「どうしても、ここを通るっていうんやね? 旋璃亜はん」 立ちはだかったのは魔王の従騎士、「地の」アルファ。 いままで陽気に笑って柔らかに接してきた彼女ではない。表情こそ笑っているが、決して無視出来ない殺気を私に向けていた。 「当然だ。ここまで来て、逃げ出す訳にはいかない。私に力を貸してくれた、みんなのためにも通らせて貰う!」 「そうか、そならいくでぇ! 前とは違うとこ、見せてみぃ!」 身長の3倍はあろう大斧を構え、笑みの消えたアルファは、いままで対峙したどの敵よりも大きく感じられた。 |
(勇者屋キャラ辞典:「地のアルファ」) |
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