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Art of the treble~sounds’Library (JAPAN)

エッセン大聖堂少年聖歌隊ESSENER DOMSINGKNABEN

 エッセン大聖堂は、1958年に設立されたエッセン教区(Diocese of Essen)の司教座聖堂であり、その宗派はローマ・カトリックに所属するそうです。
 エッセン大聖堂少年聖歌隊の概要と特徴は次のとおり
本拠地:ドイツ・エッセン大聖堂(Essener Dom)
構成:6〜27歳の約100名の少年・青年で構成される大規模な聖歌隊
活動内容:典礼音楽(ミサ、祝祭日の礼拝)/コンサート活動/国内外ツアー/録音制作(クリスマス音楽、宗教曲など多数)
 指導者はハラルド・マルティーニ。2026年、エッセン大聖堂の「Domkantor(大聖堂カントル)」に正式就任しました。自身も少年時代に同団で育ち(1983-)、ソリストとして活躍した経歴を持っています。
 そして、エッセン大聖堂では、
Essener Domsingknaben(少年聖歌隊)
Domchor(大聖堂合唱団)
Mädchenchor am Essener Dom(少女合唱団)
Domorganist(大聖堂オルガニスト)
が協力し、典礼(ミサ、祝祭日、教区行事・コンサート(受難曲、オラトリオ、合唱交響曲など)・教育活動(Domsingschule)を展開しているそうです。(by Hetsuji 2026.04.27 MON up)
 CD

2022年9月17日リリース

(CD 010930)

(I Collection) 
 Ad te,Deus!
60 Jahre Essener Domsingknaben

Benjamin Britten (1913–1976)
1 Deus in adjutorium
Günther Raphael (1903–1960)
2 Maria durch ein Dornwald ging
György Deak Bardos (1905-1991)
3 Eli, eli
Maurice Duruflé (1902–1986)
4 Ubi caritas
Heinrich Kaminski (1886–1946)
5 Aus der Tiefe rufe ich, Herr zu dir
Anton Bruckner (1824–1896)
6 Asperges mich
7 Locus iste
Felix Mendelssohn Bartholdy (1809-1847)
8 Jauchzet dem Herrn alle Welt
9 Richte mich Gott
Tomás Luis de Victoria (1548-1611)
10 Ave Maria
Orlando di Lasso (1532–1594)
11 Jubilate Deo
Giovanni Pierluigi da Palestrina (1524-1594)
12 Missa Papae Marcelli, Kyrie
13 Sicut cervus

