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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

チェコ少年合唱団BONI PUERI / Czech Boys Choir





 2005.9.9-11   きよしこの夜〜クリスマス・ソング集 チェコ少年合唱団 ”ボニ・プエリ” (KING RECORDS KICC 553) 

指揮:Pavel HORAK

1.グレゴリオ聖歌〜信仰の十字架
2.13世紀の行列聖歌:今こそ響け
3.オラトリオ「メサイア」より「ハレルヤ」
4.もろびと声あげ
5.いそぎ来たれ、主にある民
6.もろびとこぞりて
7.ひいらぎかざろう
8.あら野のはてに
9.聞け、天使の歌
10.天使の糧
11.まきびとひつじを
12.いざ歌え、いざ祝え
13.天なる神には
14.ああベツレヘムよ
15.チェコのクリスマス・キャロル
16.ポーランドのクリスマス・キャロル
17.キャロルの祭典より「デオ・グラチアス」
18.ディン・ドン
19.イエスの降誕
20.きよしこの夜

 VHS

2002
 よみがえれ命の歌声 子供のオペラ「ブルンジバール」
出演:チェコ少年合唱団「ボニ・プエリ」
作:ハンス・クラーサ
製作・発売=BS-i/日本電波ニュース社(2002.5)

なんだかな〜表紙からして重たそう〜でやんすねぇ〜文部科学省選定というお墨付きに、世界史・平和教材にもお使いくださいとも表紙に書いてある。。。。。の第二次大戦中のユダヤ人収容所で子供達によって上演されたオペラ「ブルンジバール」についてのドキュメンタリーがほぼ半数以上の内容で、チェコの少年合唱団ボニ・ブエリが再演した日本公演のダイジェスト版が後ろにちょこっとありまして〜まぁ〜ドキュメンタリー好きのtadaにはのめり込んで見れる内容でしたねぇ〜もっと中身重たいかなぁ〜と思ったけど、それほど重たくなかったっスッ。内容的には幼い兄妹が病気のかーさんの為に町へミルクを買いに行くけど"銭〜足りない!!”んでぇ〜歌でお金稼ごうと思ったけど手回しオルガンだかを弾く、ブルンジバール(つまり悪役で、この人=ヒットラーってこと)がここらの"島”(やくざかいっ!)を仕切っていて邪魔される。んでもぉ〜町の子供達の協力の元、悪人ブルンジバールをやっつけてですなぁ〜皆の力も借りて(歌声の提供)見事お金を稼げてめでたしめでたしぃ〜ってな内容。かなり歴史的に重みのある作品というかぁ〜歴史的価値というかぁ〜そういったものはあるのかもしれないけどぉ〜、う〜ん悪いっけどぉ〜ドキュメンタリーの内容は良いけどぉ、肝心の歌はtada好みじゃないなぁ〜う〜ん(汗・汗)なんだかなぁ〜ってとこですかねぇ〜。テレジーンの収容所で上演されたとのことでやんすが、この作品が作ったハンス・クラーサって方もここに収容されていたというかぁ〜芸術家が集められて、宣伝用に演奏している画や快適な生活している画を撮影したりをユダヤ人の方はぁ〜こ〜んなにいい生活をしてるんですよぉ〜んと世界にアピールしていたらしい。。。。実際宣伝活動も終わり、用なしになった芸術家は1944年にガス室送りになったみたいですけどね。まぁ〜地下活動的にこういった反ナチ作品を上演していたみたいっすけどぉ〜、ハンス・クラーサさんが子供達の為に何とか今ある楽器で演奏できるよう、楽譜を思い出しながら書き直したとか。収容所ではかなり人気のオペラだったとのことで「ブルンジバール」がテレジーンの収容所の国歌だったというように、皆の希望が詰まった作品でもあったみたいっすねぇ〜。実際オペラを見ていてあまり悲惨とか、暗いとか、じめじめしているとか全然思わなくて、むしろ愉快で明るくわくわくして楽しめる雰囲気があった。だから、まぁ〜歌を上手く歌って"聴かせなぁ〜〜”って事より、未来に希望を持ってつらい状況を何とか生きていくための作品っていうことですかねぇ。希望を持って生きてたら何とかなる!!みたいなぁ〜。ただ、主役の妹役の女性はイスラエルに移住して今もご健在とのことでしたが、兄役の子は悪名高きアウシュヴィッツ収容所に送られ、直ぐにガス室送りとなって亡くなったそうなぁ〜。やっぱ〜ちと重いっすねぇ〜。               (by tada) 2006/09/15(Friday)up
 CD

