第190回 : 身辺雑記〜「北方の鼓動」追記、「モーストリークラシック」、西武池袋線江古田駅界隈(2004年12月22日)

つい先日「モーストリー・クラシック」2005年2月号が発行されました。12月のうちに発行される雑誌が2月号というのには正直驚かされますが、それはさておき、この雑誌には私が11月に聴きにいった、釧路の「北方の鼓動」第5回レクチャーコンサートの模様が詳しく紹介されています(120−121ページ)。文章だけの拙HPとは違い、カラー写真が8枚掲載されたこの記事では、より具体的なイメージをもっていただけるに違いありません。そして、なによりも地方都市からの音楽上の発信をしっかり受け止め、2ページを割いて編集長自らが書いたレポートは読み応えがあります。私はけっして「モーストリー」の回し者ではないのですが、1部1,000円です(笑)。

さて雑誌というと、ときどき買う雑誌と定期的に買う雑誌があります。どちらも、以前は書店に足を運んで買うものと相場が決まっていました(時には、定期購読を書店に申し込んで取り置きしてもらうこともありました)。しかし、さいきん私は定期購読雑誌について、すべて出版社からの郵送に切り替えてしまいました。理由は2つあります。まず、私が住んでいる街に書店が減ったこと。ついでに言ってしまうと、残った書店の中には私が興味を抱く分野の図書や雑誌について、商品知識の乏しいところもあって質問に対する答が返ってくるまで、やけに待たされた経験もありました。まあ、その他の分野についてはそうでもないかもしれないので、その店を一概に責めきれないのですが・・・。もう一つの理由は、職場に2部勤務が導入されたことなど、こちら側の仕事や生活に一部変化が生じたので、書店の開館時間に左右されずにすむ方法(つまり、出版社への直接注文やオンライン書店を通じての雑誌定期購読の申し込みなど)がありがたくなったという事情があるのです。

書店で定期購読雑誌を受け取っていたころ(だいぶ以前になる)は、目的の雑誌を買うことはもちろん、ついでにほかの雑誌や図書で適当なものをみつけて買うこともできました。つまり他の資料を書店で直接で拾い読みして、これはと思うものを見つけることができたのですね。こうした機会は、残念ながらというべきかもしれませんが、確実に減りました。それでも私は、拾い読みだけに頼って自分の欲しい資料を探す方法には限りがあると思っていたので、以前からカタログや新聞広告などを気するようにしていました。そのせいもあって、直接拾い読みできない場合でも、さほど気になりません。そして、さいきんでは、オンライン書店も使うようになりました。

私がよく使うオンライン書店は、クレジットカードを使わずにセブンイレブンで受け取りができる旧称「イーエス・ブックス」ですが、このほど「セブンアンドワイ」( http://www.7andy.jp/all )として新装オープンしました。ここは、いくらか前の時期から、定期購読可能な雑誌を受け付けるようになっていたのだが、ごくさいきんCDやDVDまで扱う商品の枠を広げたのを機に、先の新名称となったようです。たしかに、DVDなど最大22パーセント割引になっているものもあり、それなりに魅力ではあります。さきほど述べた「モーストリー・クラシック」についても、ここを利用して、向こう1年定期購読することにしました。来月からは、黙って待っていればメール便で自宅に届けられます。怠け者にはありがたいことです。

書店、古書店の減少などは、街の様態の変化を強く感じさせられることなのです。こと雑誌の定期購読に限っていえば、いま述べたように直接購読に切り替えることで安定した供給をうけることができるとはいえ、やはり一抹の寂しさを感じますし、街の元気のようなものがなくなってきているのかなという気にさえなってしまいます。そんななかで、インターネットを上手く利用して、街にある身近な店だということをアピールしているところをみつけました。たとえば、さいきん行った電気屋さんがそのいい例です。近所にソニー(と東芝も?)の製品を主に扱っているところがあります( http://www.sonyshop.ymge.com/ )。欲しいものがあってインターネットを探していて、その店のホームページを見たのですが、インターネットの価格は量販店なみかそれ以上の安さになっていましたから驚きました。くわえてメールマガジンの会員になると、さらに特価で買い求めることができます。ソニーがいい、あるいはソニーでもいいなどというときは目が離せない存在となりました。なにせ店が近いということは、買った製品になにかトラブルが発生したときでも連絡がとりやすく、安心感がぐんと増しますからいいですね。

とりとめのない話になりました。今回はこのへんで。


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