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日付内容
2005/3/10(木)  さて、いよいよ、2005シーズンの到来です。
 先月末には、194台という大盛況の元、早くも神奈川シリーズが開幕しました。その後も雪が積もったり、最高気温が10度以下の日が続いた上、車も無いことから、どうも気持ちが入らない日々が続いておりました。

 が、ようやく注文を入れていた車が正式に発表、発売となりました。
 既にサポートメーカーのWebsiteにも明記されてます通り、ランサーのエボリューション9を注文しています。

 昨年末に乗換えを決心してからというものの、待てど暮らせど、発表にならず、車を売っちゃったはいいけど、いつになったら次の車が手に入るんだろう、とやきもきした日々が続きました。ところが、ようやく、待ちに待った正式発表がなされ、いよいよ、車両乗り換えが現実味を帯びてきたというところです。
 とにかく、車が工場にて完成したら、すぐに納車してもらうようお願いしておりまして、そう遠くないうちに手元に新車が届くはずです。もうこの状態になると、莫大なお金を掛けることなどそっちのけ(笑)。今か今かと納車を待っているところです。

 いろいろ流動的な面もあって、具体的にいつから走れるのかはまだ見えないのですが、いろんな可能性を考えて、現在慌しく準備を進めながら情報収集しています。どこでどういうタイミングでどういうスタンスで自分の開幕を迎えられるのか、頭の中をいろんな考えが錯綜しているところです。

 と、気持ちばかりが先行しちゃって抑えきれないんですが、でもやっぱり、まだ車ありません(涙)。
 まぁ、あれから3ヶ月待ったんですから、もう少し辛抱しましょう。
2005/3/14(月)  さて、今回のエボ9は発表が3/2、発売が3/3と、例年のエボシリーズに比べて遅めの発売となりました。シリーズを追う目的で車を購入する場合、開幕戦との日程が非常に気になるところですが、はっきり言ってぎりぎりです。って言うか、普通、このタイミングじゃ間に合いませんから(涙)。

 これまでの例ですと、随分前から注文が入っていれば、発売日とほぼ同時に納車というパターンが多かったようですが、今回はそうは行かず、三菱の工場での車両完成は発売日より後になっているようです。そこから船便で輸送され、ナンバーが付いて納車されるまでには、さらに少なくとも1週間を要します。となると、早くて納車は3月10日過ぎ、完成日次第では3月下旬の納車の可能性もあるわけです。
 3月上旬に納車されたとしても、地区戦開幕までにはわずか2週間強。エンジン周りの慣らし、車両製作、製作後の慣らし、などを考えると、開幕戦参戦はかなり厳しいタイミングと言えるでしょう。ましてや3月中旬以降の納車の場合は間違いなく不可能です。
 さらに、3月上旬に納車されたとしても、何せ車は新型車。部品のマッチングさえ不明な訳で・・・。とりあえずエボ8用をベースに部品の手配を進めてもらったとしても、一つ部品が合わなければそれで終わり。実際、エボ7からエボ8への切り替え時はクラッチやらデフが合わなかったそうですよね。
 おまけに、僕の車1台だけをメンテナンスショップが製作する訳ではなく、岡野選手がドライブするワークスカーを筆頭に何台ものエボ9を製作する予定のアルファに製作をお願いする身ですから、普通に考えてもそれなりの時間が必要になるわけです。
 順当にノントラブルで製作が進んだとしても、通常1週間では作りきれないレベルの手間が掛かるそうですから、例えワークスカーの後に作っていただいたとしても3週間は必要との概算になります。

 ま、こんなさまざまな状況から、基本的に地区戦開幕戦はお休みと考えざるを得ない状況となっている訳です。
2005/3/18(金)  その後、3月になった頃でしょうか、ようやく僕の車の工場完成予定が見えて来ました。ディーラーから連絡を受けた日程は非常に微妙で、いろんなことが頭を駆け巡ります(汗)。

 早速アルファに相談したところ、ワークスカーの作業があるけど、早めに持ち込めば多少効率は上がるとのこと。やるだけのことはやるから、納車後すぐに持ち込めるか?とのお話だったので、二つ返事で納車翌日までに慣らしをして持ち込むことを決めました。
 常識的に考えれば既に間に合わないタイミングなのですが、ほんの僅かな可能性に掛けて、やるだけやってくださると仰るのです(涙)

 実際、予定しているパーツが全て問題なくマッチングし、トラブルも無かった場合にのみ、運が良ければギリギリ地区戦開幕に間に合うかも、というレベルの可能性でしかなく、間に合ったとしても、細かいところは保留の暫定仕様が精一杯ということは承知の上で、お願いすることになりました。
 実はその裏には、社長やチーフメカからの結構ジーンと来ちゃうような熱いお話も頂き、私ごときにありえない対応に涙しながら(マジで)、僕の方もやれるだけの準備を進めて万全の対応をすることを決意した訳です(大げさ?)。
2005/3/19(土)  そんな訳で、納車日がこけたら終わりですから、確実に納車してもらうことをディーラーには強くお願いし、予定通り納車を完了してきました。

 翌朝までの予定を逆算すると、とてもじゃありませんが、夜に納車では間に合いません。この日ばかりは仕事を早めに切り上げ、かんとくと共に納車へ。時折雨が強く降る中、ディーラーのガレージで待ってました。僕のエボ9(感激)。
 第一印象は、でかっ!!
 さすがRSのフルノーマル、てっちんホイールが泣けます(笑)

