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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

LES PETITS CHANTEURS DE CHAILLOTLES PETITS CHANTEURS DE CHAILLOT





 LP   pueri cantores BASTIEN et BASTIENNE (RCA RL 37005)
LES PETITS CHANTEURS DE CHAILLOT
Dir.Roger THIIROT-Jean GALARD,Piano

FACE A:BASTIEN ET BASTIENNE 27'34
1.OUVERTURE
2.AIR DE BASTIENNE
3.AIR DE COLAS
4.DUO
5.AIR DE BASTIEN
6.AIR DE COLAS
7.AIR DE BASTIEN
8.AIR DE BASTIENNE
9.RECITATIF ET ARIOSO
10.DUO ET FINAL
FACE B
1.CANTATE:"Dir,Seele des Weltalls"KV429 10'31
2.ARIA des NOCES DE FIGARO 4'39
Air de Cherubin:Non so piu cosa son
3.ALPHABET 3'21
TERZETT
4."Das Bandel" 3'15
5."Nice I'infidele" 3'14
6."Caro mio Druck und Schluck" 3'29

 撮影が屋外ということもあり、今まで見たBASTIEN ET BASTIENNEの中で一番印象的なアルバムカバー。3人の衣装や、水の中の彫刻もなかなか良い雰囲気を醸し出していて期待度十二分!
おっ。こちらもオーケストラです。おなじおフランスとしてVINCENNESには負けられない、ってことですかね。あっ。バスティエンヌ君、声が響いて&何より適度に年長っぽくて良いですね。これは良いです。WSK、VINCENNESと聴いてきて、今までで一番良いかもしれない。コラも声のトーンが低めでイメージ通り。荒削りですが、一番上手かどうかは別として、一番、曲の雰囲気に合っている二人です。セリフがモロ男の子に戻ってしまうところは、前2作と同じですが。デュエットもすんごく感じがよい。でバスティアン登場。この子も上手です。が、バスティアンとの声の歌い分けはここでも難しいかもしれないです。・・・が、この盤、サラッとしていますが、かなり上手で魅力的です。76年か〜。リアルタイムで知っていたら追っかけしたかも〜?バスティアン君は、ときどき不安定ですが、きれいでやさしく柔らかいソプラノです。バスティエンヌ君(?)しかり。同じ合唱団だけあって(?)発声も似ているのです。理想は、バスティエンヌよりもバスティアン、そしてコラと、段階的に声が低い演奏者であることですが、すべて変声前の子どもたちが歌っていることを思えば立派。中音域(?)が聞分けにくいけれど、高音域になるとバスティエンヌ君が更に光る。さすが主役です。そしてボーイ・ソプラノであることを思うとき、あざとい演技力は足りなかったかもしれないけれど、あくまでも少年としての凛々しさを感じさせてくれるこの盤も名盤です。
 さて、B面は、合唱です。変声後のパートも入っています(1.CANTATE:"Dir,Seele des Weltalls"KV429は変声後がメインぽい)が、雰囲気はなんだかA面の続きみたい。おめでとう、良かったねで大団円しているように聞えてしまいます。ヘタではないのですが、なんとゆーか、緊張感が無いような合唱です。そして、待っていました!のバスティエンヌ君(たち?)のソロが割合長く入ります。やわらかに伸びる声が魅力です。この時代、ここのCHOIRって変声後よりも前の子たちの方が上手に聞こえてしまうのは何故?
  2.ARIA des NOCES DE FIGARO Air de Cherubin:Non so piu cosa sonは、ピアノ伴奏で歌われるソプラノ・ソロ。それだけで感激してしまう私って・・・。完璧木管系。ん〜バスティアン君の方かなあ?
 3.ALPHABETは変声前のパートだけでの演奏。カワイイ感じは全く無くて、声のトーンが割合落ち着いていて麗しいです。
 そしてピアノ伴奏で歌われるリボンの三重唱。ソリストはテノールやバスですが、ソプラノ(声量の関係かソプラノは2〜3人)とのバランスも良く、歌の世界が立体的にイメージできます。ソプラノもソロ有りデュエット有り、で飽きさせません。まさに、カバー写真に相応しい内容で、愛蔵盤になりそうです。(by Hetsuji) 2007/07/16 up 
 LP MOZART:REQUIEM chante a voix d'enfants A NOTRE-DAME DE PARIS (SOLSTICE 2) Enregistrement:janvier 1978
DIRECTION:FRANCIS BARDOT

