第107回 : 花粉症2001(その6)〜今シーズンのまとめ〜(2001年5月8日)

ゴールデンウィークに入ったばかりの4月28日、外出先でふと花粉症のクスリを忘れたことに気付きました。でも、不思議なことにたいして気になりませんでした。その後も、朝起き抜けのしばらくは鼻をかむのですが、それにしても随分落ち着いてきました。以前「私の花粉症日記@」を公開した段階では、当然第2弾を書くつもりでいましたが、こうなっては、どうもタイミングを逸したというべきでしょうか。そこで、今回は今シーズン私がどのように花粉症とつきあってきたか、総括してみたいと思います。

1)積算温度計を知った
「花粉症2001(その1)」で触れたとおり積算温度計の存在とその意味を知りました。これは、発症時期のメドを立てることができましたから、クスリを飲み始めたり、マスクや湿式ガーゼなどの花粉症対策グッズを入手する時期の参考になりました。来年もぜひお世話になろうと考えています。

2)花粉症対策グッズ
初めて使い捨てマスクを使いました(50枚入りで980円)。去年までは何度も洗って使っていたのですが、縮んでしまって、マスクをしているといっても口の周りに申し訳程度にちょこんと乗っているだけでした。これでは、ちょっとねえ。使い捨てマスクは、口の周りをすっぽり覆えるだけのサイズがありますから、とてもいいです。加えて、ライオンが売り出したウェットフィルター(要するに湿式ガーゼ)も購入してマスクの内側にセットしました。メンソールの香りがして、鼻の中が少しスーッとする感じです。これが効果を発揮したのか、去年までポケットに入れていた「のど飴」を今シーズンは1個も口にしないで済みました。

3)症状を記録した
不精な私が今年トライしたことは、症状を記録しました。「慈恵医大耳鼻科の花粉症のページ」に雛型があって、同様のものをエクセルに作りました。ただ、これだけでは物足りないと感じて、花粉(スギ、ヒノキ)の飛散量を日時を追って記録できるシートも別に作りました。こちらは、東京都衛生局の観測結果から、杉並区(私が住んでいる練馬区に隣接しているので)、あきるの市と八王子市(私の職場の立川市からそう遠くない)の値を記録できるようにしました。慣れてくると、あまり面倒だとは思いませんでしたけれど、ただ花粉症日記の方はどうしても主観が入る余地が大きいので、ちょっと戸惑いもありました。

で、どうなったかですが、今シーズンは花粉症と割合うまく付き合えたと自画自賛しています。もちろん、花粉がかなり大量に飛散した日には、寝静まったその夜遅くから未明にかけてさえ、くしゃみや鼻水が止まらなくなったこともありました。ひど〜い時というのは、毎年のことですが、何をやってもダメ。無駄な抵抗はしないに限ります(まあ、その時はしんどいわけですが)。しかし、それ以外の時は、できるだけマスクを外さないようにしたのが功を奏したのか、特に日中は比較的落ち着いたシーズンでした(朝方はダメ!)。

今シーズンは、予想に反して花粉の飛散量が多くなりました。昨シーズンほどではないようですが、2月からこの連休までのあいだ、杉並区で3840個ほど観測されています。都内ではヒノキを含んで2500〜3000個と予想されていたのですから、なんでこうなったの? と言いたい気持ちも働きます。まあ、予測が外れたのは残念ですが、こんなに大量に飛散しても、まずまずのシーズンを送れたことは、私にとっていい経験になりました。「花粉症2001」、これにて幕といたします。


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