 RSグレードに選択したオプションはパワーウィンドゥ、集中ドアロック、セキュリティーアラームのセットのみ。ディスチャージヘッドランプはエボ9のRSでは選択できないそうです。また、ブレンボのブレーキセットも必須ではないとのことで選択しませんでした。何せ高いし(汗)。
 今までの車と違い、イモビライザーやらセキュリティーアラームなどが装備されていることから、ひとしきり操作の説明を受け、車を受領。キーをひねっただけじゃエンジンが掛からないとか、手順どおりに鍵を開けないとアラームが鳴っちゃうとか、しばらく車を開けるだけでも緊張しそうですね。

 まず、ドアを開けて感激したのがドアの開閉具合です。エボ3からエボ6に乗り換えたときも感じましたが、エボ9はそれをはるかに上回る質感があります。エンジンをかけ、動き始めると、ボディがいい(涙)。エボ6は6年乗りましたから、ボディに疲れが出ていることは否めませんが、それを差し引いても物凄い剛性感です。エンジンも静かでスムースだし。RSなのに、物凄い高級車に乗ってる感じ。
 室内はエボ6より一回り大きく、シートも立派になっています。インパネ回りもずいぶんと高級になっていて、思わずにやけてしまいました。
2005/3/20(日)  さて、納車されたエボ9ですが、メンテショップの有難い対応に応えるためにも、開幕戦参戦へ向けたわずかな可能性に掛けて、きっちり慣らしをして、翌朝には車両を持ち込む決意をします。
 さすがに一人で慣らしも寂しいので、かんとくを「ちょっと遠くまで飯食いに行かない?」と誘って、夕方から慣らしに出発です。

 一応、明日の朝までに500〜600km程走りたい。極力一般道を走りたい。なんてところから、まずは西の方へ走ることにしました。深夜までに一旦帰宅して、かんとくを降ろして、足りない分はそのまま首都高で距離を稼ぐことに決定。
 さて、折角走る訳ですから、なんか目的が合った方が張り合いが出るってことで、目標を定めることに。地図を眺めていると、丁度片道200km強走ると、浜松があります。という事で、浜松までうなぎを食いに行くことにターゲットロックオン。
 深夜まで開いているお店も少ないでしょうから、21:00くらいまでに浜松に着くように、時間を見ながら、必要があれば高速道路で時間調整することで、国道1号線をひたすら西へ向かうことにしました。

 平日の夕方という事で、国道1号線に出るまでが大変。ちょっと腹ごしらえをして、ガソリン入れて、大磯あたりに出たのが既に17:00過ぎくらい。そこからひたすら1号を走ります。
 一応、200km毎くらいに回転数しばりを少しづつ上げていく方向で、一切過給を掛けないように、丁寧に運転。信号加速では軽自動車にバンバン抜かれながら(涙)、トラックにはガンガン煽られながら(怖)、じっと我慢の慣らし運転です。

 そして、沼津あたりで100kmを越え、以前に軽自動車の慣らしで立ち寄ったCD屋で一服。この時、18:30。
 21:00までに浜松、というのは微妙な感じがしてきましたが、国道1号線って、かなりバイパスになってる部分が多くて、思いの他アベレージ速度を稼げます。時折信号で止まりながらも、60〜70km/h程度で流れる適度な速度は慣らしにピッタリ。
 その後、バイパスを走る途中で200kmを通過。この時は20:00過ぎでした。
2005/3/21(火)  後浜松までは50km程。すんなり行けば間に合いそうですが、ちょっと混雑も多くなっていて、微妙な感じ。という事で、回転数の縛りも多少上げたところで、掛川I.C.から東名に乗り、浜松I.C.までの約30kmを高速で時間稼ぎすることにしました。
 エボ9のギア比ですが、ファイナルがノーマルということと、5速ギアが少しハイギヤードになっていることから、5速2500回転で約90km/h、3000回転で約110km/h程の速度になります。当初、エボ6の5速3000回転で90km/hを想定していたもので、思ったより低回転でも速度が出るので、非常に助かりました。
 浜松I.C.を降りたのは20:50頃。ほぼ予定通り21:00前に浜松に到着しましたが、目指していたうなぎ屋はそこから20分程掛かるとのこと。インターを降りて再び国道1号線に乗り、21:10頃、目的のうなぎ屋さんに到着。距離は252kmでした。
 なんとか予定通りうなぎにありつけました。
 いや、しかし、ここのうなぎ、すんげぇうまかった。僕自身別にグルメでもないので、なんだっておいしく頂けちゃうんですが、たれの味とか焼き具合が絶妙で、肉厚のうなぎがたんまりと入ったうな重には参りました。頑張って目指してきた甲斐があるってもんです。

