かわいい印鑑とはんこ作成方法・3
タガネはんこ作成と烙印
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かわいいはんこ作成見本
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お手軽度★☆☆
●アルミ材 ●平タガネ(ドライバー) ●紙やすり ●金床(ブロック)
本格的な篆刻(てんこく)は別の機会に譲って、遊び感覚で作成してみましょう。
クラフト画材屋で1センチ角のサイコロ状のアルミ素材を見つけましたので、
これに模様などを彫ってはんこを作成してみましょう。又アルミと比べて少し硬いですが、
銅材でも楽しめます。 出来上がったら烙印も試してみてください。
タガネの幅はこの大きさでしたら2〜3ミリくらいが使いやすいでしょうし、
小さなドライバーでも十分使えます。
また、机の上に直接アルミ材を置くと机が傷つきますので、必ずブロックや
金床(かなどこ)の上で作成します。
○アルミ材に模様を描きましょう。
左は1センチ角のアルミ材(70円くらいです)。
他にも3センチ角の大きさもあるようです。これにサインペンで簡単な直線模様を、
描いてみました(右)。タガネで作成しますので直線がオススメです。
○はんこを彫ってみましょう。
長い直線は上図の様に彫り進みます。
コンコンとたたいていると、アルミ材がブロックから跳ねたりするので、
まわりを粘土などで補強するといいでしょう。
断面図
削ったわけでは無いので当然表面に盛り上がった部分が現れます。
○はんこをおしてみましょう。
左は盛り上がった部分を残したままおしてみました。やっぱりダメですね。
右はもう少し線を延ばしてから、表面を300番の紙やすりで磨いて
平らにしてからおしたものです。角も丸みをつけてみました。
真っ直ぐに加工したつもりなのに、味のある線がでました。
力の加減で微妙に仕上がりが変わってきます。
おなじみのはんこの連おしです。ちょっと模様が単純すぎましたか?
やってみると簡単でなかなか面白いものです。
○今度は文字を彫ってみましょう。
左は四角の枠に”中”字を太目の線で描き、彫ってみたところです。
周りを紙やすりで削り取ったので、一回り小さくなってしまいました。
次は秦時代の”昌武君印”をまねてはんこを作成してみました。
原印も”昌”字は一画少なく”武”字は反文(左右逆)のユニークな作品です。
左は文字を入れたところ。 右がはんこのできあがりです。
ちょっとたがねが鋭角だったので、ずいぶん細い線に仕上がってしまいました。
タガネに関しては店主は不慣れですのでもっと習熟が必要ですが、
太くて単純な文字や図柄なら、なんとかいけそうです。
以下、烙印で遊んでみました。
○烙印で遊んでみましょう。
烙印
タガネはんこをペンチなどで挟み、ガスレンジで直接熱し、
かまぼこ板に押し付けると出来上がりです。
木目によって黒くなる部分と淡い部分が現われて、なかなか変化があるもので、
トールペイントにも応用できそうです。
尚、烙印は石材では不可能ですし、次にご紹介する鋳物でも
融点の関係で出来ませんので、この方法でのみ楽しむことができます。
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☆かわいいタガネはんこの作成
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