第8回 : クジ運(1999年6月18日)

子どもの頃から、懸賞に応募しても、年末のくじ引きの時でも残念賞の類しか当たったことがありませんでした。だから長いこと私にはクジ運がないと思い込んできました。それが、ここ10年ほど少々様子が違ってきました。

実は『月刊 ぶらあぼ』6月号の読者プレゼントに応募したところ、先日シングルCDが当たりました。それ用のアダプタを買ったのですが、そのわけは昔から使っているCDプレーヤーがシングル対応ではないからです(コーヒーブレイク第7回文末の答え)。
さかのぼって思い出してみると、昨年は銀座のセゾン劇場9月公演「ヴェリズモ・オペラをどうぞ」(作・演出:市川森一、出演:松本幸四郎、平淑恵ほか)のチケットと、聴きに行ったリサイタルでアンケートに答えたらアン・アキコ・マイヤースの直筆サインが当たりました。3年ほど前にはキーボード。出身大学(正確に言えば学園全体)の同窓会での景品で、私は1等や2等など関係ないと思い下の等級だけ見て帰宅したところ、翌日「当たってたんですよ」と電話があったのです。そういえば、7、8年前にはラジオ番組を聞いて応募し、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のチケットをゲットしたこともありました。
しかし現金には縁がないです。ジャンボ宝くじをバラで買って1等を独り占めできたら面白いだろうなと思います。しかし抽選日が過ぎ、売り場に行くと「ハイ」と言って100円玉3つと9枚の外れ券を返してもらうのが常です。ちなみに外れ券を捨ててしまう人がいますけれど、毎年9月2日に「宝くじの日記念お楽しみ抽選」というのがあって、賞品が当たることがあります(「ナンバーズ」と「イベントくじ」は対象外だそうです)。ちなみにこれも当たったことはありません。
落語の「死神」を聞くと、幸福の量は人間みんな同じにしか持っていないのだから、あまりいいことばかり続くと人間は寿命が短くなる、と言います。長生きしたいと願っている私は、まあそんなところかもしれないと自分に言い聞かせることにしています。


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