 大満足で店を出たのが22:00頃。帰りは浜松から高速乗っちゃおうかとも思いましたが、割と国道1号線が流れるので、体力の続くところまで下道で行くことに決定。浜松駅前でお土産を購入し、再び国道1号線に乗って、今度は東へ向かいます。50km程走ったところで300kmを通過。この時23:00頃。さらに、沼津I.C.手前で400kmを迎えたのが1:00前。この時間帯の箱根越えは自分を抑えられなくなっちゃいそうで危険なのと(爆)、かんとくの体力も限界に来てたので、沼津I.C.より東名に乗ることにしました。
 最後の休憩で足柄S.A.に寄り、東名を厚木I.C.で降りて、自宅に着いたのが2:30過ぎ。本日の走行484kmでした(疲)。
 とりあえず、ほぼ500kmを走りきったので、明け方の首都高走行は中止。
 明日、朝1番でアルファに持ち込むための準備をして、4:00頃には布団に入れました。
2005/3/22(火)  そして翌日。昨日は雨の中を散々走り回ったので車が汚れてます(涙)。それを考慮して7:00頃起きるつもりでしたが、辛くて7:30頃になんとか起きて車を洗ってから、8:30頃家を出発。
 東名が渋滞だったので、渋滞情報を頼りに空いている首都高神奈川線から浜崎橋、環状外回り、首都高5号、というルートを選択。ところが、首都高神奈川線に乗った頃、浜崎橋手前で事故渋滞が発生。見る見る渋滞は伸び、通過に1時間以上かかるとのことで、さらにルートを東に取り、湾岸に乗って葛西まで行き、箱崎を抜けて環状内回りから首都高5号に入って、アルファに到着したのが、11:50頃でした。結局遠回りさせられたこともあり、この日も100km強を走り、591kmで車を預けました。

 納車から約21時間。予定通り、一般道メインにて約600kmの慣らしを行って、しばしのお別れとなりました。
 何しろエボ8と同一形式とは言え、細部は開けてみるまで分からない新型車。地区戦開幕まで残された時間はほんの僅か。
 あとは、部品類がトラブル無く装着できることを願うばかりです。
2005/3/26(土)  そんな訳で、無理なお願いとなった車両製作ですが、機能パーツはほぼ問題なく装着が可能だったそうで、一部の不適合パーツにも対応が完了し、地区戦数日前に車両が完成したとの報告が入りました。

 気になるスペックですが、下記にも掲載されていますように、暫定仕様なんて話はどこいっちゃったの?という程の、フルN車両が完成してます(汗)。

http://home2.highway.ne.jp/rigid/index.html/PageCT9A9.htm

 それも、ただ組まれただけのセットではなく、既にエボ9での実走行テストでのGOサインが出たセッティング(驚)。どうすりゃこのタイミングでそこまで出来るのかはご想像にお任せするとして、車両そのものは全日本でお立ち台が見える程の戦闘力が組み込まれているそうです(汗)。

 納車から2週間も経たないうちに新型車のフルN車両が出来上がってしまうという技術力にはただただ驚かされるばかりです。わずか10日間、実質1週間で2台のエボ9を仕上げてテストまでして下さったアルファおよびリジット関係者の皆様には頭が上がりません。連日連夜の深夜に渡る作業やテストなど、この裏にはとてつもないご苦労があったことも存じています。本当にありがとうございました。このお礼は、結果でお返しするのが一番ですから、今年1年頑張ってみようと思います。

 という訳で、年度末ということもあり仕事を休むのは至難の業なので、仕事が終わった後夜になって車両の引き取りに伺い、ひとしきりセッティングやら乗り方の話を伺いながら食事を頂いた後、170km程慣らしをしながら帰宅したのが1:30過ぎでした。
 翌日深夜にオイル交換をする予定でしたが、なぜか夜に激しい雨が降ってきたので、今度は近所の山へデフ周りを揉みに70km程慣らし走行。帰宅後、雨の中ホイールのマッチングチェックやら荷物の積み方の研究?小物類の調整などを深夜のアパートの駐車場でこそこそとやってました。その翌日深夜に寝静まったアパートの駐車場でオイル交換(汗)。おかげで睡眠不足でつらい日々となりましたが、多くの方のご尽力に報いるためにも、やるだけのことはやって、なんとか週末走る環境は整ったはず。

 地区戦前日練習は、参加できない可能性を考えて申し込みませんでしたので、寝不足のままきゅうきょ浅間台にてシェイクダウン。何がなんだか分からないまま走行を終えてきました。感触は・・・、全てが違いすぎて訳分かりません(汗)

 そして明日、いよいよ2005年度の地区戦開幕です。
 もしかしたら、エボ9実践投入1号車?になるかもしれないというプレッシャーも無いと言ったら嘘になりますし、正式サポートを頂いてから初めての走行ということで多少なりとも肩に力が入るかもしれません。地区戦開幕でラスト4からの出走順ってのも緊張を誘いますし、何しろ初めての車ということに加えてそもそもCT9A自体が初ですので、ぎりぎりまで攻め込んだ場合車がどういう動きをするのか予想すら付きません。こんな状況ですから、昨年のように、親方と勝負!、なんて気分にはとてもじゃありませんがなれませんが、それでも自分の意思で、このタイミングで、同じ土俵に立つことを決めたわけですから、ここまで収集したデータを最大限に活用して、2トライのドライビングに凝縮させて来ようと思います。
 とは言うものの、実力以上のことはできませんからね、今できることを精一杯表現して、明日の戦いを楽しんで来るつもりです。
 お楽しみに。