エッセン大聖堂少年合唱団60周年記念アルバム。
このアルバムは 中世〜ルネサンス〜ロマン派〜20世紀 に至るまで、西洋宗教音楽の700年を一枚に凝縮した構成になっている。
少年合唱の透明な響きが最も美しく生きる作品を厳選しており、合唱史の流れそのものを辿るようなプログラム。
1. Benjamin Britten – Deus in adjutorium
20世紀英国の巨匠。少年合唱のための作品を多く残し、清澄で緊張感ある和声が特徴。アルバム冒頭に置くことで、祈りの呼びかけを現代語法で提示している。
2. Günther Raphael – Maria durch ein Dornwald ging
ドイツの伝承歌を20世紀に再構成した作品で素朴さと神秘性が共存し、少年合唱の柔らかい響きに最適。
3. György Deák-Bárdos – Eli, eli
ハンガリーの作曲家。受難の叫び「エリ、エリ」を扱う深い精神性のモテット。
4. Maurice Duruflé – Ubi caritas
20世紀フランスのオルガニスト。グレゴリオ聖歌を基にした温かく流麗な和声が特徴。愛の共同体を歌う名作。
5. Heinrich Kaminski – Aus der Tiefe rufe ich, Herr, zu dir
ドイツ表現主義の作曲家。詩篇130の「深き淵より」を扱い、内的な苦悩と救いへの希求を描く。
6–7. Anton Bruckner – Asperges me, Locus iste
ロマン派カトリック音楽の頂点。
Asperges me: 清めの儀式のための荘厳な祈り
Locus iste: 「この場所は神が造られた」—純粋な和声美の象徴
8–9. Felix Mendelssohn Bartholdy – Jauchzet dem Herrn, Richte mich Gott
プロテスタント伝統を継ぐロマン派。
Jauchzet dem Herrn: 喜びに満ちた詩篇100
Richte mich Gott: 詩篇43の透明な対位法と劇的表現
10. Tomás Luis de Victoria – Ave Maria
スペイン黄金期の作曲家。神秘的で深い祈りの色合いを持つルネサンス・ポリフォニーの代表。
11. Orlando di Lasso – Jubilate Deo
国際的に活躍したルネサンスの巨匠。明るく祝祭的な多声部の喜びの歌。
12–13. Giovanni Pierluigi da Palestrina – Missa Papae Marcelli: Kyrie, Sicut cervus
ルネサンス教会音楽の頂点。
Kyrie: 典礼音楽の理想形
Sicut cervus: 「鹿が水を求めるように」—静謐で永遠性を感じさせる名作
このプログラムが語るのは、エッセン大聖堂少年合唱団60年の歩み=西洋宗教音楽の伝統そのものというメッセージ。
祈りの呼びかけ(Britten)
マリア信仰・受難(Raphael, Deák-Bárdos)
愛と共同体(Duruflé)
嘆きと救い(Kaminski)
カトリックの荘厳美(Bruckner)
プロテスタントの精神性(Mendelssohn)
ルネサンスの純粋対位法(Victoria, Lasso, Palestrina)
少年合唱の声が最も美しく響く作品だけを集めた、合唱芸術の縮図と言えます。

(↑以上、Copilot の解説)

 採録された「音」が、いかにもデジタルっぽく、ものすごくリアルでキレイです。録音技術の進歩というかレコードとは音の質が違います。その分、良さも粗も見えちゃう感じですかね。今までの音と違って、音がシャープです。粗はソプラノかな。ちょっと濁ってこもることがある。今までとは印象が違って聴こえるということです。ソプラノが大人びて聴こえます。演奏は上手だと思う。音も良い。
 ここが不思議なのですが、かつての録音以上に魅力的かと問われると、ちょっと解らないです。
 BS-solo は良い感じなのですが、合唱の高音部のfがタイプじゃないです。たぶんソプラノくんたちの合唱のタイプじゃない部分が採録と再現の技術によって強調されているんだと思います。濁りとか元々あったのかもしれないですが、それが技術の進歩で目立ってきたってだけかもしれないです。
 このCDは、選曲が良くて、上手に歌えているのですが、むしろ1988年とか1992年の、音の輪郭に曖昧なゾーンのある録音の方が、私は聴いていてホッとします。私はCDよりもレコードがタイプの耳をしているんだと思います。
 たぶん、ソプラノ・アルトの音のタイプが、私の好みからズレるのだと思います。
 ですが、上手なことは確かで、全ての声部が重なった時の厚い響きの層は気持ち良いです。私の嗜好で片付けてしまうのはもったいない演奏です。(by Hetsuji 2026.04.30 THU up)
 CD

1994.11.19-20

(0659-2)

(I Collection) 
Andrew Lloyd Webber REQUIEM
Essener Domsingknaben
Georg Sump

1 Requiem und Kyrie
2 Dies irae
3 Rex tremendae
4 Recordare
5 Ingemisco/Lacrimosa
6 Offertorium/Sanctus
7 Hosanna
8 Pie Jesu
9 Lux aeterna und Libera me

 作品自体は1985年初演の現代レクイエムで、ミュージカル作曲家ロイド=ウェバーが父の追悼のために書いた唯一の本格的クラシック大作。
 ロイド=ウェバーらしい旋律美と、時に厳格な書法が混在する独自のレクイエム。
(↑以上、Copilot の解説)

 私にとってのスタンダードは、初演。ソリストくんのLPを必死で入手したものね。以来、数多くのBSソリストが「8 Pie Jesu」を歌って来たけれど、声の良さだけでは、初演を超えられないのだ。が、前提。
 
