      
10.Why Do People Go Away      
11.Just Say No

CDの表面にTHE BEST OF THE BOYS CHOIR OF HARLEM と印字してある。これがハーレム少年合唱団のベスト盤であり、もっともハーレム少年合唱団らしい1枚なのだろう。1.Sir Dukeの弾み具合にこちらも浮き立ってくる。2.God Bless the Child・・・ピアノはジャズの雰囲気。ソロもジャズの雰囲気。ジャズ喫茶で流しても違和感のない1曲だろうと思う。そこに歌声が入ってきて合唱になる。彼らが歌う歌のジャンルを何というのかは知らないが、たぶん、彼らの日常にもっとも近い音楽なのだろう。いわゆる聖歌隊やトレブルのベスト盤とは自ずと趣は違うが、地の声が残っている合唱で歌われると味がある。どちらかというと変声前の少年たちは発展途上で、変声後の若々しい声の活躍が目立つ。次々に移り変わるナンバーを聴いていると、姿こそ見えないが、静かなナンバーもきちんと聴かせるし、聴衆の歓声や手拍子、拍手もあったりして、聴き手も一緒に楽しんでいる雰囲気もあって、ショー的華やかさだ。だが、これは音だけを聴いた感じであって、曲のタイトルを見る限りでは、彼らは神さまのことを歌っているんだろう。住んでいる土地柄か、彼らの歌の表現が非常にスマート。(by Hetsuji) 2001/08/19 up 
CD     ODE FOR ST.CECILIA'S DAY AND CANTATA(2305-2k) New York City, June 1986
WARREN G. WILSON,conducting with JOYCE MATHIS, soprano and WALTER J. TURNBULL,tenor

1.Overture (Larghetto Allegro Minuet)      
2.Recitative and Arioso (tenor)      
3.Chorus      
4.Aria (soprano with cello obligato)      
5.Chorus and Tenor      
6.March      
7.Aria (soprano and organ)      
8.Aria (tenor)      
9.Aria (soprano and organ)      
10.Aria (soprano)      
11.Recitative(soprano) and Chorus Cantata for Soprano, Tenor,Boys Choir and Chamber Orchestra
12.Movement One      
13.Movement Two

メインが大人の女声ソプラノとテノールに少年合唱団が参加した作品。前奏曲から華やかな雰囲気が漂う。この曲はソプラノパートを少年ソリストが担うケースもあるので、その意味では惜しかったが、逆にある意味、ゆったりとした気持ちで聴くことが出来たのは良かった。合唱を聴いて思ったことがある。彼らの魂の国籍は何処だろう? 彼らの存在の根源は何処にあるのだろう? ・・・なんて私の「先入観」が言わせているんだろうな。(by Hetsuji) 2001/08/19 up 
CD     JOHNATHAN LEE IVERSON SINGS MAGIC A CELEBRATION OF CHILDREN'S MUSIC with Selections Featuring The Boys Choir of Harlem(BATTLE 901) 2001

1. Let Me Entertain You     
2.Pocketful of Miracles      
3.A Medley of All-Time Favorites  (If You're Happy and You Know It/ A-Tisket, A-Tasket/ Eensy Weensy Spider/ Oh, Susanna!/ Supercalifraglisticexpialidocious/ Down In My Heart/ Kum Ba Yah/ He's Got the Whole World In His Hands)      
4.Somewhere Out There      
5.I Won't Grow Up      
6.Magic      
7.The Candy Man      
8.Talk to the Animals      
9.If You Believe      
10.Under Angels' Wings, A Lullaby

こういう音楽が何に分類されるのかは知らないが、JOHNATHAN LEE IVERSON の声は、適度に甘く適度に野性味もあって、なかなか魅力手的な歌い手である。JOHNATHAN LEE IVERSON は合唱団で聴くテノールよりももっと若々しい声に聞こえる。その魅力的な声に、ハーレム少年合唱団の声がからむ。 4.Somewhere Out There に彼とソプラノとのデュエットがある。そのソプラノが女声に聞こえてしまった。(のが??という感じで気になってしまった。)それはそれで曲の雰囲気としては良いのだが、CDカバーに少女はいなかったので。ハーレム少年合唱団としての魅力は合唱の巾の厚さだろうと思う。ジャズやポピュラーのバックに合うように何処か声の個々の個性や自然さを残して、自然石的な基礎で歌手を支えていた。10.Under Angels' Wings, A Lullabyはとてもきれいな曲。彼も良かったけれど、トレブルファンとしては、合唱を背景にまっすぐなボーイ・ソプラノが歌ったら、さぞかし・・・と思った。(by Hetsuji) 2001/08/19 up 
CD     MASE - HerLem WoRLD-The Movement (CK 69503) (1999年 All Out/So So Def Recordings )

No.17- A Chance is Gon' Come ( ボーカル:Sule Thomas 合唱:ハーレム少年合唱団 )
 

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(お返事は出来ないと思います)