WINTER EDITION 1999-2000


WOODSTOCK HOLIDAYS (1993)

上記コンピレーション・アルバムは1993年のものですが、昨今のウッドストック系のミュージシャンの活躍に敬意を表して引っ張り出してきました。オーリアンズ、マリア・マルダー、エイモス・ギャレット、ジョン・サイモン、ジョン・セバスチャンなどが冬のホリデイズをきっと暖かく楽しいもののしてくれるでしょう。そして、つい先日神に召されたリック・ダンコの冥福も祈りながら...。

[ YUKIO's WINTER COLLECTION 1999-2000]

1999年発売のよく聞いたアルバム20枚(順不同)

今回はちょっと趣向を変えて、1999年に買ってよく聞いたもの気に入ったものを集めてみました。

新録新譜

Jim Weider/Big Foot
ビッグフット

新生ザ・バンドのギタリスト。ロビーさんとはまた別の持ち味をもったテレキャスターの職人。素晴らしいソロ・アルバム。もちろんウッドストックの面々が参加してます。


Eddie Hinton/Hard Luck Guy
Hard Luck Guy

エディ・ヒントンの遺作というより正確に言うならば残されたテープにオーヴァーダブして作られたとクレジットからは読み取れますが、いかがでしょうか?それにしても素晴らしきマスルショールズ、アラバマの男の友情!


The Neville Brothers/Valence Street
ヴァレンス・ストリート

ゴリゴリしたファンクナンバーからバラードまで貫禄と余裕を見せつけてくれます。大人のためのファンク・サウンド、そこらの打ち込みブラコンとは年季が違いますか...。


Tom Petty And The Heratbreakers/Echo
エコー

聞けば聞く程味が出てくるアルバム。基本的には80年代(70年代末以降)のバンドなのでしょうが、今にして思えばちゃんと60年代からの米国音楽の遺伝子を現代に伝えてるのですね〜。フィルモアのライヴ(ビデオ)もカッコ良かったな〜。


Randy Newman/Bad Love
バッド・ラヴ

レニー・ワロンカーを慕ってか、ドリーム・ワークス移籍1stアルバム。同じくドリーム・ワークスから98年に出たルーファス・ウェインライトの1stアルバムにヴァン・ダイク・パークスがかかわっていたり、かつてバーバンク・サウンド的なものが今も息づいておりますね。もちろんこのアルバムも...。


Tom Waits/Mule Variations
ミュール・ヴァリエイションズ-再生-

強烈な個性を持ちながらいろいろ挑戦し、変化しているのがこの人の凄いところ。サウンドがどうこう言ったところで、持ち味はあのヴォイスとソング・ライティングのセンスだってことですかね。いい曲がちりばめられた1枚です。ただし取っつきにくい曲も多し...笑。


Craig Nuttycombe/My Own Beat
My Own Beat

ほのぼのとしたシンガー/ソングライター。初夏あるいは夏の夕暮れなどに聞くと最高に心地よい音です。バックのE.ギターがさり気なくいい味出してます。 レコードや GRIS GRIS/SLIMCHANCE HOMEPAGEにて取り扱ってますので、気になる方はのぞいてみてください。


Dan Penn And Spooner Oldham/Moments From This Theatre
Moments From This Theatre

まさかの来日公演(このアルバム+αの素晴らしい内容でした)も記憶にあたらしい彼等ですが、2000年早々にはダン・ペンの新作も出る様ですので今から楽しみです。末永く頑張って欲しいものです。


Larry John McNally/Dandelion Soul
ダンデライオン・ソウル

1stアルバムの鮮烈なイメージには及ばないもののいまだにアルバムを出してくれるとは嬉しい限りです。ウエストコースト風の意外な一面も覗かせるあたり新鮮なものもありましたが、マクナリー節健在といった感じですね。


Tatsuro Yamashita/On The Street Corner 3
オン・ザ・ストリート・コーナー 3

アカペラも3作目となり、ますますライフワークということでしょうか。制作の手間ひまは想像難いほど大変なのでしょうが、そう言うことを聞き手に感じさせないスムーズが本物のプロなのですね。


Mary J.Blige/Mary
Mary

いまだにサンプリングなんてものには諸手を挙げて賛成とは言えない保守的なところがありますが、エルトン・ジョンの「ベニー&ジェッツ」がこうなるの...フーン...悪くないねって感じかな。クラプトンもフィーチュアならもっと聞かせてよって感じもありますけどね。


Michael Franks/Barefoot On The Beach
ベアフット・オン・ザ・ビーチ

不変のソフト&メロー。だから毎度は買う必要もないのですが、今回はそろそろどうかなぁって。やっぱり不変のソフト&メロー...笑。変化はなくても進化(深化)はするからこれからもおつき合いいたします。


John Hall/Love Doesn't Ask
ラヴ・ダズント・アスク

オーリアンズのジョン・ホールということで、ついつい過大な期待をしちゃいますが、1曲目のいかにもっていうリズミックな曲以外は落ち着いた大人の渋さを聞かせてくれます。何気ないようでなかなかこの味は出せません。


Craig Nuttycombe/Get It Done
Get It Done

前述のMy Own Beatに続いて比較的短いインターバルで発表された最新作。基本的に前作とあまり変わらないナチュラルかつアコースティックなものですが、サウンド的には気持ちゴージャスになったのかな?ギタリストもスライド系の人に変わったみたいですし。

再発・リイシュー

Randy Edelman/Prime Cuts
プライム・カッツ
1974年作品

甘いポップスとかたずけてしまうわけにはいかない一枚。自身のピアノとニックデカロのストリングス・アレンジにのせて歌われるその洒落たヴォーカルは切なく親爺の心に響きます...(笑)。1曲目の「ブルーバード」は隠れた名曲ですね。是非とも聞いて頂きたいと思います。


Paul Butterfield's Better Days/Live At Winterland Ballroom
ライヴ・アット・ウィンターランド
1999年(1973年録音)

ウッド・ストックに移ってレイドバックしたって決して柔になったわけじゃない思える熱演。エイモスさんの独特のギターワークも素晴らしく、日本だけでの発売だなんてもったいない...。


Andrew Gold/Warm Breezes
ウォーム・ブリーゼス
1999年

ビールのCMで聞いた方も多いとは思いますが、それら新曲2曲プラス過去のCMソングを集めたコンピレーションです。初期のシンガー/ソングライター色の強い魅力的な作品集と言えます。秋口に良く聞いたかな?


The Beatles/Yellow Submarine Songtrack
イエロー・サブマリン〜ソングトラック〜
1999年(オリジナルは1969年)

このアルバムの意義あるいは敢えて今聞く理由は、音質しかないでしょう。ミックス前の4トラックにまで遡って、メンバーも交えて新たにリミックスされた音、その自然なステレオ感や各パートの解像度は一聴の価値があります。


Orleans Live
ライヴ
1990年作品

玄人受けするアメリカン・バンドの定評あるライヴ作(90年収録)。ジョン・ホールのリズム・ギターを始め、タイトなリズム・セクション、爽やかなコーラス・ワークなどなどウッドストックから届けてくれました。


Danny Korchmar/Kootch
クーチ
1973年作品

ギタリストというよりプロデューサー的な存在感のあるクーチさんの1st。99年の再発物の目玉と言えるでしょう。セクションとほぼ平行して制作されたらしいこのアルバムですが、ほとんど一人でリズム・セクションをつくりあげたそのグルーヴィーなサウンドに拍手。

WINTER COLLECTION '98-'99

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