 繰り返しになりますが、明日の開幕戦を走れる環境を作っていただいた皆様、本当にありがとうございました。なんていうか、こういう環境でジムカーナできるってことが心底幸せです。
2005/3/29(火)  という訳で、C地区戦が開幕しました。
 関係各方面より多大なる協力を受けて無事出走できましたが、結果は7位と非常に微妙な結果に終わりました。
 折角のエボ9デビュー戦ですから、せめて入賞でもできていれば格好もついたのでしょうが、力及びませんでした。

 この週末で感じたことはあまりにも多くてとても書ききれませんが、いくつか言えることはこんなところです。
  • 初めてづくしのポン乗り状態でこの結果には意外と満足している
  • 運転はひどいものだった(T_T)
  • あれだけのヌルイ走りながらタイムを考えると、車のポテンシャルは物凄い
  • 車の動きそのものはかなり好感触
  • 投入した18インチというタイヤには慣れが必要
  • 僕の車に群がる人の数に緊張した(笑)
  • そんなこともあり、特に第一ヒートはいろんなプレッシャーが凄かった
  • 今年が楽しみになってきた
  • 練習したい
  • とにかく疲れた(笑)
 消化しきれない程たくさんの話やアドバイスををいろいろな方々に頂きましたが、どれもこれも今の僕には大変貴重なものばかりで、感謝の言葉も無いほどです。ありがとうございました。

 そんな中ちょっと気になったのは「地区戦のために物凄い力を入れているんですね」という類のコメントですね。これにはハッとさせられました。
 前にも書いたつもりでしたが、今回の乗り換えは打倒親方5ヵ年計画(笑)へ向けた、いわば修行のための乗り換え。また、長く続けるために数年後を見越しての乗り換え、というのが本音なんです。長く続けるためにはうまく車を回していかないと、次の車が用意できなくなりますから、タイミングを見て乗り換えることが意外と重要だったりするわけです。
 ですがどうでしょう、確かに、発売間もない車をアルファという超有力ショップのワークスカーレベルで作って開幕に間に合わせてきたら、傍から見たら「えげつないほど本気」と思われても致し方ないところだと感じました。
 個人的なジムカーナの取り組み方針としては、所帯持ちの普通のサラリーマンが無理しない範囲でできるレベルで続ける、ことを念頭に置いてますし、今回の車両製作や開幕戦への参戦も、たまたま納車のタイミングが早かったせいで間に合っただけ、に過ぎないのですが、周りからはそうは見えないんだろうなぁ、ということに対してしばらく考えてしまいました。
 確かに自分が思っている自分のスタンスと、周囲が自分を見る目が少しづつ変わってきていることは少し前からなんとなく感じてきたところではありますが、今までどおりやれる範囲でやれることをやっていくだけのことなので、どうか遠い目で見ないで下さい(笑)

 ま、そんな訳で、この5日間くらいは極度の睡眠不足を強いられるハードスケジュールで、とにかく疲れましたが、4ヶ月ぶりのジムカーナは楽しかったです。今年1年、精一杯やっていきますので、お楽しみに。
2005/4/13(水)  4月8日にチーム主催の練習会がありました。
 チーム員の基本的な技術レベルを底上げするには基礎セクションの練習が不可欠と考え、安価に、基礎セクションを、たくさん、練習することを目的とした練習会です。さすがにチーム員だけでコースを貸し切るには人数が足りないため、この手の練習を望んでいる方もいらっしゃることを期待して、一般にも参加募集をしている訳ですが、予想に反して多くのお問い合わせやご参加を頂き、大変有難く思っています。

 「地味練」の名の通り、八の字やサブロク、スラローム、定常円など、ほんとに基本的な設定をしつこく繰り返すことが主体の練習会のため、超初心者の参加を想定していたのですが、思いの他ベテランドライバーの参加も多く、今回の練習に到っては全日本トップドラのEXEさんまでがエントラントとして参加して頂き、企画をしている身ながら、基礎練習の重要さを改めて認識させられた1日となりました。
 特に、あれだけの実績を残されているEXEさんが、黙々と定常円練習に取り組む姿には、えらく感動するとともに、身が引き締まる思いでした。

 僕自身も車の乗り換えをした関係で、ひたすら走り込みたい思いが半分ありましたが、さすがに自分の主催で参加者をほおっておいて走り込む訳には行かないところがジレンマだったりするわけですが、そんな中でも数本走れたおかげでターンセクションの動きには少し感触が掴めた気がしています。

 基本的に、チーム員も含めて会場に居るドライバー全員が参加費を支払ってエントラントとして練習するため、特に初心者へのフォローが不十分だった点が反省点ですが、改善すべきところは改善を重ねていきますので、これに懲りずに、次回以降の練習会にもご参加いただければと思っております。
2005/4/14(木)  翌日は茨城中央サーキットでの練習会に参加。
 翌週の地区戦を睨んでの参加ですが、何しろ車に全く乗り慣れていない上、いろいろテストをしておきたかったので、地区戦前日ではなく、1週間前の練習会を選びました。タイヤチョイスも含めて、前日入りでは対応が間に合わない可能性が高いですから。
 テストとかなんとか言ってますが、はっきり言って大したことしてません(笑)。タイヤ関係、ACD関係でいくつかチョイスをして比較しただけ。おまけに、パーツやセッティングを変えても、変えたことでフィーリングの違いは感じ取れますが、それが良いのかどうかは、乗っただけじゃ判断できません(涙)。おまけに運転のばらつきも非常に大きいので(爆)、1日掛けて2つのセットを交互に試してようやく方向性が見えるって感じなので、無茶苦茶時間かかります。今回はタイヤチョイスも一つの課題だったわけですが、午前午後で11本ほど走行しながら4回もタイヤ交換したのが一番辛かった。もう腕がガクガク。でも、おかげさまで気持ちの整理は付きました。
 ACDも良く分かりませんねぇ。フィーリングに違いは見えますけど、どうも優位性が見えない。時間かけるしかなさそうです。