・・・ボーイソプラノは最初から活躍はしていましたが、演奏者の記載があるので、書くのは申し訳ないですが、メンドリ&オンドリのソプラノ&テノールでした。合唱も気のせいか、壊れていました。私の耳が悪いのが原因なので、すみません。単に、私が聴く耳を持っていないだけで、ちゃんとした人が聴けば、良い演奏なのかもしれません。もうホントに長い事、聴いていない曲なので、初演もこーゆー感じなのかもしれません。26年前は今より体力がありましたから。
 でも、ここでのエッセンの合唱が、悪いとこだけ出ちゃってます。ドイツ系宗教曲で、これくらいならまーいーか、と見逃していた、ささやかな高音域の音の濁りとかです。演奏が雑に聴こえてきて、マジで聴くの、しんどかったです。1985年には平気で(というよりも気に入って)この作品、聴いていたんですね、私。
「5 Ingemisco/Lacrimosa」は、合唱のみ、良かったかな。「6 Offertorium/Sanctus」も合唱はクリアです。つーか、私、メンドリ・ソプラノ苦手だっただけですね、きっと。
「7 Hosanna」がPOPSに聴こえるとは。 
聴かせ所の「8 Pie Jesu」で、ちょっと雑音が聴こえたので、もしかして、これライヴ? なら、作品が全体的に雑っぽいのは仕方ないか。部分的にきれいなのですが、聴いていて、疲れました。初演の演奏でもソプラノとテノールのグイグイ感は気になっていたみたいなんですけどね。 (by Hetsuji 2026.04.29 WED up)
CD 

1992.04

(AME 3008-2)

 (I Collection)
ICH STEH AN DEINER KRIPPEN HIER WEIHNACHT MIT DEN ESSENER DOMSINGKNABEN (AME 3008-2) 1992年4月録音。

1.Stille Nacht  
2.Adestes fideles   
3.Es ist ein Ros entsprungen   
4.Ich steh an deiner Krippen hier   
5.In dulci jubilo   
6.O Bethehem, du kleine Stadt (Treble Solo)  
7.Maria durch ein Dornwald ging   
8.In der Weihnacht   
9.Canzona Seconda   
10.Verbum caro factum est   
11.Dixit Maria   
12.O du liebes Jesuskind (Treble Solo)  
13.Ubers Gebirg Maria geht   
14.O Kind, geborn aus Marien Schoss   
15.Ave Maria   
16.Gottes Sohn ward ein Kindlein (Treble Duet)
17.Ave, maris stella   
18.Canzona tertia   
19.Ehre sei Gott in der Hoehe   
20.O du feowhliche

  親しみを感じるおなじみのクリスマスナンバーが収録されている。演奏も、トランペットやフルート、オーボエ等の楽器を入れて、趣向をこらし、商業的なにぎわいからは遠いが、クリスマスの晴れがましい雰囲気を盛り上げている。
  合唱は、音色を揃える方向へは行っていないために、適度に歌い手の個々の声が聞こえ、音の断層は、シュトーレンのように、ざっくりと厚い。典型的ドイツの合唱団の味わいがある。
  さてTreble Solo に関して言えば、次々とソリストが現れる12.O du liebes Jesuskindが楽しい。いわゆる合唱団の中のソリストたちだが、どの子も自然で、一生懸命で好感が持てる。クリスマスアルバムは、やっぱりどこかにソロがなくっちゃ!を実感する1枚である。 (by Hetsuji)1999/11/28 up 

我はここに立つ:
エッセン大聖堂少年団とのクリスマス(AME 3008-2)1992年4月

1. きよしこの夜
2. 忠実なる者たちよ、敬礼
3. 見よ、薔薇は咲き誇る
4. 我はここに立つ
5. 甘美なる喜びの中で
6. ベツレヘムの小さな町(少年ソロ)
7. マリアは茨の森を歩いた
8. クリスマスに
9. 第二の歌
10. 言葉は愛しいもの
11. マリアよ、語って
12. 愛しい幼子イエス(少年ソロ)
13. マリアは山を越えて行く
14. マリアの胎から生まれた幼子よ
15. アヴェ・マリア
16. 神の子は幼子であった(少年二重唱)
17. 栄光の星よ、万歳マリア
18. カンツォーナ・テルティア
19. いと高きところに栄光あれ 20. 愛しき者よ

