本文へスキップ

Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

コペンハーゲン少年合唱団Copenhagen Boy's Choir


LP

1986
KOBENHAVNS DRENGEKOR Danske Sange(EMI/2705451)録音1986/Dirigent:Per Enevold

Side 1
1.Nu vagne alle Guds fugle sma(Weyse)
2.Gud ske tak og lov(Weyse)
3.Morgenstund har guld i mund(Weyse)
4.Hyrden grasser sine far(Weyse)
5.Den store stille nat gar frem(Weyse)
6.Dagen gar med raske fjed(Weyse)
7.Der star et slot i Vesterled(Weyse)
8.Bliv hos os, nar dagen halder(Weyse)
9.Natten er sa stille(Weyse)

Side 2
1.I osten stiger solen op(Gade)
2.Hvor Nilen vander agypterens jord(Rung)
3.Moders navn er en himmelsk lyd(Rung)
4.Som en rejselysten flade(Nielsen)
5.Alt skoven sig fordunkler(Nielsen)
6.Den danske sang(Nielsen)
7.Nar egene knoppes(Ring)
8.Danmark, nu blunder den lyse nat(Ring)
9.I Danmark er jeg fodt(Schierbeck)

アルバムタイトルは「デンマークの歌」。Weyseやニールセンなど、19世紀のデンマークの作曲家によるお国の歌を歌っている。19世紀前半は特に「デンマークの黄金時代」と呼ばれ、ドイツロマン主義に触発され、創造活動が盛んだった時期だったらしい。ジャケット裏面に英語で詳しい解説が載っているが、割愛。A面の多くは朝や夕暮れの歌で、曲調も、まさに穏やかな夕暮れの雰囲気の民謡のようで、少年合唱中心に端正に、清々しく歌われる。歌声は、マウスベルガーのドイツ民謡集や、ヴェロニゲローデに雰囲気が似ているかな。ほとんどがアカペラだが、B面最初の曲(東から陽が昇る)はオケ伴つきで、交響詩の一片といった感じで、やはり穏やかだが優美なメロディーで牧歌的な美しさである。アルバムの随所に癖のない美しいボーイソプラノソロが登場する。 (by Emu) 2013/09/01 sun up
LP    Haydn - MASS IN B FLAT MAJOR (Missa in honorem beati Brenardi de Offida, called "Heiligmesse") (ODEON/PMA1010)
COPENHAGEN BOYS' AND MEN'S CHOIR and ROYAL OPERA ORCHESTRA OF DENMARK, Conducted by MOGENS WOLDIKE

SIDE 1
1. Kyrie
2. Gloria
3. Gratias
4. Quoniam tu solus sanctus
5. Credo

SIDE 2
1. Et incarnatus est
2. Sanctus
3. Benedictus
4. Agnus Dei
5. Dona nobis pacem

録音データはないが、作りからすると1960年くらいだろうか。ハイドンって少年合唱にピッタリだよね〜。8番の"Heiligmesse"は初めて聞いたかもしれないけど、明るく幸福感に満ちたメロディで、歌い手の彼らも楽しかったに違いない。コーラスはバリバリ上手ってわけではないものの、ちゃんと歌い込まれていて、BS・BAのソロも清爽。ハイドン+少年合唱+ひなびた音質の相乗効果で、気持ち良〜く聞けてしまう。今も健在の合唱団で、1994年に「Metropolitan Art Space in Tokyo」という催し物で来日した事もあるらしい。CDもいろいろ出ており、馴染みのあるパレストリーナやクリスマスものなどを聞くと、レベルの高さを窺える。一線級の合唱団。          (by Nao) 2007/02/16(Friday)up 
CD    BRITTEN:A CEREMONY OF CAROLS/A BOY WAS BORN  BENJAMIN BRITTEN (LC 0171)

A Ceremony of Carols,op.28/Copenhagen Boy's Choir (1959年録音)