 ま、そんなこんなで、エボ6の時にはありえないくらいいろんなことを考えながら走行を繰り返していた訳ですが、まぁ、細かいことは抜きにして、結構楽しいです、こういう作業。あとは、少しづつですが1本走るたびに車との距離が近づいている感触があって、いろいろ試したこととそれに対する車の反応を見るたびに、やっちゃいけないこと、まだまだイケルとこ、なんかが見えてくる気がして、少しづつエボQのことがわかってくるような印象があります。まぁ、パイロンとの距離感は誤差1mを切ることはありませんし(涙)、エボ6のような絶対的な信頼感には程遠いですが、地道に車との距離を縮めていく作業はほんと楽しいですね。
 早くエボQを乗りこなしたいという思いの反面、こういう楽しさをしばらく味わいたいという気持ちも結構強かったりします。

 とりあえず、今出来ることと方向性は決めましたので、まずは週末の地区戦第2戦ICCラウンドを楽しんできます。
2005/4/27(水)  地区戦第2戦から10日程が経過し、ようやく気持ちが落ち着いてきました(汗)
 結果から言うと、N4クラス10位と玉砕に終わりました。ま、細かいことを挙げればキリがありませんが、いろんな意味でのヌルさがこういう結果を招いたのだと反省しています。
 第二ヒートは恥ずかしい程のターンミスをしでかしましたが、実はあれに対しては意外とすっきりしています。その理由は一部の方々にはばれてますが(笑)、今の自分ではあんなもんだってことです。ああいう挙動をさせてしまったことで、見えたこともありますしね。タラレバを言っても、ギャラリーからは見えない他のセクションで結構なミスをしていたので、あれが無くてもパッとしない成績だったと予想されますから、まぁ、仕方ないでしょう。

 それでは、どうするのか?

 このまま黙ってる訳には行きません。いくつかのことを改善していくことに決めました。ちょっと本気モードで取り組まないとどうしようもない感じですし、多くのライバルが居る手前、ここではその詳細は明かしませんが、いくつかの取り組みをしていくことを決心した次第です。

 正直な話、もうちょっと楽に結果が出るかな、なんてことをうっすら心の奥底でいやらしく期待していたのもうそじゃないんですが、予想以上に不器用みたいです、僕(T_T)。
 まぁ、ここまでの2戦で、落ちるとこまで落ちた感じがありますから、一旦気持ちを落ち着かせて、やるだけのことはやってやろうと思っています。

 さて、話は変わって、この日N4クラスを制したのは、親方に一番近い男、ブルガレさんでした。親方を破っての優勝、ほんとうにおめでとう。この日のブルガレさんの走りを後でビデオで見ましたが、感激しました。ミドルに出始めた頃からでしょうか、レベルは違いながらも、ブルガレさんと同じイベントをずっと追い、その取り組み方や戦う姿勢、そしてもちろん走りも、常に見て来た自分にとって、涙が出るほど嬉しい優勝劇でした。
 この日を終えて、N4の3強に絡みたい、という気持ちがより一層強くなりました。いつかはワンツーを実現すべく、必ずや追いつきますので、もう少し待っててください。

 第二ヒートの僕の走行ビデオに入っている絶叫を胸に(爆)、がんばりますよ。
2005/4/28(木)  さて、ICCでの地区戦の翌週には、神奈川戦の第2戦が浅間台スポーツランドで開催され、きゅうきょ試走を頼まれたので、走らせていただくことになりました。
 今回は、EXクラスに地区戦のライバルが参戦していることから、いつになく緊張した試走になりましたが、第一ヒート前、第二ヒート前の1本目の走行タイムでは負けてしまい、現状を思い知ることになった訳です。
 ですが、それぞれ2本目の走行に関しては、エボQのポテンシャルを体感できるそれなりのタイムが出たこともあり、狙いどころや可能性、その難しさなど、多くのことが得られた1日にもなりました。
 特に午後のタイムアタックで得られたものは大きいです。これもEXクラスに参加してくれた3名のおかげ。本気モードの走りをせざるを得ない程追い込んでくれた3人には感謝しています。

 なんとなくですが、走るたびにいろんなことが見えています。エボ6との違いは考えても良く分かりませんが(汗)、体が少しづつ感じ取ってる気がします。もう少し、とは言えませんが、もうちょっとマシな走りはできそうな感触は掴めつつある、というのが正直なところでしょうか。

 今は走りたくてしょうがありません。

 ちなみに、写真は大活躍の末、チーム優勝を獲得したチームの面々
 おめでと〜!!
2005/5/5(木)  ゴールデンウィーク最終日には地区戦第3戦が開催されます。
 ここまでのヌルい戦い振りに嫌気が差し、今回ばかりは自分を追い込んで、今やれるだけのことをやってみようと思います。「人事を尽くして天命を待つ」そんな気分で地区戦を迎えたいものです。
 ウジウジ言っててもしかたありません。考えていてもうまくはなりません。走って走って体で感じ取るしかないんじゃないかな、と思う今日この頃。

