僕が大阪滞在時の定宿にしているアパホテル肥後橋駅前の最上階には「チャオサイゴン」というフレンチ風ベトナム料理レストランが入っており、ここの料理が実に美味しいのです。大阪に来る楽しみの三分の一くらいはこちらの料理と言っても過言ではありません(チューリップのラストライブのために来阪した際は、諸事情あって違う宿を取ったのですが、ライブ後のご飯はこちらに食べに来ました)。

 複数でくればいろいろなお皿を取ってシェアし合うのですが、独りのときは定番のお皿を。
 まずは前菜にアボカドを使った生春巻き。生春巻き独特のクセがなく、するりとお腹に消えてしまいます。タレもあっさりしていて上品。
 メインにはベトナム風ビーフシチュー。どこがベトナム風なのかというと、八角の香りが利いてるんですね。ドミグラスソースに八角なんてチャレンジャーな組み合わせのような感じもしますが、実際に合わせてみるとこれが実にナイスな組み合わせ。自分で作ることがあれば八角入れてみるか、と思ったりもします。ちょっとよそでは出逢えない味で、外せません。
 〆は名前は忘れちゃったんですが、あちら風の炊き込みご飯的なもの。こちらは、長粒種の米(いわゆるインディカ米)を使い、オリエンタルな味付けなので好き嫌いがあるかも。僕は東南アジアの味付けと香りが大好きなので、こう言うのはウエルカム。ただ、一人で食うにはちょっと量が多い・・・。
 一番最初に来た際にはレッドカレーがあり、これが涙ものの美味さだったのですが、何故か次に来たときにはメニューから消えてしまっており、がっかりしたものです。多分手間の割に出なかったんでしょうね。是非また食べたい逸品です。
 デザートは、これも名前は忘れちゃったんですがあちら風のお汁粉。濃厚だけどしつこくない甘さで、お腹ポンポンだったにもかかわらず別腹状態になってぺろりと平らげてしまいました。
 これだけ食って、酒も飲んで@5000ほど。財布にも優しく、お薦めです。
(実はこっそり食べログにもこちらのレビューをあげています)

 ベトナム焼酎の飲み比べセットを頼んでみました。ウィスキー並みに度数高いくせにリキュールみたいな飲みやすさ。クイクイいけちゃいます。本当にそんなことをしたら引っ繰り返ってしまいますが、軽いものをつまみながら本腰入れて飲むのも悪くないな、と思ったりします。
 カウンター席から見る大阪の夜景。左は通天閣、右は大阪城が写っているのですが、分かるでしょうか。肉眼だとはっきり確認できるのですが。かくのごとく夜景もきれいなので、ばっちりデートでも使えます。

 参考までにホテルの室内も。
 室内は広くはありませんが、出来たばかりなのできれいだし、PCがあれば無料で高速インターネットも使い放題なので、何の問題もありません。大浴場があるのもポイント高し。
 良いホテルなんですよ。思想的なところを除けば。

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