第136回 : 同期生のメーリングリスト(2002年2月21日)

昨年の6月、30年ぶりに高校の同期会がありましたが、その後、同期生のライブがあったり同窓会の裏方を手伝うこととなったりしたこともあって、メールでのやりとりが自然と増えました。宛先に1名あって、CC(カーボンコピー)の欄に何人もの宛名が並ぶことが多かったのですが、時にはかなりの頻度でメールが飛び交ったため、容量が大きくないモバイルを使っている人たちに対しては、迷惑メールを送る結果となってしまいました(反省・・・m(__)m)。同窓会の手伝いも終わって落ち着いた頃、一人の同期生がメーリングリストを作って意見交換をしないかと提案しました。私も賛成でその旨のメールを送りました。その時は、この話、そのままになったのですが、今年の1月に入って同期生数人で相談することがあり、新宿に集まりました(そう、この時のことって「コーヒーブレイク第131回」に書きましたね)。実は、その時「メーリングリストって?」という話題が出て、こういうモンだよとか、こんなに便利なんだよ、といった話が出ました。

その直後、やっぱりメーリングリストをやってみようよというメールが届きました。見るとCCを使って同時に何人かに発信しています。こうなれば「流れ」ができました。今年、私たちの同期生が受け持たなければいけない高校の同窓会についての相談はもちろんですが、それだけに限らずメンバーの近況その他を知らせあえるのですから、考えるとワクワクしてきました。ただ、そのための予算などありませんから、無料メーリングリストをということになります。

私は「メーリングリストサービス」「完全無料お得サイト集」という2つのウェブサイトを見つけて比較検討を始めました。私は「参加できる人数」「アーカイヴ(過去分のメールの保存機能)」「リスト管理のシステム」の3点を比較しながら、不明な点が多いものなどを篩にかけて3つの候補を選び、その中からeグループを第一候補として推薦しました。ここは、会員数は無制限で、通常のやり取りはメールの送受信で行ないますが、Web上に以下のような機能があるのです。たとえば「アーカイヴ」がすべて保存されて会員は読むことができますし、「共有ホルダー」(← ひとつのグループに20MB割り当てられるのでデジカメ写真その他を掲載することができます)「予定表」「リンク」「データベース」などもあるほか、なんと「投票」までできます(グループ内で投票によって何かを決めたい時やアンケートをとりたい時などに有効です)。

幸い、過去に仕事関係のメーリングリストの立ち上げに関わった経験がありましたから、スタートする前に何と何を仲間と相談したらいいか、その点は見当がつけやすかったです。そんな手順を踏んで、去る2月9日に同期生のメーリングリストを開設しました。ざっと25名でスタート。その後もお誘いのメールを出したのですが、今は微増といったところですね(汗)。

高校の同期生のメーリングリストですから一般公開はしていませんが、スタートしてみると実に楽しいやりとりが行き交っています。歳のことを言うのもナンですが、私たちの同期は今年満50歳を迎えます。高校を出てから30年以上が経ち、東京や近県在住者が多いとはいえ、遠方にも在住者がいます。ふだん会うのは、なかなか難しいのです。そこにインターネットが介在してお互いのやり取りができるようになったのですから、一種不思議な感動がありました。なかにはパソコン歴が浅い方もいらっしゃいましたが、めいめいがパソコンに向かってメッセージを書き、久しぶり! という挨拶が交わされることもあれば、子どもさんの話題が出ることもあります。そして、それを読む私たちもどこか暖かい気持ちになれるのです。

また一つ、PCライフの楽しみが増えました。


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