Haruna's Diary 6月前半
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6月14日(金) |
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6月13日(木) |
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6月12日(水) |
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6月11日(火) |
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6月9日(日) |
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6月7日(金) |
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6月4日(火) 仕事が終わってからOasisへ行って、ちょうどお客さんがいなかったから店を閉めて外にご飯を食べに行った。……マスターと2人で(照)。 明け方近い時間だったからやっている店もほとんどなくて、マスターがときどき行くっていう喫茶店に行った。落ち着いた雰囲気の、大人の人しか出入りできないような店。 ご飯を食べながら、ちょっとずつお互いのことを話した。っていっても、俺がマスターにいろいろ聞いてたんだけど(笑)。 マスターがあの街でOasisを始めたのはもう15年前のことらしい。そのときはあの街もまだあんな感じじゃなくて、歓楽街とも言えないようなところだったんだって(確か前にミツルさんに10年以上前って聞いた気がするけど、それよりさらに5年も長くやってるんだ……)。 もともとはマスターのおじさんがやっていた喫茶店を改装して、カクテルバーにしたんだって。 でも、そのうちにあの街にそういう人たちが集まるようになって、Oasisもそういった人たちの出会いの場になったらしい。 「ゲイの集まる店になっちゃって、お店閉めようと思わなかったの?」って聞いたら「思わなかった」だって。 「どんなお客様でも私の店を好きだと言ってくださる方がいる限り、あの店は続けていこうと思っています」って言って笑ったマスターの顔が、なんだかすごく幸せそうに見えた。 「出会いを求めている人たちの交流の場となるのは嬉しいことです。都会は人との触れ合いが希薄ですから、出会いの場を増やすという意味でもあの場所は多くの方に必要とされているんですよ。……私も、あなたと会えましたしね」 マスターにそう言われたときは、恥ずかしくてうつむくことしかできなかったけど……確かにその通りだなって思った。 Oasisがなかったら、俺、きっとマスターに会えなかった。 ミツルさんやレイジさん、ヨリトさんやミキさんにも、会うことがなかったかもしれないんだ。 人と人との出会いって、本当に不思議だ。 あの店を続けていてくれたマスターに、心から感謝しよう。 ……心から、好きだよ(面と向かっては、恥ずかしくてもう言えないけど!)。 たくさんたくさん話して、マスターは駅とは正反対の俺の家まで俺を送ってくれて。 「ありがとう。おやすみなさい、マスター」 って俺が言ったら、マスターは 「……少しずつ、少しずつでいいので、「篤志」と呼んでいただけると……嬉しいですよ」 なんて言って!!! すっごく恥ずかしくて、顔が真っ赤になっちゃった俺は、照れ隠しみたいにマスターに言い返した。 「じゃあ、「篤志」さんも、俺に敬語使うの、やめてくださいねっ」 って(名前、呼んじゃったんだ!)。 「ええ」 って茶目っ気たっぷりに笑ってくれたマスター(どうしてもマスターって書いちゃうな)は、やっぱり俺の大事な人だ。 今日も幸せな気分で寝れそうだ。 おやすみ、マスタ…じゃなくて、篤志vvvvv |
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6月3日(月) Oasisへ行った。 本当は週末に行きたかったんだけど、仕事の時間を気にして話すのはなんか落ち着かないなと思ったから、今日まで我慢したんだ。 起きたら夕方の4時で、Oasis開店までまだ時間があったから、一服(っていっても俺はタバコ吸わないから、ちょっと手間かけて紅茶をいれただけ/笑)しながらミツルさんに電話した。 ミツルさんはどこかにでかけてたらしく、電話の向こうはざわざわって騒がしい音がしてた。 でかけてるならOasisには来ないかと思ったんだけど、俺がOasisに行くって言ったら、「じゃあ俺も行くから待ってろよ!」って力強く言われて。ミツルさんが来てくれるってわかってちょっとほっとしちゃった。 開店時間になってから家を出て、ゆっくり歩いてOasisへ向かった。心臓がものすごい音をさせていて、自分が自分じゃなくなったみたいでちょっと怖かった。 Oasisに着いて、中に入る前にドアの前でちょっと耳をすませてみたら楽しそうな笑い声が聞こえてきて、それがミツルさんの声だって気づいたからすぐにドアを開けた。 店内にはミツルさんの他にも常連さんが何人か来ていて、俺はミツルさんの隣のカウンター席に座った。 マスターは前みたいに優しい笑顔で笑いながら「はるなさん、何になさいますか?」って聞いてくれて、それでけでなんか嬉しくなっちゃって、「マスターのおすすめでお願いします」って、いつもみたいに言って。 マスターは『パープルタウン』っていう甘いカクテルを作ってくれて、それを飲んだらなんだかすごく幸せな気分になれたんだ。 