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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

Andrew LyleAndrew Lyle





LP
1973
Andrew Lyle with the Choir of Canterbury Cathedral(abbey/LPB707)/The Choir of Canterbury Cathedral, Treble Soloist ANDREW LYLE, Organ Solos ALLAN WICKS, Organ Accompaniments STEPHEN CRISP and ALLAN WICKS, Recording first published 1973

SIDE ONE
1.Agnus Dei(Last movement from K 195)(Mozart)    
2.Pie Jesu(Faure)        
3.Prelude(Vierne)        
4.Agnus Dei(from Mass in C Major)(Mozart)

SIDE TWO
1.Psalm 4        
2.Sighing, Weeping(J.S.Bach)        
3.Resurrection Dances(Alan Ridout)        
4.Lord's Prayer(Frank Martin)

Andrew Lyle は1952年生まれで、1960-65年の間カンタベリーに在籍しており、その時の録音と思われる。彼は "THE BETTER LAND" の世界から現れたような、古めかしい声の出し方をするタイプ。時折とてもいい声が響いてくるのだけど、ポーンとその音が出ず、のどに余分な力が入っている感じだ。後年のダニエル・ノーマンを少し柔らかくしたような声かな。ちょーっと私の好みから外れるので、お蔵入り状態のレコード。バックコーラスのカンタベリーの優しいコーラスに、ホッと息をついてしまった。探し物をしていた時、この時期のカンタベリーのレコードに、何とやらLyleというソリストを見かけた。(と記憶している)兄弟でありましょうか。(by Nao) 2003/01/12 up 

Naoさんの好みから外れるだなんて、信じられないです。軽やかで柔らかい声がフレアのように漂い聖堂中?に響いているじゃないですか。
この盤が発売されたのは1973年のようですが、彼は1952年生まれなので彼21歳になってようやくリリースされた盤なのですね。リリースしてくださった方々、どうもありがとうございます。お陰様でこの声を聴くことができました。
この盤は、もしかしたら聖歌隊をバックに、カンタベリー大聖堂でアンドリューがリサイタルをした記録なのかもしれません。かも、ですが。
石造りの大聖堂でボーイ・ソプラノが歌うことの意義とでも言いますが、まあ、とにかく、声がきれいに薄くうすーく、空中に満ちていると感じることが出来ます。女声的に麗しい声ですが、女声と全く違うのはアンドリューの声のひろがりがあたかも気体のように感じられるということです。(媚に連なる)艶はもしかしたらないかもしれません。でも聖堂で息づく声だと思います。聖歌隊も素晴らしい演奏を披露しています。聖歌隊が充実している時に素晴らしいソリストが現れるのか素晴らしいソリストが現れるときの聖歌隊も又充実しているのか、そのどちらかなのかは知りませんが、この盤録音時のカンタベリーの聖歌隊は充実していたことが推測できます。レコードを収集する録音年の目安にもなりますね。 (by Hetsuji) 2018/03/14 Wed UP
 EP
1966
  Andrew Lyle sings Bach and Mozart AT CANTERBURY CATHEDRAL (Garrod RP 7027) 

SIDE ONE
J.S.BACH-CANTATA No.21-Recit. and Aria

SIDE TWO
W.A.MOZART-MASS No.16 in C (K.317)

こちらはモノラル。
(abbey/LPB707)に収録されているのもから2曲を先に世に出したところからすると、この2曲が特にも「売り」なのでしょう。そしてタイトルから大聖堂での演奏なのだと推測できます。変声後はカラヤンの下、ユースオーケストラで国外ツアーもしたみたいなので今でも音楽に関わっていらしたら良いなーとか想像します。 (by Hetsuji) 2018/03/14 Wed UP
 EP
1966
   
同じRP7027ですが、たまたまステレオ録音の方の盤の音を聴く機会がありひたすら驚愕。
たとえばおそろしくゆったり考えられないくらいにゆったり、腹筋の弱い場合歌えないくらいにゆったりと歌うモーツァルトのアニュス・ディがステキに芳醇過ぎる。女声に時に感じることがあるいやらしさが全く無しに、ボーイ・ソプラノの熟成した艶を声そのものに感じてしまう。モノラル録音とステレオ録音で声の輝きがこんなに違うものなのか? ・・・一番は、大聖堂にてリアルにライヴで聴くのが良いけれど、時を超えて聴く場合は、録音状況と状態が良い媒体に当たる必要があるのだなあと思った次第。 (by Hetsuji) 2018/04/21 Sat UP

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