1. Procession, 2. Wolcum Yole!, 3. There is no rose, 4. That yonge child, 5. BalulaLow, 6. As dew in Aprille, 7. This little Babe, 8. Interlude, 9. In freezing winter night, 10. Spring Carol,11. Deo gracias-Adam lay ibounden, 12. Recession

-キャロルの祭典-
スカンジナビアンの少年達によるキャロルの祭典。独特な明るさと強さに満ち溢れた意欲的な演奏。言葉の発音も発声も,少年らしい歯切れの良さが魅力的だ。英国聖歌隊の演奏だったら,トレブル3部合唱というのだろうが ,低音が良く効いている彼らにあっては,ボーイズボイスによる3部合唱と表現した方がしっくりとくる。豊かなビブラートと歌声の伸びやかさ,また合唱全体の安定感から,一人一人の歌唱力の高さが窺える。2.「Wolcum Yole!」の迫力,3.「There is no rose」の出だし部分…"There"のふんわりとした広がり,奥行の美しさにはドキっとくる。9.「In freezing winter night」は,子供時代,キャロルの祭典を歌ったとき,私が一番きらいだった曲である。不安定な同じフレーズの繰り返しに気持ちまで落着かなくなり,どこを歌っているのか分からなくなる。途中から曲調が長調に移調する部分でようやく少しほっとする…。彼らは,その不安を包含した美しさを,ボリュームのある繊細な響きで表現している。実際とても美しい曲であることが良く分かる。以前,アメリカのどこかの誌評の中で,このコペンハーゲン少年合唱団によるキャロルの祭典について,"Unique and Bright"という言葉で評されているのを見た。私はこの言葉が,端的だが,非常に適切にこの録音の良さを表していると思う。

A Boy was Born, op.3/Michael Hartnet(treble)Purcell Singers, Boys' voices of the English Opera Group,Choristers of All Saints,Margaret Street(1957年録音)
13. A Boy was Born,14. VariationT:Lullay, Jesu,15. VariationII:Herod,16. VariationIII:Jesu, as Thou art our Saviour,17. VariationIV:The Three kings,18. VariationV:In the bleak mid-winter,19. VariationVI:Final-Noel!

- A Boy was Born-
ブリテンが19歳,まだ学生だった頃に,伝統的なクリスマスの聖歌のメロディーと歌詞からアレンジして作曲したものである。非常に洗練された現代的な曲調,音色が印象的である。男女の混声合唱に少年声も加わった壮麗で神秘的な感じのする大合唱である。少年の声は,歌詞の内容に対応させて効果的に用いられている。細やかなビブラートを付した,よく通る鋭い響きで,聖歌隊風の制御された歌声とはかなり異なり驚かされる。くせがなく非常に超越感が強く,機械的とも思われる程巧みに歌い上げている。

Songs from 'Friday Afternoons',op.7/Choir of Downside School, purley(1966年録音)
20. Begone, dull care!,21. A tragic story,22. Cuckoo!,23. A New Year Carol,24. I mun be married on Sunday,25. There was a man of Newington,26. Finshing Song,27. The useful plough,28. Jazz-Man,29. There was a monkey,30. Old Abram Brown

-金曜日の午後より-
ブリテンの兄が学校長を努めるスクールの子供たちのために作曲された,シンプルで愛らしい組曲。その学校では歌のクラスが金曜日の午後にあることから,このタイトルがつけられたようだ。「金曜日の午後」より…とあるが,抜けているのは1曲だけなので,ほぼ全曲楽しめる。ほとんどが斉唱用のもので,活き活きとしたピアノ伴奏に乗って歌われる。子供時代の温かいものだけが凝縮され,ちょっぴり切なくなるくらい満ち足りた幸せにな気分にひたれる名曲揃いだ。この「金曜日の午後」の後ろ,つまりこの盤の最後に録音されている,31.「Psalm 150」は,Boys of Downside Schoolによる演奏となっているが,「金曜日の午後」の演奏者は,Choir of Downside School 。同じ学校の生徒なのだろうが,こちらは少女も歌っているのだろうか? ほのぼのとさせる可愛い歌声である。"カッコー,カッコー,あなたのお仕事はなあに?"という問いかけで始まる曲…タイトルもずばり"22.「Cuckoo!」"は愛らしくて楽しい。その後の歌詞は,カッコーが質問に答える形で,"4月はくちばしを開き…5月は一日中さえずり…6月は…7月は…"というふうに歌われる。23.「A New Year Carol」は,日本の小学校でも歌いそうな優しくどこか懐かしいメロディーラインが心に染みる。こんな風に心を込めて新年を迎えたいものである。27.「The useful plough」…田園風景の美しさ,農耕生活の尊さを,ひばりのように高らかに歌い上げる曲。子供たちの歌声が澄んだ空にはばたいていくかのよう。29.「There was a monkey」は韻を強調した遊び歌になっていて,マザーグースのような楽しさがある。

