朝の散歩中にみつけた興味深いオブジェ。
一瞬、ギターやらケースやらが無造作に捨てられているのかと思ってしまった。
16:30ごろ、マジカルミステリー・ツアーがCavern Pubで終了したあと、しばらく駅周辺のお店をブラブラしていたが、な、な、なんと、リヴァプールでも、17時にだんだんと店が閉まり始め、18時には、ほとんどの店が閉まり、閑散とした雰囲気になってしまった。もはや人通りもほとんどない。ガイドブックすら持参しないでリヴァプールに乗り込んだ私たちには、レストランを探すのさえ、一苦労という状況であった。
ロンドンでは、こんなこと、全く考えられない。ましてや日本では、24時間営業の店もざらだ。つくづく、「日本の状況って、ある意味、異常なんだねぇ・・」、と、妙に友と納得した瞬間である。
ということで、サウスポートに引き続き、リヴァプールでも、なんとか探し当てたスペイン料理屋で早い夕食を済ませ、22時過ぎにはベッドへ・・。リヴァプールの夜も早かったのだった。
前の晩、早く寝たこともあり、翌朝は早々に朝食を済ませて、8時前には、Lord
Nelson Streetにあるホテルを出て、朝の散歩を開始した。
St. Luke's Churchを通り、Magical Mystery TourのバスからながめたChinese
Archまで。そこから、リヴァプールにある2つの大聖堂の1つであるLiverpool Cathedralにたどり着いた。Liverpool
Cathedralは、ヨーロッパで最大の英国国教会の教会。1902年に建設され、最終的には1978年に完成したというが、ステンドグラスはなかなか見事で、薄暗い室内に入ったとき、とても神聖な気分にさせられた。
次に訪れたのはもう1つの大聖堂、Metropolitan Cathedralである。ローマンカトリックの教会というと、古い建物を連想してしまうが、リヴァプールにあるこの教会は、コンクリートでつくられた、超モダンな建物。1967年に完成したと聞いていたが、いまだ建築中、未完成・・といった感があり、外からみても中に入って見ても、教会らしくない教会であった。
10時にチェックアウトを済まさなければならなかったので、ここからホテルへと引き返した。
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チェックアウトを済ませたあと、ホテルに荷物を預かってもらい、また市内観光へと繰り出した。ロンドンには、15時過ぎの列車に乗って戻る予定だ。
今度は、Magical Mystery Tourのとき、教えてもらったタウンホールへと向かう。ビートルズがアメリカ公演を成功させて戻ってきたとき、メンバーたちは、このタウンホールのテラスから、リヴァプールの人々に挨拶したのだとか。
このあとは、しばし、昼過ぎまで友と別行動。私はフェリーに乗り、友はTate
Liverpoolを見ることにした。
11時のフェリーに乗船。約1時間のマージー河めぐりのあと、マージー河に沿って、友と待ち合わせしているBeatles Storyをめざした。歩く道すがら、昨日、バスからながめたイエローサブマリンをみつけた。バスからではいまいちつかめなかった位置間隔が、こうして歩くとだんだんとわかってくる。アルバートドック、Tate Liverpoolをぶらつきながら、待ち合わせ時間よりもかなり早くBeatles Storyに着いた。
入場料は7.95ポンド。ちょっと高いなぁ・・と思ったが、せっかくなので入ってみた。かつてのCavern
Pubが再現されているスペースや、TVクリップが流されているスペースがある。ビートルズファンなら、きゃぁぁー、と悲鳴を上げてしまうのかもしれないけれど、私的には、やはり7.95ポンドはちょっと高かったなぁ、といった感じ。
タウンホール
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13時に友と落ち合ったあと、Beatles Story横のショップや、最寄りのtourist
information centreをのぞきながら、ホテルへと戻った。ホテル近くのパブにめぼしをつけ、そこでランチを食べるつもりだったのだが、どうやらこのパブは、"飲む"専門のパブだったらしい。結局、駅構内のパブでフィシュ&チプスを食べ、15:15発のロンドン行き列車に乗り込んだ。
ところが、列車は、途中駅のクルーの手前で10分ぐらい止まったまま動かなくなってしまった。子供がどうの・・というアナウンスが流れたあと、ようやく発車。やれやれ・・と思っていたら、次のクルー駅に着いたあと、列車は一向に発車する気配がない。耳をすまして、車内アナウンスを聞いていた友が言う。「子供がいたずらしてエンジンを壊してしまったとかで、エンジンを交換しるみたいだねぇ・・。」とほほ・・。
おかげで、列車は30分ぐらい遅れてしまった。
また、帰るのが遅くなるなぁ・・と思ってふと窓の外に目をやると、うっとりするほどきれいな夕焼け空だった。
「あの空の色、きれいだねー」。「あの青色。日本の空の色とは違うよねぇ・・」。「ターナーの絵に出てくる空の色みたいだねぇ・・」
日が地平線へと消えるまで、しばし見惚れてしまった友と私である。
列車が遅れなければこんなきれいな空の色をながめることもなかった。ふたりして、かえってラッキーだったと思ったことよ。
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