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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

アンソニー・ウェイAnthony Way





 CD   THE BEST OF ANTHONY WAY (DECCA 460 572-2 DH) 1995年〜1998年録音。

1. PIE JESU   
2.THE LORD'S PRAYER   
3.OMBRA MAI FU   
4.PIE JESU   
5.SUO GAN   
6.PANIS ANGELICUS   
7.O FOR THE WINGS OF A DOVE   
8.PIE JESU   
9.BALULALOW    
10.WHAT CHILD IS THIS?   
11.CRADLE SONG   
12.LAUDATE DOMINUM   
13.NUNC DIMITTIS   
14.ABIDE WITH ME   
15.AVE MARIA   
16.I WAITED FOR THE LORD   
17.BAILERO    
18.DAVID OF THE WHITE ROCK   
19.HOW CAN I KEEP FROM SINGING   
20.DO YOU HEAR WHAT I HEAR?   
21.BECAUSE

 なぜか、私の元には、Anthony Way君のCDが、8枚もそろってしまった・・・。表現を変えれば、つまりは、8枚も買ってしまったのだ。うち、3枚が重複している。並べてみると、なかなか壮観である。トレブルは変声直前が良いという話を聞くけれども、私は必ずしもそうだとは思わない。そういう感性には聴く者の感傷が多分に入っているような気がする。トレブルは、時間とともに、その声(楽器的に言えば音色)を変える。Anthony Wayも、1995年、1996年、1997年と、輪切り状態で聴いたときは、その時々で印象が違っていた。今回、ベスト盤を聴いて、彼の全体像が見えたような気がした。ベスト盤と銘打つだけあって、構成を含めて充実した1枚に仕上がっている。すべての盤の中で、この1枚が名実ともに「ベスト」である。時期的な輪切り状態で聴いたときには気が付かなかった味がCDからにじみ出ている。これから1枚を求める方にはこの盤をお薦めする。
 この盤で、私は周囲から愛され大切に育まれた少年の、存在そのものの「やさしさ」を聴いた。彼が何をどのように歌おうと、このCDの音の隅々から、やさしさのエッセンスが、薫り高く寄せてくる。そして聴く者の気持ちを和ませ幸せにする。思わず、このまま育って行って・・・と祈ってしまった。トレブルも今までそれなりにいろいろ聴いたが、演出も又、素材とともに、表現の大切な要素なのだと思い知らされる。(by Hetsuji)1999/12/19up 
 CD Anthony Way Wings of a dove(DECCA 455 645-2) 1997年録音。

1.Ombra mai fu  
2.Panis angelicus  
3.Laudate Dominum  
4.Pie Jesu  
5.Ave Maria  
6.Hear my prayer-O for the wings of a dove  
7.For the beauty of the earth  
8.The Lord is my Shepherd  
9.Pie Jesu  
10.Beati guorum via  
11.Blow the wind-Pie Jesu  
12.How lovely is Thy dwelling place  
13.Nunc dimittis  
14.When at night I go to sleep  
15.Hail, gladdening Light  
16.I waited for the Lord  
17.Abide with me

2年経って,1997に,タイトルにもなっている同じ曲の O for the wings of a dove を歌っている。声は少し線が太くなって安定した。が,声の内に不思議な鋭さを持っている。11分を超えるこの作品を歌いきっている表現力はなかなかのもの。CDの作りは,B−Sの定番の曲で占められ,B−S・CDの見本というかお手本というか,非常に聴きやすい構成になっている。(すべてのB-Sソリストはこの構成で個人録音を残して欲しいと思うくらいだ。)(by Hetsuji)1999up 
CD 天使の歌声/アンソニー・ウェイ(LONDON POCL 1750) 1997年録音。

1.オンブラ・マイ・フ   
2.パンの糧   
3.主を誉め讃えよ   
4.ピエ・イエス   
5.アヴェ・マリア   
6.わが祈りを聞きたまえ   
7.地上の美のために   
8.主は私の羊飼い   
9.ピエ・イエス   
10.ベアティ・クォルム・ヴィア   
11.ピエ・イエス   
12.万軍の主よ、あなたのすまいは   
13.シオンの頌   
14.夜になって私が眠りにつくと   
15.さあ、喜びの光   
16.祈りの讃歌 「主を待ちわびて」  
17. 我とともに在れかし

うっ・・・悲しい。上のCDと全く同じ内容。日本国内盤。(by Hetsuji)1999up
 
 CD きよしこの夜〜アンソニーのクリスマス(LONDON POCL-1770) 1996年録音。

1.神の御子は今宵しも   
2.きよしこの夜   
3.サセックス・キャロル   
4.昔、ダビデの村に   
5.明日は私が踊る日   
6.神の御子のイエスさま   
7.「キャロルの祭典」より−バルラロウ   
8.もろびとこぞりて   
9.ひいらぎとつたは   
10.木枯らしの風ほえたけり   
11.み使いうたいて   
12.あめのきさき   
13.ディンドン、高らかに   
14.野の牧人たち   
15.クリスマスの12日   
16.三人の王が   
17.真冬の雪の中に   
18.3時を過ぎて   
19.やさしくも愛らしき  
20.聞こえますか?  
21.あめにはさかえ  

