みんなで「森のオルゴールメーカー」を楽しもう!

「森のオルゴールメーカー」 楽しみ方の手引き

第三回 伴奏をつける!でも、その前に・・・

「英語、覚えてる?」

前回で、旋律を入力するための基本的なことを学びました。
いよいよ、伴奏を入力します!!
このオルゴールの醍醐味は、何と言っても、伴奏を自由自在につけることができる、ということでしょう。ですから、伴奏を自分の好みで入力できてこそ、このソフトを存分に楽しむことができるのです。
さあ、がんばって勉強しましょう!!


でも、その前に、基本的な事柄を押さえておきます。
それは、「コード」について、です。
コードとは、なんぞや?
要するに、「和音」のことです。ド・ミ・ソ、ド・ファ・ラ、シ・レ・ソ・・・などの和音です。
この和音の種類と使い方を知ることが、伴奏をつけるために是非とも必要です。
本当のことを言うと、和音の知識だけでオルゴールの伴奏をつけるのは、ちょっと大変です。けれども、この講座は、初心者向けの講座ですので、難しい話はしないことにいたします。


では、手近にある楽譜を見てください。
そこに、C だの Am だの、いろいろなアルファベットが書かれていますね。
え、書かれていない?もちろん、書かれていない楽譜も、たくさんあります。
けれども、まず手始めに、コードネームが書かれている楽譜から、勉強を始めますので、できれば、そういう楽譜を一つ用意してみてください。


さて、この C だの Am は、どういう音が積み重なっているかを表しています。
難しそうに思えるかもしれませんが、なれると簡単です。
では、その仕組みを説明します。


まず、大文字で C 、 A 、などと書かれているのは、CやAの音を一番下において、その上に「ド・ミ・ソ」と音を重ねる、という意味です。
では、Cの音、Aの音とは、一体何の音のことなのでしょうか。
そこでまず、そのことを説明します。
下の図を見てください。


ドレミ・・・という代わりに、CDE・・・というアルファベットが使われます。
そして、「C」という記号が出てきたら、Cつまり、「ド」の音を一番下にして、その上に「ミ・ソ」と、音を重ねる、ということです。
ところが、Cの音の場合は、簡単に「ド・ミ・ソ」と音を重ねることができますが、これが、たとえばGの音だったりすると、どうしたらよいのか、分かりませんね。
そこで、次に下の図を見てください。


いかがですか?
C とあったなら、「ド」を1として、上に5番目の音(ミ)、8番目の音(ソ)を重ね、最後に一番下の音と同じ音(「ド」)を、重ねます。
場合によっては、最後の音は省略します。
G なら、「ソ」の音を1として、上に5番目の音(シ)、8番目の音(レ)を重ねます。
つまり、アルファベットで表された音の上に、5番目の音と8番目の音を重ねるのです。
これで、少なくともアルファベット1文字で表されている和音なら、どんな和音でも作ることができるようになりました。


次に、マイナーコードについて解説しましょう。
マイナーコードとは、アルファベットの横に、小文字で「m」と書かれているコードのことです。
たとえば、「Am」、「Cm」などです。「エーマイナー」、「シーマイナ」と呼びます。
これは、簡単です。
今までは、一番下の音から数えて、5番目の音を重ねていましたが、マイナーコードでは4番目の音を重ねます。
よく使われるAmで見てみますと、「ラードーミ」と音を重ねるのです。ちょっと暗い感じがしますね。だから、「マイナーコード」と言うのです。


では、これらの和音を、どのようにオルゴール上に散らしたら、伴奏になるのでしょうか。


これは、言葉で説明するよりも、実際の曲を見ていただく方が、わかりやすいと思いますので、私が入力した、次の曲を参考にしてみてください。


「めざせ!200曲」収録、No96「金髪のジェニー」・No97「ケンタッキーの我が家」を参照してください 
※ 参照資料のダウンロードはここをクリックしてください。
※ ダウンロードしたデータは、解凍してから「森のオルゴールメーカー」で開いて下さい。


以上二つの曲は、ほとんど和音を散らしただけの伴奏です。ただし、「金髪のジェニー」は、それ以外の手法が多少取り入れられています。



さて、コードの種類は、これだけではありません。デミニッシュ、セブンスコード、シックスコードなどなど・・・たくさんあります。
それらのコードに関しては、章を改めて書くことにいたします。今回は、コードの基本だけにとどめておきます。

※ 次回は、「メロディを見て伴奏をつける方法」です。

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