●子どものストレス/桜井茂男/大日本図書/98年/12.23
●子どもの心理/三神廣子・梶田正巳・中野靖彦編/福村出版/89年/12.22
●乳児のこころの発達 3〜6歳/桜井茂男/大日本図書/99年/12.19
●発達心理学入門1 乳児・幼児・児童/無藤隆・高橋恵子・田島信之/東京大学出版会/12.14
●保育講座 発達心理学/無藤隆ほか/ミネルヴァ書房/93年/12.9
●子どもの心がしぐさでわかる本/渡辺弥生/PHP研究所/95年/12.4
●永遠の出口/森絵都/集英社/03年/11.25
本年のベスト作に挙げる書評子が多いのも頷ける快作。コドモ社会もオトナ社会も本質的には同質であることを確認できるほろ苦さも残る。
●個性はどう育つか/菅原ますみ/大修館書店/03年/11.20
●善悪の彼岸へ/宮内勝典/集英社/00年/11.16
オウム問題の深層に作家の立場から迫った好著。
●にせニッポン人探訪記/高橋秀実/草思社/95年/11.10
●愛と勇気のファッション相談/宮谷史子/筑摩書房/98年/10.23
●水道水にまつわる怪しい人々/湯坐博子/三五館/02年/10.21
●反差別論 無根拠性の逆接/柴田篤弘/明石書店/89年/10.14
●一瞬の光/白石一文/角川文庫/00年/10.10
こ、この人上手い! 登場人物の周囲を丁寧に描いてストーリーを紡いでいく手練は見事。ただし主人公の人物造形に感情移入できない人もいるかも。
●私の目は死んでない!高校生通信『今、ここで』の10年間の記録/妹尾和弘/評論社/00年/09.20
●夫へ。大事な話があるんです 叱ってばかりの私2/プチタンファン編集部編/婦人生活社/01年/09.15
こうした実話・投稿集を読むといかに日本のオトコどもが幼稚で自分勝手な生き物であるかわかる(自分もか
( ^ ^ ; )。
●ドレミカフェ/中森ハル・清水 尚里/スタジオエムオージー/03年/
●カラオケ王国の誕生/朝倉僑司/JICC出版局/93年/09.10
カラオケはどこで生まれ、どのように繁栄していったのか追った力作のルポ。品切れになっているのが惜しい。
●東北アジア共同の家をめざして/姜尚中/平凡社/01年/08.26
●流血の魔術 最強の演技/ミスター高橋/講談社/01年/08.20
とうとう詠みましした。話題のプロレス暴露本。なるほど、やっぱりねの痛快本(?)です。
●癒しのセクシー・トリップ わたしは車イスの私が好き!/安積遊歩/太郎次郎社/93年/08.09
●たまちゃんの実家 収納と掃除が楽しくなるひらめきハウス/常藤和子/新風舎/03年/08.04
●鬼哭啾啾 「楽園」に帰還した私の家族/辛淑玉/解放出版社/03年/08.01
鬼哭啾啾(きこくしゅうしゅう)とは、「亡霊が恨めしさにしくしくと泣く声が聞こえるさま」(広辞苑)
●阿修羅ガール/舞城王太郎/新潮社/03年/7.31
話題の覆面作家による三島由紀夫賞受賞作。前半はいいんだけどねえ、阿部和重の『インディヴィジュアル・プロジェクション』と同じく、後半が何じゃこれは!? あっ、二作とも新潮社じゃん(苦笑)。
●多国籍ジパングの主役たち−新開国考/共同通信社編集室編/明石書店/03年/07.23
多文化・多国籍ニッポンの実像をとらえたさまざまな外国人・日本人のありよう紹介した一冊。
●エミシとは何か−−古代東アジアと北方日本/中西進編/角川選書/93年/07.19
大和朝廷から未開・野蛮の民とされ、朝廷に服従されたとするエミシ、クマソ、隼人にスポットを当てたシンポジウム
をまとめたもの。「生物学的な意味ではアイヌ系の人たちも今の日本人もルーツは同じ」とする埴原和郎氏による「人類学からみたエミシ」を興味深くよんだ。
●組織戦略の考え方/沼上 幹/ちくま新書/03年/07.18
●唄に聴く沖縄/松村洋/白水社/02年/07.15
●東洋医学「人を診る」中国医学のしくみ/仙頭正四郎/新星出版社/97年/07.13
●女に選ばれる男たち 男社会を変える/安積遊歩・辛淑玉/01年/07.11
お二人の著者のパートナー(男性)お二人による対談がおかしい。あらら、若い男ってこんなに家事ができなかったの?
