第201回: 身辺雑記 〜二次検診&読書の秋〜 (2005年12月5日)

■二次検診■
私は出身高校の同窓会の常任幹事をしています。先日、その集まりがあって、新宿で飲みました。年代の近い皆さんと話していて、ついつい盛り上がってしまう話題がありました。それは健康ネタでした。

小関の場合は、職場の定期健康診断で出た結果から二次検診に行くよう促された話をしました。次のような話です。

職場で年に1回実施される定期健康診断の結果を見て、一喜一憂するわけですが、やはり加齢には勝てないというのか、中年になるとどうしても「要精検」とか「経過観察」といった項目が生じてきます。はじめのうちは1項目だったものが、そのうち2項目になり、時には3項目になり・・・といった変化が年を重ねるとともに我が身にも降りかかってきています。もちろん、そのたびに二次検診を受け、必要ならば薬も飲むということを経てきていますから、大事には至らずに済んでいます。

今年は、例年の項目がまずまず(← 主観たっぷりか?)だったのに対して、心臓の再検査が新手で加わりました。実は、ちょっと肥満型の体型になると心電図に異常が出ることがあり(過去に1度経験済みで、その時も何ともありませんでした)、今回もそうに違いないと思われたので、どうも心臓に関しては二次検診に行くのがおっくうで放っておいたのです。すると、9月の下旬に差しかかった頃、職場から手紙が届きました。開封すると、契約している産業医からの手紙が同封されていて、心配な項目があるからぜひ二次検診を受診するようにというのです。手紙が送られてくるのは初めてでしたのでちょっとビックリしたのですが、法令が強化されたらしく、単に健康診断をしっぱなしではダメで、気になる項目があるようなら二次検診を促すよう事業所にお達しが出たらしいのです。

そこでやっと決心がつき、9月の終わり頃、某クリニックへ行きレントゲンと心電図を済ませました。これは初診の日に「問題なし」という結果まで聞くことができました。しかし、これは序の口。改めて日をとって心臓の超音波とPWVという2種類の検査を受けました。それが11月初旬、その検査日から1週間後に結果がわかりました。診察室に呼ばれて入ると、医師の前にあるパソコンのモニターに超音波のファイルが呼び出されます。左側のフレームから「これを見てみましょう」と選択すると、そのファイルが右側の広いフレームで動画となって動き出します。これを2種類ほど見て「問題ありません」という結果を得ました。ホットする瞬間です。さて、もう1種類は血液のサラサラ度を計る(これに問題があると動脈硬化を心配しなければならないらしいです)もので、要は血圧計を両腕と両足に巻き、同時にスイッチを入れる検査でした。腕よりは足の方が血圧は高いのですが、これも52歳の男性としては標準的な血圧を示しているので「問題ない」と言われました。医師からは、良く歩き、体重を減らす努力を続けるようにという助言が付け加えられましたけれど、心底開放感を味わえる瞬間でした。

二次検診は行かずに済ませてしまいたい誘惑にかられるのですが、たぶん問題ないだろうと自分で自分に言い聞かせているのと、医療機関で看てもらうのとでは大違いですね。

■読書の秋■
今年の秋は、単行本を読むことをほとんどしていません。ある評論家が戦前の主として音楽雑誌に載せた著作にどんなものがあるか、その内容はどういうものか、ということを知りたくて、夏になる前からその人の音楽雑誌に掲載された著作を探し、コピーの手続きをとり、それができあがってくるとリストに整理することなどもしてきました。いまは、単純に数をかぞえれば、たぶん半分ちょっとに目を通した段階でしょうか。まだ、コピー自体が完全に終わっていません(でも、もうすぐ完了です)し、全部に目を通して読書記録を残したとしても、今回は目的があって読んでいるので、それで終わりではありません。読んだあとで考え、その考えをまとめるところまでもっていきたいのです。

リストづくりなどは当然パソコンのお世話になっていますが、読んで記録を残す方法は、たとえば喫茶店などでもできるように、アナログの方法を採用しました。厚手のB6カードに要点を記入していくという実に古典的な方法です。B6サイズにはレポート用紙かあるいはそれ以上に薄いかもしれない紙のものもありますが、厚手のカードはあまり力を入れずに文字が書けますので、こちらを使用。

こうした読み方もあるのですね。けっこうきついのですが、今シーズンに限らず、将来また試みてみたい読書法。しかし、気がつくと読書の秋はもう終わり、そのまま冬の読書を継続している今日この頃です。


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