第58回 : 自宅のコンピュータの西暦2000年対応(1999年12月21日)

先ごろ私の契約しているプロバイダーが、NTTのi・アイプラン3000と関連させて、37.5時間まで固定料金という、新しい料金体系を用意しました。私は、今月から、従来の15時間までの固定料金制度から新しいそれへと乗り換えました(もちろん、NTTの方もこれにあわせてi・アイプラン3000に変更)。
時々、インターネットで探せる図書館蔵書の調べ方を取り上げたり、美術関係のサイトなどを見るのですが、けっこう時間をくいますから、こうしたシステムが用意されることは、うれしいことです。

さて、私は自分のコンピュータの西暦2000年問題について気になっていました。
ごく最近、書店で『2000年対応 あなたのパソコンが誤作動しないための本』(カール・フィルダー+佐々木隆仁著 かんき出版 1999 本体価格1600円)を見つけて、自宅のコンピュータに対処しようと重い腰をあげました。
付随するCD-ROMで、ハードウェア、OS、アプリケーション・ソフトウェア、ユーザデータ、データ交換についてチェックしました。実はこの本に付いているCD-ROMは、正規の製品版ではなく特別版なので、特にアプリケーション・ソフトに問題がみつかったときに、多くの場合「問題がありますよ」と教えてくれるだけで、どうやって解決したらいいかについては「製品版で…」という方向が見え隠れします。
でもまあ、問題の所在がわかれば、たとえばマイクロソフト社やパソコン・メーカーのホームページにつないで、西暦2000年にどう対応するかを調べたり、必要な修正プログラムをダウンロードしたりすればいいやという気になれます。きょうは、そのあたりを少し実行しました。けっこう根気がいります。

西暦2000年問題は、コンピュータが今年から来年にうまくカレンダーをわたってくれるかというだけではありません。むしろ、西暦2000年からコトが始まると思っていたほうがよさそうです。いま、私たちが使うパソコンに収められている数多くの日時データは、2000年を過ぎればすべて安全になるというものでもありません。先に挙げた図書では、問題は西暦200年1月1日から始まると思って、来年以降も定期的に問題がないかをチェックしろと説いているのです(もちろん、あまりに神経質になりすぎるのもマイナスで、ウィルスに対応する感覚で)。それもそのはずで、パソコンは私たち自身がファイルを作ったり、他の人たちとデータ交換をして、どこで問題を持った日時データとぶつかるかわからないからです(うーーーん)。

コンピュータの西暦2000年問題は、これだけやれば100パーセント大丈夫などと言い切ることは難しいようですが、自作のファイルでコンピュータが狂うのも笑い事ではありませんし、自分が他の人へ発信したデータがもとで他人のコンピュータがおかしくなったというのも心苦しいですからね。
インターネットをたどって西暦2000年問題を調べていくのは、意外と時間がかかりますが、新しい料金体系に切り替えましたから、あまり時間をきにせずに済みます\(^o^)/
(もうひと頑張りしようかな・・・)


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