第6回: 私のインターネット事始め(その4)[1999年6月14日]

私のインターネット事始めは、幸か不幸か、仕事に関連してはじまったのです。始めのうちは前回触れたようなサイトを中心に蔵書情報を検索し、結果をプリントアウトして大喜びしていました。
そのうちにインターネットで探した結果を、もっとうまく加工できないかと考えるようになりました。プリントアウトした用紙を脇において、その後の所蔵調査などの書類に、データを一から入力していくことが、どことなくあほらしく思えてきたからです。
蔵書検索の結果は、言いかえればテキストによる情報です。ふとウィンドウズ95の解説書にのっていたことが脳裏をよぎりました。メニューバーから「編集」−「全て選択」をクリックし、その後もう一度「編集」−「コピー」とクリックします。それをエクセルに「貼り付ける」のです。そう、情報は簡単に間違いなく移せるのですネ。エクセルには所蔵調査用や文献複写依頼用のシートを書式化しました。所蔵調査の結果を貼り付けたシートから、再度必要な箇所をコピーして貼り付けます。あとは必要事項を書き足すだけです。ひとつ利口になった私でした。
東京の西地区にある大学図書館のネットワークに出て行く仕事を与えられていたのも幸いでした。
そのネットワークで研修会の企画を担当することになった時期が、ちょうどインターネットを使い始めた頃だったのです。テーマの選択やレポーターの依頼をするために何度各大学のホームページを見たことか。すでに2,3年前から、大規模大学だけなく、かなりの大学が図書館のホームページをもっているのを知りました。そのおかげもあって、図書館のホームページにはどういう項目があればよいのか、おおよそのイメージも持てました。少しかっこよく言えば、情報を発信する大切さを認識したとでも思ってください。

さらに時々、決まりきった図書館だけでなく、いろいろなサイトを覗いてみました。例をあげれば、音楽図書館協議会のホームページ。ここで愛用しているのは、なんといっても「Links」。よく集めたものだと思います。ただ欲を言えば、検索ができるサイト(たとえばRISMなど)は、その使い方まで調べて紹介するページがあるといいと考えますが、その余裕はないのかもしれません。
仕事で使うだけでは物足りなくなっていた私は、我慢に我慢を重ねましたが、いよいよ去年の冬、量販店を回ってマシーンを新調し、インターネット事始めの域を出ることとしました。

その辺のことは、いずれ機会を改めて触れられたらいいなと思っています。
それと記事中のホームページのアドレスを紹介していませんが、これもいずれ近いうちに。
「私のインターネット事始め」は、今回をもって、ひとまず終了です。



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