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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

George Banks-MartinGeorge Banks-Martin





 LP   "George Banks-Martin sings Handel・Schubert・Franck・Faure・Stanford" (argo/ZK11)Simon Preston, Organ 11/1977

Side One
1.Ombra Mai Fu(G.F.Handel)       
2.Salve Regina(F.Schubert)       
3.Panis Angelicus(C.Franck)      
4.Pie Jesu(G.Faure)

Side Two
Biblical Songs Op.113(S.C.Stanford)
1.A Song of Freedom
2.A Song of Trust       
3.A Song of Hope       
4.A Song of Peace       
5.A Song of Battle       
6.A Song of Wisdom

George Banks-Martinは1963年生まれ。オックスフォード・クライスト・チャーチに在籍し、1975年からヘッド・コリスターとして活躍していたようだ。これは私が初めて聴いた、トレブルのソロLPになる。ソリストの名前を公表しないウィーン少年合唱団の方式が当たり前だと受け止めていたので、イギリスにこの手の録音が存在する事は大きな驚きだった。と同時に、この位ならウィーン少年合唱団の古い録音のソリストの方が上手かなと思い、特別に執着はしなかった。が、遅まきながら、イギリスでは「treble」が特別な存在である事を知るにつけ、よくぞ手放さなかったものよと冷や汗をかいている。さて、このLPは彼が14歳の時の録音だと思われるが、年齢の割には可愛らしい声をしている。線の細いストレートな声質は私のイメージするイギリスのトレブルそのものだ。収録曲はトレブルの定番だが、シューベルトの「サルベ・レジナ」は私が知っている曲とは別物で、馴染みが薄い。この中ではスタンフォードがいい。締めくくりは迫力ある"A Song of Wisdom"でGeorgeの声もよく出ており、さすがスタンフォードはイギリスの十八番だと感じる。指揮者の記載はないが、時期からするとオルガン演奏をしているサイモン・プレストンだろうか。後にパーセル全集の指揮者として、素晴らしい演奏を披露してくれている。(by Nao) 2001/07/22 up 
     
     
     
     
     

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