第84回 : 野球を肴の宴会(2000年10月2日)

あるラジオ番組で、Yahoo Japanに置かれている「プロ野球」にライブという項目があることを知りました。試してみると、テレビのような画像もありませんし、ラジオのようにアナウンスで聞かせるのでもありません。刻一刻と、手にとるように状況がわかるわけではないのです。画面に表示されるのは、まず、対戦しているチームのスコア・ボード。接続したときに何回の表・裏の攻撃なのかが、わかります。それから、ピッチャーとバッターの名前が大きめの字で。その下に、ピッチャーから見て、どちらにバッターが立っているか(当然、右バッターは右に、左バッターは左に立ちます)がわかります。でも、一人一人の選手の顔まで似顔絵で出してくれるわけではありません。ストライク・ゾーンとボール・ゾーンがいくつかの四角で表わされています。その右には、ランナーがいるかいないか、ゴロやフライやホームランが飛び出せば、黒い曲線でボールの軌跡を表わします。さらに、ピッチャーとバッターの1球ことの対決の結果、たとえば1球目=内角低め、ファウルといった感じで、知らせてくれます。こうした仕掛けが用意されていて、自分で「更新」ボタンを押すか、1分ごとに自動更新するなどして、進捗状況を知ることができるというものです。私が応援しているヤクルト・スワローズの放送がないときなど、ちょっと重宝させてもらいました。

思い起こすと、80年代のパ・リーグは、西武がペナント・レースを連覇する年が多く、90年代は90年〜94年と97、98年が西武、95、96年がオリックス、99年がダイエーでした。そして、また今年もダイエーが優勝目前まで来ていますから、そうなれば、またしても連覇。うーん、1チームだけが強いというのは、いいんだか悪いんだか・・・

かたやセ・リーグは、かろうじて巨人中心とはいえるものの、連覇となると、89、90年の巨人、92、93年のわがヤクルト・スワローズ!! 80年代〜90年代を見る限りは、この2球団のみです。巨人の優勝頻度は、よくて1年おき、今年みたいに4年に1度ということもおこってきました(83年の次が87年の優勝、90年の次が94年、96年の次が今年2000年)。今年、巨人ファンが狂喜乱舞するのも無理からぬことです(巨人の次の優勝はいつかな?? これって、余計な一言だったでしょうか?)。

こうした混セを反映して、というわけでもないのですが、1993年から毎年、いきつけの飲み屋さんに集まる常連さんと、シーズン終了が近づく10月初旬に宴会をやっています。メンバーは6人。セ・リーグの各チームに一人ずつファンがついていて、開始以来、不動のメンバーです。優勝したかどうかは別にして、9月30日現在トップを走るチームのファンが、皆のビール代を一定金額もちます。同じ時点で最下位にいるチームを応援している人は、舟盛。

今年は基準となる日までに優勝も決まり、その日に最下位も動かないことがハッキリしていましたので、珍しく9月30日に宴会でした。常連さんといっても、仕事もまちまちで、普段来る時間帯もちがってすれ違うこともあるので、「久しぶりですね」という声もかかります。ここ数年、最下位が固定してしまって、阪神ファンが「俺は来年から西武ファンになるぞ!!」と宣言、この宴会もこれまでかと思われたのですが、宴たけなわとなり、話もはずんできた時に、これまで年1回行なってきたこの宴会を、来年から年2回に増やそうということになりました\(^o^)/

やっぱり、野球は面白い。そんな思いを抱いて、私たちは二次会へ向かったのでした。


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