第113回 : ビールと夏風邪と・・・〜または7月の反省(2001年8月2日)

6月に高校の同期会があったあとの約1ヵ月というものは、同期生とのメールのやりとりがけっこう多くありました。それにしても、けっきょく今年はカラ梅雨になってしまい、早くから蒸し暑い日々が続きました。同期生の一人が、夕方のビールを楽しみに今日一日を始めます、といったメール(気持ちよく分かります)をくれたのも、たしか6月の終わりごろでした。

7月に入って私はいよいよ暑さに我慢できなくなり、今年、自宅では使っていなかった冷房のスイッチに手を伸ばしました。確か4日のことでした。風呂上りの身体に冷房の風は、たとえようもなく心地よく、私は迂闊にも喉までた〜っぷりと冷やしていたのでした。

翌朝、私は軽い喉の痛みを感じましたが、気にもとめずに過ごしていました。ところが、その翌日も、そのまた翌日も痛みがひかないどころか、少しずつ悪化していたのですね。8日は洋楽文化史研究会。終わると決まって打上げがあり、この日も渋谷で軽く(←ホントですよ)ビールを飲みました。

問題はビールの味でした。風邪の時って、好きなビールを美味しいと思わずに飲んで、ああこれなら止めておこうという行動につながるのでしょうが、この日に限って、これまで感じたことがないほど、美味しく感じたのです。どういうことかというと、ビールが喉を通るときの感じが、何ともいえない冷たさなのです。これに味をしめた私は、軽く(←強調)何杯かお代わりし、歓談を続けたのでした。

・・・とまあ、その後は少し略しますが、私は10日から職場を休むこととなりました(トホホ)。始め、喉に効くという売薬を飲んで寝ていたのですが、たいして良くなりません。しかたなく(失礼)、近所の医院に行き、風邪薬を処方してもらいました。これらをしっかり飲んで、なんとか乗り切りましたが、夏風邪は、なかなか抜けてくれず、往生しました。今もまだ、咳払いが少し残っています。

風邪がひどい時期には、早く治すためにアルコールを我慢しなければなりません。この暑い時期にビールが飲めないなんて、あんまりじゃあないですか。でも、考えてみれば、今回の一連のことは私の油断から出たことでした。箇条書きにしてみましょうか・・・。
   1.冷房に対して無防備だったこと(←風邪をひく原因を作った)。
   2.初期症状を自覚したときに、体温を測るなど、事態を正確に知ろうとしなかった。
     (↑症状を悪化させ、治るまでの時間を長引かせるもととなった。)
   3.休みをとったあと、すぐに医師に症状をみせずに売薬で済まそうとした。

そんなこんなで、結局、その後も少しずつ無理をしながら仕事をする期間が続き、予定していた催し物にも出かけられず、あるいは本を読む気力が萎えてしまう、といった結果を招いてしまいました。元気になってきたさいきん、私は、再び美味しく飲めるようになったビールを片手に、夏風邪について反省してみました。


トップページへ
コーヒーブレイクへ
前のページへ
次のページへ