第89回 : 最近よく使う検索エンジン(2000年11月25日)

今年8月の半ば近くに、あるメーリング・リストで「Google日本語版」(URL:http://www.google.com/intl/ja/)という検索エンジン(その頃はβ版、9月に本稼働となりました)を知りました。たいてい、検索エンジンのトップページは色とりどりのコンテンツに満たされています。ところが、この検索エンジンは、検索語を入力するボックスが中央に一つ用意され、あとは「ヘルプ」その他最小限のリンクが貼られているだけのシンプルなものです。

しばらく使ってみて気付いたのですが、「Google日本語版」は実にさくさくと動いてくれます。また試しに私のHPにある「昭和戦中期の音楽雑誌を読む」に記録した人名や団体名などを検索したとき、いわゆるゴミが少なく、必要な検索結果が多く表示される感もありました。こうして、私は「Google日本語版」を好んで使うようになりました。このことに気付いたのは、8月も下旬にかかっていたでしょうか? 

一つのコツは、たとえば[www.ne.jpからの追加検索結果]といった、同一のプロヴァイダに対する検索結果の箇所をクリックすることです。すると、始めの検索結果(一覧)に出てこない部分が表示されて、意外と豊富な検索結果が見出せることがあるのです。私の「昭和戦中期の音楽雑誌を読む」を例に取れば、これまでにもいくつかの検索エンジンのロボットが巡回してきて、探せるようになっていたと思っていたのですが、正直言ってGoogle日本語版は、どうもその一歩先を行っている感じがあるのです。同僚に言いふらしてみると、各自の使い方をするもので「気に入った」という人、何人か知ってます。皆さんも、どうぞお試しあれ!!

検索エンジンも、Google日本語版を使うことが自分の習慣になるに違いないと予感し始めていたこの頃、大きな出来事がいくつか続き、私は複数の検索エンジンのお世話になりました。つまり、一つに絞りきれないことがある、ということですね。

第一は、なんといっても森首相不信任案に対する加藤紘一代議士の動向。加藤代議士は、自分のHPをもつ議員の一人です。あの年代の代議士にしては、進んでいるのではないですか? ちなみに森首相も、あの野中代議士も持っていません。国民と双方向の対話をする気がないのでしょうかね??? ところで、Yahoo Japanなどを見ると、検索するまでもなく、ニュース蘭の目立つところに「加藤紘一」とリンクが貼ってあるのです。いちいち検索しなくともいいのかとビックリしました。時の人でしたから、行ってみました。11月19日午後の早いうちで32万番代、夕方には確か38万番代に達していたと思います(驚き!!)。掲示板の投稿をみると、「自民党は支持したことがないが、今回の加藤さんの行動を支援する」というものが目立ちました。結果は、ご承知の通りですけど・・・

もう一つは、11月23日の芸能ニュースを賑わした工藤静香さん(と木村拓也さん)。まず、朝のうちに工藤さん妊娠のニュースが流れ、木村拓也さんと結婚まぢかという話も飛び込んできました。休日でしたから、午前中からネットサーフィン。例によってGoogle日本語版に飛びつきましたが、「shizukanet.com」の紹介文がたまたま付いていなくて、公式ページだということが直ぐにはわからず、ほかの検索エンジンに乗りかえました。Yahoo Japanやエキサイト、gooなどを使ったでしょうか。いずれも、公式ページ「shizukanet.com」が簡単に見出せました。午前中はサイトを開いたのですが、別に新しい情報がなく、もう少し待たなきゃ仕方ないなと思いました。夜10時からのニュース番組で、木村拓也さんが工藤静香さんと結婚すると記者団に語っていました。「それっ」とばかり、「shizukanet.com」に繋ごうとしました。ところが、サーバーがダウンしたのか、意図的にシャットダウンしたのかわかりませんが、サイトが開きません(それはないよね)。 これも、慣れてきたGoogle日本語版以外の検索エンジンを使って検索した例でした。

Google日本語版を中心に置きながらも、複数の検索エンジンと上手く付き合っていきたいと思った一週間でした。


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