●百姓の江戸時代/田中圭一/ちくま新書/00年/07.04
圧政に苦しめられていたという江戸時代の百姓像を問い返す網野史観にも通じる一冊。
●選挙ポスターの研究/東大法・蒲島郁夫ゼミ/木鐸社/06.30
これは面白い。ポスターを中心に選挙戦略、ツール、そしてその効果について実証的な調査をした労作。
●車イスからの宣戦布告 私がしあわせであるために私は政治的になる/安積遊歩/太郎次郎社/99年/06.22
●悩みや不安を解決!心を癒すしごと/日経事業出版社/日経事業出版社/99年/06.18
●フリーター その心理社会的意味[現代のエスプリ427]/後藤宗理、大野木裕明/至文堂/03年/06.17
●補完代替医療入門/上野圭一/岩波アクティブ新書/03年/06.14
●うちの子 よその子/猪熊弘子/婦人生活社/01年/06.09
●Dr.江部のアトピー学校2[スキンケア]編/江部康二/NECメディアプロダクツ/01年/06.05
●なぜこの仕事を選ぶのか/新渡英夫/アース出版局/02年/06.01
●Dr.江部のアトピー学校1[心と体]編/江部康二/NECメディアプロダクツ/01年/05.30
●女性整体師になりませんか/越田昭/北國新聞社出版局/00年/05.29
●40歳からの都会2田舎8の生活術/西川栄明/講談社+α新書/02年/05.29
●医者と本音で話がしたい/江部康二・曽我部ゆかり/エージー出版/98年
●アトピー治療の新しい道 リバウンドの悲劇を繰り返さないために/江部康二/ 風涛社/96年
●食品表示 どちらが安全?/垣田達哉/リヨン社/01年
●がんバイブル 西洋医学の限界を超えるホリスティック医療/帯津良一/竹内書店新社/01年/05.08
●代替医療/蒲原聖可/中公新書/02年/04.28
上野さんとはまた違った立場(西洋医学)から、代替医療を俯瞰した好著。
●私たちは玉川温泉で難病を治した/田中孝一/二見書房/98年/04.23
二見からもこんな本が出ていたとは知らなんだ。しかも6刷(!)。
●代替医療−オルタナティブ・メディスンの可能性/上野圭一/角川oneテーマ21/02年/04.23
ワイル博士本の訳者と知られる上野さんは、やっぱりオルタ・メディスンを「対抗文化」として位置づけていたのね。
( ^ ^ ; 「ITとIK(Indigenous Knowledge=先住民の知・野生の認識)は共生できる」とか「セルフヘルプ(自助)の思想」など、気の効いたコピーがちりばめられていて、その代替医療の「思想」が俯瞰できる。
●玉川温泉で難病を克服する法[第2版]/安部常正/民事法研究会/01年/04.23
取材で訪れた「玉川温泉」がこれほど、難病患者たちの間で高名だとは知らないんだ。現地に行くと玉川温泉関連の本が何冊も並んでいた、その一冊。この版では「旧版]にあったがんとの闘いを取材したものをまとめた「ドキュメント」を削除したというが、その理由も「読者に、玉川温泉に行けばどんな末期のガンでも治るという誤解をあたえかねないからである」としている。さもありなん、しかしそれだけ「玉川信者」が多いということだろう。玉川に関する詳細な説明とともに、著者が考案した「瞬間調身法」も興味深い。
●癒す心 治る力/アンドルー・ワイル/角川文庫/95年/04.23
自然療法・代替医療の教組ともいうべきワイル博士が、いかに西洋医学に見切りをつけ、自然治癒力を活性化させるさまざまな事例に取り組んだかがわかる入門書的な一冊。
●子ども若者が主体的に関わる活動事例32/(社)青少年育成会議/02年/04.20
●全国ひきこもり・不登校援助団体レポート[宿泊施設型]/プラットフォームプロジェクト/ポット出版/03年/04.14
●アトピーを治す大事典/帯津良一/92年/04.09
●未来食/大谷ゆみこ/メタ・ブレーン/95年/04.05
