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Art of the treble〜sounds’Library (JAPAN)

 Alastair Roberts Alastair Roberts





 EP    HEAR MY PRAYER・O FOR THE WINGS OF A DOVE(argo/EAF 56)
sung by Alastair Roberts(Treble), The Choir of St. John's College, Cambridge, Organ:Peter White, Director:George Guest, C.1963

Side 1
Mendelssohn:HEAR MY PRAYER
Side 2
Mendelssohn:O FOR THE WINGS OF A DOVE

LPからシングルカットされたもの。音がなぜかLPよりもクリアで、ソロも手に取るように聞こえてくるので、一層味わい深い。しかし、これ位の長さの曲ならばA面に両方納めて、B面にブラームスを持ってくれば良かったのに。でも、当時は出来なかったのだろうね、残念…(by Nao) 2003/02/09 up
 LP  Hear My Prayer/(argo/ZRG 5152)
The Choir of St. John's College, Cambridge, Solo Treble:Alastair Roberts, Directed by George Guest, Peter White(Organist)、録音:おそらく1958年

Side One
1.Carol:A Tender Shoot          
2.Hear My Prayer(Mendelssohn)          
3.Jesu, Joy of Man's Desiring(Bach)
Side Two
1.Ave Verum(Mozart)          
2.I Saw The Lord(Stainer)          
3.Ye Now are Sorrowful(Brahms)          
4.Sonata De 1. Tono(Lidon)(Organ solo played by George Guest)

私がイギリスのクワイアを聞き始めた頃は、キングスがレッジャー氏のもと台頭していた時。St.ジョーンズには共感するものが薄く、今でこそ時代と指導者のカラーの違いとも思えるが、すっかり縁遠くなってしまっていた。が、メンデルスゾーンの"Hear My Prayer" となれば聴いてみたいのが心情。ここでは"Hear My Prayer"と"Ye Now are Sorrowful"の2曲、トレブル定番の長めの作品がアラスター・ロバーツのソロ。アラスターは、儚げかと思えば微妙にビブラートをかけて高音部も綺麗に歌い切る…と、ただ繊細なだけではない魅力を備えている。所々かすれた様に聞こえる部分もあるが、その優しい声色ゆえ、聞き浸りたいという心地にさせられる。合唱曲はかなりゆっくりしたテンポで、こちらも驚くほど柔らかなコーラス。想像していた「ちょっと甘いコーラス」とはかけ離れた、自然で暖かい合唱だ。オルガンソロ(ゲスト氏)もとても上手で、充実感で一杯のうちにエンディングを迎える。レコードならではの音質で、温もりある演奏を聞けた事もうれしい。(by Nao) 2003/02/09 up
 LP Hear My Prayer/(LONDON 5730)
A CHORAL RECITAL BY THE CHOIR OF ST.JOHN'S COLLEGE CAMBRIDGE
Directed by George Guest
Solo Treble:Alastair Roberts

Side One
1.Carol:A Tender Shoot          
2.Hear My Prayer(Mendelssohn)          
3.Jesu, Joy of Man's Desiring(Bach)
Side Two
1.Ave Verum(Mozart)          
2.I Saw The Lord(Stainer)          
3.Ye Now are Sorrowful(Brahms)          
4.Sonata De 1. Tono(Lidon)(Organ solo played by George Guest)

 イギリスの聖歌隊の良さって何だろう、と考えるときに「これだ!」と答えることが出来る演奏の範疇。じっくり音に浸って、魂のクリーニングが出来る。声が出ているような出ないような・・・だけれど、つたなささえも表現力であるような、不思議でクリアな魅力。歌うことに一途な魅力。合唱とオルガンが、流れる時間と同調して、生きることと命をゆっくりと慈しむ。そしてAlastairのソロが、繊細な限りのある生命そのもの。私は野趣に富んだテルツ的な味わいの80年代前半のセントジョンズしか知らなかったが、この時代の合唱は、「祈り」そのものである。Alastairのソロも良いが、CHOIRのバランス、トレブルだけではなく、テノール&バスの音の味わいも清涼感に溢れ、クリアで心地よい。渇いた心に沁みるのである。この盤では、Hetsujiの苦手なオルガンソロもなんだか良い。(by Hetsuji) 2007/06/18 up 
     
     
     

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