・コンセプト、建物データ
・エピソード、完成後の様子
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・建て主様へのインタビュー
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プロセス紹介ブログ
大阪北摂高槻市・
畳間のあるマンションリノベーション |
建て主様へのインタビュー 聞き手:狩野哲也(狩野哲也事務所)
−家をリフォームするきっかけはなんだったんですか?
旦那さん
当時この近所の会社の社宅に住んでおりまして、娘がちょうど幼椎園にあがるのをきっか
けに近所で良いところはないかと探していて中古マンションを購入しました。場所は気に
入っているけど、インテリアは変えたかった。買った当時でも築18年とかでしたから。あとはリフォームするだけの状態でした。
−吉永さんに依頼した経緯はどういう理由でですか?
旦那さん
いろいろ考えました。普通は街のリフォーム屋さんに頼む場合と、建築士の方にお願いす
る場合と、自分でやる場合があると思うんですが、マンションのリフォームだからといっ
て近隣のトラブルとか気をつけないといけないところがあって、リフォーム屋さんは僕も
わからないので建築士さんにお願いしようということになりました。
奥さん
リフォームと言っても全体の費用的な部分もあって全部やりかえることはできないので間取りを若干変更することにしました。いろいろな建築士さんのホームページを見ていると敷居が高いなと思っていました。一般的に建築士さんにマンションのリフォームで一部分を頼むのって大丈夫なのかなという感覚がありました。
旦那さん
建築士さんのホームページでリフォームをやっている方を何軒かピックアップしていました。最初は、神戸の方の建築士さんの方にメールで連絡を入れたんですが、スケジュー
ル的にタイトだったので無理ですねと断られたんです。そんな一件があって、近くの先生だったら片手間とか時間的な部分で融通きかせてくれるかなと思いました。吉永さんの高知のソラソラピルとか見ていて、もしかしたらやってもらえるかもと思って頼んだのが
最初ですね。
−どんな希望を伝えられたんですか?
旦那さん
とりあえず一番のポイントは工事をきっちり先生に監理してほしいと思っていました。あ
とは予算の関係でどこまでできるかだったと思うのですが、その時点で12月で、あと2ケ
月ぐらいで娘が入園するという状況で頼んだんです。
吉永さん
意外とお風呂を直すとか、どこを直すというのがはっきりしていたので、設計自体はそん
なにかからないだろうと思っていました。本格的に打合せをはじめたのは一月ぐらいだっ
たかな。
奥さん
最初はいま座っているこの畳とかはない案でそんな案が年内ぐらいに出ました。いろいろ
考えていくうちに私たちってずっと床座生活がメインだったんですね。全部板の間にして
も結局、ソファとかもあったんですがあんまり座らない。ソファにもたれて地べたに座る
ということが前の家で普通だったんです。
旦那さん
それで畳敷きのスペースをつくろうということになりました。赤ちゃんもいたので椅子生
活よりも地べたに座って子どもに座らせたかったんです。
−住み心地はどうですか?
旦那さん
フローリングとかムクの木とか、畳も無農薬とか、昔ながらのものにしてもらったことが
気に入っていますね。
−たずねてこられるお友だちの第一声はどんな感じですか?
奥さん
まずは床ですね。普通の家とは違う。足ざわりが違う。畳がかわってる。あとリビングの
照明。2階で前に住んでいた方がお茶の教室をやっていてその炉のくぽみが天井から出っぱっています。
奥さん
ちょうど部屋の真ん中に照明をつけたいところなので、照明として再活用していただきました。こういうふうにしたら出っ張りも違和感がなくなる。そんなエピソードをおなじみの友だちが説明してくれるんです。まずこの照明から解説がはじまり 「かわりに説明し
てあげるからお茶いれておいて〜。」となることがよくあります。
−住む前と住んでからの印象で変わった部分はありますか?
奥さん
模様がえとか結構しやすいのがうれしいですね。普通は置き場所が決まっちゃうじゃないですか。スペースがあるから模様がえしたりして飽きがこなくなっていますね。
旦那さん
畳のところでスペースが確保されているので、それ以外のところが自由にできるというのがありますね。たまにひとりでいるときによかったなと思いますよ。しみじみと。
吉永さん
今日はありがとうございました。
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