第185回:身辺雑記〜さいきんの私のPCライフ(2004年8月22日)

現在自宅で使っているデスクトップPCは、購入以来満3年と少し経過しました。それ以後OSをWindows XPに切り替えたり、ウィルス対策ソフトを搭載したり、さらにそれを別の会社のものに変更したりしてきました。久しぶりに、私のPCライフの一端をレポートさせていただきましょう(ぜんぶ今年になってからの話題です)。
■その1■ セキュリティ対策ソフトについて
さいしょはウィルス対策ソフト、次いでセキュリティ対策ソフトを使用するようになって3年目のなかばを過ぎました。この種のソフトは毎年更新しないと最新の状態が保てなくなりますが、私の場合は、同じソフトを更新して使うのではなく、別の会社の製品に乗り換えて使ってきました。3回目の変更は今年の2月始めころでしたが、その後メールやインターネットがスムースに作動せず、気がつくと回線が切れているという状態が続いたのです。こうした日々が続くと、PCに向かってメールの送受信をしたり、インターネットのサイトを読んだりすることが苦痛になりました。なかばため息をついてPCに向かい、作業を始めてから何度も再起動をしなければならないわけで、頭に血が上ってイライラし、貧乏ゆすりも盛んになっていきました。花見の時季に知人と話したら、どうも同じような状態に悩まされているようでした。

不幸中の幸いというべきは、ソフトが安価だったことで、次の手を打つ決断を早めてくれました。ある日、思い切って前の年に使っていた会社のソフト(新しいヴァージョンに変わっていましたけれど)をインストールして、今年搭載したものをアンインストールしました。すると、状態が見違えるように改善されたのです。こういう違いが出てきた原因については、たとえば今年使ったソフトが開発されたばかりの製品だったためか、私の使い方が悪かったのか、私にはわかりません。昨年使ったソフトは、セキュリティ対策ソフトにありがちなPCの動きを重たく感じさせることのないスグレモノで、戻すならこれだと決めました。今年搭載したものにはかないませんが、こちらも比較的安価ですし(笑)。

いずれにせよ、相変わらずウィルスの発生は多いですし、のみならずパーソナル・ファイアウォールでブロックされるものもあるのです。ですから、セキュリティ・ソフトを入れておくのは重要なことですね。100パーセント安心とまでは言い切れないにしても、常に自動的に最新の状態が保てるようにして、使っています。
■その2■ NTTのBフレッツでインターネット
セキュリティ対策ソフトを入れ替えたのは良かったのですが、実は、私は未だにISDNを使用してインターネットを読んだりメールを送受信していたのです。ですから、サイトを選んで開くときや、容量の大きいメールを送受信するときに、スピード面で少しばかり不満がありました。で、ついさいきん、NTTの光ファイバー回線をもちいたBフレッツに変更しました。ADSLにしようかずいぶん迷った時期もありましたが、2〜3年前に光ファイバをつかったデモンストレーションを見せられたことがあり、その差を見せつけられたものですから、できることなら一気に光ファイバーにしたいと考えていました。昨年の転居、マンションの総会で光ファイバ導入の可決などと、条件は整ってきましたので、いい機会だと思い変えました。

私のところは、NTTのBフレッツのうちマンションタイプのVDSLという種類で、受信速度が最大100Mbpmというから凄いです。ちなみに、装置を設置しにきた方が受信速度を測定していましたが、そばで見ていたら、平均速度は最大の約半分。ま、それでもこれまでを考えれば、それこそ雲泥の差がついています。

光ファイバを使うと、速度が格段に速くなることだけでなく、画像の受信映像がくっきりと、しかも大きく見られるなどの違いも生じてくるはずなのですが、こういった方面はまだ試していません。とりあえず、楽しみは残しておこうと思っています。
■その3■ オンラインソフトでPC環境を良いものに・・・
やはり今年の前半、あるサイトを読んでいるときに岩波アクティブ新書から『パソコンは買ったまま使うな!』(鐸木能光 岩波書店 2004年)という図書が出たことを知り、さっそく読んでみました。この図書は、ただ読めば役に立つかというと、ちょっと違う性質をもっています。

本書は、日本で90%以上のシェアを誇るWindowsをOSとして使っている人たちを対象に書かれ、マイクロソフト社のOSが実はかなりの欠陥があり、それとともに使う同社のソフトについても問題があることを指摘しているのです。マイクロソフト社は、本書で指摘されているような欠陥をなかなか改めないのですが、実はユーザーが多いだけに、探せば優秀なオンラインソフトがたくさんあるため、自分の環境にあったものを導入して各種の欠点を補っていけるというのです。

私の場合は、ソフトを起動したときに「ランチャーソフト」というソフトを導入したこと、メールソフトを「Outlook Express」から「Datula」に変更したこと、使い勝手に不満があった「メモ帳」を使わないようにして「テキストエディタ QX」を導入したこと。以上の3点を変更しました。本書には、まだまだ有益な示唆が含まれているので、いずれまた、紹介されているオンラインソフトについて検討して、自分のPC環境を整えていきたいと考えています。



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