 先月末に、魔術師岡野選手の助手席に乗せていただき、改めて気が付いたことがいくつもあったりして、今は無性に走りたいです。

 まずは今週末。気合入れていきましょう!
2005/5/9(月)  そして、地区戦第3戦が終了。

 前回の惨敗から、意を決して捨て身の覚悟で臨んだ今回の第3戦。予想外の天候に惑わされる中、3位表彰台をゲットできました。

 天気予報とは裏腹に、朝から太陽が覗くこともない曇り空。気温も上がらず、当然路面温度もかなり低めでした。
 気温がそれなりに上がることを想定してこの日を睨んで準備を進めてきた僕らにとって、最悪の状況でした。落ちきったテンションを上げることも出来ず、出走が近づき、もやもやといろんなことを悩みながら、高温ドライ用タイヤを組み始めると、親方が「おまえ、何しに地区戦来てるんだっ!!」との一言を。
 親方が言わんとしていることが痛いほど伝わり、涙が出るほど嬉しかったです。

 これにかんとくの「お行きなさい」の言葉に、既に高温ドライ用タイヤを2本組み付けた時点で、急遽ウェット&低温用タイヤに組み替え。3キロオーバーまで入れてあるエアをかんとくに手伝ってもらい必死で落として、なんとか出走に間に合わせて賭けに出ました。

 それでも、ほんとにこんな選択していいのだろうか?と不安が過ぎっていましたが、Waka選手に「一発に賭けてやるだけのことをやるって感じがイイですね」と声を掛けられて気持ちが落ち着きました。

 何しろ、ドライ路面でのG/2Sと言えば、路面温度9℃のいつぞやの千葉フェス以来のこと。20℃オーバーの微妙な路温でのG/2Sは未体験ゾーンという不安満載の選択。あとはここまでやってきたことを信じるしかありません。

 そして第一ヒート。1分20秒程度の長いコースではG/2Sのメリットは極前半にありと読んで、行くだけ行っちゃうことに(爆)。すったもんだしながら格闘し、フィーリングの悪さにアクセルを抜いた部分、過信してターンで裏返った部分、待てずに踏んでラインを乱した部分などがあった割に、親方から2.5秒落ちの7番手でゴール。タイムを見るとひどいものですが、これと同時に同じコンディションならタイムを詰められる目算も生まれてきました。

 路面温度が上がったら18インチのG/Sをチョイスせざるを得ませんでしたが、むしろ第二ヒート時には路面温度は若干下がり、第二ヒートもG/2Sを選択し、第一ヒートに得られた情報を頭に叩き込み、スタート。どうしても待ってしまう部分や動きのダルさに躊躇する面もあり、慌てふためきながらも、第一ヒート後に親方に頂いたアドバイスを思い起こしながらなんとかまとめてゴールを目指したところ、1.4秒ほどのタイムアップに成功して、結局3番手で競技を終了しました。

 走りの中身自体は、G/2Sのドライ走行に車を合わせるのが精一杯で、攻め切ったと言うには程遠い内容でしたが、他のドライバーも路面状況への対応に戸惑う中、限りあるチョイスの中から決断をして、タイムをまとめられたことは良かったと思っています。

 こんな感じで今期初、もちろん乗り換え後初の入賞&お立ち台をゲットできました。今シーズン開幕から、それほど気負っていたつもりはありませんでしたが、やはり微妙なところで気負いがあったんだと思います。まだ開幕からわずか3戦目ですが、長い長い1ヵ月半でした。特に今回は自分をかなり追い込んでいたこともあり、お立ち台が決まった瞬間、親方の走行を見ながらちょっとウルウルしちゃいました(笑)。この結果で満足したわけではありませんが、まずはほっとした、というのが今の気持ちです。

 とにかく、サポートを頂いているリジットおよびアルファ関係者の皆様を始め、親方をはじめとする地区戦を戦うライバル達の多くのアドバイスのおかげです。ほんとうに、ありがとうございました。
 なんだか、ようやく今シーズンが開幕したって感じで、次回は楽しく走れそうです。
2005/5/12(木)  さて、今回の第3戦ですが、内緒にしていたのにどーしてばれてしまったのか不思議で参りましたが、なんと前々日入りという、全日本並の(?)スケジュールで浅間台入りしました。特別気合が入っていたというより、今練習しないでどうする?という思いが強かったからです。

 今シーズンが始まり、第1戦、第2戦と玉砕し、いろんなことを考えました。その結果、悔しいというより情けない、という思いの方が強かったのです。
 悔しがるなんてのは、やるだけやった後にすること。ろくすっぽ練習もしないで悔しがるなんて百年早いんじゃないかって思ったわけです。
 それに加えて、4月8日のチームの練習会に参加して頂いたEXEさんが、あそこまで熱心に練習されている姿に刺激を受けたのも事実です。あれだけの実績を残されている方ですらあんなに努力してるのですから、僕らのやることは一つですよね。
 さらには、第2戦で優勝を逃した親方が今回は前日から入るという話。親方と同じだけしか練習しなかったら一生追いつけませんから。親方が前日なら俺は前々日からだっ!って感じ
 その他にも、なんとなく動きを感じつつある気がしていたり、魔術師岡野選手の助手席で得られたヒントなどを試したい気持ちもあったりして・・・。
 このようにいろんな思いがあいまって今回の3デイとなったわけです。

