第124回 : コンピュータ・ウィルスにご用心(2001年11月23日)

今年は、夏ごろから強力なコンピュータ・ウィルスが後を絶ちませんね。実は今日、新たに受信した電子メールの最後の一通を読もうとしたとき、モニター画面の中央に、ある「警告」が表示され、ウィルスに感染したファイルがある、と知らせてきたのです。小心者の私のことですから、心臓が止まりそうになったことは言うまでもありません(汗)。

さて、そのとき私がどうしたかを書く前に、私がこの夏以降行なってきたコンピュータ・ウィルス対策について述べておきましょう。
  1.Norton AntiVirusの内容をできるだけ常に最新の状態に更新する
      7月に買い換えたウィンドウズ機は、時々更新するようにメッセージを送ってきます。
      できるだけその時に対処するようにしてきました。
  2.Internet Explorer と Outlook Express を新しいヴァージョンにアップした
  3.Outlook Expressの画面からプレビューウィンドウを「非表示」にした

1.については改めて説明する必要はないでしょう。残念ながら多くのウィルスが作られ、世にばら撒かれますので、自らのマシーンのデータを保護したり、ネットでつながっている皆さんに極力迷惑をおかけしないためにも、こうしたソフトのお世話になるのは、もはや欠かせないことだと思います。今回も、電子メールについては私が読むよりも前にウィルス対策ソフトがウィルスに感染しているメール(含む添付ファイル)がないかどうかをチェックする仕組(設定)が働いていたのです。ですから、数通読んだメールのうち、感染していた最後の一通だけ警告を発することができたのですね。

2.については、サーカム(Sircam)だったかニムダ(NIMDA)だったか忘れましたが、対処法をインターネットで読んでいたときに知ったことだったと思います。セキュリティ・ホールが改善されるようなことが書いてあったように思います。

3.についてはパソコン雑誌の『ウルトラONE』(2001年11月6日号 宝島社)の記事で知り、早速実行したことでした。さいきん、Outlook ExpressやInternet Explorerのプレビュー機能を利用して、プレビュー画面を開くと同時にウィルスの活動を開始させるものがでてきたので、それじゃ、プレビュー画面を隠しちゃえ、という思考方法です。方法は、Outlook Expressの場合、「表示」メニューから「レイアウト」を選択し、「ウィンドウのレイアウトのプロパティ」が表示されたら「プレビューウィンドウを表示する」の左のボックスをクリックしてチェックを外すのです。画面右側の広いスペースには、送信者と件名、それと受信日時のリストがズラッと並ぶことになります。

さて、話を今日に戻しましょう。

受信した電子メールの最後の一通がウィルスに感染していると、モニター画面の中央に「警告」されました。本当に慌ててしまって、正確には再現できないのですが、第一にウィルスを駆逐するために「次へ」ボタンをクリックするように指示されたと思います。次に、それが失敗したと知らせてきて、問題のあるファイルを別の(たぶん安全な)フォルダーに隔離するので「次へ」ボタンをクリックしろと言ってきました。もちろん「次へ」をクリックです。

するとどうでしょう。それまで画面中央の警告画面は赤い色で縁取られていた(と思う)のが、緑色に変わり、「安全にコンピュータが使える状態に戻りました」という類のメッセージが表示されたのでした。

その段階で件のメールを開いて見ました。本文には、たった一言「Peace」とあるのみです。これは、ここ数日マスコミでも取り上げられている「WORM_ALIZ」というウィルス(トレンドマイクロ社によるウイルス詳細記事は http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/troj_aliz.htm を参照)。もしも、Outlook Expressのプレビュー画面をそのまま開けておいたらアウトだったのか、ウィルス対策ソフトが先んじて手を打ってくれたのか、私にはちょっとわかりません。その後、ウィルス対策ソフトを使って再度ウィルスに感染しているファイルがないかどうかチェックしましたが、大丈夫。隔離されていた感染ファイルも用がないので捨てました。いずれにしても、いくつかの手を打っておいて良かった、本当に良かった、と実感した(そして、本当に大丈夫だろうな? と疑う気持ちも少々残る・・・)11月23日のお話でした。皆さんもくれぐれもご用心を!!


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