Psalm 150,op.67/Boys of Downside School, Purley(1966年録音)
31. Psalm 150

讃美歌150番からアレンジされた曲。華やかな楽器演奏に乗って,少年2部合唱で歌われる。お祭りのように賑やかで明るく,少年達の雄叫び?も入っていて,何だかミュージカル「オリバー」のナンバーを思い出してしまう。歌詞の内容が讃美歌ということをすっかり忘れてしまうような音楽だ。少年達の歌声は素朴で,いかにも学校の合唱隊という雰囲気だ。(by Rise) 2000/01/23up
10
inch 
  ベンジャミン・ブリトゥン / セレモニー・オブ・カロルス (LONDON/MP43)
コペンハーゲン少年合唱団(合唱指揮:モーゲンス・ヴェルディケ)、ベンジャミン・ブリトゥン指揮、ハープ:エニド・シモン、1959年録音

第一面
1. 入場
2. うれしヨウル
3. バラはなし
4. そのおさなご
5. バルラロウ
6. 四月の露のごとく
7. このみどりご
第二面
8. 間奏曲(ハープ)
9. 凍る冬の夜に
10. 春のうた
11. めぐみの神よ
12. 退場

CD化されているけれど「セレモニー・オブ・カロルス」なんていう日本語表記もおもしろいので、そのまま記してみた。コーラスもソロも全篇にビブラートがかかるので一瞬女声っぽく聞こえたが、なんのなんの、自由闊達に歌っているのはもちろん少年声。古びた雰囲気のないレベルの高い演奏で、大らかさと繊細さが共栄している。ブリテンって低音パートも重視して作曲しているけど、この合唱団は少年ならではの素地の魅力を無理なく表現している。他国の少年合唱団がこんな風に歌ってくれたら作曲家もうれしいわねと思っていたら、ブリテン自らの指揮だった。早めのテンポで軽快に歌っていくのが理想なんだと、しみじみ感じ入るのであった。でも、レコードは声がまろやかでビブラートもごく自然なものに聞こえ、CDとの音の差が歴然と出ていた。
「キャロルの祭典」、聞けば聞くほどメロディにはハマッていくのだけど、ハープの間奏曲はかなり退屈。また長いんだ、これが。歌との相乗効果は抜群なのにね。     (by Nao) 2005/04/08(Friday)up 
LP

1953 
  JOSEPH HAYDN conducted by Mogens Woldike(The Haydn Society,Boston/HSL-2064) 1953年頃録音

Side One
MISSA BREVIS SANCTI JOHNNIS DE DEO“Kleine Orgelmesse”

The Copenhagen Boys' and Men's Choir/The Chamber Orchestra of the Palace Chapel,Copenhagen/ Soren Sorensen,organ/Morgens Woldike,conductor/Master Kurt Frederiksen,boy soprano

Side Two
SONGS FOR MIXED VOICES
1.Aus dem Dankliede zu Gott       
2.Die Beredsamkeit        
3.Der Augenblick       
4.Der Greis       
5.Die Harmonie in der Ehe       
6.Abendlied zu Gott

The Chamber Choir of the Danish State Radio/Boris Linderud,piano/Mogens Woldike,conductor 

sounds’Library
 sounds.library@gmail.com

(お返事は出来ないと思います)