第202回:2006年の拙HPの心づもりなど(2006年1月12日)

2006年を迎えて、まもなく半月になろうとしています。実は、拙HPの心づもりを書くべきかどうか迷っていました。というのも、過去に「やります」と公言したことができていないのですから、またそうなりはしないかという不安がよぎったのです。でも、まあそんなにマイナス思考をしないで、ご披露しておこうという気になりました。

「昭和戦中期の音楽雑誌を読む」のコンテンツでは『音楽之友』を扱っていますが、現在第3巻第10号すなわち戦時中に刊行されていた最後の号をまとめています。何年もかかりましたが、この雑誌は時間をかけてまとめるべきものだという思いをいまさらながら強くもっています。今年の3月くらいまでのあいだに(もしかすると、もっと早く)『音楽之友』の記事の要約が終了することでしょう。これは、ほぼ確実!!

では『音楽之友』が終わった次はどうするか? 『音楽文化』に進みます。『音楽之友』や『音楽公論』は、1941年の音楽雑誌の第一次統合で誕生した雑誌から選んで採りあげたものでした。一方『音楽文化』は音楽雑誌の第二次統合で誕生したもので、この時には『音楽知識』が並行して刊行されていましたが、音楽雑誌としてはわずかにこれらの2誌しかなかったのです(両誌の性格の違いなどについては、後日に譲りたいと思います)。

なお、『音楽公論』の記事要約をまとめたときに、若干ですが座談会を落としてしまいました。これもいずれ時期をみて補うことにしたいと考えています。

さて、音楽雑誌の第二次統合で創刊された『音楽知識』については、以前も記事索引を作ると公言していながら果たせずにいます。この雑誌は記事と楽譜から成り立っていますが、第2巻のある号で、見ていたマイクロ資料に掲載されているはずの楽譜が全然撮影されていないという事態が生じました。別の図書館へ行ってみましたが同様でした。ただ、この2つの図書館は撮影に使ったオリジナルの資料が同じかもしれないので、さらに別の図書館に行って調べたいのですが、それが果たせていません。くわえて休刊したと思っていた号が、ある図書館で所蔵しているようなので、これも要確認事項です。それだけわかっているのなら、さっさと調べたらどうかとお叱りを受けそうですが、いまは別の調べものを抱えていますので、もう少し時間を拝借します。今年の後半に2回くらいに分けて掲載できたらと考えていますが、今度こそ実現したいものです。

抱えている調べものについていうと、あと5週間ほどで一区切りつく予定です。ですから、2月下旬までは現在のゆっくりしたペースの更新がつづく筈です。読みに来ていただく皆さんには恐縮ですが、ご理解ください。ただ、その調べものの副産物は、今後すこしずつ「索引・年表」の年表の部に反映させていけるものと思います。

いずれにせよ、マイペースでまいります。


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