みんなで「森のオルゴールメーカー」を楽しもう!
「森のオルゴールメーカー」
楽しみ方の手引き
第三回
伴奏をつける!でも、その前に・・・
「英語、覚えてる?」
- 前回で、旋律を入力するための基本的なことを学びました。
- いよいよ、伴奏を入力します!!
- このオルゴールの醍醐味は、何と言っても、伴奏を自由自在につけることができる、ということでしょう。ですから、伴奏を自分の好みで入力できてこそ、このソフトを存分に楽しむことができるのです。
- さあ、がんばって勉強しましょう!!
- でも、その前に、基本的な事柄を押さえておきます。
- それは、「コード」について、です。
- コードとは、なんぞや?
- 要するに、「和音」のことです。ド・ミ・ソ、ド・ファ・ラ、シ・レ・ソ・・・などの和音です。
- この和音の種類と使い方を知ることが、伴奏をつけるために是非とも必要です。
- 本当のことを言うと、和音の知識だけでオルゴールの伴奏をつけるのは、ちょっと大変です。けれども、この講座は、初心者向けの講座ですので、難しい話はしないことにいたします。
- では、手近にある楽譜を見てください。
- そこに、C
だの Am だの、いろいろなアルファベットが書かれていますね。
- え、書かれていない?もちろん、書かれていない楽譜も、たくさんあります。
- けれども、まず手始めに、コードネームが書かれている楽譜から、勉強を始めますので、できれば、そういう楽譜を一つ用意してみてください。
- さて、この C だの Am
は、どういう音が積み重なっているかを表しています。
- 難しそうに思えるかもしれませんが、なれると簡単です。
- では、その仕組みを説明します。
- まず、大文字で C 、 A
、などと書かれているのは、CやAの音を一番下において、その上に「ド・ミ・ソ」と音を重ねる、という意味です。
- では、Cの音、Aの音とは、一体何の音のことなのでしょうか。
- そこでまず、そのことを説明します。
- 下の図を見てください。
- ドレミ・・・という代わりに、CDE・・・というアルファベットが使われます。
- そして、「C」という記号が出てきたら、Cつまり、「ド」の音を一番下にして、その上に「ミ・ソ」と、音を重ねる、ということです。
- ところが、Cの音の場合は、簡単に「ド・ミ・ソ」と音を重ねることができますが、これが、たとえばGの音だったりすると、どうしたらよいのか、分かりませんね。
- そこで、次に下の図を見てください。
- いかがですか?
- C
とあったなら、「ド」を1として、上に5番目の音(ミ)、8番目の音(ソ)を重ね、最後に一番下の音と同じ音(「ド」)を、重ねます。
- 場合によっては、最後の音は省略します。
- G
なら、「ソ」の音を1として、上に5番目の音(シ)、8番目の音(レ)を重ねます。
- つまり、アルファベットで表された音の上に、5番目の音と8番目の音を重ねるのです。
- これで、少なくともアルファベット1文字で表されている和音なら、どんな和音でも作ることができるようになりました。
- 次に、マイナーコードについて解説しましょう。
- マイナーコードとは、アルファベットの横に、小文字で「m」と書かれているコードのことです。
- たとえば、「Am」、「Cm」などです。「エーマイナー」、「シーマイナ」と呼びます。
- これは、簡単です。
- 今までは、一番下の音から数えて、5番目の音を重ねていましたが、マイナーコードでは4番目の音を重ねます。
- よく使われるAmで見てみますと、「ラードーミ」と音を重ねるのです。ちょっと暗い感じがしますね。だから、「マイナーコード」と言うのです。
- では、これらの和音を、どのようにオルゴール上に散らしたら、伴奏になるのでしょうか。
- これは、言葉で説明するよりも、実際の曲を見ていただく方が、わかりやすいと思いますので、私が入力した、次の曲を参考にしてみてください。
- 「めざせ!200曲」収録、No96「金髪のジェニー」・No97「ケンタッキーの我が家」を参照してください
- ※ 参照資料のダウンロードはここをクリックしてください。
※ ダウンロードしたデータは、解凍してから「森のオルゴールメーカー」で開いて下さい。
- 以上二つの曲は、ほとんど和音を散らしただけの伴奏です。ただし、「金髪のジェニー」は、それ以外の手法が多少取り入れられています。
- さて、コードの種類は、これだけではありません。デミニッシュ、セブンスコード、シックスコードなどなど・・・たくさんあります。
- それらのコードに関しては、章を改めて書くことにいたします。今回は、コードの基本だけにとどめておきます。
- ※ 次回は、「メロディを見て伴奏をつける方法」です。