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日付内容
2021年10月頃のこと(2022年3月記)  6月の地区戦を最後に、月に1度ペース程度で走ったものの、9月の練習会を最後にジムカーナ走行することなくシーズンオフへ。
 どうにもこうにもタイムマネジメントがうまくいかず情けない限りです。
 とは言え、昨年に比べると大分時間に余裕があることは確かなので、このオフは月一では走ることを目指すことを決意。
 ま、さすがに月一くらいでは走れるだろうとこの時点では思っていたのですが・・・。
2022年2月頃のこと(2022年3月記)  結局そのまま年を越し、気がついたら2月(@_@)
 こいつはやばいってことで、重い腰を上げて練習会を探しましたが、どうしてもタイミングの合う練習会が見つからず、2月の初めに一度浅間台のフリー走行に行ってきました。
 俺の車おかしい?っていうくらいタイムは全く出ていない模様でしたが、その原因を路面温度とブランクのせいと決めつけて5ヶ月ぶりのジムカーナ走行を終了。
 翌日は全身筋肉痛に見舞われましたとさ。
 ということで、このシーズンオフも全く走れず、もう一回練習しておきたいところだけど・・・。
2022年2月中旬のこと(2022年3月記)  基本的に自宅でのテレワークが中心の仕事なのですが、運動不足解消のため、週に1回は電車通勤して町のオフィスへ、週に1回は自転車で山の中のオフィスへ向かうようにしています。
 このうち、通勤で使っているロードバイクが最近調子が悪くて悩んでいました。
 特にリアディレイラーの変速が決まらず、何度か調整を試みているのですが、どうもしっくり決まりません。
 ロードバイクを購入した近所の自転車やさんが随分前に閉店してしまってからというもの、気軽に相談やメンテに行けるお店が無く、思い出すとネットで調べたりしていたのですが、ディレイラーそのものではなく、チェーンに原因がある場合がある、ということがわかりました。
 早速チェーンの伸びを計測するチェーンチェッカーなるものを手配し測ってみると、即交換レベルにあることが判明。


 実はチェーンをこれまでに交換したことがなかったので、まずはチェーンを交換することにしました。
 チェーンの交換方法もよく知らなかったのですが、チェーンを交換するには、チェーン切りなるものが必要であることが判明。
 早速シマノのチェーン切りツールに新品のチェーン、そして予備のチェーンピンを手配して入手。
 これでチェーン交換の道具はそろったはずです。


2022年3月初めのこと(2022年3月記)  一方で、以前からリアの11速化についても検討し続けているのですが、今回の不調の原因を調べるついでに、11速化に必要な部品についても調べてみたところ、どうやら11速対応のコンポに組み替えるのも簡単な話ではなさそうであることが判明。
 一番のネックとなりそうなのは、BBと呼ばれるボトムブラケットの互換性。
 最近のロードバイクはホローテックUと呼ばれる規格のBBが使われており、当然アフターマーケットのコンポもこれに適合するのですが、どうやら私のロードバイクはホローテックUの前の規格であるオクタリンクというものが使われていることが分かりました。
 さらに、ホローテックUやオクタリンクの中にも、ねじピッチや幅など、きめ細かく分類ががあるようで、自分のロードバイクのオクタリンクとホローテックUの互換性が良くわからない。
 一般的には互換性がありそうなんだけど、自分のロードバイクのBBのスペックがわからない。
 ロードバイクメーカーのWebsiteの仕様を調べても詳しい事が書かれていない。
 仮に11速対応のコンポを手に入れてからBBをホローテックUに取り替えようと思ったら互換性が無くて変えられなかった、なんて羽目になったら目も当てれないし。

 って、ことで、今回のチェーン交換の際に、BBを外してみて、ホローテックUに変えられるかを試してみることにしました。
 ホローテックU対応のクランクが安く手に入ればついでにクランクまでは変えてみようという作戦です。
 大事なのは、互換性が無かった際の心のダメージを最小化するために、できるだけお安く部材を調達したいということ。
2022年3月初めのこと(2022年3月記)  で、オクタリンクの外し方とホローテックUの組み方を調べてみたところ、それぞれスペシャルツールが必要ということが判明。
 めんどくさぁ〜。
 おまけに、オクタリンクを外すのには大分難儀するらしい。
 そこだけプロショップに頼む場合も多いとのこと。
 散々悩んだものの、とにかく自分で一通りやってみようということで、必要そうなツールを手に入れることにします。
 オクタリンクのBBを外すだけでなく、そもそもその前にクランクを外すためにもスペシャルツールが必要とのことで、コッタレスクランク工具と呼ばれるものを手配。


 そしてオクタリンクを外すためのBB脱着工具を調査。
 これはピンキリで、これなら絶対外せると評判のハンドル&押さえ治具付きのツールは高い・・・。
 散々悩んだ挙句、まずは安いソケットのみのツールでトライしてみることにします。
 だって、4〜5倍値段が違うんですもの。
 道具的にはこの二つでオクタリンクが外せるはず。

