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花 ピカ
道に咲くかわいい花
こんなふうに私も咲けたら
あの人の前ではつぼみは
かたくなに、とじたまま・・・
そのうちにこぼれてしまう。
いつか素直に花ひらくときが
きますように・・・
ひまわりの記憶 大猿 子供のころ、自分の蒔いた種が みるみる自分の背丈を追いこしていった 花が俺はとても好きになった 雄々しく、力強く、真直ぐなその花を 俺は尊敬していた 時はすぎ、柵と戦いながらもあの花のように 生きたいと今も思っている 自分の小ささに嫌悪の咆哮をあげる時 あの花はあの娘より、母よりも上手に俺を慰める 壁に貼ってあるへたっくそなクレパスで描かれた ひまわりは「もうすこし上手く描けよ」といってるように グラスをかじる俺を見ている
故 里 秋乃 陽 赤い赤い夕焼けを 遠くに眺めながら 静かな夜が降りてくる その音が聞こえてくる 遠く遠く遥かな空 夢を託した日々が 近く近くなるにつれて 寂しいのは何故だろう 夕べ見た夢もう忘れ 君の手を離した今日の暮れ 明日また会えるよねと きっと今も君は信じてる 線路に咲く赤い花摘んだ朝 いつだった? 君の夢の後先にも 同じ花が咲いている
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