 聖堂のなかのお手本のようなクリスマス。発声が気持ち良い。地味で上手で誠実。今回、エッセンのCDを聴いて出てきた単語は、「上手」「きよらか」「誠実」・・・そう誠実。この歌声を聴いていると、人間同士が争う事態が想像できない。この合唱のクリアさはどこから来るのだろう? 編曲も違っていて、曲がより「深く」「真摯」に伝わってくる。
 26年前に感じた「晴れがましさ(と書いている)」よりも、「真面目さ」「日々の堅実で敬虔で誠実な祈り」みたいなものを全面に感じてしまった。ラフマニノフのアヴェマリアは初めて(意識して?)聴いた。ほぼほぼの曲の、編曲が意識してホントウに「脱・華やか」過ぎて、みんなみんな普段聴いている曲と違う曲に聴こえて来る。
 でも、音の断面は、シュトーレンよりも緻密で相当になめらかだ。実に宗教的な味わいで。教会や聖堂所属の合唱団のテイストの良さがにじみ出ている。少年のソロもしかり。
「12. 愛しい幼子イエス」のBSソリストたちは、ひたすらカワイイ。 (by Hetsuji 2026.04.29 WED up)
CD

1988.11.22-24

(HM/IOM 920-2)
(882 074-909)

(I Collection) 
LOB GOTT, MEIN HARFENSPIEL
Das geistliche Jahr in Liedern der Deutschen aus Südosteuropa 

LOB UND DANK
1.Lob Gott, mein Harfenspiel
2.Wohlauf und laßt uns singen all
VERKÜNDIGUNG
3.Gegrüßt sei, Maria
4.Ein Segen hat ergossen sich
5.Ihr Christen, freuet euch
GEBURT
6.Gloria, Gott sei Ehr
7.Auf, auf, ihr Hirten
8.Still, still seid, ihr Hirten
NEUJAHR
9.Das alte Jahr verflossen ist
PASSION
10.Es träumet Unsrer Frau
11.Als Jesus in den Garten ging
12.Vater, hoch im Himmelsthron
OSTERN
13.Erstanden ist Herr Jesu Christ
HIMMELFAHRT
14.Auf, Christen, auf
15.Heut ist gefahren Gottes Sohn
PFINGSTEN
16.Komm, Heiliger Geist
17.Geist vom Vater und vom Sohn
18.Heil'ger Geist, Du Tröster mein
ERNTEDANK
19.Willst du mit Augen sehen
EWIGKEIT
20.Jetzt, Mensch, betracht die Welt
21.Wohlauf, du fromme Chri-stenheit
ABEND
22.Herr, bleib bei uns und weiche nicht

Sätze von
Horst Gehann: 1, 5-7, 9, 12, 13, 18-20
Walter Michael Klepper: 4, 17
Andreas Porfetye: 3, 11, 21
Helmut Sadler: 2, 8, 10, 14, 16, 22

Kammerchor,
A-Chor und Solisten der Essener Domsingknaben
Leitung: Georg Sumpenthe

神を讃えよ、わが竪琴よ
東南ヨーロッパのドイツ人の歌で綴る霊的年

賛美と感謝
1. 神を讃えよ、わが竪琴よ
2. 立ち上がって歌おう 告知
受胎告知
3. アヴェ・マリア
4. 祝福が注がれた
5. キリスト教徒よ、喜びなさい
誕生
6. 神に栄光あれ
7. 立ち上がれ、立ち上がれ、羊飼いたちよ
8. 静かに、静かに、羊飼いたちよ
新年
9. 古い年は過ぎ去った 受難
10. 聖母は夢を見た
11. イエスが園に入られた時
12. 天の玉座に高く座る父よ
復活祭
13. 主イエス・キリストは復活された
昇天
14. 立ち上がれ、キリスト教徒よ、立ち上がれ
15. 今日、神の子が降臨された
ペンテコステ
16. 来てください、聖なる御霊よ
17. 父と子の御霊よ
18.聖霊よ、我が慰め主よ
感謝祭
19. あなたは目で見るだろうか
永遠
20. さあ、人よ、世界を見よ
21. 来てください、敬虔なるキリストよ
夕べ
22. 主よ、我らと共にいて、離れないでください

