第134回 : Windows XPへの道【前】(2002年2月12日)

いま私が使っているデスクトップ・マシーンは、昨年夏に購入し、オペレーション・システムはWindows Meが搭載されたものです。初めて使うマシーンには、それ以前ににはない機能があったり、あるいはウィルス対策ソフトが搭載されていたりして、まずは気持ちよく使い始めたのでした。たとえば、

その1。それまでは使えなかったCD-RやRWにもデータを書き込めるようになり、いとも簡単にバックアップが取れるようになったことに驚いたり喜んだり・・・。こうした進歩は、ありがたいものです。
その2。ウィルス対策ソフトが乗っていたことも、以前のマシーンにはなかったこと。「そうか、こんなに必需品になったのか」と、こちらは少々複雑な気持ちで見入ったものです。ときどき「ウィルス定義」なるものを更新せよと言ってくるのですが、どういうわけか素直に手続きをしていました。昨年は、夏ごろからさまざまなウィルスが出回っていましたから、いつか役に立つこともあろうかと思って、面倒でも更新を欠かさなかったのです。それが功を奏したことは言うまでもありません。
その3。ハードディスクに余裕がある(60GB)ことも手伝って、CDに収められている音楽をMP3に落とし、そうやって通勤電車の行き帰りでけっこう聴いた時期があります。特に昨年の秋ですね。

このようにして、私のパソコン利用は前よりも広がりつつありました。ところが、マシーンを使い始めて意外と早い時期から、ちょっとした不安定さを感じるようになり、それが徐々に増幅していったのです(汗)。

たとえばマシーンを立ち上げ、新しいメールを受信していないかをチェックすると、何通来ているかが分かります。それを開けてみようとすると開かない。「ビジー」で応答がない、という状態になってしまうのです。これは、比較的初期からの症状でした。また複数のソフトを立ち上げると、そうたくさんでもないのに「システム・リソースが極端に不足しています」と言ってきます。つまり、何か(と何か)を終了させろという意味ですね。さらにマシーンを終了させる時に、フリーズしてしまうことがしばしば起こりました。

そして、もう一つ事情が加わりました。「ウィルス対策ソフト」って、いわば十全に作動する保障期限みたいなものがあって、私のマシーンは1月半ばが限度でした。先ほども述べたとおり、そのありがたさは実感していましたから、今年に入ってから、ちょっと高いなと思いながらもS社のソフトを購入しました。今度のは単にメールに付いてくるウィルスを防いでくれるだけでなく、私が送信するメールにウィルスが付いていないか、またインターネットのセキュリティまでも監視してくれる優れものでした。でも、それを使い始めた途端、マシーンの動きが重く感じられるようになったのです。見えないところで、システム・リソースをうんと喰っているらしいのですね〜。

ちょうどその頃読んだパソコン雑誌には、Windows Meを「デフラグ」(=最適化)して快適に使えるようにしようと書いてありました。「うん、これだ!」と思って実行したのですが、丸一日かかってもデフラグが終わらないのです。ビックリしましたね。そしてついに、私も切れてしまいした(怒)!!

それは1月中旬のことでした・・・。
(つづく)


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