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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

George BartleGeorge Bartle





CD

1992.6 
  A Song of Trust ( Herald- HAVPCD 159)1992年6月 George Bartle(Solo Treble) - The Choir of Ely Cathedral

1, Stanford -Magnificat in G    
2, Stanford -Nunc dimittis in G    
3, Purcell - Music for a while    
4, Nares - Rejoice the Lord    
5, Chausson - Cantique de St.Cecile    
6, Chausson - Tota pulchra es    
7, Chausson - Pater noster    
8, Faure - Pie Jesu    
9, Blow - O pray of the peace    
10, Mozart - Agnus dei    
11, Wise - The ways of zion    
12, Greene - The sun shall be no more    
13, Stanford - A song of trust    
14, Hurford - Litany to the holy spirit    
15, Mendelssohn - O for the wings of a dove( Hear My Prayer) 

 聖歌隊が、看板トレブルを如何に盛り上げ守り立てて演出するか、ということに、ベストな形で答えを出して応えてCDをリリースした Ely cathedral Choir の実力が垣間見えた録音だと思います。
 第1に、大聖堂を背景にした聖歌隊員としての正装のトレブルのカバー写真。
 第2に、受け狙いに走らなかったイギリスの聖歌隊としての王道的な渋い選曲。選曲に相応しい実力ある聖歌隊の合唱と男声部のソロ。CDのタイトルも聖歌隊の存在の揺るぎなさが醸し出されているようですごく良いです。
 そして自信に溢れた聖歌隊の合唱を背景にもしくは対比して、浮かび上がるGeorge Bartle 君の演奏が秀逸です。やわらかく高く声は伸びて行きますが、音の表面が薄く硬質にコーティングされているので、あくまでもボーイ・ソプラノの響きなのです。装飾音も、なにげにバッチリ処理されていて、麗しい。全てに真っ向勝負、的な演奏も好感度が高いです。こちらも歴史的トレブルの殿堂入りでしょう。15曲でトータル70分を越えるCDですが、変声後の声のソロと、聖歌隊の合唱もバランスよく配置し、作品として完璧を形にして見せてくれた、素晴らしいCDだと思います。
 George Bartle君と、 Ely cathedral Choirの皆さんに乾杯!です。  (by Hetsuji)2016/08/19 FRI UP

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