1996年の夏に録音。解説によると,録音場所は,かつてアーネスト・ロウが聖歌隊員でもあり,例の録音をしたテンプル教会。アンソニーを全面に押し出したアルバムでありながら,彼自身が目立たないと思うのは私だけか…。ただ,声のコンディションは,総合的な見地からこの1996年がベスト。(by Hetsuji)1999up 
 CD   THE CHOIRBOY'S CHRISTMAS Anthony Way (CD 455 050-2) 1996年録音。

1.O COME ALL YE FAITHFUL  
2.SILENT NIGHT  
3.SUSSEX CAROL  
4.ONCE IN ROYAL DAVID'S CITY  
5.TOMORROW SHALL BE MY DANCING DAY  
6.AWAY IN A MANGER  
7.BALULALOW FROM 'A CEREMONY OF CAROLS'
8.JOY TO THE WORLD  
9.THE HOLLY AND THE IVY  
10.IN THE BLEAK MIDWINTER  
11.WHAT CHILD IS THIS?  
12.A MAIDEN MOST GENTLE  
13.DING DONG! MERRILY ON HIGH  
14.O MEN FROM THE FIELDS  
15.THE TWELVE DAYS OF CHRISTMAS  
16.THE THREE KINGS  
17.SEE AMID THE WINTER'S SNOW  
18.PAST THREE O'CLOCK  
19.O LITTLE ONE SWEET  
20.DO YOU HEAR WHAT I HEAR?  
21.HARK! THE HERALD ANGELS SING

上の盤のオリジナル盤。内容は同じでも、ジャケット・カバー、CD、ケース等の、色彩・デザイン、の違いにイギリスと日本との感性の違い(歴史が違うからなあ)、受け止め方(そして売り方)の違いが見られる。微妙な違いが決定的な違いへ分かれる。イギリスでは生活に根付いたトレブルでも、日本で市民権を得るのは非常に難しい(ほとんど不可能)だろうと感じさせられた。(by Hetsuji)1999/12/19up 
 CD   天使の祈り/アンソニー・ウェイ(LONDON POCL-1782) 1995年録音。

1.ピエ・イエス   
2.主の祈り   
3.スオ・ガン   
4.主よ、私を導きたまえ   
5.バイレロ   
6.歌わずにいられない   
7.イギリスの緑の草原   
8.ワン・スモール・ヴォイス   
9.恋人に林檎を   
10.鳥たちよ   
11.この一日だけを   
12.天国へ   
13.聖霊への祈り   
14.ホワイト・ロックのディヴィッド   
15.フランダースで   
16.おお、愛しの土手よ山よ   
17.感謝する心

最初の曲Pie Jesuの伸びたソプラノの音が儚く切ないほど美しい。線の細い声で丁寧に歌っている。1997年の安定感には及ばないかもしれないが,声の質は,こちらのほうが聴きやすくて,私の好み。ウェールズ,アイルランド等の民謡も心にやさしい。(by Hetsuji)1999up 
 CD   Anthony Way The Choirboy (PEEMCD 41)  1995年録音。

1.Pie Jesu   
2.The Lord's Prayer   
3.Suo Gan   
4.Be Thou My Vision   
5.Bailero    
6.How Can I Keep From Singing   
7.The Green Fields of England   
8.One Small Voice   
9.I Will Give My Love An Apple   
10.The Birds   
11.One Day Alone   
12.In Paradisum   
13.Litany to the Holy Spirit   
14.David Of The White Rock   
15.In Flanders   
16.Ye Banks & Braes   
17.A Grateful Heart

上の盤のオリジナル盤。今回一度に3種類の持っていなかった原盤をイギリスから取り寄せた。包装はまったく無かったが、でも、その分、CDそのものの色彩やデザインとか、ケースからのぞくジャケット裏の模様のデザインとか、日本とは別の意味で、気を配っていると感じた。これが、お国柄の違いなのかな。とも思う。(by Hetsuji)1999/12/19up 
 CD

1995
  The Choir-Music from the BBC Television Series(LONDON 448 165-2)  1995年録音。

1.Main Theme and Overture  
2.Jubilate Deo  
3.Magnificat in G  
4.Love in the Close  
5.Zadok the Priest  
6.Processional   
7.hymn to the Mother of God  
8.The Roof   
9.Pains Angelicus  
10.Trio from 'Cosi fan tute'  
11.Glory   
12.O, for the Wings of a Dove  
13.Conspiracy   
14.Hallelujah Chorus  
15.Love one another  
16.Salvator Mundi  
17.Betrayal   
18.Cradle Song  
19.Balloons   
20.Panis Angelicus & Final Theme

TVドラマで人気をはくしたアンソニー・ウェイの出世作?CD。派手な演奏で始まる。タイトルのTが剣になっているCDジャケットのデザインにインパクトが有ってカッコイイ。ドラマのサウンドトラック盤っぽく,収録曲は多いが,実際にウェイが歌っている曲数は少ない。それにしても,ドラマを見てみたいなあ。NHKで放送してくれないかなあ。1995年のウェイの声は幼い。(by Hetsuji)1999up 

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 sounds.library@gmail.com

(お返事は出来ないと思います)