第78回 : 広がれ、NTTの「フレッツ・ISDN」!!(2000年7月25日)

今年の5月中旬、NTT東日本から電話がありました。「電話代なら払ってるよ」と思ったら、違う用件でした。ISDN回線によるインターネットの完全固定料金制度「IP接続」の試験サービスが見直され、適用地域の拡大と料金の値下げが実施されることになったのです\(^o^)/

思えば1999年11月、NTT東日本とNTT西日本は、きわめて限定的な地域で、この「IP接続」を試験サービスとして開始しました。東京都の大田区、渋谷区、新宿区、大阪市の中央区、北区、吹田市を適用地域としましたが、あまりにも限定のしすぎだったと思います。私の住んでいる地域は、試験サービスの対象外地域でした。くわえて、その頃の月額は8,000円。この額も「高い!」という印象をもち、サービスが受けられないからといって、「残念だ」と思ったことはありませんでした。

さて、電話口の向こうでは、NTT東日本の職員の熱心な説明が続いていました。その差は歴然としていました。ISDNからインターネットに接続して、使い放題でも月額4,500円。私は、まずこの料金に耳をそばだてました。ただ、”i・アイプラン3000”に大きな不満があるかというと、「?」でした。でも、そこはちょっと考えると、そう、もっと自由に使えたらいいなと考えたことが何度もありました。そこで早速、資料請求をしました(実は私は、1ヵ月を料金制度の枠を極端に超えないように、ある程度の注意を払いながらインターネットと付き合っていたのです)。

どんな注意を払っていたかというと・・・。
それほど几帳面ではない私が、帰宅してPCに向かう時には、ストップウォッチを首からぶら下げるのです(「ウソー!」という声が聞こえてきそうですが、本当の話ですよ)。自宅でインターネットを始めた1999年1月から、つい先日まで、1年半以上にわたって実行してきたのです。ある一日で、どのくらいの時間インターネットを使ったかを知りたいと思うことが、しばしばあったからです。PCに時間が表示されるのだから、始まりの時間を覚えておけばいいだろうと仰るのですか? 私には無理な相談です(涙)。夢中になったら最後、始まりの時間など覚えていられません(笑)。しかしこれは、夏にはウトップウォッチのヒモが首筋に直に当たり、うっとおしくて仕方ありませんでした。でもまあ、ずっと続いたのは、他人から言われたのではなく、飽くまで自分の意志でやっていたことだからに違いないと思います。

さて、資料が届いてからというもの、私は、暫くのあいだ、その資料を脇に置いて眺めるに留まりました。
ある人から、どのプロバイダでも対応しているとは限らないこと、それと人気が高く、私のようにさっさと申し込みをしなかった人間は、かなり待たされるかもしれないということを教わりました。そうこうするうち、またNTTから電話が入りました。この間に沸いた疑問をぶつけ、それらに親切に答えてもらって、やっと申し込みをしました。

このサービスの名称は、このほど正式に「フレッツ・ISDN」と決まり、本格サービスに向けて適用地域の拡大に努めています。NTT東日本(http://www.ntt-east.co.jp/)とNTT西日本(http://www.ntt-west.co.jp/)のそれぞれのHPにつないで、「フレッツ・ISDN」の項目を探すと、細かい点まで紹介されています。適用地域は、7月から8月にかけて、まだまだ広がっていきます。そして、このサービスが一日も早く全国の希望者が使えるようになるようにと願っています。そして、もう一つ欲張ったことを言えば、さらなる値下げ期待したいところです。

そうそう、私のところは7月18日に、このサービスを受け始めました。
ストップウォッチ君、長いあいだご苦労様。当分、休暇をあげるからね・・・。


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