第62回 : やりますね、落語協会のホームページ(2000年2月8日)

以前、土曜の夕方にラジオで落語の時間がありました。出勤日にあたった日の帰りなど電車の中で聞いたものですが、困ったことがひとつありました。可笑しくなって、笑いをこらえられなくなることです。笑い声は極力低く抑えるのですが、周囲からは、冷たい視線が情け容赦なく浴びせられます。で、どうなるか? やはり可笑しいものは可笑しいですからね、冷たい視線なんて関係ないんです。笑いつづけます。そう言えば、いつかある噺家さんが寄席の中では思いっきり笑って、一歩外に出たら普通の人間でいるようにと言っていたことがありましたね。
あ、その番組ですが数年前に終わっちゃいました。良かったんだか、悪かったんだか・・・・・

今年の1月下旬に、落語協会http://www.rakugo-kyokai.or.jp/)がホームページを立ち上げました。少しずつコンテンツを充実させているようで、開設当初に読んだ記事では、サークル紹介に出てくるサッカー部の紹介がとぼけていて面白かったです。草サッカー・クラブに、かの木村和司さんが助っ人にみえ、しかもその木村さんに対して・・・(あんまりバラしちゃうと問題ですね)という具合なのですが、詳しくは読んでみることをお勧めします。きょう覗いてみたら、スキー部の紹介なんかも出てました。

「読む落語」というコーナーもあり、埋もれた落語を掘り起こすことで知られる、三遊亭円窓さんが「夕立屋」という噺をテキストにしました。面白かったかですって? 私には、ちょっと・・・。でも、これ1回で終わりではないでしょうから、今後に期待しましょう。

1月31日に昼に、上野の鈴本演芸場で「インターネット落語寄席」というのを行なうという記事も載っていましたっけ。そして、いずれインターネットでその模様を公開するということだったのですが、早くもそれが現実のものとなりました。2月4日から、Real PlayerMP3のいずれかで、その模様に接することができます。私は、今日、無料のReal Playerをインストールし、当日のトリをとった三遊亭円歌師匠の『中沢家の人々』(18分44秒1!!)を聞きました。正確に言うと、小さいながら画像も映し出されますから、見ながら聞きました。鈴本でのライブですから、久しく寄席に行っていない方など懐かしく思うかもしれませんね(また、そこが協会の狙い目だったりするのでしょうけど、それは良しとしましょう)。付け加えますが、1月31日の演目全部がオン・デマンドで再現できるのですから、円歌師匠だけでなく、改めて他の出演者の演目も見聞きしてみたいと思いました。

落語協会のホームページは人気があると見えて、1月の21日か22日ころに開設してから、すでに17000人あまりの来訪者を迎えています。
あなたも、仲間に入りませんか?


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