LES PETITS CHANTEURS DE SAINTE-MARIE D'ANTONY(DIR.PATRICK GIRAUD)/LES PETITS CHANTEURS DE CHAILLOT(DIR.ROGER THIROT)/LA MAITRISE DE LA RESURRECTION(DIR.FRANCIS BARDOT)/LES PETITS CHANTEURES DE L'ABBAYE DE MONTMARTRE(DIR.J.-C. MUGAT)/PIERRE D'HOLLANDER,BASSE/SCHUYLER HAMILTON,TENOR/SOPRANI ET ALTI GARSONS(FORMATION ROGER THIROT)

FACE A:
1.INTROITUS.REQUIEM AETERNAM
2.KYRIE ELEISON
3.DIES IRAE
4.TUBA MIRUM
5.REX TREMENDAE MAJESTATIS
6.RECORDARE, JESU PIE
7.CONFUTATIS MALEDICTIS
8.LACRIMOSA DIES ILLA
FACE B:
1.DOMINE JESU CHRISTE
2.HOSTIAS ET PRECES
3.SANCTUS
4.BENEDICTUS
5.AGNUS DEI
6.LUX AETERNA

  これは Pueri Cantoresに所属している(?)少なくても3つの少年合唱団と他男声合唱団がノートルダムに集ってモーツァルトのレクイエムを演奏し収録したLPのようである。最初から、「少年合唱」特有の寒色系統の声の色彩と味わいに、男声以上に存在感を持って(もちろん支える男声がしっかりしているからだろうけれど)聞こえてくる少年たちの歌声とその素晴らしい声量の迫力にグングン引き込まれてしまった。3つの少年合唱団が歌っていることによる声量の優位さは今まで聞いたどの盤とも比較できない。もちろん、万全の録音を期した過去の有名少年合唱団の名盤(?)と比較したら、曲作りへの神経の張り巡らせ方等々、一言言いたい向きも居られるかもしれないが、この演奏には適度に心をせき立てるスピード感があって聴くものを魅了するのだ。
  少年合唱団による合唱の「音」そのもの。少年によるソプラノとアルトのソロ。この盤には、私が聴きたい「音」が存在する。それは例えば声量においても男声ソリストに引けを取らない少年ソリスト。全くヴィヴラートなしの細く高くしかも強靱な声。どちらかといえばより素材の良さでいかにも訓練されました的ではないところもGood!!! この合唱と存在感たっぷりのソロで聴くモツレクの気持ちの良いこと!フランスというと私なんかはすぐにパリ木の鼻にかかる感じを連想するが、ことばに「癖」を感じないところも良い。ここにあるのは若々しい生命に溢れた歌声である。非常に爽やか! とにかく聴いてみること。森林浴よりも、歌声浴。彼らの歌声を魂に浴びたら、気持ちよいこと請け合いである。私はこの演奏でモツレクを再認識した。(by Hetsuji) 
 CD MOZART:REQUIEM KV626 Version Originale avec Instruments Baroques(ESOLDUN/MOS 1002)1972.2.13-16録音 at Royaumont Abbey/Petits Chanteurs de Chaillot-Notre-Dame de la Joie(Direction:Roger Thirot) /Bachorchester de Mayence/Direction:Jean-Pierre Lore

Soloists enfants/Soloists Childrens(soprani,alti),Francis Bardor(Tenor)

指揮者が同じなのでHetsuji氏がご紹介済みの同名合唱団と同じであることは間違いないと思うのだが、その後に記載されているNotre-Dame de la Joieってなんだろう。Petits Chanteurs de Notre-Dame de la Joieで同じレーベルからシューベルトものが出ているが(紹介済み)、ひょっとして同じ団体なのだろうか。謎である。他にも色々といい加減な記載をしている怪しげなレーベルだから仕方ないか。ともあれモーツァルトのレクイエムで合唱に少年のみ起用というだけでも嬉しいものだが、ソロまで少年を起用。とても嬉しい。合唱の出来映えは、んー…なのだが、少年声に聞き惚れていると(それだけ少年声だな、というのがはっきりしている)、気にならない。それに勢いがいいので迫力に押されているうちにどうでもよくなってしまう。ソリスト君たち(名なし)は声がよく出ており、なかなかのもの。ボーイソプラノは声質はテルツのハンスくんのようなふわふわタイプ。ボーイアルトは高めだが低くしているしっかりタイプ。気が強そうだ。どちらも結構個性的で、臆せず力強く歌って主張しているので、特にバスやテノールと絡む時などインパクトが強い。没個性していない、とても「ユニーク」な演奏だ。それはそうと歌詞がフランス語のように聞こえるんだがラテン語をフランス語流に発音しているだけだろうか。  (by Emu) 2004/12/03 up 
     
     
     

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