ブルース・キャッスル

Bruce Castle

※このページの写真はすべて、ノーリッジ在住のJohn Minginsさんが撮ったものです。

 私のホームページの訪問者のおひとり、ノーリッジ在住のジョンさんの出生地は、ロンドンの一角、トッテナムという町だ。
 ジョンさんは、この夏、ここにお母さんを訪ねた。
 そして、旅行から帰ってきたあと、君にぴったりの写真でしょ?、と言って、1枚の写真を送ってくださった。
 その名もブルース・キャッスル! ヨーコブルースというハンドル・ネームをもつ私には、まさしくぴったりのお城だった。
 ジョンさん、いわく、ブルース・ウイルスの時代にはちょっと早いから、彼とは全然関係ないけどね!
 はっはっはー。ここで、なぜ、ブルース・ウイルスが出てくるかと言えば、何を隠そう、私のハンドル・ネームのブルースは、大好きなアメリカの俳優、ブルース・ウイルスからいただいたもの。カナ表記では、音楽のブルースともとれるから、いいかも!、と思って名づけたものだからである。ブルース熱は以前ほどではなくなったにしても、このネーミングは、今でもかなり気に入っている。
 さて、話をブルース・キャッスルに戻そう。
 このお城は、1514年に建てられたものである。そもそもは、1254年にブルース(綴りはBruisかBruce)一族が、ここにマナーハウスを建てたのが始まりだったので、ブルース・キャッスルという名前がついた。ブルース一族の反乱があり、彼らの土地は、1306年にエドワードI世によって没収された。あまり知られていないようだけれど、ヘンリーVIII世やエリザベスI世も訪れたことがあるという由緒あるお城である。
 大きなお城ではない。でも、学校の怪談よろしく、このお城にも子供たちの間で評判の幽霊話がある。それは、年に一度、お城のバルコニーに、恋人の後を追って自殺したある女性の幽霊が姿を現す、というものだ。きゃーっ!!

 左:ブルース・キャッスル・パークの入り口;右:お城へと続く道。

 そして、1827年、ブルース・キャッスルは学校として生まれ変わった。ジョンさんによると、イギリスでとっても有名なRowland Hill *は、ここで教師をしていたことがあるという。
* Rowland Hillはペニー・ポストを導入したことで有名。それ以前のイギリスの郵便制度では、料金が手紙の重さと運ぶ距離によって決められていたので、手紙を送るにはかなりの料金がかかっていた。しかし、Rowland Hillがイギリス国内ならどこでも1ペニーの料金で手紙が送れる制度を導入したという。
 

 近い将来、ぜひ私も、私の名にふさわしい、このブルース・キャッスルを訪れてみたいなぁ・・と思っています。

ヨーコブルース・キャッスルのサイン。
ジョンさんが上の写真を加工して、つくってくださいました。
あぁ、本当に、あんな大きなお城が、私のおうちだったらいいのになぁ・・。


ジョンさんいわく、ブルース・キャッスルについては、Michael Bruffさんが詳しく調査なさっているそうです。1686年、1770年、1793年、1815年のブルース・キャッスルのスケッチも紹介されています。詳細を知りたい方は、
こちらまでどうぞ。

(2002.10.29)
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