作曲:
ホルスト・ゲハン:1、5-7、9、12、13、18-20
ヴァルター・ミヒャエル・クレッパー:4、17
アンドレアス・ポルフェティエ:3、11、21
ヘルムート・ザドラー:2、8、10、14、16、22
室内合唱団
エッセン大聖堂少年合唱団の合唱団とソリスト
指揮:ゲオルク・ズンプ

「Lob Gott, mein Harfenspiel」は、南東ヨーロッパに住んだドイツ系住民(ドナウ・シュヴァーベンなど)が、教会暦に沿って歌い継いだ霊的伝統を一冊にまとめた“信仰の記憶の書”であり、ハープ=魂の楽器を通して神を賛美する象徴的タイトルなそうです。
「Lob Gott, mein Harfenspiel」は、南東ヨーロッパに住んだドイツ系住民(ドナウ・シュヴァーベンなど)が、教会暦に沿って歌い継いだ霊的伝統を一冊にまとめた“信仰の記憶の書”であり、ハープ=魂の楽器を通して神を賛美する象徴的タイトルなそうです。
「Lob Gott, mein Harfenspiel」=“神をほめたたえよ、わがハープの奏でよ”
ハープ(Harfenspiel)は旧約聖書で魂・祈り・内的音楽を象徴する楽器なので、タイトルは、「私の魂よ、神を賛美する音楽となれ」という内的祈りの宣言なんだそうです。そして、 「Das geistliche Jahr in Liedern der Deutschen aus Südosteuropa」
“南東ヨーロッパのドイツ人による《教会暦の霊的な一年》の歌”で、この作品は、南東ヨーロッパに住んだドイツ系住民の宗教歌で、教会暦(降臨節・クリスマス・四旬節・復活祭・聖霊降臨・聖母祭など)に沿った構成になっています。なので“一年の信仰生活を音楽でたどる霊的アルバム” という性格を持っているんだそうです。人々が、大切に守ってきた「家庭での祈りと歌」です。(↑以上、Copilot の解説)

・・・異教徒としては、想像がつきませんでした。ハープが魂、歌が祈りと神への賛美=存在の根源への応答、と意識しながら、聴くと良いかもです。
 なんというか、このような敬虔な人たちが、宗教戦争とか信じられないです。演奏に関して言えば、非常に親しみがあって、折々のボーイソプラノのソロも声質がクリアで魅力的です。
 堅固というかドイツっぽいガッシリ感がありつつ、ものすごーくさわやかでもあるんですよね。このような一定水準以上の合唱団がそこここに存在するドイツ恐るべしです。
 教会暦とはいうものの、民謡や子どもの歌のように耳に馴染む旋律です。特にも、受胎告知の「3. アヴェ・マリア」なんか、そうでした。かといえば、「4. 祝福が注がれた」は宗教的、というか。
 全体的には平易な、というよりも、歌いやすいようなメロディで、「歌い継いだ」という表現がしっくりとくる。ボーイソロをアクセント的にかなり多用していることも、ピッコロ?等の愛らしい管楽器との組み合わせも良い感じ。教会歴という宗教的な企画でありながら、なんというか家庭的な音楽にも思える。テルツのオルフ作品と雰囲気が似ているが、それ以上に、自然で歌いたくなるような、美しく誠実なメロディ群だ。なにかを先導するようなボーイソロたちの活躍がとても良い。このCDはドイツ語圏の作品で私には馴染みは薄いが、やわらかく心優しい調べだった。(by Hetsuji 2026.04.29 WED up)

sounds’Library
 sounds.library@gmail.com

(お返事は出来ないと思います)