食べ物を通じて「革命」を起そうとしている大谷ワールドの原点(?)ともいうべき作品。出版したのは橘川幸夫さんというのも何となく頷ける。図表ギッシリ、表現も堅いが読んでみる価値はあると思う。
●雑穀つぶつぶクッキング/大谷ゆみこ/創森社/99年/04.04
●雑穀つぶつぶ食で体を変える/大谷ゆみこ/02年/04.03
雑穀料理を「未来食」ととらえ自然と共生するライフスタイルを提唱、そして自ら実践してきた大谷さんのコンパクト(新書判)だが、現時点での集大成な一冊。
●ガンを治す大事典/帯津良一/97年/04.02
ホリスィック医療のパイオニア・帯津氏が監修したさまざまな自然療法・民間療法のガイド。ライターによる取材記事をそのまま鵜呑みするのではなく、帯津氏なりの注釈を加えているのがミソ。しかし、あくまでもガン治療にとって、(特定のでなく)自然療法・民間療法が有用であるとする帯津氏の観点は揺るがない。
●続 名水を科学する/日本地下水学会編/枝報堂出版/99年/03.29
●危ない健康食品&民間療法の見分け方/小内亨/フットワーク出版/00年/03.288
●がんの民間療法/帯津良一監修/日経BP社/96年/03.22
●アジアへごはんを食べに行こう/向山昌子/講談社文庫/02年/03.20
●我輩はがんである/笑福亭小松/講談社/02年/03.19
●日本列島徒歩縦断!がん克服落語会/笑福亭小松/講談社/98年/03.18
●医者がすすめる続!“奇跡”の温泉/朝倉一善/小学館/01年/03.16
●亡国のイージス/福井晴敏/講談社/99年/03.15
昨年末から読み始めて、やっと読み終わった! 日本推理作家協会賞をはじめ三賞を奪った話題作。朝鮮のテロリストによるイージス艦の乗っ取りといい、時期も時期だし興味を持って読みはじめたのですが…。いや、けっして悪い作品ではないのですが、なんだか途中から『ダイ・ハード』みたいな展開で…。
( ^ ^ ;
●がんになったときに真っ先に読む本/帯津良一/草思社/96年/03.10
取材準備のために「ホリスティック(全人的)医療」によるガン医療に取り組む帯津氏の著作を続けて読む。西洋医学と東洋医学、さらには代替医療・民間医療まで取り込みながら、患者の立場にった「やさしい医療」に提唱する著者に共感。
●がんバイブル 西洋医学の限界を超えるホリスティック医療/帯津良一/竹内書店新社/01年/03.08
●あきらめないガン治療/帯津良一/PHP新書/02年/03.02
●放送禁止歌/森達也/解放出版社/00年/02.15
●新訂 教育の歴史/佐藤秀夫/放送大学教育新興会/00年/02.07
先頃亡くなった教育学者・佐藤さんの放送大学用のテキスト。なので、堅いつくりだが、佐藤氏の研究集大成のコンパクト版といった感じ。改めて貴重な研究者を失ったことを痛感。
●市民派議員になるための本−立候補から再選まで/寺町みどり/学陽書房/02年/01.28
ありそうでなかった市民派自治体議員による活動ノウハウ本。だって活動本はあっけどノウハウ本はなかったもんね。上野千鶴子さんがプロディースしており、丁寧につくられている点でも好著。
●現代アラブの社会思想/池内恵/講談社現代新書/02年/01.23
●取られない、戻ってくる節税105の方法/丹生谷繁/三笠書房/88年[92年]
やっぱり持ってけコーナーから。税金のお勉強…。
●若者が社会的弱者に転落する/宮本みち子/洋泉社/02年/01.
玄田有史氏が労働社会学から展開した若者弱者論を、さらに心理学、家族論などを駆使して深化させた秀作。
●今日からできる情報整理術66の本/西村晃/成美堂文庫/99年/01.
図書館の自由にお持ちくださいコーナーから貰ってきた本。
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