2001
HVEZDO JASNA (FOS JANOSIK 3/2001) 2001.9.6コンサートライブ録音
Boni Pueri(Pavel Horak:umelecky sef a sbormistr)/Vos Ondras(Karel Martis:primas a dirigent)

solo:Zdenek Vomocil(4,11),Dan Sipek(3,9),Jiri Placek(4),Ondrej Kopriva(9),Lukas Sadovsky(11),Petr Pytlik(9),Martin Struna(9)       

1.Prastare motivy 
2.Kde si kde si hrisniku
3.Panis Angelicus 
4.Raduj se sedce verneho
5.Vandrovali hudci
6.Dudacka elegi 
7.Hvezdo jasna 
8.Sanctus 
9.Gloria 
10.Hory sa cernaju 
11.Anno presvata
12.Vstante ze sna krestani

oznov pod Radhostemという町の教会で行われたコンサート'Hvezdo jasna(「輝ける星」の意)'のライブ録音。曲の合い間に拍手が入っている。ボニ・プエリと民俗楽器オーケストラVus Ondrasの共演。一部英語の解説がある以外はチェコ語なので、収録曲が民謡の編曲なのか演奏者作曲のオリジナルなのかよく分からないが、きしんだ音色のヴァイオリンやチェンバロ、パンフルートのような管楽器など、プラスボニ・プエリで奏でられる旋律は、刺繍をした民俗衣装を着た人々のイメージが容易に浮かぶ郷土色豊かなものだ。その間にフランクの「パニス・アンジェリクス」とモーツァルトの「戴冠ミサ」より「サンクトゥス」と「グローリア」が挿入されている。ボニ・プエリの合唱はもう少し声量が欲しいところだが、整ったハーモニーの美しさは相変わらず。ソリストについては、ずば抜けて素晴らしかったり個性的だったりする声はないが、皆、気取りがなく素直で伸びやかだ。特に2曲目のDan Sipekが少年らしい真っ直ぐさ。曲も楽しい。一番クラシック音楽向けのB-Sらしい声をしているのは4曲目のJiri少年。「パニス・アンジェリクス」のソロは、優し過ぎるが、叙情的に響くものがあるので、なぜこの長い曲のソロに起用されたのか分かるような気がした。戴冠ミサの2曲については、オケが少々うるさく、合唱は裏に回ってしまっている。ソロも、もともとの声量のなさもあって弱い。11曲目はLukas少年の「もろ」地声に一瞬ドキッとするが、こういう地声が生かされるのも、ボニ・プエリならではの個性だと思ったりして。最後12曲目は舞曲のようにリズミカルで陽気で、とても楽しい。笑顔でコンサートを締めくくるにふさわしい明るい曲で、終始楽しかった先日のボニ・プエリのコンサートを思い出した。(by Emu) 2002/08/18 up 
 CD  Czech boys choir BONI PUERI ON TOUR-JAPAN (AM 0023 2231) Conductor:Pavel HORAK

Concert repertoir:
1.Cantus Gregorianus Pueri Hebraeorum
2.Jan Campanus Vodnansky Favete linquis singuli 
3.Lara Hoggard Personent Hodie
4.Georg Friedrich Haendel Hallelujah(Messiah)
5.Cesar Franck Panis Angelicus
6.Spiritual Wade in the Water
7.African folk song Siyahamba(We are marching in the light of God)
Czech music:
8.Marek kopelent Prastene pisnicky(Crazy songs)
9.Anton Dvorak Goin' Home(based on Largo-New World symphony)
10.Bedrich Smetana Proc bychom se netesili!(Bartered Bride)
Japan songs:
11.Tacujuki Takano Furusato
12.Joshifumi Nakajima Sakura(Dedicated to the BONI PUERI by author)
Christmas carols from all over the world:
13.Germany Weihnachtsruf
14.Czech Hej, koleda!(selection-arr.J.Seidl) 
15.France Ding, dong 
16.Spain El Nacimiento(Navidad Nuestra-A.Ramirez) 
17.England Merry Christmas(arr.Arthur Warrell) 
18.USA Jingle Bells(arr.Ray Charles) 
19.Austria Stille Nacht(arr.Franz Gruber)