 でも、むしろこんな行動は自分を追い込むだけで、実際上はあまりメリットは無い気がしますね、自分で言うのもなんですけど(汗)。ちょっと練習したくらいですぐにうまくなるもんでもないし(涙)。実際、地区戦当日の朝には多くの方々に「これで成績出なかったらどうすんだよ(笑)」って笑われましたから、実は自分にプレッシャーかけてただけだったのかもしれません(汗)。

 確かに、ここまでやって、自分を追い込んで、あほだなぁ、なんて思いながら日曜日を迎えた訳ですが、これだけやったんだからダメでも気持ちはすっきりするんじゃないか、というのが今回の狙いでもあったわけです。同じ結果が出ないにしても、一生懸命練習して出来る限りの努力はしたのであれば堂々と悔しがればいいし、納得もいくでしょうからね。

 ま、こういうやり方を否定する人も居るでしょうし、何しろ懐には無茶苦茶きついので(涙)、人には勧めませんが、親方に追いつくためには倍練習しても足りませんからね。特に今回はオフに全く走れませんでしたから、頑張り時にはやるだけやらないと。だって、あと47戦しか残ってないんですから(笑)。

2005/5/26(木)  第3戦でのお立ち台にほっとし、のんびりと胎内ラウンドの準備を進めるつもりでしたが、なぜか精神的に参ってしまう程の日々が続き、アップアップ状態です(涙)
 やらなくちゃいけないことが山ほどあるのですが、ついつい現実逃避をしたくなってしまいます。
 そんな部屋の片隅に見つけたのがコレ。
 ジムカーナ界の友人が作ってくれたアイテムで、今はかんとくの携帯に付いてます。かんとくも大のお気に入りで、これまでつけていたたくさんのストラップを全て外してしまったほど。友人の間でも好評のようですよ。
 っていうか、2個くれたってことは、1個は僕のじゃないんでしょうか・・・>かんとく
 ま、いっか。ありがとうございました>○○○さん


 そして、頂き物と言えばコレ。
 1週間程前に、こちらもジムカーナ界の友人から頂いたもの・・・。
 来てくれたお礼にって、あなた。これを袋にも入れずに持ってオフィスビル街を歩いた僕の気持ちにもなってください。さすがに塩と砂糖を持っていることがばれるのは恥ずかしくて裏返して持ってましたが、白い粉の袋をコソコソと抱えている方がよっぽど怪しかったかもしれませんね。
 おいしかったです、また遊びに行きます>○○様

 そして今週末は胎内です。
 正直言ってうまく走れる気がしませんが、コースは面白いし、いつもすばらしいイベントで盛り上がるし、食べ物はおいしいし、無茶苦茶遠いけど毎年楽しみにしているイベントです。せめて帰路が辛くならないように、やれるだけのことをやって、楽しんでこようと思います。
2005/5/31(火)  胎内ラウンドに行って参りました。
 結果は、優勝の掛ちゃんから遅れること1秒差の6位でした。

 第一ヒートのN4クラスは荒れに荒れ、12台中、パイロンタッチなし&ミスコースなしでゴールしたのは僅か5人。私もその荒れた(?)一人で、中間はオーバーオールタイムで刻んだものの、上段にかけ上がってからのパイロンのクリアを1つ間違えてミスコースしかかり、フルブレーキングでも避け切れずそのままパイロンをつついてしまい、ほとんど一旦停止状態(涙)。ダサダサターンも2箇所ほど披露しましたが、グロスのタイムは1'14"7と、ミスコースしかかった区間の遅れ1.8〜2.0秒を差し引くと好タイムで走っていたことが判明。
 ターンも確実に詰められると思っていたので随分と気持ちに余裕が出てきました。

 そして第二ヒート、焦りからか中間を0.4秒ほど落としますが、全体としてはまずまずの通過。ターンもまずまずまとめて上段にかけあがった直後、先ほどのミスコースが頭をよぎり、完全に守りの走りに変わってしまいました。ヌルイ進入から車速が合わず、アクセルを踏み足してアンダーを出したり、リズムの悪さを感じながらもどうすることも出来ずに最終セクションへ。ちょっと抑えて入ったところで車がさらにインに向かってしまい、修正しながら止まったような挙動まで見せて、ゴール前のターンは「このままじゃ狙ったらコントロールできない」という不安が頭を駆け巡りパイロンを必要以上に離してゴール。結果、後半がいかにぬるかったかというタイムでゴールでした。
 とにかく、消極的になってしまったことが最大の反省点ですね。

 もともと胎内はうまく走れる気がしない会場の一つで、行く前からあまり期待はしておらず、土曜日の練習でもかなりひどい走りを連発して、本番はどうなることかと思ったのですが、それでもトップに絡む走り方が少し見えたのは、自分にとって収穫でした。ほんの僅かですがヒントが掴めた気がします。