 続いてホローテックUの組み付けツールとして、ホローテック用の脱着工具に、クランク取り付け工具を手配。
 以上で道具的にはOKのはず。

2022年3月初めのこと(2022年3月記)  そして、交換部品として、まずはクランクを物色。
 自分のロードバイクはsoraタイプのオクタリンク対応品がついていることがわかったので、sora、もしくはsora互換のホローテック対応品を探してみた。
 これはショートリリーフのつもりでもあるし、傷は気にしないので、中古でも可。
 どうやら現行のsoraはかなりのお値段なので、旧型のsoraクランクに狙いを定めてオークションで安くゲット。

 続いてホローテックU形のBBだけど、これは新品でもそれほど高くないし、摺動する結構大事な部品なので新品を手配。

 そんなこんなで、一通り部品と工具が揃った、はず。
2022年3月初めのこと(2022年3月記)  天気が良くて、まとまった時間が取れる日を選び、いざ組みつけにトライ。

 まずはチェーンを外す。
 これはツールを使えば簡単。
 なんてことはない。
 注意点はチェーンをしっかり固定してまっすぐ押し込むことらしい。

 続いてオクタリンク対応のクランク外し。
 手に入れたコッタレスクランク工具を使えば何の苦労も無く外れる。
 構造を理解してしまえばなんてことは無いが、特殊ツールがないと外せないということも良く分かった。
 ちなみに、このときペダルも外す必要がありますが、これも専用工具が合ったほうが簡単。

 そして問題のオクタリンク外し。
 右側は左ねじなので注意して、ソケットタイプのBB脱着工具にメガネレンチレンチを組み合わせて取り外しにかかったが、これが外れない。
 世の中の人が難儀している理由が分かったし、この工具を使えば絶対外れるというツールの意味を痛感。
 この脱着工具とBBの噛み合わせが浅くて遊びが大きい上に、メガネで一方向から力を加えるのでソケットがBBからすぐに外れてしまうのだ。
 しばらく格闘したがダメで、このまま無理をする、ねじ山をなめてしまってBBが永久に外れないという最悪の事態になりかねない。
 一旦休憩してしばし悩む。
 ここで一旦あきらめて、高いツールを買うか、何かソケットに均等に力を加える方法はないか・・・。

 半ば諦めかけたところで、インパクトレンチを使うことを思いついた。
 ここ数年タイヤ交換もめっきり減り、インパクトを使うほどではなくなったため、ずっと物置にしまったままになっており動くかどうか不安だったが、しばらく充電してみたところ正常に動くことを確認。
 いざインパクトを使ってBBを外しにかかったところ、何とか回りました。

 ようやくオクタリンクとご対面です。

 これで一通り部品が外れたので、きれいに清掃。
 気持ちいいです。

 今度はホローテックUを取り付けたところ、ばっちりはまりました。

 ホローテック脱着工具で締め付け。

 クランクを通して、クランク取り付け工具で締め込み。
 このとき、クランク脱落防止用なのかな、ピンがあるので、そのピンをしっかりはめておくことが注意点かな。

 トルクレンチでクランクを固定。

 以上でBB交換とクランク交換が完了し、ペダルも取り付け。


 チェーンの取り付けは、一度外したチェーンと予備のチェーンピンを使って練習をして感覚をつかんだ上で、新品チェーンを組み付け。
 チェーン切りツールがあればこれも特に難しいことは無かったが、ピンを挿入していく際に徐々にトルクが変わるので、その感覚は一度練習して知っておくと失敗が少ないと思う。

 一通り組みあがったので、試走をしてみたところ、おぉ、なんだか、踏み込みが軽い。
 重量としては200g程度の軽量化に過ぎないのだけど、素人でも何か違うことが分かるくらい。
 実重量差に加えて、剛性up、そして恐らく摺動のスムースさなどが相まって違いを生んでいるのでしょう。
 見た目はほとんど変わらないのでとても地味ですが、運転手だけが感じ取れる、LSDをオーバーホールした後のようなマニアックな気持ちよさって感じです。

 そして、そもそも気になっていた変速性能ですが、これも、え、こんなに変速気持ちよかったっけ、と思うほど見違えました。
 こちらはチェーンを新品に変えたことが大きいと思いますが、少しだけチェーンのグレードを上げたことももしかすると効いているのかもしれません。

 そんなわけで、めったにやらないことなので備忘録的に長々と書きましたが、オクタリンクからホローテックUへの交換と、チェーン交換作業を何とか完了しました。
 ツール選定から部品の選定、実作業と、随分時間と手間がかかりましたが、予想以上の違いに大満足となりました。
 ホローテックU型に変更できたことで11速化に一歩近づきましたが、しばらくは今の仕様で楽しめそうです。
 ちなみに、チェーン交換作業は30分くらい、クランク&BB交換は2時間以上かかりましたが、2回目は半分以下の時間でできそうです。
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last modified :10/Mar/22
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