 さらっとソフトな合唱が聞こえてきた。相当に訓練されている。ソロも繊細。エコーにも気を遣い、美しい合唱に仕上がっている。男声は目立たないようにしているようだが、それでいて、合唱にふわっとした厚みを与えている。これは日本公演を意識した盤? このCD通りの歌声を聴かせたのなら、コンサートに行かれた方々は幸せなひとときを過ごされたのではないだろうか? ソプラノパートの高い音の出し方は一瞬口の中でこもっているようで私の好みではないが、その一部の一瞬の音をのぞけば、何も言うことはない。B-Sソリストも、こわれそうな繊細さで「天使のパン」を歌っている。ハーモニーが美しくて切れがあるので 6.Spiritual Wade in the Waterなんかはなかなか良い。そのテノールのソリストも。ハーモニーがちょっとないくらいにきれいだ。クラシカルな曲よりもアメリカやアフリカ、お国の動きのある曲の方がこの合唱団の表現力が活かされているような気がした。男声パートが秀逸。(by Hetsuji) 2001/01/07 up
 CD

1994
 W.A.MOZART KRONUNGS-MESSE,KV 317 3 ORGELSTUECKE (KPBP 01-2131 DDD) Recording:23.9.1994(1-6), 24.9.1994(7-9)
Artistic director and choirmaster Boni pueri-Jiri Skopal, choirmaster Boni pueri-Pavel Horak

1.Kyrie.....3:04
2.Gloria....4:30
3.Credo.....6:31
4.Sanctus.....1:57 
5.Benedictus.....3:31
6.Agnus Dei.....6:51
7.ADAGIO-ALLEGRO-ADAGIO f moll, KV 594.....9:48
8.ANDANTE F dur, KV 616.....7:03
9.FANTAZIE f moll, KV 608.....10:32

Solo(1-6):sopran-Ales Nehnevajsa, alt-Ondrej Caska, tenor-Bohdan Petrovic, bas-Martin Barta

 個人的好みでは、入りが心持ちゆっくりめかなと思ったしオーケストラがちょっと強いとも思った。私はオーケストラが控えめで独唱や合唱が強く聞こえてくる方が好きなので。或いはお互いがお互いを認めあって演奏している雰囲気が好きなので。ここぞとばかりにオーケストラがうるさすぎるのは声を聴く楽しみの集中力に欠ける。Hetsuji欲である。欲をのぞけば、ソリストたちが非常に良い。しんの入ったしっかりした揺るがないクリアかつ強靱なソプラノ・アルトでオペラのアリアの如く素晴らしく歌う。あくまでも音量のバランスの好みの関係で、合唱とオーケストラ部分は特に秀でている感じは受けなかったが、なにしろソリストが抜きんでているので、聴く価値は相当にある。(by Hetsuji) 2001/01/07 up
 CD

1995
GABRIEL FAURE-REQUIEM (KPBP 04-2131 DDD) Recording:23-24.9.1995
Conductor:Jiri Skopal

1.Introitus et Kyrie.....7:00
2.Offertorium.....8:24
3.Sanctus.....3:56
4.Pie Jesu.....3:35
5.Agnus Dei.....6:00
6.Libera me.....5:27
7.In Paradisum

 合唱もオルガンも上手だ。素朴で温かくて人間性も合唱も素晴らしい。が、人間的な善良さが過ぎ(?)、もっと清冽なイメージのフォーレよりは、人間くさいモーツァルトに似合う声のような気がした。私の耳にはフォーレの曲の叙情的な部分が、存在の根源的な魂や宗教的な方向ではなく人間の日常的な方向へ傾きすぎた合唱になったように聞こえた。(by Hetsuji) 2001/01/07 up 

sounds’Library
 sounds.library@gmail.com

(お返事は出来ないと思います)