第146回 : D-Mail(2002年5月24日)

電報。どこか懐かしいコトバの響きがしませんか。いまでは、ほとんど使うことがなくなったように思える通信手段ですが、それでも稀に使うチャンスがめぐってくることがあるものです。

恐らくもっともポピュラーなのが冠婚葬祭の際に使うことではないかと思います。私は先月、別の用途で電報を打つ機会があったのですが、同僚から、いまはインターネットを使って自分で電文を入力して送信できることを知りました。興味がおありの方は、次のURLをクリックしてみてください。

http://www.ntt-east.co.jp/denpo/tokyo/

このサイトのトップページが開いたら、一番下の方までスクロールしていきます。すると「D-Mail」というアイコンがありますから、ここをクリック。決済方法が2種類用意されていて、「クレジットカード」か「電話料金と一緒に請求するか」を選ぶようになっています。ただ、後者のシステムは事前に申込書類を送って登録が済んでいる人に限られます。私は、止む無く「クレジットカード」決済を選びました(次に電報を打つ機会があれば、この方法はとりたくないと思いました)。表題や利用用途にチェックを入れ、宛先や電文を入力して、台紙の選択(有料のものが多いです)、縦書き横書き、書体などを決めてやります。最後には送った電文や字数、料金などが手元ファイルにコピーして残すこともできました \(^o^)/

以前のように、電話口でオペレーターに向かって電文を告げるのと比べると、文章を入力した後で読み直し修正ができるのがいいです。24時間受付けてますしね(ただし、メンテナンスのため中断する日時があります)。台紙も、これどんなものだろうと思ったら、Web上でデザインを確認できます。さらに電話やFAXで申し込むより40円安くなります。冠婚葬祭など主な用途が限られてくる可能性が高いからでしょうか、文例もけっこう豊富に用意されています。

さて、私がなぜ電報を打った直後ではなく、今ごろになってこの話題を取り上げているかというと、決済方法を「クレジットカード」ではなく「電話料金と一緒に請求」してもらうよう申し込んでいたからなのです。私は、気が小さいせいか(?)、SSL対応だからセキュリティの心配も少ないよと言われても、やはりクレジットカードの情報を入力したくありません。申込手続きが完了するまでに1週間ほどだというので、書類を取り寄せ、5月2日に申込書を投函しました。連休があったとはいえ、予想以上に待たされて、やっと5月23日に登録完了を知らせる通知と取扱説明書が送付されてきました。この登録を済ませておくと、先ほど挙げたいくつもの機能のほかに、同時に10通発信できるマルチ送信にも対応しているとあります(情けないことに、私には、どういう時に役立つのか理解できていません。でも、なんとなくおいしそうな機能のように思えて・・・)。

そういえば、D-Mailの登録IDが決まったよという通知と同時に、会社名が変更になったという案内も同封されていました。先月末に申込書を取り寄せた際の会社名は、たしか「東京電報営業支店」。それが構造改革の実施による組織見直しに伴って、4月末日をもって電報営業支店は廃止となり、新たに「エヌ・ティー・ティサービス東京」として、東日本電信電話株式会社から業務を受託して運営することとなったそうです。

丸一年電報を利用していないと、「電話料金と一緒に請求」する登録は、解除されちゃうんだそうです。猶予期間、もうちょっと長くならないのかな〜と思うのですが・・・。


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