 走ったことがある人は分かると思いますが、この胎内って路面は難しくてですね、僕みたいに勢いだけでいっちゃうタイプは全く通用しないんです(涙)
 アグレッシブな走りを持ち味とするダメーズ会長も今回初挑戦の胎内でその持ち味を生かせずに終わり、難しさを痛感したようです。
 その反面、この路面は得るものも大きいです。普段自分がどんな運転をしているかが良く分かります。アクセルを一生懸命踏んでるのに、なぜかタイムが出ないとハマッているドライバーには是非走って欲しいですね。1日胎内を走ればすぐに弱点が見えてきますから。
 と、分かったような口を利いてますが、上記の通り僕も胎内で結果を出せない一人(涙)。
 ただ、こういう路面を知っているのと知らないのでは技術レベルに随分と差が出ちゃうと思うし、コースの考え方とか目線の置き方なんてのも、こういうコースを走るととても勉強になると思います。確かになかなか走るチャンスは無いんだけど、関東レベルで走る気になったら、近場は休んででもこういう会場を走ることをお勧めしますね。きっとスキルアップのきっかけが掴めると思います。
 というか、ここを避けていたら、その先はなかなか見えないんじゃないかな、とも言えるほどです。

 N4ではダー選手が初胎内だったそうですが、何度も何度も慣熟歩行している姿を見て刺激を受け、僕も時間いっぱいまで歩きました。恐らくいろいろ悩んで戸惑っていたことでしょうが、見事連続ポイントをゲットしてました。でも、それ以上に得るものが大きかった1日になったのではないでしょうか?こういう経験は自分が思っている以上にドライバーを成長させていると思いますよ。ひたむきに頑張る姿勢は素敵です。応援していますよ。


 なかなか胎内に行く機会は無いと思いますが、コースレイアウト、競技運営、アナウンス、雰囲気、食べ物、お酒(笑)、などどれをとってもすばらしく、必ずや満足して帰って来れる会場でもあります。
 太平洋沿岸に住む僕らにとっては超遠征の胎内なんですが、近場のイベントとは違う不思議な一体感みたいなのがあるんですよね、クラス内だけじゃなくて参加者全体にも。半端じゃなく大変なはずなのに、皆笑顔で帰っていく。そんな雰囲気がたまりません。

 なんだか分からないけど、いつも帰路はまた来年も来ようって固く決心しながら帰ってくるんです。実は胎内で事実上のビリをとったこともあります。それでも来年は来ようと思うんだから不思議です。その要素はいろいろあって、数え上げたらきりがありませんが、あの雰囲気は是非皆さんも味わって欲しいです。
 とにかく行けば分かります。魔境胎内の魅力が。興味を持ったあなた、一度無理してでも足を運んでみてはいかがでしょうか?
 ここを知らずして、地区戦は語れませんから、マジで。
2005/6/25(土)  今年は、誰かが僕を走らせないように仕向けているのではないか、と錯覚するほどたくさんの事が続き、今回こそはほんとに会場に行けないかと思いましたが、いろんなことに無理やり都合を付け、我ながら何やってるんだろと自分自身の行動に疑問を持ちながらもなんとか地区戦第5戦に参戦して参りました。
 ま、その半分以上は自分が好きでやってることなんですけどね(笑)

 という訳で、早くも今シーズン折り返しとなる第5戦は今季最上位タイの3位お立ち台でした。
 とは言うものの、親方が前厄のため(?)今回は欠場ということもあり、実質は4位相当と考えるべきでしょうね。
 第一ヒートは前半セクションこそ好タイムで通過したものの、最終テクニカルでダサダサターンを披露し、それでも掛ちゃんに続く2番手タイムで折り返し。テクニカルをうまくなくていいから普通にこなせば勝負になると考えてのぞんだ第二ヒート。大半の選手がタイムを落とす中、中間をベストラップで通過。走行中にあくちゅアナの絶叫が耳に飛び込み、そこそこで通過していることを知りながら最終セクションに入った途端、第一ヒート以上のミスをしでかし、その瞬間たくさんの人のアドバイスが頭を駆け巡り、ターン失敗&バックギア&エンスト(恥)という、穴があったら入りたいとはまさにこのこと、という走りを披露してゴール。結局、Qちゃんにかわされ、3位で競技を終了したのでした。

 反省点はたくさんありますが、最大の問題は、ターンがろくに出来ないこと。考えてみると、車を乗り換えて、ほとんどターンしたこと無いんですよね・・・。別に今回のコース設定が特別難しいかと言えばそうでもなくて、割とオーソドックスな設定になっていました。エボ6時代であれば、一切悩むことも無いような設定でしたが、今回は最終セクションが全くイメージできない。車がどう動くのか、どういう風な動きを狙ったら良いのかが全く頭に浮かばない。いろんなことを考えながら走らないといけないのが今の自分の状況だったりします。
 考えて走っているようじゃ勝負になるはずがありません。体が勝手に動くくらいにならないと、どうしようもありませんね。
 幸い、昔から気にしている僕自身の状態を判断するバロメーターは多少良くなっていると判断しているので、全体的な動かし方は多少向上していると考えていますが、スタートからゴールまで、意識せずに走れるようじゃないとね。
 引き続き時間が無くて困っちゃってますので、次の浅間台はなんとかごまかすしかありませんが、シーズン終盤にはもう少しまともな、自分でも満足のいく走りがしたいです(願)。

写真は、撮影班長。さんにご提供いただきました。
ありがとうございました。

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last modified : 25/Jun/05
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