本文へスキップ

Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

モンマルトル児童合唱隊LE CHOEUR DES ENFANTS DE MONTMARTRE





EP    ドミニク (US-68) S39.1

Side 1:
ドミニク DOMINIQUE
Side 2:
ラ・マルセイエーズ LA MARSEILLAISE

「歌う尼僧の歌として」という意味がちょっと解らないのですが、アメリカで紹介されたら全土で大ヒットして、その2ヶ月後の昭和39年1月頃に極東の島国日本に上陸したとカバーには書いてありました。「ドミニク」って曲は ほら、みなさん ご存じのあの軽快な曲です。全世界話題の名曲、とかポピュラーソングとかの説明付きです。
 モンマルトル児童合唱隊の正体は不明ですが、「ドミニク」を聞いた感じでは 若いお姉さんが表情を作って媚び加減に歌っていますから、こっちはそれこそ、尼僧に扮した(もしくは本物の尼僧の)お姉さんが歌っているのかもしれません。なんせこれは聖者ドミニクが神の恩恵を説きながら世の中の悩める庶民を救おうと旅に出た、という歌らしいですから。10代終わりから20代のお姉さんの声です。
 ラ・マルセイエーズはフランス国歌です。(昔 私はこの曲をパリ木のコンサートで初めて聴きました。)
 こちらは間違いなく子どもたちが歌っています。Hetsuji耳には男の子だけの歌声に聞こえます。それも若い(幼い)小学生くらいの歌に聞こえます。合唱がどうこういうレベルではなくて、涼やかな子どもの声が、曲をさわやかに聴かせているって感じです。 (by Hetsuji) 2004/05/30 up 
EP    ドミニク (UW-9) S39.3

Side 1:
1.ドミニク DOMINIQUE      2.アヴェ・マリア(シューベルト)AVE MARIA (Schubert) 
Side 2:
1.子守唄(モーツァルト) LA BERCEUSE     2.アヴェ・マリア(グノー)AVE MARIA (Gounod)

このドミニクですが、こっちのレコードにはしかりと「尼さんが歌っている」って書いてありました。本職の尼さんなんだろうな。(・・・媚びっぽいんだけれど)どこまで本当かわからないけれど、モンマルトル児童合唱隊というのは、修道院を訪れたモンマルトルの少年少女が尼さんの歌の虜になってしまってパリに戻っても歌い続けていた・・・ですと。子守唄は子どものソロですが、でも解説者の日野康一様、虜になったくらいで普通の子どもに歌えるソロじゃないです。しっかり訓練された子どもの歌声です。そして、このレコードの時代背景は、去年評判になった「わんぱく戦争」というフランス映画は舞台を田舎に移しているけれど実はパリのモンマルトルでにらみ合っている二つのわんぱくグループがそっくり出演しているから、モンマルトル児童合唱隊にも同じちびっこギャングがダブっているかもしれない、なんて書いてある。(んな、馬鹿な。遊んでばかりいたら歌の練習はいつするの?)
ドミニクをのぞいた3曲は子どもがソロしてバックコーラスも変声前の子どもたちです。ザリザリの音源で状態は悪いけれど、こちらはかなりいけています。ソリストの声がピーンと高く通り、普通の児童合唱隊にしては上手い。ソリストを全面に出しているから、かもしれないけれど。資料はないけれど、Hetsuji耳にはシューベルトとモーツァルトが女の子のソロで、グノーが男の子のソロに聞こえますね。シューベルトも男の子かも。グノーは絶対男の子。なんとなく不安定な感じが男の子。本当に「少年少女」なんだろうか?何枚も集めたい訳ではないが1枚くらいはオリジナルの盤でじっくりと聞いてみたいです。確かにフランスの合唱団なんだけれど、聞こえてくる雰囲気が60〜70年代のキュートだった頃の東欧系の少年少女合唱団にも通じている歌声なんです。  (by Hetsuji) 2004/07/11 up 

sounds’Library
 sounds.library@gmail.com

(お返事は出来ないと思います)