「おいしいです」ってマスターに言ったら、マスターも嬉しそうな笑みで「ありがとうございます」って言ってくれて。そんな俺たちを見ていたミツルさんのほうがじれったくなっちゃったみたいで、笑いあってた俺とマスターに「だーかーらー、はっきりさせたいんだろ、はるな!」って言って(笑)。 それで俺も、マスターに好き発言のことを確認したいんだったって思い出して。ミツルさんにせかされながら、やっと聞くことができた。 「このあいだの『好き』っていうのは……俺と同じ気持ちの『好き』ってことだったんですか?」って。 マスターは俺からの突然の質問に目を見開いてたけど、ミツルさんに答えを急かされて、答えてくれた。 「そうだよ」……って!! それでもまだ信じられなくて、「いつから好きだったんですか? 俺のどこがいいんですか?」とかいろいろ聞いてしまった。ミツルさんもおもしろがってるみたいにマスターにいろいろと聞いて。 マスターは、俺とミツルさんから交互にぶつけられる質問に苦笑してたけど、それでも全部ちゃんと答えてくれた。 最初はただのお客としてしか見てなくて、でも俺がOasisに来るたびにマスターに懐いて話したりしてたから(最初の頃は人見知りしててあまり人と話せなかったからマスターが気をつかって話しかけてくれてたんだ)、そのうちに『可愛い人だな』って思ってくれてたんだって。 笑った顔とか必死に話すところとか(相手にされなくなるのがイヤだったから必死に話してたんだな、俺)「ありがとう」や「すみません」をちゃんと言えるところとか……そういう何気ないところが気になったんだって。 けど、マスターと俺とじゃ全然年が離れてるし、俺もその頃はヨリトさんが好きだったから(マスターはそのことに気づいてたらしい。恥ずかしい……)俺に告白するつもりもなかったし、その気持ちを誰にも言う気はなかったんだって。 そのうちに例のストーカー騒ぎがあって、俺はマスターを信頼しきっててずっと世話になりっぱなしだったんだけど、あのときの俺ってばやつれて醜い顔してたのに、マスターは「気持ちを打ち明けて、自分がずっと守ってあげると言いたくなった」んだって!(恥ずかしい〜!!) でも結局は言えないまま騒ぎが治まって、ちょっと残念だったな……って思ってたときに思いがけず俺から告白された、と。 なんか目の前で言われても信じられないような感じで、にこにこ笑っているマスターの顔を見たままぼーっとしてしまった。 本当に、本当の本気で、マスターが俺のことを好きだって言ってくれたなんて……つごうのいい夢なんじゃないかって思って。 だけどそんな俺にミツルさんが「やったじゃん! 本気で好きだってさ、はるな!」って声をかけてくれて……それでようやく『あ。マスター本気で言ってくれてるんだ』って信じることができて。 じわじわーって嬉しくなってきて、やっと不安なのが終わるんだってほっとして、またちょっと泣いてしまった。 結局店にいた人たちにその話を全部聞かれてて、みんなで俺とマスターの両思い記念っていって乾杯してくれた。 こんなに幸せでいいのかな。あとからなにかあるんじゃないかなって思っちゃうくらい、本当に幸せで楽しい時間が過ごせた。 みんな閉店まで店にいて、騒ぐだけ騒いで帰っていって。 俺はマスターの手伝いをして(っていっても片付けくらいしかできなかったけど)、それからマスターが「お腹すかないですか?」っていって、たらこスパを作ってくれて(俺はいろいろ食べてたけど、マスターは仕事中だったからほとんどなにも食べてなかったんだ)。 誰もいなくなった店で、ボックス席で向かい合って食べた。……ちょっと照れくさかったな。 あまり話さないまま(重い沈黙じゃなくて……話さなくてもいいやって思えるような空気だった)食べ終わって、マスターに見送られて帰ることにした。本当は駅まででも一緒に帰りたかったんだけどね(恥)。 そしたらマスターが、「今度、どこかに行きましょう。私のこともたくさん話しますから、はるなさんのこともたくさん教えてください」って言ってくれて。 そう言ってもらえたのが嬉しくて、俺ってば「じゃ、今日の夜は?」なんて言っていた(笑)。 マスターも驚いた顔してたけど、でも「いいですよ」って言ってくれて、今日の夜も会うことになった。 嬉しい。すごく嬉しい。ほんわかしたキモチが気持ちいい。 気持ちを受け入れてもらえるのって、こんなに幸せなことだったんだ。すごく不思議だけどすごく……満たされたような気分だ。 マスターに、早く会いたい。 |
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6月2日(日) さっそくデパートに行った。 だけど、何がいいのかわからない。 お母さんには日常生活で使えるものを毎年あげてたんだけど、今年は前田さんの分も一緒だからなぁと考えると迷っちゃって。 俺、お父さんにプレゼント……ってのが今までに一度もないから、何をあげたら喜んでもらえるのかとか全然わかんないんだよな。 ネクタイとかじゃ好みに合わなかったら嫌だろうし、それにそういうのはこれからお母さんがプレゼントしていくだろうから俺があげなくてもいい気がするし。 食べるものじゃすぐになくなっちゃって俺が寂しいし(笑)、装飾品なんて興味ないだろうし……。 なんていろいろ悩んでて結局何も買わないまま帰ってきてしまった。優柔不断でだめだな、俺って……。 |
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6月1日(土) |
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