第80回 : 足の裏マッサージ(2000年8月18日)

私は、マッサージの類には比較的縁遠いほうです。子どもの頃、散髪屋で肩を揉まれると、くすぐったくて仕方ありませんでした。それが気にならなくなったのは、大学の頃かそれとも卒業後か、もうハッキリと覚えていません。一度、短時間ですが、肩から背中にかけてマッサージをしてもらったところ、その翌日に身体にリバウンドが出て参ってしまい、それ以来マッサージは、ちょっと敬遠していました。

その一方で、池袋にある某百貨店の中に、わかりやすい表現で言えば「足裏マッサージ」を施してくれる店があることに気付いていて、一度試してみたいと思っていました。そして昨日、ちょうどその店の前を通りかかったら「待ち時間ゼロ」という偶然が待っていました。「しめた!」と思った私は、コースを選んで、早速その店に入りました。もちろん、第一歩は足の裏を使って(-_-;)

コースは、いくつか用意されていました。
時間の長さと、ヒーリング・ミュージックを聴くかどうかの組合わせです。私は30分の音楽付きのコースを選びました。初めての者には、まあ適当なところかなと考えてのことでした。店内に入り、まず貸してもらった短パンに穿き替えます。それからマッサージ台へ・・・。

足の汚れを取ってカルテを記入したあと、短い会話があって、いよいよマッサージ開始となります。
スタッフの方が「ゆっくりお休みください」と声をかけてくれて、ミュージック、スタート。ヘッドフォンから聞こえてくるのは、ゆったりとした茫洋とした音楽です。そうこうするうちに、足のつめ、甲、裏、ひざにかけての脚にバイブレーターをかけてくれます。早からず遅からずといったスピードで、加わる圧力もほどほどのものでした。これは「音楽と振動の組合わせ」による、ヒーリング・リラクセーションという技術だそうです。一度、音楽の区切りがあったのですが、ちょうどその時、左足にバイブレーターをかける作業が終わったのには、ちょっとビックリしました。

次に、足から脚にかけてパウダーを塗り、足裏を揉みほぐしてくれます。この間も、ヒーリング・ミュージックは聴きつづけます。揉む時の圧力は、さほど強く感じなくて、これで大丈夫なのかなと思ったものですが、あとで効いてきます。マッサージが続く間、私は眠りはしませんでしたが、体から力が抜けた状態でリラックスできていたように思います。

「小関さま」と声がかかりました。
マッサージの終了です。スタッフの方からは、私が、目、肩、腰に疲れがたまっていると言われました。あっという間の30分でした。ほんわかして、気持ちのいいこと! 足の裏といえども、その疲れを取ってやると、柔らかさを取り戻すのかと感じました。

店を出てしばらく歩きましたが、まず気付いたことは、膝から下がいつもより暖かいような気がする。血の巡りがよくなっている筈ですから、納得でした。それから暫くして、腰に軽いリバウンドが。これが立っていられないくらいだと困るのですが、私の場合、そのようなことはありあませんでした。さらに、少し喉が渇きました。帰りに駅の売店でミネラルウォーターを買って、500mlをゆっくりと、しかし1回で飲みました。帰宅して就寝する時刻になっても、この日は目覚し時計を使わずにゆっくり寝ることにしました。

日付は変わって、きょう(8月18日)。
まず腰が軽く感じました。日中、歩いているときも同様でした。肩も、少々軽く感じましたが、こちらは若干、気のせいかもしれません。このように、私に合ったマッサージが見つかったようです。30分で2800円(税抜き)。高いか安いかは人によって考え方が異なるでしょうが、私は、しばらく時間を置いて再び行ってみたいと思い始めています。


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